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sweet4



「開けるよー?」




ヤバイヤバイヤバイー!?




「はなれっろぉっ!」




「んー?

なんで慌ててんの…?

………………ヤダ………」




ガララっー




ガタンッ!




「っつぅ…!

っなにしてんだよ!

奏から離れろっ!」




バキッ!




「痛って…

オイオイ先生殴っちゃだめっしょ?」




バキッ!




「お前も生徒殴ってんじゃねーよっ!」




バキッ!

バキッ!




準備室に響く殴り合いの音



いやだいやだいやだ

やめてよっもぉやめてっ!




康平の拳が先生の鼻に

あたる瞬間だった




「こぉへいっー!

やめてっ!」




私は叫びながら

走り出した……





あぁ真っ暗だ

なんで私あの時康平じゃなくて

先生を庇ったんだろ…?

アイツなんかだいきらいなのに…




「………………なっ………

かなっ…………奏っ!」




「ふぁっ?

ここ…どこ?」



私の頭のうえは真っ白だ



「覚えてないの?

奏は俺がアイツを殴ろうと

したところに飛び込んできて

俺の拳があたったんだよ?」



じゃあここは保健室かぁ…




「奏…

ほんとにごめん…

大丈夫じゃないよね?

痛くない?」




康平が泣きそうな顔で

私に謝っている




「だーいじょぶだよ!

それに康平のせいじゃないしっ!」




私は笑顔で顔の前でVサインをした




「でもっ…!

かなは女の子なんだよ?

それに…なんでアイツなんかを

かばったんだよ…?」




そう言って康平は見ている

こっちがツラくなるくらい

切ない顔と声で訴えてきた




「私だって分かんないよ

気づいら体が動いてたの…」




「奏…もしかして

アイツと付き合ってんの?」




「んなわけないじゃんっ!

なに言ってんのよー」




「ねぇ…かな…

こんな時にどうかと思うけど

俺…奏が心配なんだ…

だって…俺…」




「えっ!どうしたの突然?」





まさか…

違うよね?





sweet4END


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