表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

926/979

第九二五話 「ウルキの迷宮」

>サナは淫魔の契りにより主を倒した

>1,540ポイントの経験値を得た

>ランク差ボーナスとして1,000ポイントの経験値を得た




>サナは淫魔の契りにより主を倒した

>1,540ポイントの経験値を得た

>ランク差ボーナスとして1,000ポイントの経験値を得た

>レンは淫魔の契りにより眷属を倒した

>10ポイントの経験値を得た

>レベル54になった


>サナは淫魔の契りにより主を倒した

>1,310ポイントの経験値を得た

>ランク差ボーナスとして1,000ポイントの経験値を得た

>レンは淫魔の契りにより眷属を倒した

>10ポイントの経験値を得た









▽▽▽▽▽



 だから

 明日は

 また

 朝

 早いというのに。



 「そういえば、お父さん、ウルキの街って、あの、勇者崩れでしたっけ?その人に見つかって、すぐった街ですよね?」


 「ああ、そうだね。

 街を流れる川が印象的な街だったけど、結局、夜市しかいかないまま出て来ちゃったな。」


 まぁ、それもあって、明日は早めに用事を済ませて、軽く観光でもしようという話になり、それで朝が早い予定だったのだが、いつもの翌日の朝が早いとサナが興奮して発情(?)するというパターンにおちいっているわけだが。


 まぁ、ピロートークもたまには悪くないと、話に付き合っている。


 「迷宮も入らず仕舞いでしたしね。」


 「海母神様系の亜人族も多い街だったから、トラージの迷宮みたいな感じなのかな?」

 「それならやしろで加護を受けてから行った方がいいかも?」


 「そうだなぁ。」


 そんな、いかにも作戦会議をしている風に、いちゃいちゃしつつ、サナとの夜は更けていった。



▽▽▽▽▽



 妙につやつやしているサナ謹製の朝食をいただいた後、社を経由して、早速ウルキの迷宮の探索者ギルドへと向かった。


 ちなみにサナは地震系の土魔法を新たに覚えたのだが、それとなく社の人たちに聞いてみたら、やはり儀式魔法に属するレベルの魔法らしい。


 たぶん、レベルの限界である50以上の魔法は、基本、儀式魔法でしか発動できないのだろう。


 それを一人で発動できるとは、サナもだいぶ常人離れしてきたな。


 いや、人のことは言えないわけだけども。


 それはそうと、案の定というかやっぱりというか、ウルキの探索者ギルドはトラージの探索者ギルドに似た印象の場所で、違いといえば、迷宮への入り口が水路しかなかったトラージと違い、陸路でも入れるようになっていることだった。


 まずは、受付にユメニシ陛下からの紹介状を渡し、ギルドマスターに挨拶を、と思ったのだが、本日は留守ということなので、とりあえず、迷宮の方から先に回らしてもらおう。



▽▽▽▽▽



 「綺麗なところですね。」

 「おさかなも泳いでるにゃ。」

 「外の川とも繋がってるみたいッスね。」

 「泳がなくても奥にいけるつくりのようですね。」


 四者四様の感想が漏れたウルキの迷宮だが、イメージとしては、半ば水没したギリシャ神殿街といったところだろうか。


 厳密にいうと白い岩でできた建物や廊下で出来ている水上部。

 それが沈んでいる水中部。

 その建物すらない深海(?)部の3ブロックに縦で別れているようだ。


 まぁ、淡水のようなので、正確には深海ではないのだが。


 早速いつもの勇者装備『変成の腕輪』と淫魔法【夜遊び情報誌】のコンボでマップを手に入れてみたが、ちょっと不思議な手の入り方をした。


 今いる水上部が第1階層。

 これはわかる。


 で、そこから見える水中部が第2階層。

 なるほど。


 で、ここからが変則で水上部の奥が第4階層になっているのだ。


 と、いうことは、必然的に深海部が第3階層だろうから、つまり本来であれば、水上、水中、深海の順で攻略していく迷宮なんだろう。


 色々な形の迷宮があるものだ。


 逆にいうと、水上部だけ踏破していくだけで第7階層まで濡れずに進めるので、深層の調査に来ている私達にとっては楽かもしれないな。

 サナです。


 やっぱり、朝ごはんは自分が作ったものを、お父さんに食べて貰うのが一番落ち着きますね。


 お昼のお弁当も、お父さんに預かって貰っているけど、この様子だと、思ったより早く迷宮探索終わっちゃうかな?


 次回、第九二六話 「ウルキの迷宮~水上部~」


 それにしても神秘的で綺麗な迷宮ですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ