普通の日常のはずだった…
龍炎流巳のちょっとしたプロフィール
龍炎流巳
年齢16
生年月日2月14日
高校一年
家族構成
父親はどっかの孤島で何か作業中(法律に触れている何か)
母親は父親を追っかけて家にはいません。幼稚園くらいの妹を引き連れて。
三個上の兄は家を出て仕事中(ブラコンの為流巳には毛嫌いされている。)
五個上の姉も兄と同じ(女王様的な感じ、流巳を扱き使ってる。しかしそれなりに慕っている。)
住宅街にある屋敷に居候の弥美と二人暮し中。
以上
ルミ(女性的な名前なので)化した次の日、元の流巳、つまり男の僕に戻っていた。一応ドクターに戻ったと連絡し、僕は日課の朝食と弁当作りに専念した。料理をし終え、弥美を起こしに行く。
コンコン
「グスゥクスゥ。」
よし、寝てる事確認。
ドアを開け、布団に包まってる弥美の所までゆする。
「弥美ぃ、起きろぉ。」
「フミュゥ、ん?あ、おはよう。」
「おはよう。朝食出来たから早く来い。」
「はぁい。…!?も、戻ってる?!」
「そうだが、何か不満でもあるか?」
「もう少し遊びたかったのに。」
「僕的には二度と遊ばれたくない。」
女の子はあそこまで恐怖に関して敏感だとは知らなかったぁ。そして断言しておこう、僕はルミ化すると涙腺が開きやすい事を。
「プクゥ。」
「不満を持つな。そして服をきちんとしろ寝癖を直せ。」
「分ったから出て行ってよ。」
「はいはい。」
そう返答し部屋を出た。
さて、その後も何一つ可笑しな感覚もなく学校に到着。なにやら視線を感じたが…
「よぉっす。……ん?何だその「えぇぇ。」的な表情は?しかもクラス全員で。」
その問いに対して全員して武井を見た
「いや、あれだ。そのう、なんだ?」
言い淀みながら携帯をコソコソと操作し始めた。
「…武井。まさかお前…」
「いやぁ、あれだ。お前で無いとすれば良いもn…」
ポケット内の鉛筆一本を取り出し…
「牙突零式。」
武井の取り出している携帯に鉛筆を突き刺した。
「……」
突き刺した携帯には何時取ったのだろうか大量の僕の写真が表示されていた。
「よぉし、他にそのデータを持ってる奴は今すぐこの場で消せ。出なければ無条件で男子から壊していく。」
言葉が終わる前から大量の生徒がデータを消しに取り掛かった。女子も含めて。
「少し待て。」
携帯を弄ってる全員の動きが止まった。息ピッタシだな。
「まぁ、取り敢えず男子は分る。何故女子まで弄ってるんだ?」
僕の問いに近くにいた女子が答える。
「だって武井、全員にそのデータ送ってるんだから。」
…ん?今凄い情報が耳に入ったんだが。
「昨日の六時位かな?こういうメールと一緒に届いたよ。」
その女子がそのメールを見せてくれた。
『件名:大スクープ
文章:この写真の人物誰だと思うか?…』
間に僕の写真が添付され…
『…何とあのリュウだぞ。変な薬飲んでこんなになってるんだぜ。凄いよな?!苛めたいよな?ヤッてみ』
取り敢えずそこまで読んで携帯をその女子に返し。
「武井。」
僕がそのメールを読んでいる間に教室から出て行こうとしている武井を呼び止める。
「いっぺん、死んでみる?」
フリーダム君のがやっている普通男子生徒のMK5的な表情を見せ首を傾げる。
「え、遠慮しときます、サー。」
「じゃあ、地獄見てみよっか?」
武井の近くによって行き、胸倉をつかむ。
「お、お許し下さい!!!」
「ん~、じゃあさ、このクラス以外に誰に送ったか言ってみてくれるか?」
「…ぜ、ぜんこうフゴフッ!?」
右足で武井を蹴り飛ばす。そして僕は直ぐに放送室に向かった。
『おはようございます生徒諸君。一年四組武井良助君より発進されたメールについていた写真を今すぐに消してください。消さなければ今放送中の男子生徒が修羅化して壊しに行きますのでご注意を。もし、学校外の人に送っていた場合は無条件でグラウンドに頭だけ出して生き埋めにしますのでご注意下さい。以上、絶対零度の笑みを見せている流巳でした。』
さて、取り敢えず僕が見つけた限りでは生き埋め君は五十人を越えました。まぁ、女子生徒は見逃しておきました。警察沙汰にされても困るので。女子生徒の場合は十人くらいでした。
「な、なあ?リュウ?タケは良いとして何故に俺まで?」
武井よりはあまり親しくないが友達の芳賀がそう尋ねてきた。
「まぁ、あれだ。連帯責任て所だな。」
武井が何故全校生徒に送る事が出来たのか疑問に思い、尋ねた所、芳賀を含む一二三年生五名が一致団結していたらしいのです。
「それよりお前はまだ良い方だろ?武井を見てみろ。」
とりあえず近くの用水路で捕まえてきた蛭にエロ野郎をご提供した相当腹が減っていたようで顔中にくっ付いていた。
「いやぁ、まぁ、そうなんだがな…あれだよ。もしもの事だけどさ次の日起きたらまた女の子に為るじゃないかって話だよ。」
「ん~、まぁ、その時はまた休めば良い話でそれが続くようだったら何か説明すりゃ良いだけの話。とりあえず、一日だけの事なのに全校生徒にその写真を送信するあの精神が気に喰わねえんだよ。」
そしてその写真は涙腺が開いていて瞳が潤んでいた自分で見ていても可愛いと思える写真であった。
「…んまぁ、そこまで考えていたのか。取り敢えず、すまない。そしてご愁傷様。」
「ぁあ、本当。継続的でないことを祈るよ。」
夕暮れに染まるこの世は僕の普通的な人生の終わりを告げるようにも僕は感じ取れた。
フリーダム君がやっている普通男子生徒のMK5とは…
知りたくば神娘ちゃんの憂鬱の漫画を見てください。