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第一四五話 「ご褒美」

今回もミツキ視点です。



 「ミツキの水もサナの水も美味しいよ。」

 そういってパパは頭を撫でてくれた。


 う、勢いでやってしまった。

 「パパ、今日、アタシ役に立ってたッスか?」

 照れ隠しに、そんな事を聞いてしまう。


 「うん、ミツキがいて良かったよ。レイピアの腕も良かったし、ミツキの魔法の使い方のアイディアが無かったら、もっと大変だったと思うし、急にお願いした弓矢だって頑張ってたし、凄い助かった。」


 嬉しい!

 思わずパパの腕に抱きついてしまった。

 サナちーも、あたしは?あたしは?とパパに同じ様に抱きつきながら聞いて褒められている。


 「お父さんもお疲れ様でした。」

 サナちーが猫のようにスリスリと頬ずりをしているので真似をする。


 「お疲れ様ッスー。」

 あ、これ気持ちいい。

 あう。またパパに耳噛まれた。

 パパ、顔に耳が近づくと噛んでくるの嫌じゃないけど照れちゃうから困る。


 「お父さん、これで後のお仕事は明日の午前中の治療だけ?」

 「そうだね。ロマさんからの依頼は、あとは実質会うだけだし、一段落かな。」


 「働き者のお父さんには、ご褒美あげないと。ね?ミツキちゃん。」

 あ、これ娼館のお姉さんに教えて貰った流れだ。


 「そ、そうッスね。でも、アタシ達も頑張ったご褒美欲しいッス。」

 「うん、うん。」

 サナちーと二人でパパに迫っていく。

 もう、パパの耳に唇が触れそうなくらい近くて緊張するけど、


 「「だから…」」

 「ご奉仕させて。お父さん。」

 「可愛がって欲しいッス。パパ。」


 やっぱり愛して欲しい。

 


▽▽▽▽▽



>ミツキは淫魔の契りにより主を倒した

>1,790ポイントの経験値を得た

>ランク差ボーナスとして3,000ポイントの経験値を得た

>レベル19になった



>ミツキは淫魔の契りにより主を倒した

>1,310ポイントの経験値を得た

>ランク差ボーナスとして3,000ポイントの経験値を得た

>レベル22になった



>サナは淫魔の契りにより主を倒した

>910ポイントの経験値を得た

>ランク差ボーナスとして1,000ポイントの経験値を得た



>サナは淫魔の契りにより主を倒した

>740ポイントの経験値を得た

>ランク差ボーナスとして1,000ポイントの経験値を得た

>レベル22になった



▽▽▽▽▽



 なんとなくお腹を擦ってしまう。

 「こんなに出されたら赤ちゃんできちゃいそうッスね…。」


 「できない代わりにレベルが上がるって説明しなかったっけ?」

 「え?!できないんですか?!」

 パパの膝枕で横になってたサナちーが起き上がった。


 「いや、里帰りする前に赤ちゃんできてたら困るだろうに。」

 「あ、そうですよね。えへへー。」

 「パパ、それって里に着いたら孕ませるっていうように聞こえるッスよ?」


 いや、そうじゃなくて。とアワアワと説明しているパパと、それを上の空で聞いて幸せそうにしてるサナちーを見て、ちょっと笑ってしまう。


 「パパ、サナちーはともかく、アタシはもう結婚適齢期なんスから、赤ちゃんくれてもいいッスよ?」

 「ミツキまで…」


 ちょっと面白い。

 それにしても、サナちーのリクエストだったとはいえ、あんなに出してパパ平気なのかな?

 何かの本で、普通、男の人はそんなに回数できないって書いてあったけど。


 でも、確かに達成感もそうだけど、ちゃんと気持ちよくなってくれているっていう実感が持てるのは嬉しい。

 ちょっと癖になっちゃいそう。

 サナちーとも、いっぱい『仲良し』しちゃったし…。


 思い出すと照れてしまうので、パパに抱きついて忘れちゃおう。


 「えい!パパ、大好きー。」


 サナです。

 赤ちゃんかー、えへへー。

 帰るのが、もっと楽しみになってきました。

 

 次回、第一四六話 「12の試練」


 やっぱり玄人のお姉さんの技は凄いですね。

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