まぁ気にしない
ステータスを確認した私はアルに色々聞きまくった。
自分のステータスについて色々アルと考えつつ今後の方針について考えていく。
「マスターのステータスがヤバイことになってますね。」
「そだね。」
「あれ?もっといい反応が返ってくると思ったのですが。」
「んー、なんかどうにでもなーれって感じかな。気にしないことにしようかなと。」
「現実逃避に走ったのですね。」
「そだね。」
「ですが、マスターのレベル上がってなかったのですね。」
「そだね。」
「普通はあれだけモンスターを倒せば1レベルは確実に上がるはずなんですが。むしろレベル50は超えていてもおかしくないと思うのです。」
「それはなんでか分からないかな。」
「不思議ですねマスター。」
「んー、なんでだろ。」
「もしかしてアシストシステム起動してませんか?」
「アシストシステム?」
「アシストシステムです。これをONにしているとレベルが上がらない理由に納得できます。」
「分かった確認してみる。」
「念じて貰えば分かりますので。」
「分かったよアル。」
私はアルの指示のもと念じてみる。
私の右手にはめてあるアルカナの指輪がキラリと反応した。
そして物見の眼鏡に結果が表示される。
透明な板に表示される文字を読んでいく。
その結果をアルに伝えた。
「やはりONになっていましたか。」
「これがONになってると何かダメなの?」
「その機能がONになっていますとレベルの上昇が止まります。経験値を13次元圧縮データと言う形で別空間に保存され続けます。実質的なレベルアップを止める機能です。主にスキルの熟練度を上げるための機能です。レベル上昇による感覚的なズレをなくしスキルだけに集中して鍛えるために作られた技能ですね。他にもアシストシステムには機能が有りますが今回はスキル関係の技能がONになってることが原因ですね。」
「アシストシステムは色々あるんだね。」
「はい、その中のスキル関係もONになっているのでレベルが上がらなかったのでしょう。」
「アシストシステムをOFFにすればいいの?」
「アシストシステムのスキル関係をOFFにすれば問題解決ですね。」
「じゃあアルお願い。いい感じにアルたちの設定とか色々やっといて。ブッチャケ細かいところまで見て設定してたら分からなくなるから。アルたちの好きなように設定しといて。得意でしょ。」
「分かりました。いい感じにしときます。」
春菜の指示によりアルカナシリーズの制限が無くなった。
春菜の知らないところでアルカナシリーズの暴走が始まる。
今までマスターを持たなかった為に色々な制限をかけられていたアルカナシリーズだったが春菜の「アルたちの好きなように設定しといて。」と命令された為、全ての制限がマスター権限により解除さた。
アルカナシリーズが解き放たれた瞬間だった。
「この後はダンジョン行こっか。」
「分かりましたマスター。」
「ダンジョンってあとどれぐらいでクリアできるの?」
「現在20層ですので残り80層ですね。」
「長いねー。」
「100層もあるダンジョンですのでまだまだ小さいほうです。巨大なのは1000層を超えます。このクラスになるとラスト種しか出ませんので経験値や特殊素材などがたくさん手に入るので胸熱です。」
「ならご飯たべたら行こっかダンジョン。」
「では用意してきます。」
アルのお昼を食べたあとダンジョンに向かった。
「人いないね。」
「もうほとんどの冒険者がダンジョンアタックを開始してますからね。」
「もともと、ダンジョン内でも見たことないよ。」
「ダンジョン内では他の冒険者に合わないルートを通ってますから。ダンジョン内は無法地帯なようなものです。ですので他の冒険者と会うのはあまり良くないのですよ。そもそもトラブルの元です。」
「でもバス部屋は無理じゃない?」
「迷い系の幻影結界魔法をかけるので会うことはありませんよ。」
「徹底してるね。」
「見た目だけなら女の子が2人だけですから。なおさらトラブルの元です。」
ダンジョンの前に到着した。
「ついましたよマスター。」
「じゃあ行こっか。目標は30層!」
「では転移をお願いします。」
「じゃあ行くよ。転移!」
3日ぶりのダンジョンアタックが始まった。
次回もよろしく!




