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50.入場時間まで待機

 私達は東京駅から歩き、ダンジョン前ゲートまでやって来た。

 このゲートをくぐると、ダンジョン内に入れるんだけど、入場時間じゃないからまだ入れない。


 だけど、もう行列ができている。

 流石の人気だね。


 そして、運営の人も既になんにんかいる。


 それにしても、こうして見るとコスプレとかしてる人以外は地味目な服の人が多いけど、ダンジョンに入ると一気にファンタジーな服装になるんだから、ダンジョンって本当に不思議だなぁ。


 まぁ、私の場合は、未だにTシャツ半ズボン装備なんだけどね。


 そんなことを考えて列に並ぶと、私達は鞄から朝ごはんと飲み物を取り出した。


 私と師匠はコンビニのサンドイッチ、ココロちゃんとソラちゃんはコンビニのおにぎりだ。


「ぷはーっ! 朝から酒とは、最高の贅沢だな!」


 師匠はただのコーラを飲み、ニヤリとしながらそう言った。


「じゃあ私も! ……ぷはーっ! うめぇぇぇ!!」


 ココロちゃんも師匠の真似をして、ノンアルコール炭酸飲料、マウンテンジューをごくごく飲んだ。


「ソラちゃんは、なに飲むの?」

「私はこれです!」


 ソラちゃんが取り出したのはなんと、ドクターペッポー!

 好き嫌いが別れるらしい、あの炭酸飲料だ!


 ちなみに私は好きだ。


 そしてこの飲み物、実は2011年に放送された2つのアニメのメインキャラの好物なんだよね。


 この若干マニアック? な飲み物が、同年代の別アニメのメインキャラ2人の好物なのって、凄い偶然だよね!

 おまけに片方は2クールで、放送時期も被ってたよね!


 まぁ、リアルタイムでは見てないんだけどね。


 ということで、私はソラちゃんにネタを振ってみることにした。


「そ、それは! 選ばれし者のなんとか飲料だね!」

「へっ!? って、確かにそうですね!」


 ネタが通じたみたいだ!


「そういえば、ルカとソラは今何歳だ?」


 師匠がコーラ片手に、私達に訊いてきた。

 今更どうしたんだろう?


 前にも言ったような気もするけど。


「13歳!」

「13歳です!」


「そうか」


 まだ誕生日来てないからね。


「まぁ、あの作品は今でも有名だからな。お前らが知っていてもおかしくはないか」


 ああ、そういうことね!

 私は昔のアニメとかも見るから、そういうのにも少し詳しいのだ!


「ちなみに私はカルプスソーダ!」

「そこはスコォルじゃないんですか!?」



「時間になりました! では、最初の列の一番初めの方から入場してください!」


 運営の人が入場時間になったので、案内を始めた。

 

 現在の時刻は8時。

 ちなみに予選開始は、確か10時からだったね。


「ここがダンジョン!?」


 入場して、驚いた。

 なんか、東京にあるビッグなサイトみたいだからだ。


 おそらくかなり改造したんだろう。


 ダンジョンらしさが全然ない!

 というか、流石にここじゃ予選はできないよね。


「あそこの扉の先が予選会場みたいですね!」


 ソラちゃんが指を指した先には、「予選会場」と書かれたドアがあった。

 なるほど、そういうことか!


「あのドアの先に別なダンジョンが、広がっているんだね!」

「おそらくそうだと思います!」


 楽しみだなぁ!

 あっ! そうだ!


「もうダンジョンの中だし、別れて行動しない? 最終調整とかあるだろうし!」


 ソラちゃんと師匠はちゃんとしたテイムモンスターを参加させているから、色々やることもありそうだしね。


 手の内をライバルには見せたくないだろうし、ここは別れた方がいいかもしれない。


「そういう配慮は助かるが……お前ら、絶対にダンジョンの外に出るんじゃないぞ? なにがあるか分からないからな! 特にルカとソラは駄目だぞ? どうしても緊急の時は私に連絡しろよ?」

「了解!」


 私達3人は返事をした。

 そして、ダンジョンから出ちゃ駄目という約束の元、それぞれ別れて行動することになった。


「いよいよだな!」

「そうだね!」


クラン【究極なる神々】

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