少年の朝
正義は一つ
chap.2
8/2
AM8:00
僕は僕の夢から目覚めた。
深呼吸
空気はあまりおいしくなかった。
なんであんな夢を見たのだろう。
たかがガチャガチャを回すのに全財産をかけた『あいつ』なんかを
先に言っておくが僕は『あいつ』のことを友達だと思ってはいない。
結局はずれで本体を強引にこじ開けたやつだ。その後店員にめちゃくちゃ怒られたのはあいつのせいだ。(1台しか置いてないレアものだった)
いったいなんで今さらあいつのことを思い出したのだろう。よく分からない。
ベッドから起き上がるとき全身に痛みが走った。二日酔いは治ったが商店街を走り回ったせいで筋肉痛だ。
時計を見た。午前8時、まだ昼まで時間がある。二度寝しようかな。
いくら夏休みでも生活態度を乱すのはいけない。
しょうがなく起きることにした。
母さんはいないだろうな。そう思って一階に降りてみると予想通り誰もいなかった。
代わりに手紙が一枚置いてあった。
「正ちゃんへ、しばらく旅行行てるさかい。帰るまで好きにしててえーよ 母より」
自由すぎる。しょうがない外へ出るか。朝食を食べ終わると僕は身支度を整え外へ出た。
そういえば自転車修理に出してたよな。商店街までは歩いていくか。
そう思って扉を開けると、そこには
「どーうーせーいー」
いきなり何者からかボディタックルをくらった。
運動神経の鈍い僕はそれをよけることができなかった。
だが、状況はすぐ理解できた。
ぶつかってきた人物とは・・・・・・
ぼちぼちのせてきます