Mission08:紅い雷鳴2
すごくお久しぶりです。
「翼を持ったモンタージュか…フン、面白ぇ。状況は大体わかった、これよりここの指揮はこの俺が執る!…フィオナ、お前が戻るまでの間だ。構わねぇな?」
“こう言う状況はお前の一番得意とするところか…チッ、すぐ戻る”
「フフ…ハハハ!!聞いたなお前等!このモンタージュはこの俺が相手をする。お前等は雑魚共を死んでも街に入れるな!以上、通信終わり!!」
“はい!?それだけ!?”
突如飛来した翼を持ったキマイラのような姿のモンタージュタイプインベーダーの前に立ちはだかる第06部隊隊長『紅い雷鳴』ことリアム・ジョー・バニングスは身の丈程もある大剣に背部の通常よりも大型のマナタンクから伸びた供給管を通してマナエネルギーを送り込む。エネルギーを充填された剣はその刀身にズラリと並ぶ牙のような小さな刃が唸りを上げる。それはまるで獲物を前に歓喜の咆哮を上げる猛獣のよう。
“リアム隊長、その音に引き寄せられて付近のインベーダーが集結して来ます!”
“何やってんです!?そんなに騒がしくするから…!死ぬ気ですか!!?”
「うるせぇなぁ…これが俺達06のやり方だぜ。お前等がやりやすいように集めてやってんだ、街に近づかねぇようにな」
リアムは地面を高速で滑走しながらモンタージュタイプとの距離を一気に詰めていく。
「シャアアアア!!」
モンタージュタイプは巨大な蛇の頭の尻尾で接近するリアムに襲いかかるが、リアムはそれを真正面から迎え撃ち、大きく開けた口に叩き込まれた剣はリアムの前進に合わせて高速で刀身を滑走する刃がその口から尻尾を上下に両断していく。
「ギャアアアッ!!!」
「…逃さないっ!!」
「ちょっと、アメリアさん!?」
尻尾を二又に裂かれたモンタージュタイプは翼を羽ばたかせて堪らず空中へと逃れようとする。リンと共に街からリアムに標的を変え集まってくるインベーダー達を相手にしていたアメリアは空中へと飛び上がったモンタージュタイプを見て持ち場を離れモンタージュタイプへと向かう。
「楽しくなってきたとこなんだからよぉ、逃げるんじゃねぇよ。グレネード!…あぁ!?」
翼を羽ばたかせて空中に飛び上がったモンタージュタイプに対してリアムが左腕に装備したグレネードランチャーを発射しようと構えた時、アメリアのマナガトリング砲からバラ撒かれたマナエネルギー弾がその翼を貫いていった。モンタージュタイプは耳障りな叫び声を上げながら地上に堕ちた。
「こいつ…よくもォ!!」
モンタージュタイプに対してアメリアは更にマナエネルギー弾を浴びせるべく再び照準を合わせ、引き金を引き雨のようにエネルギー弾を浴びせる。
「おい、何やってるこのバカ!」
「貴方こそいきなり来て何なんですか!?コイツは私がトドメを刺さないと気がすまないんです!」
「…アホかお前は。確か04所属のアメリア・ソーンだったか?お前は経験もあるし、もう少し冷静にものを考えられる奴だと思っていたんだがなぁ。お前の装備は多数の敵を殲滅する事を想定した装備でタイマンには向いてねえ。適材適所って知ってるか?エネルギーだって無限じゃねーんだ、自分から不利な状況に突っ込んでんじゃねえ!」
「でも…!」
「なぁ、お前は今何の為に戦ってんだ?」
「…!それは…」
「お前の気持ちも分かる。だから仲間は俺が責任を持って絶対にアイツの腹から取り戻してきてやるよ。お前は持ち場に戻れ」
「…了解」
「よし、そんじゃさっさと終わらせるか。…と言っても、今のガトリング砲の砲撃を受けてピンピンしてやがるな…尻尾以外は獣の見た目で頑丈さは甲虫タイプ以上かよ。まぁ、この俺には関係ない事だがな!」
リアムは大剣を構え、モンタージュタイプとの距離を一気に詰め、迎え撃とうと槍のように突き出された猛禽類の頭のクチバシを砕きながらモンタージュタイプの巨体を両断。更に細かく斬り刻んでいく。
「ふぅ、エネルギー残量63%。…この燃費の悪さはどうにかなんねーもんかな」
“リアム隊長のモンタージュタイプ討伐を確認しました!”
「こっちの増援も早いとこお願いします!!どんどん集まってくる!」
リアムがインベーダーの群れの核であるモンタージュタイプを討伐した頃、リンの持ち場はアメリアが離れたことでインベーダーが押し寄せて来ていた。
アメリアはリアム隊長に説得されてから持ち場に向かいましたが、彼女の重装備では機動力が無いため、最後の場面でリンのところには戻れていません。
以上、補足でした。




