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異世界闇教団 闇の神様から絶大な力を貰ったので異世界で闇の新興宗教団体を作ります  作者: 灼熱ひまわり
12章 いい加減ハイミル教と決着をつけよう
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12-4

ヒロトがダイスを投げたのとほぼ同時刻。

王国軍と神聖騎士団が出撃した。

神聖騎士団の部隊の中には聖女がのる馬車、そして大司祭がのる馬車もあった。


聖女マルガリータと聖女イリスがしずかに馬車に揺られている。

同じ馬車には聖女アプリコットの代わりに新しく聖女になった、聖女ラベンダーも居た。


聖女ラベンダーは格闘家タイプである。

先輩聖女2人の前では大人しい。

聖女マルガリータと聖女イリスはどこか深刻そうな顔をしていた。

空気が重い……聖女ラベンダーとしてはこの場を盛り上げていいのかどうかわからないのでとりあえず大人しくしておいた。


王国軍は王都を守る2000の兵士を残して大多数が出撃している、2000の兵士でも結構な戦力である。

このすきに民衆が反乱軍として決起しようが近くにある小国が攻めてこようが本隊が戻ってくるまでの時間稼ぎくらいはできるだろう。


神聖騎士団は見習いまで含めた800人が出撃している、見習いは前線に出る担当ではなく後方で物資を運んだり装備品を整備したり怪我人を治療したりといった担当である。

傭兵団は自分で荷物を背負って進むが神聖騎士団や王国軍は前線部隊と後方支援部隊に分かれている。


その様子を遠くから見ているウサギが居た。

見つかる前にウサギはとっとと逃げる。


言うまでもなくこのウサギは視覚を天使アイリーンと共有しており天使アイリーンの指示を聞いて動く賢いウサギである。


進軍していくと亜人の村が見える。


そこはオーク達が住んでいる村だった、これまで人間たちとあんまり関係を持たないでやってきた。

ネフロレピスから傘下に入らないかと誘われているがきっぱりと断っている。


「亜人の村に火矢を放て!」


王国軍が一斉に火矢を放つ。

木造で藁の屋根でできた家屋が多い村はよく燃える。

燃える村をぐるりと王国軍が囲み、村から出てくるオークを弓矢や槍で殺していく。


道中にある亜人の村が片っ端から襲われている、そのことが村長たちに伝わるのは時間の問題だった。

村長の対応は大きく2つに別れた、自分たちで王国軍と徹底抗戦するかこの辺りでは最大勢力であるネフロレピスの元にいくかである。


既に兵士をネフロレピスに送って、見返りに治安を守る兵士を送って貰っていた村の行動は早かった。

しゃべるウサギがネフロレピスから送られてきた兵士へ帰還命令を出していたからだった。

村の守りをネフロレピスから送られてきた兵士が居ること前提で考えていた村人たちは我先へとネフロレピスの神殿へと向かっていった。


結果的に亜人達の大移動が始まった。

そうなると外と殆ど交流を持ってなかった亜人の村も何事かと気がつく。

殆どの村が10万人近い王国軍が迫ってきているという話を聞くだけで、他の村と同じようにネフロレピスの神殿に向かって移動を開始していった。


広大な土地に点在する亜人の村は徹底抗戦で潰れるか、もしくはネフロレピスの傘下に下るかの2択を迫られ選別されていった。


王国からネフロレピスの神殿があるところまでは遠い。

海のような川幅の川を渡り、山を超え、谷を超え、荒野を超え、何日もかけて進まなくては到着しない。


全く整備されていない土地を進むというのは難しい、そして王国軍にも神聖騎士団にも人類を守護する決戦存在である聖女が2人も殺されたという話は届いている。

この整備されていない道の先にいったい何が待っているのか、みんな暗かった。


そもそも王国はこの戦いに乗り気ではなかった、外交部がハイミル教と神聖騎士団からの圧力に負けて王様から討伐命令が下っただけである。

王国軍は本当は戦いたくないけど付き合いでしょうがなく一緒に戦ってやるという、そういう空気だった。


神聖騎士団も暗かった、こっちは聖女アプリコットと聖女候補デイジーの2人が負けているという事実が足取りを重くしていた。


聖女マルガリータと聖女イリスもなんか暗い。

これから戦おうという感じでは無かった。

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