ダンジョンアタック4
ダンジョンアタックまだまだ続きます。
どうも、私が春菜です。
少し前、覚醒のスキルの書って名前のヤバイ魔導書を手に入れました。
やはり私の運のステータスがEXなだけありますね。
自分でも引くレベル。
今はアルの後ろを走りダンジョンアタックを続けてます。
結論からいって覚醒のスキルの書は私が使う予定だけど、流石にダンジョン内だと使うの躊躇うよね。
何があるか分からないし。
「マスターつきましたよ。」
「ここが20層ボス部屋だね。」
「そうです。」
「開けるよアル。」
「待ってください、マスター。」
「え?」
「少し準備をします。」
「どうしたの?」
「はぁ。マスター、私はマスターに絶望しました。」
「え?」
「マスター、今は何時だと思っているんですか?」
「何時なの?」
「午後12時です。」
「ならなんで準備?」
「マスターは分かってないみたいですね。」
「全く分からないよ。」
「今はお昼の時間です!」
「あっ、はい。」
アルがお昼ご飯の準備を始める。
何処からともなく出てきた調理場や机などがいつの間にか並び、気がついた時には全ての用意が整っていた。
そして何事もなく調理を始めるアル。
私はそれを見て今自分がダンジョン内であることを忘れていくのだった。
そして数分もしない内に料理の食欲をそそるいい匂いが充満し始める。
気づけば勝手に体が動きいつも通り料理が出てくるのを待つ私がいた。
アルの料理恐るべし。
「マスターあと少しで出来るので待っててくださいね。」
「はーい!」
「先にお飲み物を出しておきます。今日はオレンジジュースです。」
「ありがとねアル。」
「いえいえ、この程度メイドとして当然の嗜みです。」
アルが料理をしつつお盆に乗せたオレンジジュースを私が座る机に置く。
その間もアルはせっせと料理を続けるのだ。
え?
アルがどうやって料理してるかって?
そんなの見れば分かるでしょ?
いつも通り分身して料理してるんだよ。
アルいわく並行世界理論をどうたらこうたらして、擬似的なパラレルワールド存在を作り上げてるんだって。
そのため同時演算処理限界まで自身と同じ存在を作り出すことが出来るんだとか。
ぶっちゃけよく分からない。
しょうがないよね、万能理論の(メイドですから。)な理論だし。
「マスター料理が出来ましたよ。本日のメニューはカルボナーラです。あと、付け合わせに卵スープを作りました。味付けはアッサリめです。」
「アル、いただきます。」
「はい、召し上がれマスター。」
お昼ご飯を食べ始める。
やはりアルの料理はうまい!
「今回はですね、卵にこだわってみました。」
「卵を?」
「はい、卵です。普通の鶏の卵ではなく、コカトリスの卵を使いました。この前コカトリスを見かけたので無精卵の卵をもらってきました。流石に有精卵は可愛そうですので。」
「おー、なんかファンタジー定番の魔物だね。」
「どうですかマスター?」
「すごく美味しいよ。どこがどうとは分からないけど前食べたカルボナーラより卵のコクと言うか濃さみたいなのが違うかな。今回の方がよりマイルドで美味しい。」
「そうなんです。コカトリスの卵は鶏の卵に比べ卵自体が持つ味の濃さが違うんです。そのため今回の飲み物はオレンジジュースにしました。やはり濃い味のものには酸味のあるサッパリした飲み物が合いますからね。」
「なるほどねー。さすがアル!」
アルといつものように会話をしな
がらお昼ご飯を食べ終えた。
いつものように食べ終えた私はアルとが食事の片付けを終えるまで食休めをして過ごす。
アルはいつも片付けの時はゆっくりと片付けをする。
多分これは私が食休めをするためだと思う。
そして、片付けをアルが終え、食休めも終えた私たちはダンジョンアタックを再開した。
「今度こそ開けるよ。」
「はい、マスター。」
扉が開きボス部屋へと入る。
「アル、アレは何?」
「また変なボスが出ましたね。さすがマスターです。」
「説明お願いします。」
「マスター、アレはクロダマと呼ばれる魔物です。」
「クロダマ?」
「そうですマスター。クロダマです。非常に温厚な性格を持つ魔物で一部で有名ですね。主に空気中にただよう魔力の素である魔素を食べて生きています。ただ一定以内に近づいた生物や動く物体を無差別に攻撃する特性を持ちます。またその攻撃方法が重力操作で作り出したプチブラックホールを使い対象を押しつぶすように攻撃してきます。」
「なんか凄い魔物だね。」
「通称、クロちゃんと呼ばれるほど一部では人気です。何故かシャイな性格が可愛いと評判です。私からすればかなり厄介な魔物だと思うのですが一部からはヤバイレベルの評判を得ています。」
「そうなんだ。」
「あと、こんなところでボスモンスターとして配置されていい魔物ではありません。やはりマスターの運EXはヤバイです。」
「なんか倒し方のセオリーみたいなのがあるの?」
「ありますよ。」
「聞いといて何だけどあるんだね。なら倒すのよろしくねアル。」
「分かりました。」
アルが角砂糖ほどの白い何かをポケットから取り出して投げた。
綺麗な弧を描きクロダマのいる方向へ飛んでいった。
クロダマの真ん中あたりから線が入り口を開くが如く割れる。
横から見たらあるゲームの操作キャラのような見た目だと思う。
そうパッ○マンのような見た目。
そしてクロダマが白い何かを食べて消滅した。
「え?何したのアル?」
「角砂糖を投げました。」
「角砂糖?」
「そうです。角砂糖ですよマスター。クロダマは甘いもが大好きなんです。なので角砂糖を投げてやると簡単に食べてくれます。そして、角砂糖を食べたクロダマはそのまありの甘さに感激して死にます。」
「えぇぇぇぇーーー!!」
「マスターが驚くのも無理はありません。あと、この方法以外はほぼ倒すのは無理です。」
「驚きすぎて叫んじゃった。」
「何度も言いますがマスターが驚くのも無理はありません。この討伐方法を確立させる前は地形が変わり地図を書き換えるほどの戦闘をしないと倒せないほどの魔物ですから。」
「でもなんでそんな倒し方が確立出来たの?」
「この倒し方を確立された人はただの偶然の産物だと語ったとか。私も直接的に聞いたわけでは無いので定かではありませんが、なんでもある金持ちがクロダマと対峙した時にクロダマから逃げるため、自分の持ち物を片っ端から投げつけたんだとか。その中に砂糖の入った瓶があったらしく、砂糖入りの瓶を食べたクロダマが光だし消滅したことがことの始まりだと言われています。その後、クロダマと対峙した金持ちはクロダマには砂糖を与えることで消滅させれると確信を持ち臨床実験の結果、確立されたのがこの角砂糖討伐方法なのです。」
「なんか凄いね。」
「偶然は時として奇跡を起こすのですよ。マスターは奇跡と言うより悪運な気がしますが。」
「ボス部屋みるとそうだよね。それより、ボス部屋の討伐報酬である宝箱回収して帰ろう。今日は疲れたよ。」
「はいマスター。」
私は宝箱へと向かった。
そしてとうとう宝箱も変になってきた。
光そのものの様な見た目はいいのだが、とうとう羽をはやしてきた。
「アル、羽生えたね。」
「空いてますね。さすがマスターです。」
「この宝箱のレア度はどれくらいなんだろう?」
「分かりませんね。ここまで奇抜な宝箱の情報はありませんので。」
「とりあえず開けるね。」
宝箱に触れて中の物を取り出す。
何の変哲もない指輪が入っていた。
「指輪だね。」
「指輪ですね。」
「今日は疲れたから明日にしよう。帰ってからお風呂に入ってぐうたらしたい。」
「はいマスター。」
私とアルは船に戻った。
お風呂に入ったり夕食をとったりして過ごし、いつも様にアルを抱き枕にして寝た。
ほんと癒されるー!
ダンジョンアタック会が終わったら新キャラ出すんでよろしく!




