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第七六五話 「地母神様の助言」


>ミツキは淫魔の契りにより主を倒した

>190ポイントの経験値を得た



>ミツキは淫魔の契りにより主を倒した

>190ポイントの経験値を得た

>レンは淫魔の契りにより眷属を倒した

>70ポイントの経験値を得た





▽▽▽▽▽



 えーと、だから、すぐ身体でお礼をしようとのは、いかがなものだろうか?


 「だって、パパ、こういうのとこか、ご飯とかじゃないと素直に喜んでくれないじゃないッスかー。」


 そういいながら頬を自分の頬でスリスリしてくるミツキ。


 人聞きが悪い。


 って、大分前にも似たような話をしたような気がする。


 特に今のミツキはご飯を作る組の座をチャチャに譲っているので、消去法として身体で、というのは分からないでもない。


 私自身は、サオリさんや娘たちが楽しそうにしてたり嬉しそうにしてたりするだけで十分満足というか、自分の成したことのお礼になっていると話しても、それじゃアタシ達の気が済まないんスよ、と鼻をつつかれる。


 「それに、地母神様のご助言もあるので、これからはサナちーみたいに……とまでは行かなくても、アタシも少しパパに積極的になっていこうと思ってるんス!」


 そういって、フンス!と脇を締め小さくガッツポーズを取るミツキ。

 プルンと揺れる2つの膨らみ、というには大きすぎるソレに一瞬目を奪われるが、


 「地母神様の助言?」


 ミツキのその言葉が気になった。



▽▽▽▽▽



 ミツキの話によると、地母神様が『始まりの部屋』から去る前、4人にそれぞれ簡単なアドバイスを残していったのだそうな。


 ミツキも最初は自分だけにだと思っていたのだが、私が仮眠を取っている間、たまたま皆でその話題になり、内容も簡単に意見交換したらしい。


 地母神様が去る前の、あの最後の間はそういう事だったのか。


 「アタシの場合はッスね、雑にいっちゃうと順番的には次は私の授法のために地母神様に会うことになるだろう。


 パパもその時には勇者の道を選ぶだろうから、よく愛し、よく励み、よく許すことが、パパのためになるから頑張れ。みたいな感じだったッス。」


 長いソファーに座る私の膝の上に横座りをしながら首に両手を絡ませ、そんなことを説明してくれるミツキ。


 確かに今回のサナと同じ場所での回数的な話でいけば、次はサオリさんかミツキかだが、実はサオリさんの方が1回多いんだけど、地母神様的にはそういう読みなのか。


 「ちなみにサオリさんへの助言は?」


 「ママさんの方はちょっと特殊だったッスね。


 地母神様自身が授けているとはいえ、どこでなにを授法できるかは、地母神様自身も初めてなので分からない。


 だから、ママさんは得意分野を伸ばす方向でいくが良い。

 さすれば娘とは違う新たな力を手にできるやもしれん。


 みたいな。」


 「ふむふむ。」


 単純に考えれば今回サナは淫スキルを授けて貰ったが、おそらく淫魔法を授けて貰えるパターンがある、ということかな?


 「じゃあ、サナは?」


 「サナちーも、ほとんどママさんと一緒ッスよ。

 後は今まで以上にアタシやママさんを導くように。って言われたらしいッス。」


 ふむ、地母神様自体も今回の件については手探り状態の様子だな。


 「……そういや、チャチャは?」


 「チーちゃんには、特にアドバイス的なことはなかったみたいッス。

 頭撫でられて、今のままでいることが、みんなの為になる。みたいな?


 チーちゃんの話からの推測ッスけど、チーちゃんがいるから、みんな肉欲に染まりきらずにいれて、それが地母神様のためにもなっているような感じみたいッス。」


 「なるほど。」


 おそらくあのサキュバスの姿に堕ちている地母神様と私は繋がっていて、私やその周りのありかた自体が、お互いに影響を与えあっているのだろう。


 チャチャがいなかったら、もっと酒池肉林の毎日になっていたのでは?と言われると、正直なところ、否定しきれない部分はあるよな。

 ミツキッス!


 んー、結構今回頑張ったんスけど、結局最後はパパに可愛がられちゃうんスよね。


 パパは、それはそれで嬉しいんだよ。とはいってくれるッスけど複雑ッス。


 次回、第七六六話 「よく愛し、よく励む」


 とりあえずの目標はパパが本気の時でも気絶させられない事。

 頑張るッス!

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