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第一四○話 「決着」


 淫魔法【コスチュームプレイ】で槍を召喚し、淫魔法【淫具操作】でロープの先端を操作して槍に結びつけ、空中ブランコ状態に作り上げる。


 次々と射られる矢。

 ミツキの矢がハーピーの気を引きつつ、避雷針となり、サナの矢がその隙を狙って、硬直させながら体力を奪っていく。

 特にミツキの必ず空中に1本は矢が残っている状態を維持する連射は大変そうだ。


 ロープから手を離し、自由落下に加え一気に体重をかけ、ロープに結んだ槍にぶら下がる。

 正に空中ブランコだ。

 一瞬軽くなったところに、再度急に重くなったことから、ハーピーの高度が一気に下がる。


 ハーピーが持ち直そうと羽ばたいたのと、床に着地したのは同じタイミングだった。

 落下速度が丁度緩和され、膝を軽く曲げる程度で落下のダメージは相殺できた。


 スキル【突進】を使用し、ロープが結ばれた槍を持ったまま、フロアの隅にある積み上がっている瓦礫に向かって走る。


>サンダーボルトハーピーの【電撃】


 サンダーボルトハーピーの身体から発せられる電撃が、ローションで濡れたロープを伝って、こっちに迫る。


 だが瓦礫に槍を刺すスピードの方が速い!

 電撃を瓦礫から床に逃がし、ジャンプして壁に両足を付けた状態でスキル【突進】を使い、壁を蹴ってハーピーの方に飛ぶように走る。


 途中、槍を再度召喚し、ハーピーを繋ぎ止めているロープを槍で押さえながら走り、ハーピーの飛ぶ高度を低い位置に押し止めながら距離を詰める。


 その間もサナの矢が、そして矢を【ドレイン】を付与した矢に切り替えたミツキの矢が、ハーピーを捉え、体力を奪いながら硬直時間を稼ぎ、ハーピーを地面に留めている。


>サンダーボルトハーピーの【呪歌】


 なに?!

 何かの攻撃かと思い、サンダーボルトハーピーの顔の向きをロープを操作してサナやミツキの方から変えたが、奇妙な歌のような鳴き声を発したかと思った瞬間、システムメッセージが走る。


>レインの魔法効果がキャンセルされました

>レインの状態異常【沈黙】

>サナの状態異常【沈黙】

>ミツキの状態異常【沈黙】


 私の魔法効果が切れたということは…

 淫魔法【淫具召喚】で出したロープはおろか、淫魔法【コスチュームプレイ】で出している装備全部が消えるわけで、つまり全員全裸だ!


 状態異常【沈黙】の効果で声が出ないため、二人から悲鳴は聞こえなかった。


>サンダーボルトハーピーの【ライトニングボルト】


 サンダーボルトハーピーの口が大きく開き、そこに光が集まっていく。

 間に合え!

 緊急で槍だけを召喚し、その口に叩き込むのと、口から直線状の電撃が発せられたのはほぼ同時だった。


 右腕の外側から肩にかけて電撃が貫通して肉ごと奪い、炭化していく。

 『お父さん!!』

 『パパ!!』

 悲痛そうな二人の悲鳴が念話を通して届いた。


 ヤバイ!これ後から激痛がくる奴だ。

 咄嗟に淫魔法【被虐の心得】を自分に唱え、痛みに備える。

 

>サンダーボルトハーピーを倒した

>740ポイントの経験値を得た

>ランク差ボーナスとして1,000ポイントの経験値を得た

>レベル30になった

>ランクが3に上がった。


>淫魔ランクが3になった。

>種族特性【淫スキル】がランク3になった。

>種族特性【淫魔法】がランク3になった。

>種族特性【ドレイン】がランク3になった。

>種族特性【トランスセクシュアル】がランク3になった。

>種族特性【眷属化】がランク3になった。

>種族特性【性病破棄】を得た

>種族スキル【精力変換】がランク3になった。

>種族スキル【フェロモン】がランク3になった。

>種族スキル【テクニシャン】がランク3になった。

>種族スキル【男根のメタファー】がランク3になった。


 なんかモリモリ上がった。

 と思った瞬間、自分の身体がドクンと跳ねる。


 熱く燃えるような感覚とともに体力と魔力、精力のゲージが回復していくと同時に、炭化していた右腕が逆回しのように再生していく。


 「ランクアップの時は各ゲージ回復というより、肉体の再構築なのかしら?」

 あ、声も出る。

 と、いうことはランクアップで状態異常もキャンセルされたのか。


 そういや、サナがランク2になった時に『再生』してたのはこのせいなんだな。と、以前の『レベル上げ』の時を思い出す。


 無言でサナとミツキが駆け寄ってきて、抱きついてくる。

 まだ【沈黙】の効果が残っているようだ。


 「心配かけたわね。」

 『見間違えじゃないですよね?腕、治ったんですよね?』

 『ランクアップの時に怪我や病気が治ることがあるって話、本当だったんスね!』


 あ、やっぱりそういう話あるんだ。



 サナです。

 ビリビリの頭の向きが逆だったら、あたし達危なかったと思います。

 やっぱりあたし達よりご主人様の方を驚異と感じてたんでしょうね。


 次回、第一四一話 「狼煙」

 それにしてもご主人様の怪我治って良かった…。

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