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サヨナラ

作者: 颯樹

恋愛の話が続いてたせいか、衝動的に書き殴ったものです。個人的には、とても耳が痛い内容となっております…。

サヨナラ。

サヨナラ。

サヨナラ。


何度も心の中で繰り返す。

貴方から貰ったプレゼントに。

貴方と並んで撮った写真達に。

貴方との思い出が詰まった物に。


貴方と過ごした日々に。



『君を嫌いになったワケじゃないんだ』


嘘つき。

貴方の隣には新しい彼女がいるくせに。



『君は強いから僕がいなくても平気だろう?』


嘘つき。

人に弱いところを見せられない、不器用な私を好きになったと自分から告白してきたくせに。



『ちょっと時間をおいて、冷静になりたいんだ』


嘘つき。

ここから遠い場所へ転勤が決まったくせに。

中々帰ってこれない場所へ行くくせに。



優しさを履き違えている貴方が嫌い。

悪意を隠さず、私を傷つける言葉を投げてくる新しい彼女も嫌い。

ニヤニヤしている周りの人も嫌い。




でも。

言いたいことを何一つ言えない自分が一番嫌いだ。

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