七十二ページ目
『あたし達ここにいていいのかな?』言師達より数十メートル後方で螺馬は体の中に入ったままの夢神に向かい尋ねる。自身の後ろには姉と死人の兄妹、ここに来た目的は言師に護衛としてついてきてほしいと頼まれたからだけど『どうやら獸神達のいざこざに運悪く巻き込まれたとみるところか、今私たちが飛び出しても焼け石に水かな、それに後ろのお前さんの姉と死人を放ってしまうことになる。死人の兄は黙ってここにおるかもしれんが、お前さんの姉は行動が読めん、うっかり前に出られるとあの獸神の数あくまでここは神世界、獸神のお膝元だ。個々の強さを侮れるレベルではないからの……』その答えに顔を俯かせながら『かえって言師さん達の足を引っ張るってことですね』そういうことだと夢神はここに待機するようにみんなに促す「どうしたの?先に行ってる彼女に何かあった?」心配そうに死人の妹の方を後ろから抱きしめながら話す姉、その様子に「違うよ、ここからはより慎重に行動するために、少し休暇を入れるって言師さんはその間に前方の偵察もしてくるって、だからひとまずここで言師さんが帰ってくるまで休んでよ」という螺馬の言葉に「なーんだ」と言いながら「ほーらグルングルン」と死人の妹の遊び相手と化す姉「一緒にやる?」という姉の言葉に自分は結構ですと照れながら応えるナハ君「いいじゃん♪いいじゃん♪」と後ろから羽交い締めにしようとする姉をノホホンと眺める。もちろん廻りの警戒は怠らずに……飛べない鳥神と大きな角が特徴の丑神の一族睨み合い中丑神の中から現れたのは大きな角と胸を揺らしながら「膝っCCC~ド~タノン卍働き万、それウチもドッペル~、神ころりん探して三千パトに本気つらたんな訳」再登場早速ミノタ嬢様、言ってる意味「トリのおつまです」会話的にこんな真っ只中でやる軽すぎる会話キャッチボールは心に悪いです「ほう、金劉の言葉が判るのか?あんたが“今のゲンシ“というわけか、なるほどねぇ~」真っ平ら胸に鬼の角のようなモノが髪の毛の隙間から見えるか見えないか程度の小ささ、その声はミノタ嬢の大きな胸の間から顔を出す「えぇーっと、コレは娘さんですか?」という言師に両頬だけは大きく膨らむ娘?さんアハハと笑うミノタ嬢だが彼女が応えるより先に「……透椛……丑神の象徴はその雄々しくも美しき角だ。そこの丑神は金色、他にもそこに並ぶ丑神達も大きさの大小はあれどその“角の色“ってのは大きさ以上の価値がある……だがその中でも異端なのがソレだ」言師の脇で丑神について説明するロクジュさんはミノタ嬢の胸に挟まれたソレを指差し問いただす「どういうことなのか?丑神の中でもよっぽどの事がないと領域の中心を離れる事の無い”お前さんが出て来る”ほどの事を我等はしたのかなそれとも、彼女が言ったパトロールってのは”ヤバイ奴”を警戒してのことか?」分かりやすくと尋ねるロクジュさんに大きな胸の中をグルグルと回転する透椛、逆さまになり止まった所で「これはこれは元社の主たる七福神の雑用担当もとい七福の頭脳と言われた福禄寿殿、まぁあたしも中心から出張るのはパワーバランス的には良くないんだけどさ」胸の間という障害物からクルリとパルクールして後ろ向きに着地する半袖半ズボンこれに麦わら帽子なら完全に田舎の夏休み中だ。そのままの姿勢で「少し前に我等獸神の中から神落ちするものが現れたのは知ってるよな、当時の社にも報告は上げていたってウチのオヤジが言ってたし」その言葉に「あぁ憶えているさ、確か狗牙と同じ狗神の血筋を引く丑神で名前は……鋏黒とか言ったかな、原因は力を欲しての」その先を言おうとして、大きな声に弾かれる「″魂喰い″はじめはさオヤジもあたしらも気づかなかった。遠方への修行……還ってくるたびに破格の成長を遂げていた。ふっ……単純に他の神々との鍛錬程度に……違うな早すぎるいくら何でもあの短期間であれ程成長するはずが無い……答えは単純」言葉につまる透椛の背中にロクジュさんの言葉が突き刺さる「一時期、一カ所で不自然過ぎるほどの死人の消失が起こっていた。場所に共通点はなく、その時は死人転生機関も存在しなかったため、神の逆鱗に触れた死人が″たまたま運悪く巻き込まれた″とした事故だと見ざる得なかった……がこれが後で大きな間違いだったことに気付く」言葉を当て付けるように投げかけられた透椛は「死人を喰ってやがったんだよ……はじめはつい出来心だったそうだ……だが辞められなかった……鳥神の一件もあった事で″同族の始末は同族で″ってそんな風習になっちまってさまぁ″あいつの情報が出るたびにこうして中心から出張って来るってことさ″」一通り説明をして「んで……そんでばったりウチの区域の端まで来てみたら(振り返りながら)今売り出し中の言師様一行にあったてわけ……まぁ一応聞いとこう″ウチの庭で何してるのかな?″」その視線は寒気がするほど冷たく怖い廻りのミノタ嬢を含めた丑神を全員相手取ったほうがマシなくらいに「あのっ……それはですね」と説明しようとする言師を遮り「コレは心外だな、ここはまだ″獣道″ではないのかな?」確認するように飛べない鳥神の方を向くと「確かに……ここは我等鳥神の領域でもましてや君たち丑神の領域でもない。福禄寿殿が言われるとおり獸神国という大きな枠組みの一つ、それぞれの領域の境である″獣道″なのでその言い方には少し語弊がある……とはいえ(鳥神達も福禄寿や言師の方を向き)″獸神ではない者″である貴方達がそれぞれの領域ではないにしろ、侵入に対しての理由は言師や元社の主の七福神といえども説明していただきたい」確かに国同士の経済水域に全く知らん国が入ればそりゃそれなりの理由聞くのは筋だよねと言師が思い悩む隣で「理由は勿論″神約″の違反ですよ」福禄寿はあっけらかんと話しを進める「貴方達、獸神は今その″神落ちした丑神つまり獸神″を自分たちの手で始末をつけようとしている。でもこれは先に死人転生機関発足の際に交わした神約聖書を使っての神約に違反する事になる。違いますか?」其れはという透椛に対して構わず「この時の会議の席に私も同席しています。無論貴方達獸神の代表として丑神のオヤジ殿も同席され、神約聖書に署名されています(言われるがまま言師は神約聖書を取り出してそのページを開く)ほらこの通りちゃんとサインしてあるでしょう透椛殿はオヤジ殿が書いたかどうかもわからないほど認識があられないのですか?」その言葉にムムッと神約聖書に顔をうずめ睨めっこする「こりゃ~卍オヤジサインですな、変わらずの芸術肌~」と笑いながら自身の胸で透椛の頭を埋めながらオヤジサインを眺めるミノタ嬢に「重い!虚しくなるからヤメーイ!」と胸を押し上げる透椛殿、メンゴメンゴと謝るミノタ嬢をほっておき「確かにこのサインはオヤジんだ、だが俺達が追ってるのは″神であって死人じゃない″つまりそのサインとは関係ない」そうだそうだという獸神達だが「確かに神落ちを裁くのは言師としての役目だが死人ではない″神落ち″に対しては貴方達獸神が手を下すことも出来ます。″神落ち″が例え死人転生機関発足後も無断で死人を狩って喰らっていたとしても……でも神落ちしたとしても、かの者は存在自体は神デスよね……なら獸神として死人に手を出している事になりませんか?勿論これは″転生ではなく喰らっている″だけなので死人転生機関の際に交わした約束には違反はしていないなんて言い回しも出来るんですけどね」遠回しに釘を刺して「今回は神を裁くプロたる言師が来ています。ですから今回は″我々に譲ってもらう″これで手を打つというのはどうでしょう。我々なら必ず″神落ち″裁いてみせますよ。それに万が一失敗するようなことがあれば″その神落ちの件″に関しては手を引きます。今後一切係わらないと宣言しましょう」ニコニコと話す福禄寿に対してガヤガヤと話し始める二つの勢力其れを尻目に『私たちがその″神落ち″を相手するんですか、困ってるのなら別に構わないんですけど、花人さんとの約束は?彼女の情報通りならトリさん……天裸形様に何かあった?その社に着けない事情が……ならその″確信的な情報″を持つであろう花人さんの仲間の元へ急ぐべき……らしくないですよ』そう心の中で他のみんなに呟くと『いや、これでいいです』と寿老が話しかける『合理的で無駄がない、福禄寿は我らの中で最も思慮深い、言師がいうように普段の彼なら気にも止めない、間違っても因果を残すような、このような展開は望むべきはない……だが今は脅しに近いような強引な手法でこの場を収めようとしている。多分一つは時間がないことかな?』時間がない?と復唱してみせる言師に『えぇ、先程追っていた死人二名が進んだ方向で神力を感じました。正確には彼女達が向かっていた方角から大分前に神力を感じていました。とても歪で大きくなったり、小さくなったりと一定ではない奇妙な神力……最初は気になる程度でしたが目の前の獸神達の情報と大きな音で其れが″神落ち″の者だと理解しました。無論、福禄寿もそれに気づいた。そしてその神力は死人二人が近付く寸前でそこから少し離れんです』それって気づいて逃げた?『いいえ……″神落ち″はまだ喰らうものがあることを確認するために隠れたと考えるべきでしょう。貪欲に彼等は求めているのでね』求めているって!だったら急ごうとする言師に『だが、今のまま行けば″神落ち″を刺激してしまう』でも、そうだ。ここにいる皆で向かえば多勢に無勢で逃げ出すよ、きっとと提案するも『どうでしょうあそこにいる死人、片方はただの死人なので論外ですが、あの花人という死人は力を持ったいわゆる死浪と呼ばれる者です。先程も中から見ていましたが積極的に戦うタイプではない。我々と契約を結んでいるにしても実際もう一人の死人とは古い知り合いだ。そのまま護衛を続けてほしいとは頼みましたが自身の命しかも福禄寿が言ったように″神落ち″に喰われた時点で転生ではなく消滅してしまう。まぁ転生でも消滅でも記憶は無くなると言えば同じなのかもれないですけどね、なので彼女の選択は逃げるとなるべきですが……今だ彼女はあの場所に留まっている。其れは″逃げれないと判断した″からだと思います。背中を見せれば簡単に喰われてしまうから』其れが判ってるなら尚更皆でいったほうが?そういう言師に『″遊んでいる″正確には″神落ち″も此方には気付いている自身を追ってきている獸神達の神力も数も迂闊に動けばここにいる獸神達の中から追う者も出てくる。片や獸神達としては言師である君の手前全員で追って囲むということや、少数で追わせることも出来ない。恐らくここ最近の目撃情報、不自然な死人の消失が獸神国各地特に鳥神の領域で起こった』鳥神の領域だけ?丑神は?『ここは鳥神と丑神の領域の間だけど、今はさほどの争いはないよ』あれ?でもそこら辺のモノにツメで引っ掻いたりとか牙の後とか、マーキングなんかも?無かったっけ?『あれは獸神達の者じゃない。古いものは彼等のものだろうけど、新しいモノは明らかに違う。マーキングの匂いもそれらしく配合しているが狗牙あたりが違う事を指摘していたし真新しいひっかき傷も例えばそこの大きなモノは古いキズに比べて違わないか?』そういう寿老人の言葉によくよく見るとキズが違う古い方はスパッと一回でキズつけられてる……でも新しい方は途中で止めてる?ようなあとが有りガクガクしているこれって『其れは古い方が大きな力で一気につけたのに対して、新しい方はそのキズを似せようとした結果そうだな、何か道具のようなものでつけたんだろう(辺りを見渡し)形は真似できてもその力までは真似できなかったってとこかな』じゃあ″神落ち″を追ってる時にその場所に近付こうとしたあたしたちを止めるためにさっきの問答をしたってこと?『そういうことになるな。なので魂を喰いがてら狩りをしながらこちらの様子特に獸神達の様子を探ってるというのが″神落ち″の考えでしょうか、だからこそ福禄寿は自分たちに今回の事を一任するような物言いをしてるんですよ』一任するような?その時「悪いけど一任は出来ない!」小さな獸神透椛さんが下から物申される。其れを見下げながら「では″神落ち″を勝手に裁く?のですか?しかし我々もほってはおけないので動向することに……しかしそうなると″神落ち″が喰らった死人まで貴方達が強制的に転生させたという事になるので、獸神は神約に違反しかも神約聖書に直に交わした神約の違反となりますけどいいんですか?」という福禄寿に「ふん!話は最後まで聞かんか、何も言師殿の裁きを邪魔しようとはしてないが儂らにもメンツはあってね、あたしをこの一件に関してあんたさんの支神にして!」どうやら決定事項のようでついて行く気のようだ。しかしそれに待ったをかけたのは飛べない鳥神の一角で真っ赤な鶏冠が顔の前を殆ど覆った鳥神が口を開く「言師がいるとはいえ、同じ丑神を単独で″神落ち″に向かわせるというのは、我々鳥神としては納得出来ない、透椛は″神落ち″とは面識があったと聞いている。逃がす等とは我らは思ってはおらん……おらんが万が一そのような事になれば本来″神落ち″の対処として、其れを生み出した獸神とその時に″神落ち″が現れた区域の獸神が動向することになっている。我らの区域で″わざと取り逃がす″等ということが起きぬよう、先程福禄寿殿が言われた通り言師たちに一任して、儂ら獸神は退くか若しくは透椛が動向するなら儂、蠢汲の動向する。これが聞き入れなければ、獸神王への報告する事になり、困るのはオヤジ殿という事になるが」ちぇっと舌打ちして「あたしは言師がよければいいよ」と透椛さんがいうのでロクジュさんと相談の上「分かりました。それで結構です」と了承してロクジュさんの支持で他の獸神達と元々潜ませていた獸神に″神落ち″を動けないよう囲んでもらう形に陣取ってもらった彼等には″神落ち″を刺激しない程度に神力を発動して威嚇することにより、その場所に″神落ち″が留まるようにしてもらった…………「ふぅーっ、やっぱ戦うのはやだやだ、ノンビリ死人ライフを(くるっとバク転しながら、躱しているがわずかに躱せていない)なろー、遊んでやがるな」睨みつけるその先には余裕な姿を見せ首のような胴体から生える髪で作った腕を上からと下から曲げながら「ニゲル?ニゲレル?ダーメオマエ、イキガイイカラ″ガンバレ″」髪の毛を束ね新しい腕を2本作る。さらに躱せなくなる貫かれたと思った花人だったが目の前で止まり花人の体には解かれた髪がすり抜け直角に折れ曲がって裁来の元へ「ナニカヘン?サキニスマス!」髪の毛が裁来の体を縛りながら″神落ち″の前に「クソっ!神落ちが離せ!」開けていた口をへの字に曲げ「オマエラ、エサ、イッパイ、ツギカラツギクル、ヘラナイ、コノセカイニオマエタチ イルカ、イラナイホントハイラナイ……ケド(口をニッコリと開けながら)オレ″マンゾク″デキルカライミアル」ハグハグと空いた口が塞がらない。よく見ると三角定規が口に挟まる「助けに来ないのかと思いましたよ全く」と尻込みする花人に「話し合いに少し手間取って、でもよく逃げませんでしたね、全くゼロでは無いでしょう?」其れはと後方を見ると一抜けせんとする裁来のおじさんを「この、チビ離せ!クソっ!」と裁来のズボンをグイッと片手で引っ張る透椛さん「ったく、取って喰いやしないよっーか、危ないから動くな」ジタバタする裁来のおじさんを地面に叩きつけ座らせる「お前はなにもんだ?」そんな裁来に「この状況下で″あのバカ″の仲間には見えないでしょ?もし仲間なら(ギャーギャーうるさい裁来の頭に噛みつく)今頃あんたは、あたしが喰ってるての、あとチビじゃーないから、元々だから」イッテーという叫びと共に八重歯がギリギリと食い込んでいく。こっちはOKと親指でサインする透椛さん。其れを確認して「ロクジュさん、花人さんのケガは?どうですか?」と尋ねると「うーん、まぁ″つまみ食い″程度か多数のキズはあるが、本気で喰らってる気は無かったというところか」ふぅーっとため息を漏らしてよかったと安堵する言師その様子に「ホントに生きてる人なんだ!まぁ神様じゃあこんな反応しないかんね……処であれ倒せそう?あたしもこっちで″神落ち″はいくつか見てきたし、あいつらのやってきたことは知ってるけど最後は面倒みたいだったわよ(疲れたーと寝転がりながら)あとよろ~」とばたんきゅーする。目の前の巨体?いや巨顔?三角定規を口の中に挟まれ、もがき苦しむその姿弁を見て弁天に三角定規を外して貰うと「オーーレノエーーサ!」と突進してくる。其れを見て「あーぁ……もう面影すら吹き飛ぶ姿に成っちゃって、この前は五体満足だったのにね……どうしてあーなっちゃうかな」その言葉には悲しみより哀しさのほうが多い気がした……突進する″神落ち″を躱すと同時にほーちゃんで殴りにかかるが髪の毛を絡ませ動きを封じ込められる「クンクン?ォマエヒトヵ″デハエサダ″」取り込もうとする″神落ち″だがすぐにシャーモンさんで髪は無惨に散りばめられる。高鳴る悲鳴「これって?」という言師に落ちた髪を拾い「一種の痛覚、この一つ一つに感覚があるみたいだな」と手にした髪をブチッとちぎるロクジュさんが近くの言師は怖くてしょうが無かった……神約聖書が光を放ち、そこから放たれる光は帯となり、下手くそな包帯で巻くように″神落ち″を包んでいた「……!……!!」なにか言いたげだが、言わせることは無い。チェックメイトあとは「神約聖書において……!」そう言おうとしたとき「おっさんゴメンな」と裁来の握っていた服を引っ張って腹にそのなりからは信じられない重い拳を叩きつけ「クソっ……ガッ…キ」その場にうずくまるように倒れる。裁来の服を引っ張っていた手を離しながら「悪いけど……少し……ほんの少しでいい話しさせてくんねぇかな?」と顔を伏せながら言師の横に立つ透椛さんに神約聖書を閉じかけてしまいそうになりロクジュさんが「神約聖書での拘束は解かないで言師」その言葉に閉じかけて神約聖書を開いたまま保つと「透椛殿、あなたは言師の支神としてここに来たはずでは?それともまさか逃がすつもりですか?」ロクジュさんの質問に″神落ち″の目の前に行き「違う……違うんだ……こいつがこうなったのは……あたしのせいなんだよ!」地に伏せている今はただ飢えるだけの元神を見ながら、透椛さんの口が開き思い出話が彼女の中で蘇る。




