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タキシードが消え去った後「夢幻、全ての鯛形臓を消去、この世界にあった記録や全ての人からの記憶も其れから僕や君たちについても残さず完全にだ」「その子やその奥さんもですか?そんな」「僕は物じゃない彼女たちが老いてもこのままだ。いずれいずれね。思ってたことさ」…………こうして言師たちは無事時閒と夢幻を連れ元の世界へ戻っていった。わんわんさんは七福神と分かれたからいいけど「よう言師」肩に乗った小さな鎖少女それが今の不鎖さんだ。って乗せてるのが本物の不鎖さんなんだけど「私はまた水晶でも、あいた!夢幻ねー様」「アタシがこうしてここにいるならあんたはそれでいいでしょ」全くと不鎖ちゃんの頬を引っ張る。龍神の第一世代も戻り龍神王を支えている。恐妥ママはそのまま神世界を旅している。天裸形は七福神の代わりに社の主となり卯人ちゃんはおじいちゃんの手伝いをしている。わんわんさんは庭で…………阿吽の犬小屋の横で静かに寝ている………「あの、わんわんじゃなくて時閒様いやいや狗牙様えっーと」「わんわんでいい俺はお前の支神だそれでいい」「はい」七福神の袋から弁天が現れ「なーに黄昏れてんのよ」後を追いかけるように布袋も姿を現す「弁ちゃん駄目だよ。なんだか気まずそうだし」「ほーは黙ってて」弁天の着物の襟を槍で抱え「ちょっ毘沙門天!何すんのよ!」毘沙門天の隣で寿老人が「我々も話さなかったこと多いですからね時閒のこと、夢幻のこと、矛盾のこと」シャーモンさんが「そうだな、だが、我々が話すより牙狗が話す方がよかろうさ」みんな七福神の袋へ戻る「私、わんわんさんの事………」胸のドキドキを抑えながら「す、す、好きだからえっーとあの友達とか家族とかそんなんじゃなくて、なくて」尻すぼみしながら勇気を振り絞る。わんわんさんは答えない。七福神の袋から弁天が飛び出す。三角定規でハリセンを作りチョップをかますも狗牙の尻尾であしらわれる「乙女の答よ!真面目に応えろ!」間に丸眼鏡秘書風小さな不鎖さんが「うちのわんわんはファンとの恋愛禁止なんざます。握手タイム終了~♪………まぁまぁ応えにくいんでしょ。弁護士呼ぶわよ!」不鎖ちゃんもお揃い丸眼鏡で嬉しそうだ「今じゃなくていいですから。その待ってますから私の気持ち伝えましたから………いつかいつか聞かせてくださいね」はにかみながら部屋の中へ入っていく。其れを眺める時閒と夢幻は悲しそうだった……「ふーんあれが今の時閒と夢幻なのか」遠くや遠く千里以上離れた森の中「ってかここまで離れる必要なくない?“慰劣釜版“つけてるんだから必要ないっしょ」「そうでもない、この街全体に鎖が張ってある。触れるだけなら問題ない“神力“を使わないなら……な」小っさと鎖を眺めながら「これから如何すんの?矛盾はノー干渉みたいだから」「だが、あの物に貸し与えたんだろ?時閒と夢幻を?なら」翠の獅子頭の神力が膨れ上がる不鎖ちゃんの鎖が反応翠の獅子頭は鎖でがんじがらめになる「挨拶はしておかないとな」鎖を引きちぎり粉々に砕く「まずは宣戦布告こんなものかな」(夢幻ねー様、この感じ!)(わかってるわ時閒も感じているでも挨拶程度でしょ。神力も貴方の鎖が感じ取れる位に抑えて壊した。あいつらなら一瞬でここに来れるでしょう。言師は気付いてない。対処の必要ないっしょ。ほらスマイルスマイル笑ってなさい)(はい)鎖姉妹が不適な笑みを浮かべる。少し怖い「やっほー、後輩くんなーえん先輩だぞ!」「ってかあなた鳥神のなんていったけかな。えーっと」「グラフトよお嬢さんねぇプロキシアス令嬢様?」「やめてよプロキシアスはもう解散したから会社の資産も分割したわ。宿主たる父上もいないから貴方も私もそこの彼女も晴れて自由の身なんでしょう?」なーえん先輩は今でも先輩だ。非凪さんと馬齢さんは自社の経営に専念、プロキシアスという大資本が無くなったがノープレらしい…………一方赤と翠の獅子頭は大勢の人?機械に囲まれていた「貴方は“神“ですか?」女性秘書が機械の後ろから声をかけてくる。「あたしらって神なの?」「解釈によりけりではないか?!最もこんな手枷足枷付けてりゃ大手を振って“神ですけど何か!“なんて名乗れないかな」言えてりゃーと大爆笑する赤い獅子頭「真面目に応えろ……失礼、応えていただきたく思うのですが」機嫌が悪い秘書など気にせず「なので神かどうかは微妙だよ。君らは“神なの?“かな」面白半分で聞き返す赤い獅子頭「グリーンミキサー元プロキシアス傘下の一般企業ですよ。機械工業が専門でして人型からナノマシンまで幅広く取り扱いしています。この体も殆どがスペア、元々の肉体はクソジジィにミンチにされちゃいまして、何とか無事だった試験段階のこの体へ移り変わりました。いやー大変大変困っちゃいましたよ。元の体は冷凍保存状態、外傷が酷すぎです。脳が無事だったのが幸い」人差し指と親指で薄い何か透明な素材の紙を持っている光に当たるとその紙は反射するので“そこに何かある“のは理解できるが反射しなければ視認出来ない「すごいでしょこれ?持ってはいるが凄まじく薄いまぁナノマシンの薄い集合体此奴を頭蓋骨の周りに配置していました。中々に作るのが大変でしてこれも研究段階ですが体はミンチでも頭蓋骨とその中身である脳みそは無傷ですよ」ヒラヒラと揺らす新素材を片手に話は続く。「プロキシアスが突然の解散傘下の企業は独立?や他の企業へリクルート?自然消滅?等々模索中だったんですよ」一枚の写真を見せる「これがプロキシアスの社長の正体(人差し指で写真を指しながら)羽毛を纏った鳥のようなバケモノ………引きましたでも………得体の知れないゾクゾク感でたまらない父上は反対されました。遅れました私この度新取締役代表に就任しました。“御堂平 巻音“といいます」にこやかな笑顔とは裏腹にその奥にあるどす黒い感じが読み取れるそんな彼女に「反対された父上様は今何処へ?」赤い獅子頭が興味本位で訪ねると「さぁ、覚えていません。興味ないので」「この子やばいわよ。奥さん警察へ通報した方がいいんじゃござりません」「誰が奥さんだ、物への干渉は避けること神との一端はあったみたいだが矛盾との関わりは関わりはない。なら別によかろう」「えぇー無干渉なの?そりゃあ悪夢エンドでさぁ旦那ァ、つまんなーいの、トーいうわけでごめんなんしわっちら………またご縁がありましたらお電話させていただきます」一呼吸置く巻音「ここら辺一帯清掃しておきなさい“デッドアライブ“」『キルキルキルキルブロークンデスターゲットプレス』機械が一気に戦闘態勢を整えていく。赤い獅子頭の口元から煙が上がる。一部の機械が燃え上がる『キルキル………オーバーオーバー………キドウテイ』灼熱の真っ赤な臨界点「ドカーーンん?あれ?なんで?(獅子頭にチョーップ)いーたーい?!何すんのよ!」さっきまで臨界点だった機械たちが倒れていく「大事にするなと言ったばかりだが?お前の頭も獅子頭になっちまったのか?」オロロン泪目の赤い獅子頭すぐに再起ダウンロードを始める機械たち「少し驚きましたが、予定通りですよね」巻音が去ろうとする。ダウンロードが終わり再び戦闘態勢へ……しかし機械たちが老人のごとく動きが遅くなっていく。攻撃は当たらず、起動はしているもののローディングを繰り返して次第に動きが止まっていく。何なんだこれは?理解できない巻音AIは正常だ。送信も受信も問題ない。なら?!巻音が機械の関節部分を注視すると!「冷えてる異常なほど関節部分の温度が下がっているのか!」翠の獅子頭が「ご名答。何故作る奴は自身と同じ型にこだわるのか、理解に苦しむ。まぁ(自身を眺めながら)話し相手でも求めてんのかよ。これが無機質な物なら今みたいな小細工は通じないのにな」地面に無数に倒れる機械が微かに震えている「いったい何を?!寒い」跪く巻音。辺りの機械と同じ震えている「足の関節周りをすこーし冷やしたのさ。関節の動きを悪くしたのかな」倒れながら「何故これだけの力を持っているのに」息を切らしながら話す巻音に屈みながら「んーそうだな“力だからかな“君にこうやってあーでもないこーでもないと話してもいや違うか、君が得意げになって話しても同じなんだ“大きく何かが変わることはない“君が強いものに挑もうが、弱い者に君の持つ正しさを伝えようが同じなんだよ“どんな者であれ“生まれ持った力は違うんだ“其れをどう振るうか“は力を持っている方が決める。弱い者は決定………蹂躙を待つだけだ。遅かれ早かれね。びくびくと震えてね」立ち上がる赤い獅子頭「どうする?あたしたち封印を運良く破れはしたけど、そうだ言師くんと初めてのお友達になって色んな奴を食べてスキルをゲットだぜ」やれやれと溜息をつく翠の獅子頭「そんな厨二病な万能スキルゲットサポートシステムなんて持ってないだろ?その後国でも作って幸せに暮らしましたなんて落ち」chaー言ってみただけジャーンふて腐れ顔から「じゃあ………言師くんの命を奪う?とりま彼女の持つ時閒と夢幻の武器はあたしらに届くわよ。射程の問題はあるし、矛盾じゃないから何とも言えないけどね………あぁそれさっき挨拶がてら試したんだっけかな。言師くんは気づいてなかったんだ」「そうだな、時閒と夢幻は気付いていた。でも鎖からの返答はなしだ」返事がない鎖の屍のようだってかと赤い獅子頭が腹を抱え大笑い………移動してる?!鎖からの情報を小さなお姉さんに伝える反応を見ながらそうね「そうだ不鎖さんたちも?ってあれ?いない?神世界に戻ったのかな?」コーヒー碗を数個もつ言師に「神牢の管理も大変なんだろ。こっちへは顔見せ程度なんだからな」(さて俺は言師のそばにいたほうが良いだろ。七福神もいることだしいざとなれば時閒に戻れば良い…………「方角と距離は?」肩に乗る小さなお姉さんが妹へ訪ねると「ここから西、距離はかなり先追いつく前に逃げられるかもしれない」そんな妹へ「鎖の感知はアタシが続ける。最大速度で奥へ進んでくれないかな」……「どうやら感知は良好良好これは夢幻のほうかな。少しナイーブになってるかなほら着くわよ」二つの獅子頭の元へ「いやいやいらっしゃいませあらまちっちゃくなったわね。夢幻お隣は妹さんなのかな」得体の知れない獅子頭に対して一歩引く不鎖ちゃんに「大丈夫よ取って食べたりしないからそれでなんのようかな夢幻?てっきり時閒も一緒というかあの物の女の子確か言師とか言ったかな彼女もご同行して一気に時閒の矛と夢幻の盾でやり合うのかと思ったんだけど大変みたいね」(夢幻ねー様彼等は何者ですか?かなりの神力だというのは分かりますでも、それ以上にあの獅子頭の中身は直視したくない今にも嗚咽をはきそうです)(直視ねあまり進めないわね。あいつらが獅子頭取るところを想像いえ考えては止めなのよ。あれは矛盾が施した二段構えなの一つは異神棚の奥に一部屋ある結界の部屋に封印されてたはずなんだけどどうやらその結界がこの前のトリくんの一件で亀裂が入り破壊されたみたいなのよね)(だったら言師や狗牙を呼んだ方が良いんじゃないですか?)確かにと言いかけたが(あれはどうかなアタシたちが揃っても勝てるかどうかな分からない一応やれるとこまではやってみるけど「それにしてもあんた達だけ?黒と金は如何したのよ?矛盾の四方の守りでしょそんなんでいいの?」そんな夢幻に態度に「黒は何処だったかの世界で黒い獅子頭として祀られていたけど川へ落ちてね。それ以来そこの世界の守護をしてるんじゃなかったっけ?」訪ねる赤い獅子頭にはぁ「さぁな、金は消滅しちまったからな、まぁ似たり寄ったりってとこかなさてさてどうなるかな」少し寂しさをにおわせながら「お前さんたちはそれでどうする?俺たちは戦ってもいいぜ。でも少しばかり本気でやるがな」重いのか獅子頭を首でならしながら「さてさてそれじゃ始めますか」「不鎖あんたは下がってなさい」小さな不鎖さんが大きな不鎖ちゃんから降りる。「どうでもいいけどあんたそのなりで戦っていいのアタシは構わないけど、すぐ終わっちゃうわよ。少しは歯ごたえ見せてよね夢幻の無おねーさま」獅子頭が動く赤い獅子頭にこんな速度があるのかと驚く。赤い獅子頭の腕が燃える「さっきも思ったんだけど、動き自体もかなり制限されるんだよね」言い放つ赤い獅子頭の目の前はマグマでも溶け出したのかと思うほど高温の熱で地面が溶けている。助けに鎖を赤い獅子頭に放つ不鎖ちゃんだったが赤い獅子頭に届く前に鎖が凍りづけにあってしまう「離脱して応援なり救援なりを呼ぶのは構わんだが手出しは遠慮願う」すぐに鎖の氷は溶ける「大丈夫よ不鎖此奴らはまだ本気じゃない。獅子頭を壊す気もないでしょ?」赤い獅子頭に目を向ける夢幻「本気?いやいや私は結構本気よ潰す気満々満漢全席!!よ」翠の獅子頭が「ふざけてるな」と間髪入れず進言「もはや、ツッコミですらないの?!普通に注意?、指導?まぁでもふざけるってのはお互いっしょだって夢幻の無様の力これっぽっちも使ってないし、まさか」不鎖の鎖が燃え尽きてしまう「根元まで燃やし尽くしてないわよ“このままの私なら抑えられる“なんて耄碌も度が過ぎるわよ」翠の獅子頭が「言師に会っておこうかな、このまま神力を高めすぎても時閒を呼んでしまうだけだ。夢幻は本気ではやらないというが時閒と夢幻が矛と盾に戻り其れを言師という矛盾が貸し与えると明言した物が揃う。それが一番厄介だ。我々の危惧する事だから」其れを聞き「分かったいいわ。会わせましょう。確かに私達を持った言師なら“今の“あんた達なら軽く制圧出来る。そっちの赤い獅子頭もいいわね!」「アタシパス、話だけならどっちかが聞けばいいじゃん。じゃよろ~♪」赤い獅子頭が離れる「変わんないわね、あんた達も」と夢幻「まぁーねという事で」言師の元へ向かう翠の獅子頭と夢幻、不鎖………赤い獅子頭は別行動当てもなく時間つぶし「さて、何かすると雄獅子くんに怒られそうだし、どうするかな?!」ふと大きな建物が目につく「やけに騒がしいなここだけ」大きな建物に人が集まっている。同じ服を着た男女が多数いる。だが問題はそこではない「にしても“この建物の周囲だけ異様な力が吹き出している“まぁほっといても問題ないっちゃないが」………「おねーさん気合いの入ったコスだね。校門で止められなかった?まぁーいいやどうだいたこ焼き6個で二百円だよーん」「いや物はあまり口に」「そいじゃ一個サービスだ!」熱々出来たてのたこ焼きを頬張る「どう~デイうまいっしょ!」(物の価値観なのかなよく分からんまぁ「えぇー中身のタコも柔らかいわ外もカリカリの生地が悪魔的おいしさね……ところでここって曰く付きの土地なのかしら下から妙な感じを受けるんだけど」「あぁうちの文化祭は特別でさ、まぁ見てれば」そこへ複数のヤリ投げのヤリが屋台へ突き刺さる。学生の法被の襟を握り銅像の上に立つ赤い獅子頭「ふーん特別ね(複数の物から神力じゃないわね。違う何かの力を感じるけど)少し回ってみるか」法被の学生を下ろし「ありがと、おいしかったわ」と学園の奥へ進む赤い獅子頭そんな彼女の前に「おねーさん面白いね、体育会系で選ばれた?わけないか!何者ですか?」さっきのヤリ投げではないか学制服を着ている男?嫌違うなこの匂いはメスか「何者ですか?君と同じか弱くなーい僕たち女の子かな?アンタもなんつったかな?コスプレって奴かな」学ラン女の子が後ろ手に組み「オッス!アタシはこの学園もとい世界全てにエールを送る“応蘭背押団“二十三代目団長を務める“閨 波風“ともうします」応援団の旗を靡かせる。壺に入った亀壺のヒビからは炎と氷の二本の尻尾が鮮やかに描かれている。旗の節々は綻びも目立つ。恐らく長年使い続けられたのだろう。「いい旗ね重みと揺るがなさが紡がれているわね。いい物だわそれで私に何か用?応援してくれるとか?」「そうですね貴女の人生に神の御加護がありますようにフレーフレーってのはさておいて分かってるって“左の手のひら“見せてもらってもいいですか?」赤い獅子頭が不思議がるが左手を前に出し「これでいいかしら」マジマジと手のひらを見て「んーやっぱりない」頭を抱える「ないって指輪は外す主義なの………ってやっぱツッコミ役は必要よね。さっきのヤリ投げボーイと関係ありそうねあれ?」学ラン女の子が去って行く。まぁいいか直接行ってみるか地面をすり抜け学校を降りていく赤い獅子頭(ん?ここから先縛りがあるわね)赤い獅子頭が止まる(縛りが複数か?物の器や魂では弾かれるわね、ここの力ってのも興味あるけど縛りかけた物そうねこれは神じゃないわね物ね……言師くんのほうが面白いかとも思ったんだけどこっちも退屈しのぎにはなるかな。微笑みながら縛りをほどいていく赤い獅子頭……………翠の獅子頭は言師の家にいた。「あの不鎖さんえーっとお友達ですか?初めまして言師といいます。大きな立派な獅子頭ですねオーダーメイドですか?」あははっと鎖おねーさまを見つめるすると「初めましてか、私は名前か?翠の獅子頭とでも呼んでもらえればいい、あいにくこれはかぶりたくて被っていない矛盾お手製のオーダーメイドだ。ここへは君に会いに来た」私にと確認する言師。うなずく翠「時閒や夢幻とは昔からの知り合いだ」「そいつ以外に赤と黒と金が矛盾のお付きだったのよね」鎖おねーさまが補足する。翠の獅子頭が立ち上がり「軽く手合わせ願いたい、私達が君に敵意が無いことを証明したいからね勿論時閒と夢幻が加勢してもいいよ」「分かりましたわんわんさんと不鎖さんたちは手を出さないでください」「いいのかい?矛盾から時閒と夢幻の使用を許可されたんだろ?」「確かに矛盾様にはこの通り(神約聖書を見せる)神約を得ていますですが、貴方は私に敵意がないと言った。なら(黒竜の衣を纏い七福神の袋を腰に付けるいつものスタイル)アタシもいつものスタイルで戦います。翠の獅子頭が一礼する「ならば一撃」言師の腹へ重い一撃が言葉終わりに叩きこまれる。吹き飛ばされるも「一撃とは言いましたが、この感触盾のようなものを仕込みましたか?ものすごい強度ですね」腹の部分の黒竜の衣はすり切れお腹があらわになるお腹の上には小さな三角定規が重ねている。弁天が表に現れる「重ねでやっとの防御。やっぱり強いわね」展開が間に合わないと踏んで大黒様の力で小さくして黒竜の衣の下に忍ばせたけど反応が出来てなかった。距離を「取る?さっきの攻撃は表に現れた神の力で止めた。保険が効いた。でも君の衣からも別の神の力を感じました。つまり衣の力では私の攻撃は避けられない」顔の前に手のひらを翳される寒い体の節々が固まっていく「早く対処しないと凍って動けなくなりますよ」然し言師の拳が翠の獅子頭を擦る!「なるほど自身を常に水浸しにする事固まった関節を無理矢理動かしましたかでも顔色悪いですよ。急激に体温が下がっている神なら問題ないが君は“物“だ」翠の獅子頭が近づき再び手を翳す「大丈夫力を抜いて」言師の顔色が良くなっていく「これぐらいかなさて続きかな。その袋の力は多かれ少なかれ似た力だ。なら今度は違う力が見たいな………例えば君の懐の神約聖書とか」神約聖書を掴む言師だったがその手が進まない。神約聖書が通じる相手いやそんな相手じゃない翠の獅子頭は矛盾様と同じだ。外から来た神なら神約聖書の縛りは受けない。直接神約聖書に署名したなら話は別だがって神約聖書を離し構える言師「そうですか。なるほど神約の縛りがない私には効かないのが道理ですか………我々は矛盾の守りとして………いえ違います。首輪で飼われた獅子頭です。さっきの赤もここにはいない黒や金も皆色々な世界のシステムでした。進化し続けたAiや忘れ去られた負の感情の塊、星の核等々システムのバグの袋小路なんですよこれが………だから貴方には少しの期待を持っています」人差し指を立て頭の獅子頭へ「これを壊して欲しいのです」真顔で発言する翠の獅子頭「首輪の役割を果たしている。皆存在そのものが雁字搦めの害である以上、そこに存在するだけで惹きつけたり傷つけたりするんです。故のこの獅子頭で抑える。私達以外にとってはそれが最善………でも私達は?其れは最低な蔑みでしかない」獅子頭の破壊?を頼まれた?「でもどうやって」そうですねと両手を広げ「どうぞ」言師は布袋の力で打ち込むも「イッターイ」獅子頭は衝撃を受けてもびくともしない「これは矛盾が創った神器に近いんです。打ち破れるのは時閒の矛のみ他の如何なる武器も獅子頭に傷一つ付けられない……さんざん験しましたから勿論」翠の獅子頭は自身の頭を氷結させ砕こうとおもいっきり衝撃を与える。氷は砕けるものの獅子頭に変化はなくその頑丈さだけが異様な獅子頭として残っている。私の攻撃では不満と言った顔の言師だったので、わんわんさんの方を向き「時閒に戻れますよね、夢幻も」夢幻に戻る不鎖おねーさんと「悪い言師……七福神を貸してくれ」七福神の袋をわんわんさんへ一瞬で時閒に戻る。拳を握り獅子頭へ然し拳は弾かれる夢幻も獅子頭に触れるがその手が弾かれる「つまり時閒の龍と夢幻の無では獅子頭を壊せないように出来てるんですあくまで矛盾が“時閒の矛や夢幻の盾を使うこと“でしか破壊が出来ないだからこその言師様なのですよ…………だが今の言師様では時閒の矛も夢幻の盾も扱えないこの獅子頭を破壊は出来ない矛盾自体には破壊する気持ちは無いなら君にかけるしかない。だから君や時閒夢幻とは敵対しない………伝えたい事は以上です」立ち上がりその場を去る翠の獅子頭「此方にいるのですか」言師の言葉に返事がなかった




