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消滅都市

知っていたこと

知らないこと

chap.4


AM10:00

その後、僕らは商店街に向かうことにした。

マイケルやその他の人の無事を確認するためである。まあ、そんなことは口実で商店街にいくのはいつものことだ。

「で、お前どこまで知ってんだ、その話」

いや、DVDで見たとこしか知らない。

ネットの話は信用できないし、第一ネットは苦手だ。

「俺の方も事件の断片ぐらいしかわかんねーぜ」

それは珍しい。

囚は一匹狼、二匹の野犬と呼ばれている(もう一匹は僕だ)ほど知り合いが少ない。

だが、囚には『ロイド』と呼ばれる情報屋兼ハッカーがいる(なぜだ)。

二人がどうやって知り合ったかは知らないが、というか知る気が毛頭ないが、それなりに信頼できる人らしい。

「いやー、あいつも全然知らないらしいな。あいつほどの腕で分からないってのなら本当に国家レベルかもな」

国家レベル程度なら簡単に情報はとれるだろ。今の腐った国家ならな。

「まあ、うちの学校よりは楽かもな。けどその国家も変わっちまったしな」

???

「おいおい、ネット見りゃそんぐらい分かるだろ」

囚はあきれたように言った。馬鹿にしているようではなく本当にあきれられているらしい。

しかたないだろ、ネットは苦手なんだから

「どこから話そうか、だいぶ長くなるぞ」

囚は得意気な顔をした。

簡潔にいうとだなー

囚はそう切り出した。

囚の話だと面倒なのでざっくりとまとめると、今の政府を気に入らない新たな政党が、国会議事堂にテロを起こし、強制リコールしたというものだった。

うん、まるで意味がわからん。

「それが表向きの理由な、裏の理由は総理が新兵器『帰郷』を発動したのが原因らしいぜ」

興味がないな。

「まあ、世間で騒がれているのはそんなところだ。けどな、真実はもう一つある」

囚はにやけたまま言った。

「以前、T国が消滅した事件あったろ、それと同じ状況に国会議事堂もなっていたらしい」

T国とは日本親国とは少し離れた親日派の国だ。第三次科学大戦にできた発展途上国でもある。そのためか日系人が非常に多い。

一週間ほど前、T国と連絡がつかなくなるという自体に陥り三日後には地図の上から消えた。むしろ消えざるを得なかった。なぜなら本当に地球上から消滅してしまったのだから。T国については後で語ろう。

「それでまあ、国会議事堂も同じように影も形も残さず消滅しやがった」

ということはやはりその新政党の仕業なのだろうか

ところでその新政党の名前はなんなんだ

「ほら、あそこの電光掲示板。あそこに映ってるだろ」

掲示板には『正法党』と大きく書かれた、そして無表情の老人の写真がまるでこちらをにらむようにしてのっていた。

この老人どこかで見たような・・・・・・


話が進みません

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