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旅のお供に果実酒を  作者: 西葵
番外:四季折々のどこかのある日
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それはそれで解決したみたいなもん

番外編です

今後どうするかは決めてませんが現実世界のカレンダーと照らし合わせてSS形式にてお送りします

お気軽にどうぞ



レイラ「ねぇエリス」


エリス「どうしたの?レイラ」


レイラ「あの、実は君にね?どうしても……伝えなきゃいけない事があって……」


エリス「……何かな。ゆっくりでいいよ、ちゃんと聞くから」


レイラ「あぁ……ありがとう、エリス。君はとっても優しいね」


エリス「あはは、そんな事無いよ。それで?」


レイラ「あ、でも1つ約束をして欲しいの」


エリス「何?」


レイラ「どんな言葉を私が今から君に告げても、どうか。私の事を嫌いにならないで欲しいの。エリスに嫌われちゃったら……私……」


エリス「レイラ……」



▲▼▲▼▲▼▲▼



エリス「ねぇレイラ、顔を上げて。大丈夫、安心して。僕は君の勇者になるんだ。いつまでも傍にいてあげる」


レイラ「エリス……。ありがとう。本当に、君に出会えた私は幸せ者だね」


エリス「僕だってそうだよ。うん、それで……その、伝えたい事って言うのは?」


レイラ「うん。君を信じる、だから落ち着いて聞いて」


エリス「分かった」


レイラ「実は……実は私──」



▲▼▲▼▲▼▲▼




レイラ「本当は、男の子なの!」



エリス「…………えっ?」




▲▼▲▼▲▼▲▼



レイラ「はぁー!やっと言えたわ!胸のつかえがやっと取れたよエリス!あぁ、真実を打ち明けるってこんなに素敵な事なのね!」


エリス「え、あ、ちょっと。ちょっと待ってよレイラ」


レイラ「さ、スッキリ出来た事だし昼食の準備に取り掛かりましょう!少し待っててね、とびきりのものを準備するわ!」


エリス「いやちょっと待ってよレイラ!聞いて!僕の話を聞いて!モヤモヤしてるんだ!君の胸でつかえてた物が多分丸ごと僕の胸に移ったんだと思うんだ!」


レイラ「あはは!心配しなくても大丈夫よ?今日は君の好きなハンバーグにするから!」


エリス「違う違うそうじゃなくて!あ、いやハンバーグは好きなんだけどそうじゃなくてさ!……え?……え?」


レイラ「エビフライの方が良かった?でもそれだと少し時間がかかっちゃうわよ?」


エリス「いやいや、ハンバーグで全然大丈夫なんだけど……。いやだからその……男の子?その……レイラが?」


レイラ「そうだよ!さて、先ずは玉ねぎを切らなきゃね」


エリス「ごめんレイラ、ちょっと昼食の準備は後にしてもらってもいいかな。それどころじゃないんだ。ほんと、それどころじゃないんだよ」


レイラ「どうして?」


エリス「君が男の子だからだよ!」



▲▼▲▼▲▼▲▼



レイラ「……エリスは男の人が料理するの許せないタイプなの?所謂亭主関白とか、そういう……」


エリス「違うんだよレイラ。僕はそういう事を言いたいんじゃないんだ」


レイラ「お料理出来る男性って素敵だと思わない?」


エリス「うん、とってもそう思うよ。でも違う、違うんだ、レイラ」


レイラ「どういう事?」


エリス「あれ、なんだろう。なんで今レイラがそんな不思議そうな顔してるのかちょっと僕分かんないというか……あの、だからレイラが……男の子?男の子ってあれだよね、女の子じゃない人の事だよね?」


レイラ「どうしたのエリス……少し顔色が……」


エリス「うん、大丈夫。僕はきっと大丈夫だと思うから気にしないで。ねぇレイラ、男の子っていうのはつまり……男性って事でだよね?女性じゃない、あの……」


レイラ「あ!じゃあお昼が出来るまで横になるといいわ!出来たら呼びに行くから!」


エリス「あれ、ねぇレイラ。どうして頑なに僕の胸のつかえを取り去る事を避けようとするの?ねぇ、聞いてよレイラ」



▲▼▲▼▲▼▲▼



エリス「……分かった!レイラ、嘘を吐いてるんでしょ!」


レイラ「酷いわエリス!大体私が君を騙すなんてそんな事してなんの得が有るって言うの!」


エリス「分からないから聞いてるんだよ!嘘じゃ無いとしたら一体何の話をしてるの!」


レイラ「だから言ってるでしょ?私は、男の子なの」


エリス「待って……待って、待ってね。今少し考えてるから」


レイラ「早くしないとお昼ご飯遅くなっちゃうよ?」


エリス「……えぇとつまり……」


レイラ「なぁに?」


エリス「レイラが男の子だって事は、だから──」



▲▼▲▼▲▼▲▼




エリス「いや、じゃああれかな。僕は女の子って事になるのかな」



レイラ「…………えっ?」




▲▼▲▼▲▼▲▼



レイラ「えぇ!?エリスって女の子だったの!?」


エリス「え?あっ、いやだからレイラが男の子って事なら、その──」


レイラ「今はそんな事どうだっていいわ!」


エリス「レイラ!今日の君はあまりにも理不尽だよ!」


レイラ「ねぇ答えて!エリスは本当は女の子なの!?」


エリス「ちょ、ちょっと待って落ち着いてってば!だから君が男の子なんだとしたらそうすると僕は──」


レイラ「エリス!私の目をきちんと見て!私の事なんて今はいいの!君は一体何者なの!」


エリス「もう僕にもよく分からないよ!」



▲▼▲▼▲▼▲▼



スミス「おい、何をさっきからギャーギャー騒いでやがる。レイラ、飯はまだか」


エリス「親方丁度いい所に!貴方の娘さん今日変ですよ!いや、息子さん!?」


レイラ「ねぇパパ知ってた!?エリスって女の子だったんだよ!?どうして教えてくれなかったの!ねぇパパ!」


スミス「…………アァ?………………あぁ、成程そんな時期か」


エ&レ「どんな時期!?!?」



▲▼▲▼▲▼▲▼



スミス「実はな、俺も女なんだよ」



エ&レ「「………………えっ?」」






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