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第一七五話 「弟」


 結局、サナが『サナお姉ちゃん』呼びの『レンちゃん』呼び。

 ミツキが『ミツキねえ』呼びの『レンくん』呼び。

 サオリさんが『ママかサオリママ』呼びの『レン君』呼びということになった。

 

 『くん』と『君』はイントネーションの違いだ。

 これ呼び慣れるまで大変そうだ。

 と、いうか、さっさと元の身体に戻りたい。


 「レンちゃんは、レインちゃんにはなれないんですか?」

 「たぶん、大丈夫だと思うので、やってみる。」


 淫スキル【淫魔】を使って淫魔の身体になり、ついでにステータスもチェックする。


【名前】レイン・キュノミス

【年齢】10歳

【性別】女

【種族】淫魔族/人族

【職業】なし/■■

【身長】137

【体重】 30

【スリーサイズ】63(AAA58)/47/65

【ランク】   1

【レベル】   10

【筋 力】C 100

【耐久力】B 110

【精神力】A 120

【感 覚】A+120

【敏 捷】C 100

【器 用】A+120


【状態異常】源魔力枯渇

【健康状態】異常なし、病気なし



 「あら可愛い。」

 「ミツキちゃんの妹っぽいね。」

 「ご主人様呼びよりも、レインちゃん呼びの方がいいかもしんないッスね。」



▽▽▽▽▽



 せっかく淫魔の身体になったので、普段使いする能力もチェックする。

 淫魔法【ラブホテル】は淫魔ランクが下がった関係で、部屋のグレードは下がるものの問題なく使える。


 とはいえ便利だったツインベッドルームが使えなくなったのは残念だ。

 あと、ラブホテルの部屋の中にもう一つ部屋を作るのも出来なくなっていた。


 淫魔法【コスチュームプレイ】も問題なく使える。

 ただ、コーディネートのプリセットを駆使しても、一人分の装備や服の維持費が一分間に魔力1


 四人分なので魔力4。

 今のレベルだと魔力は15秒で2くらい回復するので一分間に魔力8と、普段はともかく、戦闘時だと結構カツカツだ。


 後で確認したら、男の身体だと魔力の回復量は更に半分だったので、更にカツカツだ。

 とはいえ、男の身体で魔法を使うことを自重すれば普段着くらいは維持できるのはラッキーかもしれない。


 魔力回復量は魔力依存みたいなので、レベル上げは必須っぽいな。

 そう考えると普段は淫魔のままでいた方が何かと安全なのだが…。


 「「実は弟が欲しかったんです (ッス) 。」」

 「男の子もいいわねぇ。」

 の、3人の言葉で男の身体を強要(?)されている。


 今はベッドの上でミツキに後ろから抱っこするような形で足の間に座らされており、サナが出来たての卵粥をスプーンであーんしてきている。


 二人曰く「病み上がりなんですから、安静にしてなきゃ。」との事だ。

 ミツキは私の身体を支えてると言い張っているが、どう考えても小さい私の感触を楽しんでいる。

 

 「えーと、奥さ…」

 「ママがどうしたの?」

 頬の横に手を当てて、小首を傾げながら食い気味に訂正された。


 「えーと、サオリママは、体調大丈夫ですか?」

 「ええ。レン君のおかげですっかり元気よ。ありがとうね。

 はい、こっちの味噌粥もどうぞ、あーん。」


 「あ、あーん」

 めっちゃ甘やかされて居心地が悪い。



▽▽▽▽▽



 昼食の後、念の為、もう一寝した方が良いという話になって、ベッドに横になった。


 先程の甘やかされっぷりに添い寝争奪戦も覚悟したが、早々に同じ病み上がりのサオリさんが一緒に寝たほうがいいという話になったので、サオリさんの腕の中で抱きしめられるように寝ている。

 私が仰向けでサオリさんが横向きだ。


 ちなみにこの部屋、ベッドは4つあるので一緒に寝る必要性はまったくない。


 興奮して眠れないかと思ったが、サオリさんの香りと耳に当たる柔らかな胸から聞こえる落ち着いた鼓動が子守唄のように眠気を誘い、あっという間に眠りについてしまった。


 ミツキッス!

 ちっちゃいパパかわいッス!

 レインちゃんもいいっッスね!妹感あって!


 次回、第一七六話 「順番」


 もうちょっとだけなら、このままでいいかなーと、ちょっと思っちゃったッス。

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