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口笛♪~( ̄ε ̄)が少し空いて閉じなくなった車の窓から漏れている。運転席にはストーキング二桁にかかるプロがハンドルを握る。助手席には息子を攫われた新米パパ後方の席には自称愛人お姉さんと自分武器ですからと無口な男が乗っている「それであてはあるのかにゃんぱらりん?」と愛人お姉さん「血のにおいは薄いあれから纏まった血のにおいはしないぞ」と無口な男が進言「真奈美さんの検索網は相互に張り巡らされているんだ。家の盗聴も何十にも重ねてたから」今からでも警察行きなよといいたくなるレベル「なんで数くんなのかな?」後方に座るお姉さんが尋ねる「あの子”普通なのよね”」確認するように新米パパを見る「あぁ”普通だよ”」少し含みのある言い方をする「何処へ向かうの?」走る車窓から視線を前の矛盾へ移す「そうだな、まずは保育園の近くへ「真下だ!」会話を遮るように時閒が発言すると指をならす夢幻助手席に座っていた矛盾が居なくなり………「クソクソ、クソ!!」背負っているリュックに力が入る「子供が起きます。抑えて下さい!下がって(いつ?!地上への穴なんか開けた?!)」目の前の穴其れよりも目の前の男?!「何者は無粋ですね、最重要人物今回のゴール」スマホの写真と見比べる「よく分からないがだったら”返してもらえるかな?”」迷いなくリュックを見据える。女がリュックから寝ている数の首を出し「近づくな!近づいたら分かるよね!動かないで!ゆっくり下がりなさい」手の中に収まりそうなナイフ切っ先は鋭く「血のにおい、保育園とやらで多くを殺したのはそいつだ」断言するいつの間にか矛盾の横に並ぶ時閒「真奈美さんは?夢幻が一緒なの?」質問に口だけで反応する時閒「心配しなくてもゆっくり降りてきている。手伝うかい」見据えるリュックの女性(何、こいつ目的の男とは違う!)「此奴は何者?人外………悪いけど目で追えなかったわよ」万奈を伺う女に「まずは名前から名乗りましょうか、私はギガマイマイの”瀬能 万奈”といいます。ヒトイラズの万奈の通り名の方が知っている人物は多いです」「名乗って欲しいのかな?矛盾といいます。苗字とかはないので残念ながら通り名もありません。そこに居る彼は時閒といいます。数息子を返してください。因みに」女の手元のナイフが捻れ曲がり鋭さを無くす「今のは時閒にやって貰いました。因みに僕も同じ事が出来ます」ナイフを捨て数を抱き寄せる女「だったら取り返せばいいのでは?」万奈が提言するも「そうですね確かに取り返せばいいでも、出来ることなら”貴方達が無条件で数を渡してくる”事を望んでいますから」と否定的「君たちは”全ての人間に同じスタートラインを与えること”が目標だったかな、テレビやネットの解釈ではそんな所だと認識したけど」二人の顔を確認大方当たっているようだ。なら手を前に「君たちと一緒に行こう、目的がいまいち分からないけど僕は数を連れて夕方5時頃には家に居ないといけない其れまでに済ませたい。無理矢理は出来そうだけど君たちは大きな組織だ。この世界を壊したくはない。奥さんに怒られたくないからね」妥協案に「夕方5時ですか、移動のことも考えると少し」「移動?何処に行くのかな?」「貴方には”ある場所へ”ご同行願います」矛盾と万奈の会話に入り込む時閒「話は移動しながらがいい、複数の足音と人の匂い鉄の匂いから複数の武器をフル装備のようだぞ」しんがりはという矛盾に「俺がやろう。その人の子供が心配だろ。君たちの怪我浅くはない。特殊な力を持っているようだが、ここまでこうして逃げ隠れしているところから結構な摘みなんだろ。戦力は期待できないなら俺の足止めが適任だろ」すぐに万奈と数を背負った女を両手で抱え縦穴を上がる。地上へ出た後周囲を確認「追っては来てない?みたいだね(真奈美さんと夢幻には一定の距離を保ち尾行してもらう)さて行こうか」穴を見下げて(時閒無茶はしないか)万奈を先頭に歩き出す。懐中電灯に照らされる時閒「思ったより遅いか」「君は”人”ではないですね」寅卯と鶴海が先行して接触してきた「では先に”この先へは行けない”戻って下さい」丁寧な言葉とは違い空気が一気に寒くなる。「寅卯さん追っていた万奈たちは洞窟の奥にいるんですか?」鶴海の一歩後ろから「この縦穴が気になりますが、目の前の彼が穴よりも後ろにいるので縦穴の線はありませんかねお兄ちゃん?」気さくに声をかける寅卯「どうかな?奥へ行くなら止めないが同行させてもらうかな。暗い道は女の子には危険だからね」返された言葉に噛み付いたのは鶴海だった「禅問答みたいな事はらちがあかないッスよ」時閒に視線を合わせながらも後ろの寅卯さんへ「俺が仕掛けます。俺ごとやっ」「鶴海さん鶴海さん鶴海「分かりましたよ。ここは仕掛けます”援護期待してます!”という言葉と共に時閒に突っ込んでいく拳が届くと思いきや「躱されて……そうじゃないこれは当たってない?!クソ」拳と蹴りを混ぜ手数を増やすものの攻撃が届く事はない「此方でも”加護”は発動するのか、まぁ特殊な攻撃では加護を超えるはず完全ではないな」時閒がポツリと言葉を漏らす(矛盾はまだ安全圏内とはいえないか)鶴海の頭部を狙った蹴りを足首を握る事で止めようとしたが、膝が曲がり射程が狭まる。時閒が咄嗟に首を引く。膝蹴りが失速する「ここまで域を超えるとは、そうか薄らいではいるものの”概念はあるのか”お嬢さんご実家は?」当たらなかった蹴りを下げ「”降場湯”だよ簡単にいうと占い師なのかな。アタシも何やってんのか分かってないよ」読みモノか脈々と受け継いだ加護といったところかな。懐から四角の鍵付きの箱を取り出す「寅卯さん権限を!」「証差認定”桜上 寅卯”一級基盤解放」四角の鍵付きの箱から「証差認定を承認フリーズ解除」と機械的な声すると箱は静かに小さく折り畳まれていく。だんだん小さくなる箱からはブローチが浮いている。鶴海が其れを掴む一息入れ髪をブローチで纏める「クロスブライナーセット”スキャンを開始します”」ブローチから光の輪っかが鶴海の体を包む。光の輪が複数に分かれ鶴海の体を採寸していく。光の糸が編まれていく「やっぱり道着がシャキッとするな。仕組みは分かんないけどさ」着ている道着を見ながら「タイマンだろ?変な奴?宇宙人ではないか、まぁいいとにかく勝負だろ」顔を屈め獣のように構える鶴海。時閒との間合いが一気に無くなる。拳が空を切る。加護があるとはいえこの力それに垂れ下がった顔と拳。時閒の服が切れる。神の認識が薄い世界だったか。加護を受けるという概念が希だな。動きが余見づらい。通常なら当たらないんだが”加護”を持ってるから捉えられてしまう。元の体に戻っても此とは拳撃が止めどなく不規則に襲ってくる。矛盾から聞いていた”鯛形臓”とは違う加護以上神約以下って所か………(鶴海さんの動きが読まれている。一撃一撃をモーションに入ってから避けてる。思った以上の相手ですね)しかしその場を動かない寅卯……(加勢しないか)鶴海の相手を人気で軽く躱しながら寅卯……寅卯だけじゃない(囲まれるか、全員人だが特殊臓器持ち………言師たちはかなり遠い矛盾達もかなり離脱出来た)「少し本気でやるかな」時閒が逃げの一手から攻撃に転じる。吹き飛ばされる鶴海「すごいな、今のは完全に当てにいったんだけど”加護”の域を超えて攻撃したのに、一瞬後ろへ飛んだだから」鶴海さんの膝が折れ蹲る……次の瞬間目の前にいたのは蹲る鶴海さんではなく泣きそうな男の子を抱えた震える女だった。女の後ろには倒れ込む男意識が薄れている。時閒が武器に戻っている「ゴメンね、急に戻してそっちは終わってたかな」語りかける矛盾。放たれた時閒の一撃が周囲の全てを抉り取っている例外として数を抱えた女と後ろの男が大地の一部と共に残っているだけ。夢幻が守ったのだろう事は容易に想像出来る「はーい数くんこっちへ」女から数くんを持ち上げる。女は抵抗しなかったすぐに矛盾の後方へ移動する夢幻「さて、離脱と言いたいけど」矛盾が周りを看る。真っ赤な鎧の男と短髪のタキシードの女性「あれが、知見対かよ」「”漆身加津血”たる可能性を持つ知見対だ丁重に扱え」歩み寄る二人。時閒を持ったまま「言師くん達も向かってるね。目測で数分後かな到着するの」時閒の矛先が震える「会うのが怖いかな?前にも言ったけど会ったら”全力で退ける”今度は二撃目もありだよなので………いやいいや」時閒の矛を地面に突き刺すと同時に「すぐ離脱する時閒も夢幻も準備しておいてよろしく」「盗み聞きってのは良くないが僕は君達をいや(矛盾を指差し)君を逃がさない。君は何者だい?健康診断の記録がない。一回もだ。君と一緒に暮らす女には鯛形臓がある。鯛形臓の初期診断は六歳だ。ここで初めて鯛形臓の有無を確認する。君の記録がないんだせっかちでね。なら君の息子さんかな。彼の検査をフライングさせた。こう速く追いつかれる事は想定外、簡易な検査しかできなかった」一枚の紙を見る「結果は鯛形臓の臓器不全だ。鯛形臓に何らかな不備がありその子の鯛形臓が機能していない。勿論詳しい検査結果ではないから間違った結果かもしれない」鎧の男の後ろからタキシードの女性がにやりと「でもあたし達は知りたいのよ。”範囲外”の存在をそこに平等な答えがあるかもしれないから」二人だけなのか?他に人気が感じない言師くん達はまだ遠い「知りたいかなら君達に同行するのかな。でもそこの彼女は僕の”大事な物”に手を出そうとした。傷つけてはいないが………戦意は刈り取った………交渉ごとを行うときは駆け引きも大事だけど”相手が自分の思った通りに動いてる”なんてくだらん妄想を吐き散らさない事だ。強かろうが弱かろうが頭が良かろうが悪かろうが”手の内を全て見せているわけではないんだから”」矛盾の言葉に「モルモットはお嫌い鯛形臓自体の有無を聞くって自己申告じゃ確信が持てない調べるのは当然そうだな三色昼寝付きのフカフカじゃないベットで」差し出した手を手招きしようとするが、そこには手はなく肘から先が無くなっている。
「さっきも言ったでしょう。交渉ごとは慎重に焦ると手痛いしっぺ返しをくらうよ。君達の提案は数の身の安全と数時間での解放そこの彼女に伝えていたのはそれだけだ。勝手な条件提示は結構だが、其れを飲むかどうかはまだ極めてない。白紙なんだよ。僕は誰もなめないしなめられたくない気持ち悪いからね」腕が消し飛ぶ時間の矛で斬ったのは事実だが(いつ斬った?斬った得物はどこだ。一瞬すぎたのか。あいつの手には得物がない?素手?手刀いや違う間合いがもっと遠いあたし達の間合いにここまで入って急速離脱はありえねぇ、なら得物持ちは確定!飛び道具や剣状のものではない。槍?みたいな長物か。傷口から鋭利な武器だと推察出来る斬られたというのに出血多量大サービスになってない。まぁアタシの鯛形臓の力ってのもあるけど分かって斬ってやがるクソッタレが全くもって嫌な相手だと理解した)息をのむ隣のタキシードに「ハレム君は待機していてくれ。その腕で彼の捕縛は無理だろう?」「はぁいそうですねアルマ代表に任せるわ。ってかホントに寅園の?死んだら骨は拾って未亡人な人生なのね」「それはともかく私に何かあれば君が代表だよ。残務処理よろしくね」冗談なのか本気なのか去り際のあばよを残し矛盾へ前に「攻撃しないんですね。てっきり腕や足を切り落としてくるかなと思いましたよ。あなたの見えない得物で」認識出来てないか時間は数秒あれば離脱も可能「数の身の安全が補償されてないというか、さっきの腕を斬った行為で逃走離脱を望んだけどやっぱりひかないかなら」時閒の矛を右手に持つ今度はみんなに見えるように「槍の武器?瞬間で移動出来るんですね。鯛形臓の力かな。今まででみたことがない」「期待している所悪いけど僕は鯛形臓なんて物はついていないよ。これはそれ以上の力だよおしゃべりは終わりここを離脱しても追ってくるみたいだからここで決着といこうかな。後腐れないように」さっきの二の舞だと時間の矛先を男へ向ける「鯛形臓の力じゃない。ふっふっいいですね。鯛形臓以上の力ってのもあるんだ。興味深い」矛先から目を背けず「私達は”鯛形臓=こんな物”不要だと思っています。こんな物があるから圧倒的差別が生まれる!頑張っても金もうけ出来ない報われない。夢も掴めない」「こんなに僕等は努力しているのに?なら鯛形臓が無くなれば平等?五体満足は当たり前?持って産まれようが持たなくて産まれようが”力”ってのは差別を生むんだよ。努力してきたことが自分の産まれ持った力によって成せてたとしたら?それが運にしろ能力にしろでも”物”は其れを理解出来ないんだよ。だって”物”だからね」言っている意味が理解出来ない二人「いや何でもないよ。とにかく片腕がない彼女と其れを止められなかった君、君らの言い分は理解出来ない。深傷を追う前に撤退を提案するよ」矛盾の言葉に「撤退かなるほど”力の差は歴然”どうするよ?俺らの夢の前にでっかい壁が立ちはだかったね。こりゃ」顔を合わせることもなく構える物。首をならし向かってくる(おそらく四肢がもげても牙だけでも襲ってくる。意味がないとか関係ないそういう”物”なんだろう。やれやれ”恐れがない”………違うかそれ以上の恐れがあるから”そんなこと”何とも思わないんだろう………悲しい事だね。物というのは)二人の連携はお互いを知るから一部の隙もない攻撃だった。あくまで人が相手なら「夢を否定はしない、追うのも勝手だ。だから立って欲しくはないかな(振り向くことなく)致命傷を避けながら攻撃はしんどいんだよ」立っているのは矛盾だった。立ち上がろうとする二人の片手、片足、片目、片耳を綺麗に切れ落とす。たった一瞬叫びが一帯に木霊した「出血多量にはならないよう止血もした。荒く傷口を焼いてね」二人から戦意が消える「さて、少し時間を掛け過ぎた」周りに第一世代の龍神が四方を囲む後ろから不鎖そして「先に行っておく!トキ今回”数”が近くにいる!彼等が数を狙うような者達じゃないのは理解してる。でも彼等も覚悟を持って追ってきた!だから今度は全力を持って排除する」追ってきた事に後悔や反省を促すわけではない。其れはその場に倒れ起き上がろうとしない二人を見れば判る。目の前に立つエプロンが圧倒的差別だと認識するからだ。不意に武器から龍神の姿へ戻る時閒「お前達がついていながら何故、言師を連れてきた。俺はもう戻れない。いや所有が端から決まってる………みんなには感謝してる………でも元の世界に戻「やだよ一緒に帰ろう……わんわんさんそれに不鎖さん、こんな言い方正しくないのは知ってるけど、アタシにとってはわんわんさんと不鎖さんなんだよ。ずっと変わらない(手を差しのばす)ねぇだから」時閒がはなそうとするも時閒が矛に強制的に戻され「彼は矛だ。僕の所有する武器だ。だから君の元には“戻らない“話は終わり」言師の前に矛が迫るが羅髭を全快にした龍神に止められる「トキの一部を引き継いでるんだったな。少々厄介だよ「不鎖!引いて」殴りかかるママ龍神も続く、言師の体に鎖を絡ませ後方へ、しかし鎖の根元を矛盾の蹴りが止める。地面に張り付く鎖。多対一は狙いやすい所を作る隙を生じさせる「言師くんは此方にトキが居る以上七福神の力は使えない神約聖書とセットとしての怖さはあったけどそれ以上はないかなさて時閒、君の進言でも退かなかった。彼等も一線を超えてる数を盾に取る事はしないんだね」時閒の矛を肩に担ぎながら「本来は夢幻もそろった状態でやるんだけど、最後に“素直に彼方の世界に帰る“ってのはないのかな?」愚問なのは判っているでも全く時閒の子供も数に負けず劣らずのきかん坊ナンダね「時閒と夢幻………わんわんさんと不鎖さんは必ず連れ帰る貴方から引っ剥がさせる!」開いた口を片手で掴むそのまま言師を連れ数キロ先まで離脱する矛盾辺りを見渡しそーしゃるでぃすたんすを守った事を確認「さて、ゆっくり話ってのも無理かな」周りには第一世代の龍神が勢揃いしている「かなり飛ばしたんだけど、なるほど君らは僕の知る“時閒“以上なんだね」羅髭は四つに割れている。しかもそれだけじゃない角は捻れ七色に光る。恐妥は他の龍神と違う羅髭はなく頭からは一本の赤く透明な立派な角が生える「僕が言師くんを掴まえた後移動その後に反応して君らは僕とほぼ同時に到着した。本気なんだね取り返す気持ち」「取り返す気持ちはね、トキとおばさんを持たれるとお手上げだけどなんだけどね」「言師と話?今さら脅しはないだろ。心の傷押して矛盾の前に立って口上述べたんだからな」「やっぱあんたたち速いわね。あれだけ鍛えても龍神のトキの力がすごいのか」「ついてこれてる時点で、恐妥も中々だよ。俺らはだべってこの有様だからな。時閒の力ってのも貰いはしたけど殆ど使いこなせないほんの数パーセントだけだよ。神世界でも希な鬼神の力を受け継いでる君の方が僕等よりのびしろありだしね」やれやれ時閒も難儀だよね右手に時閒を握り口を開く「追いかけっこは得意じゃない時間もない君達は僕を戦闘不能レベルに追い込めばいい。そうすれば時閒をそちらに戻そう。僕が知ってる知識と神力の内容も君達に教えるこの前の鳥神くんのような事があっても困るからね。君達は言師くんは物だけど、他は違う。提示してあげれば物のような愚かな判断はしない最も(時閒の矛を構えたまま)僕を戦闘不能にしたらだけど」巨大なラスボスの攻略が浮かばない。わんわんさんだけだから攻撃は通ると思うけど、恐妥に首を持たれ一瞬で離脱?!直後に言師がいた場所が時閒の一撃で吹き飛んだ「躊躇ないわね。時閒が神力を極端まで抑えた上であの破壊力矛盾の名に偽りなしか」不鎖の元へ「言師あんたの神約聖書はこの場面において異質な力よ。だからこそ、矛盾はあたし達違う言師を自分から遠ざけた。任せるわよ切り札」そういう感じなのか、羅髭とかいったか?あれが出てからスピードとパワーが桁違いに上がった夢幻を呼び戻して守りを固めてもいいけどどのみち時閒の矛を無理矢理力を出させてもここらが限界かなかな………矛盾の動きが大きく雑になった俺の動きが見切れてはいるけど軽く避けられないってどこか。全く全力に近い力で此かよ。突き刺さる音。数くんを庇い腕に穴が空く言師「間に入られましたか、でも無駄ですよ“届いたから!!“これで?!ナンダこれは」タキシードの胸を時閒の矛が貫く「数は持ってないんだ………(タキシードの胸から穴が大きく開いていくタキシードの体が消え去っていく円が広がるように)ごめんな数一緒に居られなくて……」タキシードの体が完全に消え去るかと思ったが1台のトラックが現れ「射出」棺桶が発射される。棺桶から腕が這い出し「体の消失?!なんて力だ。ますます欲しくなった」這い出したのはタキシードとは似ても似つかぬ人物だが先ほどの戦闘の記憶がある「不思議よね。鯛形臓を介しての契約移動私達は思想を追い求めるですが思想は到達まで無限に近い時間を使う。故に会員は己の肉体を上納するのたどり着く為に、私達は“個にして全“全にして個“なの受け継がれるさい今までの記憶記録は受け継がれる。上納した者の見返りは新たな世界でも“完全なる肉体“へのダウンロード私達は死なないの残り続けていく。成すべきその時まで君の強さは計り知れないでも解析、攻略、突破方法ライフはまだまだ無限に近いだってこの世界にくすぶり続けていくんだから」タキシードの体へと作り替えていく「夢幻、記憶の一部なら置き換え出来たよな」「置き換えるの?消す方が楽なんだけど」「欠損は違和感が残る体へと影響する」りょうかーいと夢幻が応える。すぐに言師の元へ「時閒と夢幻の権限を君に移行する。神約聖書を出して」いきなりの言葉に「どうして?!」「別にたいした理由はないよ。僕としては時閒と夢幻の管理とそうだな君が僕を屈服させたとでも事実が行き渡ればいいんだよ。僕たちの力への迷信への脱却が目的かな」神約聖書を開き矛盾が貸し与える権利を言師に与える旨を書き込む「さて、後は無限に増殖なのか生き返るのかわからない彼等か」向きを変え棺桶を見渡す「棺桶を破壊ですか?無理無理ありとあらゆる」言葉を発する前に真っ二つに斬られるタキシード「まず、一人目次、次」時閒の矛を背負い振り向かず指で招く。数分しか経っていないが足場が無いほどの棺桶から這い出たタキシード擬きでその場が埋め尽くされる。其れは動かずいや動けない時閒の矛で機動を完全に封じ………壊されているから「待ってやる。作り替えたその瞬間、僕に攻撃を向けた瞬間、ここから離脱しようとした瞬間、ありとあらゆる場所にある君の体をこの場から壊そう」機械的な忠告「なら、こんなのはどうだ!」タキシードのプッツンしている「待て!其れは最後………『相手が』………(顔に手を当てながら)慎重に事を運………『ここまでの猛者なら』………ぶべきな………(当てていた手を反対の手で祓う)『さぁ、此ならどうかな?』棺桶から複数のタキシードが這い出る。それだけじゃ無い「なるほどこの人の気配、ダウンロードとやらは複数同時に行えるのか、君がこの世界に無数に存在する感覚うーん、独りで多数決って所かな」…………「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「たしかにそんな感じさ」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」複数同時に声が木霊する不適な笑みが周りを支配するが矛盾は慌てず時閒の矛を構えたまま袋叩きを耐えている「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「どうした?どうした?!世界を敵に回すってのはいいすぎかな一つの国の国民から敵意を向けられる気分はカッコなんて気にしやしない“数が全て同意が総意だ“マイノリティーたる君が負けるこの世のいや全ての真意なんだよねこれが正義であり悪意でもある。其れを数千数万数億と繰り返してきたそしてこれからも繰り返していく君の一票が世界を変えるという奴さ。最も僕の意志が総意なんだね「ふーやっと折り合いかよ此ならいいだろう」『…………』「やれやれオッケー出るまで時間がかかることかかること失礼話の横やりを入れてささ続きをどうぞえぇーっと独り多数決で俺つぅェェエエェェエエェと上下降でしたかね。いや参った参った俺ツェェーーーなら最後はどうなるんですかね?魔王?剣王?人の王?異世界大統領?最高書記?スペース卍会総取締役?其れとも………………“神様“かな?なーんて神様なんて居ませんよね例え存在したとしても空気みたいに暖かい目で見続けてくれる青色のタヌキみたいな感じでしょう。祈らない!縋らない!讃えない!祀らない!物に離れず近づかずあることに気付くことなく故に“神などいない“のです」神かなぜだろういい響きだ。うんいいね。なら君を倒していつかいつかかの答えを探し出した後“神“そう名乗るコトニシヨウ」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」……」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」しかし時閒の矛を掲げゆっくりと振り下ろす。白い世界が一面にほんの一瞬だけ現れ次に感じたのは「何故?何故?!何故だ!なにゆえ“私しかいない“感じない!」「君以外を斬ったから君のダウンロード先はもう無い。君だけ斬らなかったのは君に斬られる最後を与えたかったから君は独りになったんだ。大嫌いなマイノリティーになったんだ」頭を抱え蹲る涙が流れる恐怖!孤独!弱さ!彼の頭の中に考えきる負の感情が走馬灯のように巡る「お願い助けて助けて助けて斬られる斬られる斬られる淋しい寂しい淋しさ寂しい独り独り独り独り独り独り生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい」無情に時閒の矛が体を貫く……………目覚まし時計の音が部屋に響く「やば!もう八時じゃん!数起きて保育園行くよ」瞼を擦る息子を乗せた車保育園の最短ルートをひた走る「数また持ってきたの?!其れは神様のおうちだから駄目だって」「かーみ、かーみパー?!」首をかしげる神棚を開くもそこには神札の山があるだけ「あちゃーーぶちまけちゃダメ………数年前から溜めすぎか、神社に持っていかなきゃあーもうまた赤?時間が無い」窓の外には広い空き地がある。数キロ離れたビルの屋上「あーあ数駄目だよ神棚食べちゃ、朝ごはん食べなくちゃ、洗濯物干していったのかな?部屋の掃除もおもちゃを分けて片づ……………良かった元気そうで」防犯カメラがビルの屋上を写すがそこに人影はない。部屋の中で複数のモニターを眺める眼鏡の女性そのうちの数台は数くんの家を写している。でも誰もいない部屋がカメラの数が多いようだ。画面を見入るその目には涙が溢れていた……………古い神社の境内への扉を開く「こっちには中々帰ってきてないけど、まぁ散らかるよね」奥の部屋へ「封印は複数の重ねがけしていたけど、鳥神くんが彼方の世界へ渡った際に破られたか………この感じだと神世界じゃなく物世界かな、まぁ“慰劣釜版“で本来の神力を使えないから時閒と夢幻を貸してる言師くんならなんとかなるかな………さてとお片づけお片づけ数に散々言ってたんだ。張り切りますかね」時間を少し戻し言師たちが向こうの世界へ渡った後、物世界のある場所へ異神棚が開く「頭重っ!首凝るわね」角が一本垂れ耳のメス赤い獅子頭が辺りを見渡す。「仕方あるまい、結界の破壊は出来たがさすがに頭破壊は気が進まん」角が二本耳は立っているオスの翠の獅子頭が応える「あの辛気くさい神社に括り付けられるよりマシよね。ここって物世界でしょ?知ってる世界とずいぶん違うんだけど」「そうだな、封印される前は物もこんなに多くなかった」




