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その僕の、メリットというのは、そのプラモデルは人型をしており、キッドの全てを組み上げると、武器と呼ばれるもの、防具と呼ばれるもの、そして、組み上げた本体をポージングさせたりして、その態勢に留めておく台、たるもの、これら全部を組み上げないといけないのだが、僕は、もう本体、人型の部分のみに神経を集中させて作っているといっても過言ではなく、
キッドのうち、本来、全てを完全に組み上げたい人が、100%でそれをするなら、僕は、本体に、ほぼ100%なので、
このプラモを作っている間中、
(僕は、全てのキッドにおいて本体を、まずもってメインに作っている・・・だから、ある意味、集中して、まだ作っていない本体の部分が、うまく作ればいい!……他の人と違って!!)
という気持ちであるため、不可解だと誰かに言われたら言われただが、そんな〝余裕〟を僕は独自に生み出していたわけである!
そんなこんなでも、僕は自らが一人で作り上がていく以上、この本体が僕の叶ったような完成品になるかは、やはり僕の、これからの組み上げに掛かっているわけで、現時点の僕より、「先」の僕が重要なわけだ。
だけど、当たり前だが、今の僕がいないと先の僕は存在せず、今の僕も「前」の僕、つまり過去の僕が存在しないと、そこに僕は有り得ないのである。