sweet14
…………
ああ、なんで私
さっき、逃げ出したんだ…
別にあいつが北條さんと
どんな関係でも私には
関わりのないことなのに…
…バタバタバタ!
ガラガラーッ!
シャーッ!
「チッ!
…るっさいな
保健室は静かにしろ…よ?
……っ………なにしてんの?」
「奏っ!
ここにいたのか!
探してたんだぞ」
「…はぁ?別にあんたに
探される理由なんてないわ」
「………ねぇ
奏怒ってるよね?」
「なに言ってんの!?
べっ別に私が怒る理由なんて
なにもないわよっ!」
「…ふーん…そうかぁ…」
「なっなによ!」
「あのさー
俺と斗羽だけど
……………
ただのいとこだから!」
「………………えっ?
…………いとこ?」
「ああ
斗羽の母さんと
俺の母さんが姉妹なんだ
……………奏?」
いとこ…
いとこだったんだ…
確かに雰囲気とか
似てるとこあるかも…
…………よかった…
……………よかった!?
なにがっ!?
「…よかったなんて
私…どうかしてるな…」
「かーなーでー?」
「ちっ近いのよっ!
離れなさいっ!」
気づくと目の前で
先生が私の事を覗き込んでいた
「あはは!
顔真っ赤だな!
…俺と斗羽がいとこで安心した?」
「…………っつ!」
自分でもとっさに反論
できないくらいに図星だった
「図星かー!
奏がヤキモチ
焼いてくれるなんて!
やべーすっげぇ嬉しい」
「はぁぁぁ?
じっ自意識過剰よっ!」
「へぇー…」
ドンッ!
先生が突然私をベッドの
壁に押し付けた
「…っ!?」
「ねぇ…
俺は奏のそうゆう
気の強いとかは好きだ
でも…少しぐらい
素直になれよ…」
先生の指がゆっくりと
私の耳を撫でる
「ひぁッ!
…離せバカっ…!」
「ヤダ」
先生の指が耳から
頬に…そのまま唇を
親指でゆっくりと
撫でられる
私は心臓がはちきれるんじゃ
ないかと思うほど
胸の鼓動が止まらなかった…
…sweet14END
1年振りの続き投稿です
毎日見にきてくださった方
お待たせしました(´・ω・`)
また私なりのペースで
投稿したいと思います
これからもお願いします^-^