第一三五話 「緊縛の心得」
>ミツキはデミハーピーハーフを倒した
>30ポイントの経験値を得た
順調な滑り出しで、デミハーピーハーフを3体倒した。
サナの弓矢は勿論、私の投擲用の槍もスキル【槍術】が乗るようで、面白いように命中するので、釣りもスムーズだ。
これでデミハーピーハーフは狩り尽くしてレベル20の敵も居なくなり、ここからはレベル25以上ばかりなので、気を引き締めて行こう。
▽▽▽▽▽
『ごめんなさい、気づかれました。2羽行きます。』
サナから念話が飛んでくる。
レベル25のデミハーピーが2体だ。
『大丈夫、落ち着いてこっちに戻って来て。』
サナに返事をし、ミツキのレイピアとマン・ゴーシュに種族スキル【男根のメタファー】で種族特性【ドレイン】を付与する。
「ミツキは可能な限り弱点狙って。でも無理だと思ったら当てるだけでいいからね。」
「了解ッス!」
自分の横をサナが駆け抜けてゆき、目の前には2体のデミハーピーが凄いスピードで迫って来ている。
これ、1体は槍で迎撃できても、もう1体をミツキに任せるのは危ないな。
槍を消し、魔法に切り替える。
淫魔法【緊縛の心得】を連続して2回。
魔法で編み上げたロープが亀甲縛り風にデミハーピーを拘束すると、そのままの勢いで通路の床に落ちていく。
「たぶん長くは持たないわよ。ミツキお願い!」
「はいッス!」
「あたしも!」
ミツキがレイピアで、サナが矢筒から抜いた矢でデミハーピーの魔素核を突き、それぞれに付与した種族特性【ドレイン】がハーピー達の体力の9割を吸い取り気絶させる。
二人はそのまま2体にトドメを刺した。
>サナはデミハーピーを倒した
>80ポイントの経験値を得た
>ミツキはデミハーピーを倒した
>80ポイントの経験値を得た
「ご主人様、ごめんなさい。」
「いや、大丈夫。それより矢で対応したのは良かったわ。よくやったねサナ。」
「えへへー。」
「ご主人様、アタシも褒めてくださいよー。」
「ミツキも落ち着いて対処できたね。偉い偉い。」
「やったッス!」
槍を消したせいでせっかく両手が空いているので、二人の頭を撫でてねぎらう。
「それにしてもご主人様の魔法凄いッスね。」
「とっさだったけど、上手くいったわね。」
「あの魔法で直接飛んでるハーピー狙ったら駄目なんスか?
落っこちてきて、床にぶつかって死んだりしそうな感じするッスけど。」
言われてみればそうだな。
「良いアイディアね。試してみようか?」
「全員前に出る感じですか?」
「私が魔法に専念するから、落ちてきたのを二人でトドメさしてもらう感じね。」
そういって、再度それぞれの武器に種族スキル【男根のメタファー】で種族特性【ドレイン】を付与する。
前に測った魔法の射程は40mくらい。
ここから届くのはレベル25のハーピーが3体ね。
「いくわよ!」
「はい!」
「はいッス!」
一番低い位置を飛んでいるハーピーを狙って淫魔法【緊縛の心得】を唱えると、あっさりと捕縛できて、そのまま床に落ちてきた。
ハーピーよりこっちの方がレベルが高いお陰もあるのだろうし、落下ダメージもかなりのものだ。
>ミツキはハーピーを倒した
>80ポイントの経験値を得た
「いけそうね。次は2体いくわよ!」
▽▽▽▽▽
「残るはレベル25のハーピーとレベル30以上のデミハーピーね。」
2体のハーピーのほか、リンクしたデミハーピー1体も淫魔法【緊縛の心得】で落としトドメを刺した。
これ、リンク考えたら敵の数が減って、人数増えたから出来ることだな。
「ここからは、私から見ても格上相手だから、少し休憩してから慎重に行きましょう。」
ミツキッス!
魔法の作戦が上手くいったみたいで嬉しいッス!
少しはアタシも役に立ってるッスかね?
次回、第一三六話 「卵」
ランク3の格上の相手とか、この人数だと普通自殺行為だと思うんスけど、大丈夫ッスか?




