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第四七六話 「お礼」


>ミツキは淫魔の契りにより主を倒した

>590ポイントの経験値を得た

>ランク差ボーナスとして1,000ポイントの経験値を得た

>レベル34になった




>ミツキは淫魔の契りにより主を倒した

>460ポイントの経験値を得た

>ランク差ボーナスとして1,000ポイントの経験値を得た

>レンは淫魔の契りにより眷属を倒した

>40ポイントの経験値を得た







>レンは淫魔の契りにより眷属を倒した

>40ポイントの経験値を得た

>ミツキは淫魔の契りにより主を倒した

>460ポイントの経験値を得た

>ランク差ボーナスとして1,000ポイントの経験値を得た

>レベル35になった



▽▽▽▽▽



 サオリさんは今日のお昼の、サナは同じくお昼と日が変わった時の『レベル上げ』で、本日の淫魔の契りでの経験値所得分が終わってるので、ログにはミツキの分しか出ないものの、反撃をほぼ許さない濃厚な『総力戦』であった。


 と、いうか、私、昨晩から合計で30回出しているって、やりすぎでは?

 特にその2/3近くを占めるサナと。


 そんなスキル【性技】を遺憾なく発揮するサナと、それに追いつこうと頑張るミツキ、そして酔ってエロ上戸になっているサオリさんとの息があってきている『総力戦』に骨抜きにされそうだ。


 これ、下手したらそう遠くないうちにミツキもスキル【性技】習得してしまうんじゃないだろうか?


 「お父さん、気持ちよかった?」


 汗やらなにやらを流しに場所を移した露天風呂の浴槽の中で、右膝の上のサナが抱きつくようにしながらそう聞いてくる。


 「ありがとう、気持ちよかったよ。」


 『そういうこと』に罪悪感のないサナの屈託のない笑顔に、ついつい本音で答えてしまう。


 「そういって貰えると頑張ったかいがあるッスね。」


 反対側の膝に座り、私に背中を預けながら私の耳元に顔を寄せつつミツキも嬉しそうにそういった。


 ちなみにサオリさんは酔いが冷めて冷静になったのか浴槽の隅っこで真っ赤になって小さく丸まっている。


 いや、さっきのサオリさんは比較的大人しい方でしたよ?と、フォローを入れようかと思ったが、どう考えても裏目に出そうなので、そっとしておこう。


 「パパが我を忘れるくらい喜んでくれるお礼って、これくらいしかないッスからねー、素直に受け取ってくれると嬉しいッス。」


 「あたしはご飯食べてくれているときのお父さん見てるだけでも嬉しいけど、気持ちよさそうな顔見ると、なんかこう、満たされた気持ちになります。」


 そういって二人とも頬に顔を擦り寄せてくる。


 「あ、あの、わたしもそう思いますよ?」


 浴槽の隅っこで恥ずかしそうにしていたサオリさんも、おずおずといった感じで近寄ってきたかと思うと、そういって肩を並べてきた。


 『レベル上げ』の行為自体よりも、むしろこうして素直な気持ちをぶつけられている時の方が幸せを感じてしまう。


 と、いうか最近の『レベル上げ』、特に団体戦の方は、こっちが快楽堕ちしないか心配なくらいだ。

 持ってて良かったスキル【性技】と【絶倫】


 「サナちーは、そういう意味では有利ッスよねー。」


 え?スキル【性技】持ちのこと?


 「えへへ、それじゃ明日の朝はミツキちゃんも一緒にご飯つくる?」


 あ、そっちか。


 「そうッスね。チーちゃんにはお勉強の方してもらって、ご飯の方はアタシが手伝うッス。

 ママさんもそれでいいッスか?」


 「ええ、大丈夫よ。」


 「ミツキの料理か、それは楽しみだな。」


 先程の居間での淫靡な雰囲気はどこにやら、一家団欒の雰囲気が露天風呂を包んでいた。



 ▽▽▽▽▽



 「え?レン君はそっちの部屋で寝るんですか?」


 チャチャが眠る寝室のドアを開けて、おやすみなさいといった途端、サオリさんがそうつぶやいた。


 「ええ、起きた時に独りだと寂しいかと思って。」


 そうサオリさんに答えると何故かミツキとサナが嬉しそうに笑っている。


 「そうッスね。それがいいと思うッス。」

 「じゃ、お父さん、おやすみなさい。」


 「はい、おやすみなさい。」


 ミツキッス!

 あまり自覚してなかったんスけど、パパのぼっちに優しいところもアタシ好きなんだと最近気づいたッス。


 サナちーと自分を重ねるように、チーちゃんと自分とも重ねちゃってるんスかねー。

 チーちゃんを寂しくさせないようにしているパパを見ると、なんかキュンキュンしちゃうッス。


 次回、第四七七話 「チャチャとの朝」


 あ、サナちーは、自分に対してじゃなくてもパパがお父さんらしい行動をすると嬉しくなっちゃうらしいッス。

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