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神約聖書  作者: 裸形炉
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七十一ページ目

平坦とはいわない道を速いペースで歩く「ちょっ、ちょっとまってくださいよ花人のネーサン」ビルから歩くこと数時間、距離でいうなら裁来のおじさんが逃げ出してきた距離の約3倍だ。どんよりと重たくなる朦朧とする「何、ロコモ?急いでるんでしょ?追いてっちゃうよ」前方のようやく視認できる距離に紅色の羽織が靡いて見える其れを尻目に「ネーサンとは魂の出来が違うんですよ」神世界では”魂の在り方”がその全てに反映される。物世界では器となる容れ物に魂は入っている。人、動物、あらゆる物質には魂が入る。物世界では魂の強さは、あくまで根本としての力でしかなく、魂に器を掛け合わせたものが物世界でのその者の力として表される。器といっても単に体を示しているものではないその者を作っていく環境や関わり合うことによる心なども器として捉える。なので物世界での出来事が”魂に変化を与える”ということは死人ではあり得ない、その器を超えて与える影響等は通常ではあり得ないからということもあり、物世界で偉大な功績をあげようとも、どれだけの悪事の限りを尽くそうとも、それはそれあくまでも物世界での話でしか無い。赤い羽織を追い掛ける男も物世界では国一番の非合法な闇の組織の頭をだった。詐欺、恐喝薬物、違法な売買などを影から暗躍、命令を出す、次々と斬新な方法で隙間をうねり動いた。このような極悪人といえる男の最後は冷たい床の上、血塗れの服ではなく心不全だった。その原因は老化による肺炎、このような生活をしてきた男だ。表で大手を振って生きられる訳は無く、病院にも通わず、生活用品はネット購入、足が着かないように点々と根城を変えていた。ストレスというよりは自分に恨みを抱く者が自分の居場所を特定する事を恐れビクビクした生活が第一になり不摂生がたたり哀しい孤独死となったのだ。死んでスッキリ……そう上手くはいかなかった。次に覚ますと街の中、人通りがあるが倒れている自分を不審がる者もいない。よく見ると服装がてんでばらばら、弥生時代から現代風の格好まで様々だ。辺りを見回していると、複数の男が回りを囲む「見ない顔だ、ちょいと付き合いな!」路地裏でボコられた。喧嘩はからきしだった。だからこそコソコソ隠れてあんなことをしてたんだが、そこへターバンを巻いた男が現れ「どうですか?見た所腕っぷしはなさそうですね」そのようですとボコった男が話す「それで”力”のほうは磨けばありそうですか?」そう隣の大男に尋ねるも「お前、何か持ってないか?」そう言う大男の質問に「持つ?いや特別何か持ってはいないが?」と応えると「どうやら”鍵”を所持してはいない、絶対に発現しないとはいえないが可能性は低いな」何を言ってるのか判らない。もういいと街から放り出される。訳も分からなかったが街の外には同じように放り出された者達がたくさんいた。だが皆一様に無気力だ。時間がどのくらいたっただろう。しかし不思議と腹は空かない、咽の渇きもない。動いていないにしても眠くもならない。どうなっているこの世界は外国?なのか先ほどしゃべっていた男たちの言葉は理解できている。それなら部屋に居たはず何だが、確か部屋の掃除をしてて、其れから胸が苦しくなって……それがどうしたらこんなことに座り込み考えるも浮かばず、ならばと歩き出す………「おーい裁来さーん、裁来のおじさ~ん」うわぁ!と我に返る裁来に「何痛風で足が痛むの?(お腹を掴み)まぁーこのビールっ腹じゃ無理ないかも」と言うJK花人に「下戸なんでって痛風じゃありゃしませんよ、まぁ不摂生は否定はしませんが、少しそんな不摂生だった自分を振り返ってただけでさぁ、えぇっと」辺りを見渡しながら「ここらはマーキングがやたらと多い」傷付けられた岩や木々それらから発する匂いは様々で皆一様に強烈なモノばかりだ「獸神国しかも複数の獣神が縄張りを争う境界”唾重”うちの庭に入ったってこと」ふぅっと安心感からか笑みがこぼれる裁来に「相も変わらぬご近所物語に住んでるわねぇ、こんな物件訳ありも大概一歩間違えばご近所トラブルの餌食だってのにさ」私は御免だとばかりに話す花人を見て笑みを含んだまま「だからこそでさ他の死人はおろか死浪ですら”こんな場所”選びやしねぇ、来やしねぇだからこそいいんでさ、まぁ強い魂の持ち主の姐さんにゃわからんでしょうがね」おっさんそれで楽しいの?と呆れて尋ねる彼女の横を通り抜け「これはこれでね、さぁここからは俺が前を行きます。後ろの守りは任せますよ」へいへいと後に続く花人……「大分ペースが下がりましたね」数百メートル後方につける言師一行その先頭を行く螺馬ちゃんが前の変化をボソッと呟く。見た目は独り言だが『前方への警戒をしないということは、あの死人の知っている領域に入ったということだろう。なので追ってくるかもしれない私達への警戒として、あの死浪の者を後方にしたのさ』それってと言う螺馬ちゃんに頷く夢神様。一旦後方の言師の方へ戻る螺馬ちゃん「どうやらそろそろ目的地みたいです。皆さん気を緩めないで下さいね」と注意を促す……あたしはそんな螺馬ちゃんの言葉を聞き「ありがとう分かったわ。ここからはあたしが先行するから螺馬ちゃんは皆のことを第一に守って」そう言うあたしの言葉に「分かりました」と返事をする彼女に安心感を抱いてそのまま彼女とバトンタッチして前方にある程度前の方に、あたしの位置が螺馬ちゃんたちのからは見えなくなるが神力を辿れる螺馬ちゃんがいるので問題ない。後方が見えなくなるとすぐロクジュさんが表に出る「ここら辺にアジトがあるんですか?」そう聞くあたしに「そこの物に“やたらキズが多い“だろ」キズ?そういえば爪で引っ掻いたキズがあちこちにしかも色々な形のモノが上書きされるように重なってついている。「何か、我先にといった感じについてますね」と意見を述べると「“縄張りの境“特に獸神はこういった感じに縄張りを付けていく。今までもここに来る途中キズが付くモノはあったがここまで重なって付くしかも新しいモノは無かった」人差し指を唇に当てながら「それが“縄張りの境“である証だと」そう言うあたしに「だからこそ、ここから先はより一層の注意、前の彼らだけではなく横の獸神にも気をつけよう」その言葉に、わたしは無言で唾を飲み込み頷いた……「なんでどういう訳だ!」我を忘れ呆然と立ち尽くす裁来の前に中の様子を見てきた花人が戻ってくる「見てきたけど……中はもぬけの殻というか……おっさん達は見あたらなかった……けど……あちこちに獣が切り裂いたキズや噛み砕いた残骸が散乱していて……逃げ出して無事とは断言しかねるわ……裁来のおっさんには悪いけどこれって」口を紡ぐ花人に対して「“魂食い“されたってことかよ……クソっ!」その時「裁らさい来……さイラい……逃げ」そんな残骸をぶらぶらと垂れ下げながら「マダイタ、イッピキタベルノガマン、セイカイ」とそこには真っ黒に膨れ上がった獣神いや元獸神がそこにはいた。“神落ち“してしまいその姿はどす黒く爛れただ“魂を求め続ける“者へとなれ果て此方を覗き込む。その口元からは破損してバグっている魂となった残骸が顔を出す。食べ無かった。確認するために口をつけるに留め、食べかけのガムを途中で口から出した。そのような感じだ。確認を終え再び口の中へバリバリという音が耳に残る「テメェ!よくも!」我を忘れ飛びかかる裁来そのまま口を開け「ドンナアジ?マッタカイアッタ!?」と食らい付こうとするも「らしくないじゃん?“あれ“はもうおっさんの仲間じゃないよ、魂の一部の欠損部が一時的に最後の言葉を音として発してただけ」相手との距離を保ちながら裁来のおっさんを抱える「分かってるさ……そんなこと……“神落ち“の中には知恵のつくものも少なくない。まぁ元神だからさ……大丈夫でさ落ち着いたんでおろしてくだせぇ」よし元の口調に戻った事もあり裁来を降ろす花人「それで姐さん“これからどうするんで?“」裁来が後ろに一歩下がり花人の指示を仰ぐ。自身は戦う力などないことは此方に来る前から痛感している「あら“倒せ“とは言わないの?」そう言う花人に「とんでもない、あっしを置いて姐さんなら離脱は可能でしょう。姐さんの性格ならむしろそっちが高い、だけど姐さんはそうしてない、逃げ切れる自信はあまりないのでは、気分を悪くしないで下さいね、さっきは姐さんに助けてもらわなきゃ今頃あいつの一部の魂片と成り果ててましたからね、あの魂欲じゃおれじゃ一口で終了する。となるとそのあとは姐さんがターゲットになる。囮になれと言われりゃ断れる状況じゃありませんがなるべくならそれ以外で何か作があるなら、たたかうってんなら邪魔はしませんよ。他の神や死浪に助けをってオレの足じゃ逃げるのと同意だ。帰ってくる自信はねぇんで、でどうします花人の姐さん?」と背中越しに対応を促す裁来に「逃げるかぁ~(視線を横にそらし半開きにしながら)それはないかも裁来のおっさんの読み通り“神落ち“とはいえ元は神、お前ら人間じゃねぇ、叩き斬ってやる的なノリと同じであたしら死人から見れば次元の違う者であることには変わんないなので(拳を握り締め)戦うわ!逃げても同じ寧ろ背中見せて戦えるほど生易しい相手じゃ無さそうという訳で裁来のおっさんはなるべく動かないでその方があたしとしては対処が少なくてすむから」その言葉に頷きながらじわりじわりと花人の五歩程後方へ下がる。「さてと(裁来のおっさんが下がり終えるのを確認して)そうだ、これ持ってて!」と下がっている裁来のおっさんに自身の紅色の羽織を投げる「それって神気質を使って織ってあるの人工的にだけど、うちに死都の出身の者がいてね、それでその子が“虹晶席“結成の証にってくれた物なの、其奴を羽織っていれば多少の怪我なら問題ナッシングよ、ってあくまで貸すだけ何だからね」分かったと借り物を羽織る裁来「オマエ、アッチヨリ“ウマイ“ナ!」確信的なご意見膨れ上がる体格黒くスライムのように一定の形を維持するものの、それは今にも破裂するかのように脈打つまるでさながら全身が心肥大した心臓の様相をし足がついている。その体系とは裏腹に一飛びのみで花人の前に「ヤッパリ、コッチガ“ウマイ“」そのまま地面ごと丸呑みに「イキガイイ!」地面に口をつけたまま後ろ足で真後ろに移動して一撃入れようとする花人の拳を爛れる足の裏の肉球で弾く「うわぁ~べとべとキモーい肉球結構好きなんだけどなぁこりゃちょっとしたトラウマ抱えそー」自分の手のひらを高速で震わせながら一気にベトベトを取り去る花人。端から見る裁来は長い付き合いになる花人の本気を垣間見て驚いている裁来のイメージとしては運動能力は高く“神薬“と名を打って売り出した天然の様々な神気質のカスを集め配合することによって生まれたモノを神世界で売っていた効能は魂の一定の定着、この神世界では珍しい“甘さ“何度か他の配合もしてみたが“甘さ“というこの神世界では得ることの出来ないモノ(物世界から神が持ってくることは出来るけど神世界には食べるという概念がない、ただし神落ちは例外)この二つは死人達のハートをぐいっと掴んだ。まぁ副作用として幼い年の死人が使うと魂に強い負荷を増して精神の不安定が一層強くなり(神世界は肉体がない分、幼いまま死んでしまうと心が成長しきれない)悪く言えば欲望全壊体質になっちゃう訳だそんな中、取引でミスしちまって一つの死人の街から追われていた際助けてくれたのが花人の姐さんだった。最初は小生意気な小娘程度の認識だったが今や姐さんに枕を高くして寝れねぇ程に入れ込む始末……どうしてかなぁってのは置いといてそのときも死人数百相手に花人無双かました。かましたとはいえ、とうの俺は何が何だか分からなかったが中にはその死人街が雇った腕利きの死浪も数十人いたにもかかわらず倒したのだ。しかもその死浪の大半が現役のトップクラスの名の知れた死浪ばかりであったことから、その事がどうやら今の“虹晶席“を創るきっかけや姐さんの武勇伝の元になったらしい。それにしてもあの時もそうだが姐さんは武器を持ってねぇ詳しくは知らないが死浪ってのは“鍵“と呼ばれる力を引き出すためのモノがいるらしい。多分俺が最初に来た街で大男に聞かれた“お前、何か持っていないか?“という問いは多分その“鍵“ってのを持っているかどうかを聞かれたんだと思うだったら姐さんの“鍵“って何だろうと疑問に思う。何でも生前の思い入れの強いものを死ぬときに持っていないと駄目らしい。戦場を生き抜いた者なら身に付けていた武器、他にも普段毎日のように来ていた制服、お気に入りのアクセサリーなどが“鍵“になるらしい。花人から借り受けた羽織を引っ掛け木陰に潜み観戦する裁来その目線は花人から相手の“神落ち“へと向けられる。警戒していなかったと言えばウソになる。襲われることは予見出来たからだ。大きな心臓のような胴体、その大半は飲み込み砕くための口が大きくウエイトを占めている。その異様な姿と死人を喰らうという特性は死人界隈では有名だ。彼方此方の街で襲われる被害は後を絶たない。物世界でいうところの天災、出会ってしまえば高確率で消滅の道を辿る。死人の中には終わりを求める為に自分から“神落ち“を探す者も少なくないが、やはり一般的には遭わずやり過ごしたいと願う者、盾となる死浪を探す者も多い。本音を言えば高をくくっていた。“神落ち“は神ではなくなったのではなく実際は“神の理念概念を捨て去り、その役割を放置した者“なので実際は神そのものであり能力は一つも劣化しているわけじゃ無い。知能は言うまでもなく最高品質な訳だ。だが他の神と違いモラルハザード状態になっており“魂を喰らいたい“という欲求のみで動いている。故に知能をフルに回転させて考えることは“いかにしてより多くの魂を食べるかということ“だ。そう考えると必然的により多くの死人の集まる場所の死人街になる。俺たちのアジトは数でいえば零細街といえるくらいの少人数であり狙われる確率は低い、その事と加え俺がここを選んだ理由が“獸神の縄張り争いつまり神々の領域の境で最もはげしい場所だったからだ。落ちてしまったとはいえ神は神、死人や死獸なら手の上で転がせるほど簡単だが神相手ではそうはいかない。だから“神落ち“はそういう場所は嫌う……そう思い込んでいた。握った拳を太ももに叩きつけながら自身の読みの甘さが招いた失態に唇をかむ。そうだ……この目の前の“神落ち“の情報を得てどのくらいの時が流れた……俺がこのような考えを巡らす間、他の死人が何もしなかった?いや違うやったんだ死人街の防衛の増大、死浪もやられっぱなしじゃなかったはずだ。勝てないにしても、多人数を使い撃退までに追いやったり、行動の把握をしたり、そういう積み重ねは“神落ち“の行動範囲における幅を一段と狭める。それが“より多く“というが出来なくなるも“魂を喰らう“ということは抑えられず“それ以外の範囲外“にも目を向けるようになっていた。ということか。思いにふける裁来をよそに目の前の戦闘は激化する。神落ちは“喰らう“ことのみに終始し、その動作は戦いというよりはクジラが海水ごと丸呑みするように覆い被さる。血走るその目は獲物を狙う捕食者である。一方其れを飄々と躱す花人の姐さん、その行動に隙は無く自身を喰らう気満々な“神落ち“相手に戦い慣れている……さてどうしたものか、相手は“神落ち“戦闘経験がないわけじゃない。喰らいつこうと大口を開け丸呑み突進してくる。動き自体は速くはないっーか大雑把だ。生き物を食べるっーのは大変だねぇ、こっちじゃ考えないけど物世界ならハンバーガーが逃げ惑う?ってな感じ、駄目あたしじゃ想像つかないや等と考えながら、隙をつき数発打撃を入れるも、止められた打撃自体は悪くないけど、腕が伸びる?体の腕ではない部分から生えてきた腕?が打撃を止めるしかも止めるだけではなく絡めてくる?ヤバっスッと一瞬だけ力を抜き絡める手が緩むと同時に地面についた足を起点に後方へ跳ねる。ピンチあたしピンチだよと、さり気なく来た道を覗き、あわよくばという期待に胸を過ぎらせるが、期待とは裏腹に静まり返る視線の先に、まぁあたしがピンチでも助けるなんてオプションは入ってなかった……まぁ無かったかもしんないでも“神落ち“とはいえ神じゃん。同じ死浪同士助け合うってのが本心なんじゃないのかな、等と叫んでも考え事は戦い中はよくないとはいえ迫る捕食者に対し一瞬で吹き飛ばす花人「あぁーもいいや、やってやんよ」反応できていない“神落ち“はしばらく固まっていた。「なるほどね、毛だったんだ。それ」と吹き飛ばした“神落ち“を見下ろす。………「前方で大きな音?アジトで何かあったのかな?」外に出ているロクジュさんに尋ねる「分かりませんね、ただ」周りを見渡すと複数の獸神に囲まれている。半分は角が立派な丑神達だ鋼ちゃんのおじいちゃんをトップに据える神国の兵?。もう片方間反対に位置するのは鳥神?大きな羽を広げるその姿は鳥神なのだが……鶏冠ニワトリ……長い足ダチョウ……短い足?ペンギン……どれも“飛べない“鳥神達……不飛鳥神?とでも言えばいいのか、何とも様にならない。お互いの獸神達が睨み合う中央に言師であるアタシと真横に浮かぶロクジュさんがいる。殺気立つ空気、一触即発なのは回りの傷だらけのマーキングしたモノからも分かる。「キサマ、ここで何をしている?横にいるのは神か?死人には見えんが、まぁいい“ここは我等“丑神の領域“だ。用がないなら早々に立ち去るが」と話しを進めるのを止めるように「“丑神の領域“?これはこれは可笑しなことを申されるな、いつ(鶏冠を靡かせながら持っている杖を地面に叩きつけながら)この場所がお主らのモノになったのかな!」睨みつけるよな鋭い目で話しかけると共にそのまま視線が此方に向く「とはいえ、先程の丑どもの質問にはお主には応えてもらいたいの?別に咎めているわけではない、我等は丑共とは違う。じゃが“土足で侵入される“というのはいい気持ちはしないのでな」と述べる鶏冠に「“土足で侵入される“そちらこそまるで“自分たちの土地“だと言わないばかりではないか」あたし達を挟み睨み合いは永遠に終わらない、急がないと行けないのにと思っていると「おぉーい」とゴツイ丑神達の後方からブンブンと手を振る者がしかもあたしはその声に聞き覚えがあった

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