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第七九一話 「同衾の訳は」

>ミツキは淫魔の契りにより主を倒した

>1,100ポイントの経験値を得た

>ランク差ボーナスとして1,000ポイントの経験値を得た


 「あれ?もう日を跨いだか。」

 「布団に入ったの遅かったッスからね。」


 そういいながらもチロチロと食後のお掃除を続けるミツキ。

 二人きりということもあり、今日は中々甘い感じの「レベル上げ」になっていたと思う。


 途中、ミツキの多少の抵抗があったものの、それだけ興が乗っていたということで許して欲しい。


 「パパ、せっかくだから、今日の分のレベルも上げちゃわないッスか?」


 ミツキとはよく日を跨ぐ「レベル上げ」をしているようなイメージがあるが、一見効率性を求めているようで、実際のところ少しでも長く身体と心を重ねたいのだと、最近ようやく分かるようになってきた。


 「えーと、ミツキの今までの回数は……53-96-18で167回か。

 いつの間にか凄い回数だな。」


 「最近頑張ったッスからね。」


 そういいながら腰の上に跨ってくるミツキ。


 「いっそのこと今日で100回までいっちゃわないッスか?」


 前半戦は私がメインで動いていたせいで、体力的にはミツキはまだまだ元気そうだが、淫スキル【性感帯感知】で調べると、ミツキは既に全身性感帯状態になっていて、いっぱいいっぱいっぽいが大丈夫だろうか?


 「ふと思うんだが、どうしてみんな最近そんなに積極的なんだい?」


 ミツキに限らず最近のみんなは「レベル上げ」に積極的、いや、必死といってもいいくらい熱心だ。


 とはいえ、肉欲に溺れているという様子にも見えないが、回数自体を考えれば、相当な回数だろう。


 なにせ、わざわざ私がスキル【絶倫】を上げにいくくらいだしな。


 「そんなの決まってるじゃないッスかー。」

 狙いを定めるように腰をくねらせつつ、ミツキが話を始めた。



▽▽▽▽▽



 端的にいってしまえば、いち早く私を地母神様の勇者にすること。

 それが3人の共通した目的だった。


 前に地母神様の勇者になって元の世界には帰らないと宣言したのが、予想以上に刺さっていたらしい。


 少しでも早く元の世界に帰れなくしてしまいたいっていうのもあるッスけどね。などとミツキは言っているが、地母神様の話で元の世界に帰る方法が見つかってしまったので、ちょっと不安に思っている部分もあるのだろう、ちなみにミツキの役割分担としては、メインの場所での私の討伐数100回を目指すことらしい。


 つまり、いち早く私を地母神様の勇者にするという主役どころの役割だ。


 サナやサオリさんは、また別の方の回数を伸ばして地母神様からの別の加護を授かれるかどうかを模索している、ということなので、こちらは少し長期戦になりそうだな。


 「アタシだって、パパを勇者にしたら次のステップに挑戦するッスから、覚悟するッスよ!」


 「はいはい、お手柔らかに。」

 「あっ……」


 話が終わるまで、ちょっと意地悪をして位置を動かしていたモノを突き上げ、再びミツキと身体を重ねる。


 「じゃ、とりあえず97回目、頑張ってみようか。」



▽▽▽▽▽



>レンは淫魔の契りにより眷属を倒した

>10ポイントの経験値を得た

>ミツキは淫魔の契りにより主を倒した

>1.100ポイントの経験値を得た

>ランク差ボーナスとして1,000ポイントの経験値を得た

>レベル44になった





>レンは淫魔の契りにより眷属を倒した

>10ポイントの経験値を得た

>ミツキは淫魔の契りにより主を倒した

>910ポイントの経験値を得た

>ランク差ボーナスとして1,000ポイントの経験値を得た



▽▽▽▽▽



 「100回達成はともかく、えーと、19回目?は不意打ちじゃないッスか?!」


 「レベルは上げれるうちに上げておきたいっていったのはミツキじゃないか。」


 「それは、確かに前にいったッスけど……サナちーと違って、お尻はまだあまり慣れてないんスよ……。」


 そんな文句をいいながらも身を寄せてくるミツキ。


 普通じゃ考えられないほどの経験値が入る貴重な「レベル上げ」の箇所なので、毎回、最低1回は手を出すのだが、今日の感じからすると、それこそミツキも、そのうちサナみたいに慣れると思うけどな。


 少なくても怖がらない分だけ、サオリさんよりは将来有望だと思う。


 そんな事を考えながら、ミツキを抱き寄せ、淫魔法【腸内洗浄】や、もう片手で、諸々の液体をアイテム欄に仕舞うという後片付けをしつつも、眠りにつく準備をする。


 「いや、駄目ッスよ?シャワーだけでも浴びにいくッス。」


 と、おもいきや、ミツキに怒られ、しぶしぶと寝室を後にし、内風呂へと向かうことになった。


 ミツキッス!

 やっとサナちーに一つ追いついたッスよ!

 

 パパの変なスキル使えるようになるのも嬉しいッスけど、パパが100回も抱いてくれたことが一番嬉しいッス!


 次回、第七九二話 「準備完了」


 ちなみに、今のサナちーは、どんな感じなんスか?

 58-105-46の209回?!


 え?!そんなに差があるんスか?


 ちなみにママさんは?

 63-79-11の153回?


 今日でアタシが53-100-19の172回ッスから、少し余裕はあるッスけど、ご奉仕はもっと頑張らないとダメッスね。

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