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神約聖書  作者: 裸形炉
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七十五ページ目

「まったく、聞いているのですか?太市不名」階段の上より先程まで長々とした説教という自分の世界に浸っていたオオキミの隣のみんなのばあちゃんことムツサ后その目線の先には正座で真っ直ぐにムツサばあちゃんの話に耳を傾ける太市不名の姿があった「これからはムツサ様の言葉をこの身に刻み精進して参るしだい何とぞ、あぁ~何と」呆れたのかムツサばあちゃんは「分かったのならよい」と説教終了です。ふぅーギリギリセーフか云兎の白猫に丸投げして帰ってきたはいいけどおっとそうだった「日澪おじさん!」ゴツンと頭に衝撃が「″日澪随祖″と呼ばないと駄目だろ!」とまったくと叱りつける部姫不名「いいじゃん。ばぁちゃんの前じゃないんだから、そんなんだから父さんは日澪おじさんのオマケみたいに見えるんだよね」まったく誰に似たんだかという部姫不名に「母さんに決まってんじゃん!」と反論してじゃれ合う親子に「云兎は一緒じゃなかったのかい?」としゃがみ込んで太市に尋ねる日澪不名に「云兎なら部屋にいると思うよ……そうだ僕が見てくるから心配しないで」怪しさマックスの笑みで応える太市不名に後ろから「おまえら……なんか悪さしてないよな!」という部姫不名の言葉に「ないない……真っ白だから……一点の曇りも無い白だから」とその場を後にする「あっそうだ父さんねーちゃん達は?」という太市不名に「儚庭の何処かにいるだろう?」という部姫親父の隣から「祷ちゃんなら、確かうちの惨支と一緒に慈鎮区の端″霊林炉″で取れたばかりの自然の神器質の加工を手伝ってもらってたんじゃなかったかな」とすまなそうに弟の部姫に話す「あぁ、そういえばそんな事后琥が言ってたような、別に兄貴が気にすることないさ、祷珀が自分でやりたーいって始めたみたいだからさ……って太市!話はってクソ帰ったら俺が説教だな!」という部姫親父はカンカンでそんな親子を微笑ましくも眺めながら……ふと遠くを眺める日澪に「兄貴……変なこと言うなよ」と部姫親父が呟く「いや、少し″流れが淀んでてね″」という日澪に「ハァー兄貴の″眺場″は外れねぇからな、後追うかな」という部姫に「いや太市随新はまだ緩やかだ、問題ない気になるのはつい先程この死人神の領域が波紋のように揺れ動いている」それってどういうと部姫が聞くも「広くてそこまでは分からないけど取りあえず僕たちはこのままオオキミのそばにいよう……その方が確実だ」話す日澪に太市の後を追うのをやめる部姫……コンコンと襖を軽く叩く「云兎……いるか?」と尋ね「合言葉……合言葉」と連呼する云兎?に「巫山戯てんのか?それよりあのねーちゃんは起きたか?」と尋ねるも「ぶっーぶー……暗証番号が違います」そんな云兎の態度に「あーもーうちの親父や日澪のおじさんも俺達が何かしてるって感づいてる」その言葉に「パパ……あなたがホントに太市だって証拠は?ないなら開けない!」暫くして「分かったなら今から惨支おばちゃんの処に行ってくる。そこに祷姉がいるみたいだし、じゃねーちゃんのこと頼んだぞ云兎!」と足音はその場を離れていく。離れていく足音を聞きながら自分の布団に眠る頼まれた者が目を覚ますのを待ち続ける白猫に寄り添い半分おねむな云兎だった………慈鎮区の中央にある儚庭園その膨大な庭園を囲むようにそびえ立つ建物″囲祈合″死人神オオキミとムツサ后、お世話をする清掃奉仕団と呼ばれる昔の看護服を来た女性の死人が十数名、飼疆と呼ばれる神疆を守る全員が神世界にとどまり続ける程の力を持った年寄りの死浪で構成されている。その一部が数十名住んでいる。そんな囲祈合の外にはそれぞれ四つの方角に青衛、赤鬼、白穂、黒星の区域が広がる。中央の霊林炉で囲まれた囲祈合を玉響と呼ばれこれら全てを合わせて神疆ウイグル慈鎮区と呼び死都の中で死浪のみが行き来出来る空間で平民街と遮断されている。今は太市不名達一家が住むのは青衛にある″院瀬見″と呼ばれる慈鎮区だ。珍しい西洋風の庭付の城がそびえ立つ。囲祈合からも見える程の巨城だ。一方その反対″赤鬼″と呼ばれる区域に住むのは飼疆のトップであり神世界の死浪の頭でもある″夏蓮亜″と呼ばれる体格のいい中年の男性、西洋の顔立ちと真っ赤に燃えるような体の色はこの区域の名前その者であり″浪疆の赤鬼″と呼ばれている………囲祈合を抜け霊林炉が一際深く続く方角を突き進む太市鬱蒼と栄える銀色の硬い石のような竹が伸び伸びと生え揃う中を道もなく進む……数分前″囲祈合″の白穂へと続く道に太市がさしかかるそこには大きな門があり開いている門の両端には海老のように丸まった背中に大きな盾を背負った老人とフンドシに晒しを巻いた女の子がいる。背中の盾をユサユサと揺らし太市に話かせる老人「おんや、オオキミこんな所におこしとは?どうされました?」呆けている?と思いつつ「太市だよ!州主のじいちゃんは相変わらずだね」と和やかに話すと横から「ボン継ぎがいってもこの先はたのしいとこじゃないけど」と憎まれ口をチクリと差すと「これ!オオキミになんて口を、スミマセン、オオキミ口の悪い孫でして」と話すもそこにいるのはオオキミでもないし、あたしたちは門番であって州じいの孫じゃないんだけどと思いながらも「はいはい、ごめんおじいちゃん、オオキミ様はこれから霊林炉を通るみたいだから″あれ″創らないとね」よしオオキミ様の頼みならと背負っている盾を背から外すとシャキッと背筋が伸び相棒のフンドシ少女の前に立つそして息を吸い込むと引き締まった体つきに左手で身の丈程の盾をしっかり持ち、右の籠手を盾を擦りつけると火花が発生する。其れを上下に数回行うと火花は寄り集まり玉の形に集まっていく「ほれ、出来たぞ唐!」という掛け声にハイハイと晒しとフンドシを高速で解きながら体を回転させる。晒しとフンドシに少女の体脂が絡みつき、そのまま火花の玉に体脂を擦りつける。すぐに逆回転で晒しとフンドシを元に戻すとそこにはシャボン玉の中に火の玉が入っている即席のランタンが出来上がる「一丁上がり、はいどうぞボン継ぎ!」と即席ランタンを持たされる太市「連続で作るのは疲れるわ」という唐にランタンを腰にかけながら「やっぱり祷姉も通ったんだ。惨支おばさんも一緒?」と唐に尋ねるも「いんや、惨支様はここ暫く籠もりっきりよ……いつになったら戻られるやら」ふーんと聞きながらも「帰りのランタンがなくて困ってんじゃないの?」という太市に「そりゃないわね、だって赤い鬼さんと一緒よ、どうやら日澪不名様が護衛に頼んだみたい、ほっとくと惨支様ほっつき歩く癖あるし(深い銀の林を見ながら)この中でふらふら何て洒落になんないわよ、というわけで会ったならほどほどにって言っといてそれと」太市のデコをこつきながら「ボン継ぎもきーつけなよ」と痛いと通り抜ける太市振り返ると後ろ向きに手を振る唐と「お達者でオオキミ様……これを!」と全力で太市の方に″銀色の包み″を投げると同時に腰をやってしまう州主、そんな彼の腰を労る唐を背に銀の林を貰ったランタンを便りに突き進む……そして現在「ランタンはよし普通だな」ランタンは心臓のように脈を打つドクンドクンゆっくりと、この銀の林は常に霧が差し込める場所″囲祈合を包む″ように広がる霊林炉の中でも特に白穂と呼ばれるこの区域の濃さは他の区域の数倍だ。ランタンの脈が速く打つドクンドクンドクンドクンさっきの2倍だ。太市はすぐに身を伏せさっきの銀色の包みを広げジッとしている。大きな毛玉がフサフサと身を揺らしながら近くを通っていく太市の近くで止まり首を振りながらメェー?と鳴き何事もないように霧の彼方へと消えていく「今は″未″か、もう少しはやかったら抜けるのに苦労しそうだけどゆっくりもしてられない早く抜けないと」銀色竹と同じ神器質で作られた銀色の風呂敷包みこれとランタンを使うのが霊林炉を抜ける必須アイテムだ。霊林炉……外部からの侵入の防止の為、外の結界との二段構えの内側、霧が濃く、道に迷うこの林には防犯対策として″死獸″が配置されている。死獸は刻により場所を変える。十二の死獸は常に移動してこの霊林炉を時計回りに動いている。元々この神世界の各地にいた死獸でこの先の祷姉ちゃんたちがいる施設の″死鬱家″の代表″オタクサ″という赤髪を二つに分けの三つ編みにしている。紫陽花の髪留めがチャームポイント可愛らしい黄色のドレスに血のような真っ赤に染まった白衣を着ている。この防犯システムをはじめ外の結界を創ったのは彼女だ。オオキミとは最も古い知り合いの一人だ。「まったく面倒くさいシステム創ってくれるよ」と愚痴りながら先を進むそんな最中再びランタンが脈を打つドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン……異常であることはすぐに分かったそんな太市の後ろから現れたのは「コロマル?」そこには頸のないあの時の死獸がいた爪には未の毛が引っかかっているおそらく未と戦ったコロマル?逃げてきた?じゃあ近くに″未″の死獸が追って……あれ……来ない?前に聞いた話だと″ここに居る十二の死獸は力量に差はあれ皆一様に縄張り意識の強い子ばかり″なはずだけど銀色の林は濃い霧に包まれたまま変化はない擦り寄ってくるコロマルに事情を聞こうにも喋れないし取りあえずコロマルと一緒に先に進むことにする。相変わらずドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン……ランタンの音は止まらなかった……毀れてんのかな?これ………毛玉が絡んでうまくなかったなと思いながら自分の2歩前を歩く太市の後ろ姿を見るコロマルこと功丑″ここで食べる″そんな選択肢も考えていたけど、さっきのでっかい未の死獸、味はともかくとして死獸にしては強かった。喰うことを前提にしたとはいえ明らかに死獸というレベルを超えていた物世界を行き来できる程の獸神といってもいいレベルか、たかが死獸をここまでの域にまでするとは、複数相手にするのは厄介だな、言師や獸神もいずれ嗅ぎつける神力は抑えるべきか、なら「ちょっこしょまいって、まだ″死鬱家″までは少しあるし大丈夫、お前の顔きっと祷姉ちゃんなら治せる……云兎が間違ってなければだけど」まぁ隠れ蓑としては十分かこの死人の坊主が俺の知る限り最後に″卍燈籠″を持っていた……だが今は所持してない先程前に触れたとき吸収しておいた″声音″を使って部屋にカマをかけてみたものの、あの死人の嬢ちゃんは開けなかった。騒動を恐れ引いたがやはり卍燈籠はあの部屋の中にあったか、やはり″卍燈籠という入れ物″厄介だな神力を完全に遮断しやがる。まぁだからこそ天裸形の目を盗んでかっさらうこともできたんだろうが、今からこの死人を喰らって戻るにしてもこの林を通らないといけないか……くそ早く喰いてーと太市をおしながら早々にこの林を抜けたい功丑コロマルだった………死都の中心部に向かい平民街をひた走るグーガ一行、今背中には言師ポジションである先頭にリニャンが「もっと、もっと、スピードアップ!」とはしゃいでいる。その後ろのイシドセ君はそんなリニャンの頭を抑えつつ「これからどこに行くんですか?」と肩には相棒のユメミアがマフラーのように乗っている「このまま中央に向かう、そうだよな死浪の小坊主くん」と行き先を指定した一番後ろに乗る翠の羽織を着ている枯枯に話を振ると一番後ろからひょっこりはんと顔を出し「外を探すといっても何処を探しますか、今はそのアテも無いアテも無くこの死都を抜けた先を探すのは無謀に近い」だからって探さないのはという前のイシドセ君に「だから″失敗したかもしれない可能性″を先にした方がいい、もしかしたら作戦は失敗したかもでも今のままじゃ判断がつきません。なら一度″神疆″に戻って見る。そうしてもし卍燈籠が無事ならそのあとゆっくり探せばいい、でも卍燈籠が盗まれていては……残念ですけどあなたたちとは」言葉煮詰まる枯枯にグーガが「その時はお前さんを置いて離脱するさ」と話す其れを聞き「そうならないことを祈りましょう……とにかく疆の中に私がいれば入れるので」と中心部へ進む、すると中心部は瓦礫の山が散乱している「これって戦闘の後?」イシドセ君が呟くも「戦闘というよりは何かが暴れた後それに」枯枯が指さす先には死人の砕けた欠片が散らばっている「これは″魂食い″か」と枯枯坊主が両手を合わせる「着ていたモノからおそらく神疆を守る″飼疆″しかもこの紋様は……そんなオオキミ様の直轄の騎士スミマセン嫌な予感がします」欠片に軽く念仏を唱えるとグーガに乗り中心部へ向かう。中心部には白く覆われた中の見えない球体がそこにはあった「辺りには死浪はいなかった……先程の騎士は単独で動いていたみたいですね。もし神が″魂服塀″を抜けた場合この結界とリンクしている死浪にそれが伝わります。なのでここから先に″神落ち″が抜けた可能性は低いと思います……多分」つっかえる物言いの枯枯坊主に「何か気になるのか?」と聞くグーガに「いえ……先程の死浪の騎士の殆どは喰われていました……″神落ちの中にはそのまま魂を消化せず次の餌をおびき寄せるために使う者もいる″とかもしそれが事実ならもしかしたらその力を使い″魂服塀″を通過したかもしれない……」其れを聞いて「急ごう、ゴウゴウ」と中に入れるワクワクでいっぱいのリニャン、イシドセ君もドキドキしている二人ともただの死人だ。きっとこんなことでもないと入ることすら叶わなかったんだろう「リニャンたちの為じゃないが、さっき君が言ったとおり″居ないかもしれない方の可能性″に期待しようぜ」尻尾で背中を押すグーガそれに対して頰に気合いを入れて「そうですね」と手に数珠を絡めそのまま魂服塀の中へすると白い球体の一部が開くそのまま中へ走り出すグーガ一行「遠くに見える小高い丘あれがオオキミの住む″囲祈合″あそこに行くにはその手前の広大な″霊林炉″と呼ばれる林を抜けなければならない」手前のリニャンが「あのカクカクした白い所は何?見たこと無いんだけど?カワユーイ」とキラキラとした目で見ている「あれは″院瀬見″と呼ばれる次期”オオキミ”となられる者が住むべき所だよ。なので日澪不名様一家が住まれている場所だよ」と枯枯小坊主が説明する。行きたーいねぇねぇ!とグーガ揺すりながら懇願するも今は親父達を探す方が先決だとそわそわしながら話すイシドセ君その様子から自分も楽しみなわずなのにそれ以上に父親達を案じている気持ちはリニャンにも伝わりしょんぼりはんする。そんなリニャンから視線を自身の後ろにいる枯枯の小坊主に写し「それで、その″卍燈籠″ってのは何処にあるんですか」焦る気持ちを抑えられず語尾が強くなるイシドセ君に「″卍燈籠″は我々死人が開発したモノではありません。獸神の中には神力が弱くまわりの獸神を恐れている獸神もいると聞きます。そんな獸神ですが領域は狭くありません。それは他の獸神にはないモノがその獸神にはあったからです。我々死人が神器質の採取して研究し始めたのはかなり前です。その先駆者であった死鬱家の主も四苦八苦し長い年月をかけても石器の武器を開発するのがやっとでした。それが一気に進んだのがこの分野にその獸神達が乗り出してきてからなのです。我々死人と神である獸神の違いが一気に進んだ要因でした」そんな雷鼠の功績を聞きいるハナタカさんがボソッと『もっと褒めて!もっともっと!』と耳元でやかましいと思っているグーガが「神は物世界と此方を行き来できますからね、ただし神約をしてない神は制限がありますので物世界には長く留まれません」へぇへぇへぇとボタンを連打するかのごとく頷くリニャンとイシドセ君その後ろから「話がそれましたね、今″卍燈籠″はそうですね、おそらくですが玉響の囲祈合の部屋の一つにこういう類のモノを置くのに適した部屋があったと思います」グーガが真っ直ぐ銀色の林の奥に立つ建物に向かい視線を投じる「あれがその″囲祈合″か?」枯枯坊主に尋ね、彼も無言で頷くその姿を一度顔をずらし確認して枯枯坊主に「あの林には″なにがいる?″外の結界は死人や神と死浪を隔てる壁だ、不用意な侵入を防ぐためだ……ならその結界を超えた時点で警戒の必要はないはずなんだがあの通り大事な中心は堀のように銀色の林で覆われている」銀色の林の前で歩みを止めるグーガ「入る前に得れる情報は得ておきたい、お前さんが味方のままでいるにしろ敵になるにしろ、それは″卍燈籠の確認″が済んだ後の話だ。取りあえず、あの聳え立ってる″囲祈合″って所まではいかなきゃいけないのは決まってるなら、一緒に抜けるためにも必要じゃないのかな」間に挟まれたリニャンとイシドセ君に微妙な空気が流れる。「そうですね……確かにあなたが言われることは最もです」ゆっくりと顔を上げる枯枯そして静かに口を開く「″霊林炉″……この銀色の林は強い神器質を含んだ竹林です。その性質上ずっと霧が立ちこめています。方向感覚を狂わせその者を彷徨わせ続けます……ここまではこの神世界の一部としての特性でしかありませんでしたその性質を見抜いたからこそこの場所に死都を立てる理由の一つになりました」じゃあ先にすすめないのーというリニャンに「問題は迷うことだけじゃ無いんです……先程話したこの死都の守りのシステムを開発したもの”オタクサ”彼女は死浪ではありません……ですがその昔”オオキミ”が死人神と呼ばれる前この神世界を転々としていた時期神々の逆鱗をかいくぐったり、死人のいざこざを解決したり一人の死人だけでは無理でした。もちろんムツサ様や不名様達のように似神非力を持つ方々も周りにはおられましたが、彼女オタクサは死獸を飼い慣らしていたのです」でもそんな昔の死獸が今いるわけトオサマは死人の中には少なくないけど、死獸は殆ど転生するってコルフとバイバイだってと言葉につまり思い出してウルウルしているリニャンそんな彼女の頭を尻尾で撫でつつグーガが「死獸はその殆どは物世界に自然に生きていた人以外の動物達だ。その全てが次の世代へのバトンという”営みの流れ”の中ある種、機械的に生きてきた。故にそれは死んでも変わることはなく神世界に長い時間留まることなく流れるように転生する。死人との違いはそうだな”念い”というところか、最も死獸の場合でもこの”念い”というのは”魂の形”というもので顕れるのだけどね、そのオタクサという死人との長く一緒にいた”念い”がその死獸達を異状な魂の形にしたんだと思う」言いたいことをほぼ言われてしまった枯枯坊主「でその”念い”の隠った厄介なペットがこの霊林炉に放たれてるっていうこと何です」気を引き締め林の奥へと進んで行くグーガ一行なのでした

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