表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
seventeen。  作者: 花奈よりこ
2/35

セブンティーン



私の名前は、川村かわむらかおり。



高校2年生。


もうすぐ17歳になる。



セブンティーンーーーーー。



って、なんか響きがいいよね。


それに、なんだか特別……っていうカンジがしない?


なにかステキなことが起こりそうな……。


そんな予感がするの。


だけど。


特別に感じるそんなセブンティーンでも、私の場合だと話は別。


私には。


ステキなことなんて、なにも起こらない。



私、パッとしない子なんだ。


背は低いし、スタイルだって太ってはいないけどいいってわけでもないし。


顔も際立ったチャームポイントがあるわけでもなく、髪の毛もいつも変わり映えしないおさげ。


なにより、口下手なのがいちばんの欠点。


本当は、もっといろいろやってみたかったり、言ってみたかったりするんだけど。


いざ人前に立つと、緊張しちゃったり、なんか口ごもっちゃったりして……。


言いたいことも言えなくなっちゃうんだ。


行動もトロいし。


よく失敗もするし。


どちらかというと、クラスでも目立たない地味なタイプ。



でも。


今、私といちばん仲のいい友達の早紀さきちゃんは、私とはまるで正反対の性格なの。


すっごく明るくて、しっかり者で。


クラスでも目立つタイプなんだ。


背も高くてスタイルもいいし、ワンレンの髪もすごく似合ってて。


とにかくカッコイイんだ。



そんな早紀ちゃんと、どうして友達になれたのって?


そうなの。


どうして私みたいな子が早紀ちゃんと仲良くなれたのか。


私自身もいまだに不思議に思ってるんだ。


そもそも。


早紀ちゃんみたいな明るくてしっかり者なら、早紀ちゃんに似たようなタイプの友達がすぐできるし、いっぱいいるハズなのに。


もちろん、早紀ちゃんはみんなと仲良しだよ。


それでも、いつも一緒にいるのは私なの。


2年生になってクラス替えをして、すぐに声をかけてきてくれたんだ。


たまたま席が後ろだったせいもあるけど。それでも私はすごく嬉しかったんだ。


早紀ちゃんは、すぐに私のことを〝かおり〟って呼んでくれたの。


そんな気さくな早紀ちゃんだったから、私もとっても話しやすくて。


毎日いっぱいおしゃべりするようになって。


気がついたら、私と早紀ちゃんはすごく仲良くなってたの。


こんなに違う2人だけど、意外にもなんだかすごく気が合うんだ。


早紀ちゃんに言わせると、私とは目が合った瞬間に、なにかピピッと感じるものがあったんだって。


なんか嬉しいよね。


そんな早紀ちゃんは、私よりちょっと遅い誕生日で、再来月17歳になるんだ。


きっと。


早紀ちゃんには、ステキな出来事とか待ってるんだろうな。


今は彼氏とかいないけど、早紀ちゃんかなりモテるから。


きっと……すごくステキな恋とか、待ってるんだろうなぁ……。



うらやましい。


私なんて、告白なんてされたこともしたこともない。


されるなんて、絶対ないってカンジだけど。


これまでも、そこそこ好きになった人とかいたけど。


結局、なにもしないまま失恋して終わっちゃうんだよね。



いつも、遠くから見ているだけーーーーーー。



今は好きな人とかいないけど。


この先、すごく好きな人ができたとしても。


また片想いのまま終わるのが目に見えてるもの。


はぁーーー・・・。


もうすぐやってくる、私のセブンティーン。


やっぱり、私はいつでも脇役なのかな。



いつまでたっても、ヒロインにはなれないのかな……。









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ