表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バック一つの商人さん  作者: 相川ソウヤ
流れ星の旅立ち
7/16

あの子との対話

遅れました!申し訳ないです!


今回はちょっと長くなりました…

【ヒト族のなれる職業】

【召喚術師】

レア職。P45l98にある【獣使い(テイマー)】と同じように戦闘時等は従えているものに攻撃をしてもらう職業のひとつ。【獣使い(テイマー)】の従魔と違うところは

・従魔は創ること

・普段は側には居ないこと

・魔導具や魔方陣等の依り代が必要なこと

・従魔の種族が依り代の質に依存すること


しかし大筋は一緒で、体力の数値が低めで魔力の数値が高め。運値も高いことが多い。


職業選択した瞬間に全員共通で手に入るスキルは

従魔創造(モンスターメイキング)

【従魔回復】

【従順】

【声援】


それ以外にステータスの運値が高いと

【伝令】

【視覚共有】

【聴覚共有】

【経験値共有】

狂化(ルナティック)


などが得られる場合がある。


他の職業と同様に、レベルをあげれば職業限定スキルを手に入れることも可能。


召喚術師(サモナー)の特徴とも言える【従魔創造(モンスターメイキング)】はまず、召喚術師(サモナー)自身の魔力を複製(コピー)して従魔の器の核にあたるものを作る。

そしてその周りに自分の中でイメージを固めながら体の部分にあたるものを肉付けしていく。

この時召喚術師(サモナー)としてのレベルや個人としてのレベルに見合わない従魔は作れない。

例えばレベル1で中位以降の魔物などは創造できないのだ。

ちなみに先にも述べた通り主人の魔力を複製(コピー)して核をつくるので主人の魔力特性や攻撃特性に、似ることがある。














パタン


ここまで読んでから本を閉じた。


今私はさっきの部屋の廊下にいる。部屋の中ではギルド員さんが職業を決定する儀式的なものの準備をしているらしい。


ちなみにタイトルは“みんなも学ぼう!─よいこのお仕事教本─やらかし上手なアイル著”でした。どこぞの教育系の絵本かな…。と、いうタイトルと毎回付く母さん自作の二つ名?にげんなりしてしまう。


「自分でやらかし上手って書いちゃダメでしょ…。というか、全然上手じゃなかったし…」


本を鞄にしまいながら、試しに召喚術師を希望した理由をゲーマーな少女に聞いてみる。


『ほら、今現在一つの器に二つの魂が宿っていてその両方が意志を持ってるじゃん?謂わば多重人格に近いと私は思うのよ~


でもよく物語にある片方が出てるときにはもう片方は出てこないってルールがないじゃん。つまり同時に互いが常に思考できる状態ってことなの。


で、それって何かあったときに危険な目に遭うかもしれないじゃん?もし意志の違いが今現在はないけど体の誤作動を生むことになったらとかさ…


例えばスピカは敵を右に避けようとした。私は敵を左に避けようとした。結果体が混乱して動けなくて敵の攻撃を受けた、とか。


スピカはさ、魔力が人よりもかなりあるって常々アイルさん…母さんが言ってたからもしかしたらごり押しで【従魔創造(モンスターメイキング)】で従魔の核を作る時の魔力の複製(コピー)のとき私の意志にあたる部分も移し入れることが出来るんじゃないかなって思って


もしそれが上手くいったら細かく移すものそうでないものとかを変えてってことが出来るかもっ!』


要するに少女はスピカに魔力でごり押しして少女(じぶん)の方の意志を別の器に入れるために召喚術師(サモナー)を選ばせたというわけか。


「成る程…すごいねぇあなた」


『そう?しっかりと意志体である私の話を聞いてくれてるスピカもすごいよ?』


「まぁ、元々種族は違うとはいえ同じ国に住んでいたもんね」


『え?』


「え?だってあなたは人間でしょ?私あなた達には烏って呼ばれていた鳥だよ?」


『うそっ!?人間だと思ってた…頭よかったから…』


「まぁ、神様にあなたの魂を貰ってたからかな…?」


『う~ん。そうなのかなぁ…。あのときはまだしっかりした意志が存在してなかったからか、よく分かんないや…』


そういえば確かに小さい頃は本能のような感じだったり断片的に意志のような、古い記憶のような感じで心に訴えかけてきてたからかな…




「スピカさーん準備ができましたよー!」


ギルド員さんの声がする。


「あ、呼ばれてる。またあとで話そうね!はーい!今行きまーす!!」


『う、うん!(うっ…またねだなんて…可愛い。超尊い)』


ん…?少女ちゃん何か言ったのかな…?聞こえなかった。あとで何を言っていたのか聞こう!


読んで頂きありがとうございます。


次はまた、来週末になると思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ