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第二話 「鏡」


 頬に当たる感触が硬い。

 「ん?寝落ちしたっけな?」と思いながら目を開けると目の前には大理石のような石の床で、赤い塗料かなにかで線が引かれている。

 よく見ると1mほど先で切れているので、台座かテーブル的なものの上にいるようだ。

 そんなことを考えながら起き上がり、思わずキョロキョロしてしまう。


 中世ヨーロッパの迎賓館を思わせるような豪華な雰囲気の部屋の中にいるようだ。

 と、いっても一番目立つ家具がかなりの大きさのベッドなので、ヨーロッパモチーフのラブホみたいな印象を受ける。

 文字どおり「ベッドルーム」だ。


 そんな部屋の隅に作られた台座のようなものの上に自分は座っており、自分を中心に、これまた「いかにも魔法陣」という幾何学模様の赤い線が引かれている。


 ゲーム中や先ほどの夢の中でサキュバスと「戦って」いた魔法陣の上っぽい。

 で、肝心のサキュバスは?と、思っていると、壁にかけられた大きなガラスの向こうのサキュバスと目が合う。


 角や尻尾も羽根のように収納できるのだろうか?

 褐色の肌に淡く紫がかったプラチナブロンド、紫色の瞳をしたツリ目といった外見が、パッと見、ギャルに見える。

 というか、ゲーム内でもそういう設定で人の前に現れるんだったか。

 全裸のまま、健康的な抜群のプロポーションを隠すわけでもなく、ジッとこちらを見ている。


 ん?違うな


 これ、鏡だ。

 


キーワード回収まで相当かかりそうです。

長い目で見ていただけると幸いです。

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