春菜、覚醒す!
おはようございます。
春菜です。
イヤー、いい眺めですなー。
最近ではこの双子山を眺めるのが私のマイブームでしてな。
この何とも言えない至高の曲線美。
そしてこの山頂にそびえ立つピンクのポッチ!
まさに世界遺産ですなー。
え?何言ってるか分からない。
そりゃーそうだよ。
私も何言ってるか分からないからね。
この双子山を見るとさ、もうどうなでも良くなるよね。
とりあえず揉んどこ。
「うぅぅー。ダメですマスター。」
「ほほーここがええんか?ここがええんか?」
「ほんとにダメですマスター。」
「グヘヘヘグヘヘヘグヘヘヘ。」
「お仕置きです。」
まさにフニュンと効果音が聞こえるが如くアルが春菜を抱き寄せる。
私の顔はまさに天国へと包まれた。
「グヘヘヘグヘヘヘグヘヘヘ。」
「マスターが悪戯するのが悪いんですからね。このまま大人しくしていてください。」
アルがスースーと寝息を立て始める。
いつも私が抱き枕がわりにしてるのに今は私がアルの抱き枕になっている。
私の耳にアルの寝息が聞こえて来る。
そして二度寝に突入した。
お昼頃になりアルが春菜を起こす。
「マスター起きてください。二度寝も終わりですよ。」
「うぅー。まだ眠いよ。三度寝しよ?」
「ダメです。起きて下さい。」
「キスしてくれたら起きる。」
「はぁ、しょうがないマスターですね。」
アルの顔が春菜に近く。
そのまま、有無も言わさず春菜のにキスをする。
私の唇に柔らかいアルの唇がふれた。
「ふふふ。美味しかったです。」
「アルさんや、目がヤバイです。」
「マスターが全て悪いんですからね。諦めて下さい。」
「アルが少しヤンデレになってきている件について。」
「マスターが毎日私に悪戯するのが悪いんです。」
「そうなの?」
「そうです。私も感情のある意思ある者なんですから。」
「ご飯にしよっか?お願いできる?」
「はいマスター!」
私は考えるのをやめた。
だってアルだし。
私の味方で可愛い女の子なのだ。
大きくボリューミーなお胸様を持っている可愛い女の子なのだ。
それだけで今はいいさ。
「お昼を終えたらダンジョンアタックにしますか?」
「いや、昨日手に入れたアイテムの確認と魔導書を使う予定。」
「分かりました。では準備しておきますね。」
「よろしく。時間余ったらダンジョン行くから。」
「はいマスター。」
お昼を終えた私は昨日手に入れたアイテムの指輪を取り出す。
物見の眼鏡で鑑定した。
鑑定結果
名前:重力支配の指輪
効果
装備者は装備中、重力を操る力を得る。
「おーなんか凄い。」
「なかなかのマジックアイテムですね。ダンジョンで手に入るマジックアイテムの中では最高峰だと思います。」
「やっぱりそうなんだ。」
「はいマスター。実際の効果がどの程度かなよりますが普通では手に入らないタイプのアイテムです。」
「使うのはダンジョン行った時でいいかな。」
「そうですね。流石に重力系統のアイテムですのでブラックホールなどの二次被害を考えるとダンジョンがよろしいかと。」
「ヤッパリそう思う?」
「はいマスター。」
「次は魔導書だね。」
「あの魔導書はまさに神アイテムです。」
「あれも凄いの?」
「マスターはスキルの覚醒をどう認識してますか?」
「んー、ブッチャケよく分からないんだよね。」
「では説明を。スキルの覚醒は基本的にスキル自体の高い熟練度が必要になります。そのなかでも魔法スキルなどの戦闘系スキルや生活系スキルと言われる比較的よく使うスキルは覚醒しやすいです。単純にスキル自体の練度が上げやすいからです。ですがステータスに関わる系のスキルを覚醒させるのはほぼ不可能と言われています。一部例外はありますが自力での覚醒はほぼ無理です。実際に確認されている人物は1人しか確認されていません。その為、この魔導書はめんどくさい部分を無視してスキルを覚醒させてくれます。しかも所持スキル全て。ある意味チートアイテムですね。」
「なるほどね。でもさアル。」
「はい?」
「スキル覚醒について説明してくれたのは嬉しいんだけどね。スキル覚醒自体何なのか知らないんだ私。」
「スキル覚醒はですね、スキルのレベルが上がることを熟練度の上昇によるスキルレベルの上昇と呼ぶのですが、このスキルレベルが一定値に達するとスキルレベルの上昇限界がきます。限界値に達したスキルがさらに一定以上の熟練度に達するとスキル覚醒が起こり上位のスキルに生まれ変わる現象をスキル覚醒と呼ばれています。」
「簡単に言えばスキルを育てると上位スキルに変わることをスキル覚醒って呼んでるんだね。」
「簡単に言えばそうです。」
「じゃあ、使うね。」
「マスター。」
「ん?」
「ベッドに横になるのをお勧めします。」
「なんで?」
「絶対とは言いませんがスキル覚醒は一種の進化になります。種族的な進化ではないので大丈夫だとは思いますが、かなりの眠気を感じると思うのでベッドに横になってから使用することをお勧めします。」
「分かったよアル。」
私はアルの忠告通りベッドで横になる。
そして、魔導書を取り出し魔力を流し込んだ。
魔導書が魔力を次々と吸収していく、数分の後に魔導書が魔力を吸収しなくなった。
私はアルに確認を取り魔導書を開ける。
寝っ転がった状態で横を向き魔導書を読み始めた。
魔導書にはたった3行しか文字は書かれておらず、この無駄な厚みはなんだとツッコミを入れたくなる。
魔導書を読んだ後、アルの言う通り凄い眠気に襲われた。
「おやすみなさいマスター。」
アルの声が聞こえた気がしたが、眠気でもうろうとする私には何を言っているか分からない。
だが何となくこう私は返事を返す。
「おやすみアル。」
次回ステータス書くんでヨロです。




