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【プロットタイプ】美の収束

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

演者さんの顔の見分けつかね〜。

とか思いながら、SNSやります。

美しい物が好き。あればあるだけ良いと思っているし、幸せになるとも、豊かになるとも思っている。其れが物であれ、人間であれ、大した違いは無い。

ただ物自体を限定されると、皆同じ方向性に向かうという実感は何処かしらにある。


私という人間は気が多い。取り分け整った顔立ちの人は幾らでも見て居られる。だから本日もテレビやスマホから、見目麗しい顏を目に焼き付ける。

美しい物が好きである。綺麗な物が好きである。けれどもまぁ、余りにも美しい顏を横並びに羅列されてしまうと、見分けが一切つかないのだ。其れがなんだか『美しいもの』に対する冒涜的な判断に思えて、目を逸らした。

目を逸らした先には瑠衣がいた。実家から持ち寄ったであろう白亜の女性胸像を胸に抱えていた。女性の頭からはすっぽりと石のベールが掛けられており、表情を窺い知る事は難しい。けれども他の石像と同じく美しい顏をしているのは、明らかだった。

「私、美人の見分けが付かなくて」

瑠衣は何も返答しなかった。ただ興味を惹かれた様に、その胸像から目を離す。

「全部、同じ顔に見える」

綺麗な顏が好きな癖に、其れが横並びになると見分けが付かないというのは、なんでも、どうでも良いという判断になるのでは無いだろうか。個として認識しない分、ただ集合体の一部として、判断しているに他ならないのでは無かろうか。そして其れは相手への冒涜に繋がるのでは無かろうか。

「……お前、美術室に並んでいた石像、区別着くか?」

思い返すのは、高校時代の美術室だった。棚の上に並べられた白亜の石膏を思い出す。けれどもどれも同じ顔をしていた様に思える。だから区別が付かない。髪型の差異はあれど、造形の違いは説明出来ない。

「区別出来ない」

「俺の中で、人間の脳内で『整った顔立ち』というのは、ある程度限定されると思っている。眉、目、端、口、其れらの形、そして配置場。何処かしら狂うと『美しい』という定義から外れると考えている。

だから、見分けが付かないのはある程度の必然だと思っている」

そう言うと、美姫の石膏像を胸に抱え、ただ慈しむ様に顔を近付けた。

「計算され尽くした回答は、一つに収束する」

ご存知の通り、美人が好きなんですよ。男女問わず。

だから舞台俳優さん、女優さんの顔がずらりんちょしている画像が流れてくると٩(*❛▽❛)۶・゜:✩ *:゜します。

『お兄さん/お姉さん、めっちゃ綺麗だネー!!』


でも見分けが付きません。もー分からない。綺麗過ぎて分からない。


んでもって言い訳する為に書いた小説。


お前は美術館に並んでいた石膏の違いを分かっているか?

分かる訳ないよぉ〜。

ただでさえ、〇〇堂の銅像、ダビデと勘違いしてたのに。本当は名も無き石像だったのに。


じゃあ皆、綺麗なものは同じ方向性に限定されるんだろうなと思って出来た話。


苺ちゃん、何時入荷されるんだろ。

もう無いのかな……。

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