Mission11:英雄、出撃1
遅れてすみません。
短めですがどうぞ。
あ、今年最後の投稿となります。
「リアム先輩、この前のスタンピードでモンタージュを討伐したんだって?流石はセントラルの英雄!こいつを先輩に任せて正解でしたよ」
「ふん、当然だろ。データは取れてるか?」
「ええ、そりゃあもう!モンタージュタイプとも互角以上に渡り合えるって分かったのはデカいですね」
「それはこの俺が装備していたからだ。誰でも同じ結果が出るわけじゃねぇよ。…音量、殺傷力は申し分ないが、どうも燃費が悪すぎるな。マナタンクもデカすぎだ」
「先輩の要求する火力を出すためにはあれくらいのサイズは必要ですって。燃費も然りですよ。でもまぁ、フフフ…これはまだまだ改良の余地ありですね」
第06駐屯所のガレージにて、06部隊隊長のリアムは自身専用にカスタムされた大型装備のメンテナンスを02部隊隊長のノア・ブラッドフォードに任せていた。ノアがリアムの要望を元にかつての原型を留めない程にカスタムしたこの装備は第06駐屯所に常駐する整備班では扱うことは出来ないし、ノアにとってもインベーダーとの戦闘データを回収出来るのでWin-Winなのだ。
「そう言えば聞きましたよ。今度の鉱山奪還作戦、第06部隊が行くんですよね?」
「あぁ、ウチの管轄と一番近いしな。…鉱山を取り戻したら、上の奴らはそこのマナメタルを防壁の囲い拡げんのに回すと思うか?」
「僕に分かるわけないでしょう?先輩と同じでただの一部隊の隊長でしかないんですから。でも外側の住民からのそういった声が高まっているのも事実。僕達が全力を尽くしたって一人も漏れなく守り切るのは難しいですから、上層部もその辺考えてるでしょう」
「出来るのはただ信じる事だけか…これ以上考えたって仕方ねぇ、俺達は侵略者共を絶滅させる為に戦うだけだ!ノア、メンテ頼むぜ。俺は他の仕事片付けねぇとだからよぉ」
「えぇ、任せてください先輩。最高の状態に仕上げときますから。終わったら連絡します」
「おう、頼りにしてるぜ」
軽く手を振りながらガレージから立ち去るリアムをにこやかに見送りながら、ノアはその背中に向かって中指を立てる。
「…侵略者絶滅なんて出来るかよバーカ」




