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神約聖書  作者: 裸形炉
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七ページ目

まずは状況の把握だ、医院長先生がいつからこの状態なのかまずは聞き込みからなんか探偵みたいだ。お姉さんの話によると2週間前この病院の医院長先生はとてもいい人だお金が無かったり受け入れ拒否をする病院が多い中受け入れられるだけ受け入れる方針らしいなので患者さんからは印象がいいだがその反面働く人からすればいい印象は受けないそんな医院長先生には後継者と目される人物もいる。三人の人物だ一人目は息子さんだ都会の大学病院に勤めていたが、病院の経済悪化を聞き辞めてきたらしいが、実のところ教授選挙で自分の押す先輩が敗れてしまい居づらくなったとか真意は不明だが医院長先生のことはあまり良く思っていなかったようだ。二人目はこの病院の外科医だ、彼の腕前はすごくほとんどの手術を行い医院長先生の人柄と共に病院の人気を支えるが性格はそれ故に傲慢でナースステーションの愚痴話ナンバーワンである。そして三人目は医院長先生の懐刀と言われる事務長母ちゃんだ、元々は医者だったが会計士の資格を取り今は影からこの病院を支えている医院長先生の無理難題を何とかヤリクリしてきたのも彼女だまぁ簡単に言えば肝っ玉母ちゃんと孝行息子と病院のエースこの三人の中で誰が後継者になるかそんな噂が立っていた時に事件は起きたらしい経緯はこうです病院の昼食が終わって一段落した頃、被害者である医院長は奥さんで病院運営について口論になっているのを隣り合った事務室の職員が聞かれていますその後入れ替わるように愚痴話エースが現れ口論に彼は別の病院へ移ろうと思っていたようです。その後医院長室で一人仮眠中でしたが、一時間後息子さんが起こしに行くと今のような状態だったようです。あたしは昼間お姉さんや他の人に聞いた話をまとめてワンワンさんに伝える。一方ワンワンさんは一度神世界に戻り獸傷病について詳しく調べてきてくれたまず概要は前に話したとおり獸神の牙の生え換わりに見られる病で神力が弱まったりすると罹るらしい眠りについて神力の回復を図り回復後目覚めるだが神力を持たない人が罹ることはまずあり得ないからだ「やっぱり神約してる誰かなのかな」「それは間違いないだろう本来神はこちらの物世界では活動を制限される神様がみんな好き勝手やるわけにはいかないだろう、なので神約という形を取る事である程度制限はなくなり神力が使える。神約している神の正体と神約者を探さなければならないだろう」やっぱりあの三人の誰かが神約者なのか「神力は感じないけど」「恐らく同化していないのだろう」新約には色々あるらしい前の神父さまのように神様と一体化しているもの、今回のように状況に応じて力を貸す場合など様々だ。「つまり手詰まりですか」「いやそうでもないかもな」ドアが静かに開く犯人かと思ったらげんこつが、「全く部屋に居ないから心配したでしょう」お姉さんお怒りモードだ

「キャーーー」声が院内に響く部屋に戻ってと言うとお姉さんが飛び出していく「今感じたよね」「神力だな、そう大きくはない」悲鳴が聞こえ向かったのが、息子さんの使っている部屋だった。面会謝絶その部屋に二人目の被害者が横たわる同じように眠り髪は薄黄色で青黒い影、獸傷病だ小さくした杖つまり髪飾りを付けているので刺さっている牙も分かる昼間のこの時間は結構警備は薄くと言っても眠っているだけなので、たまにしか人は来ない「まさか二人目とは」ワンワンさんも隣にいる夜中ではまたお姉さんに見つかりそうなので昼間会うことにした。目的はやはり後継者問題だろう、こうなるとやはり神約者は愚痴話エースさんが疑わしい、しかし証拠がないまだ何の神様かも分からないのに、「全く同じ症状か」「いやそうじゃない牙の形が少し違う」そうなのか同じにしか見えん「つまりこれはそうか分かったぞ神様の正体が、移神だ」写ルンです?尻尾でこつき話を続ける「移神は一つの事柄またはものを問わず移すことが出来るただ移す場合に条件として一つのものに限ることもちろん神約者を介して行うことだ」よし後は神約者もとい愚痴話エースを捕ら獲れば一狩り行こうぜ、神を食らいそうな勢いだった。その夜、面会謝絶の部屋でがさごそと「何をしている」ワンワンさんと私は物陰から現れた電気をつけるとそこには薄黄色の髪が前にたれ下がりその口元の隙間から牙が生えている白衣姿の人物が、今にも息子さんに触れようとしていた「やっぱり新しく感染させにきたな」「どうして?」「牙の形です初めにこの部屋に入ったとき医院長先生に刺さる牙と次の日の夜この部屋で見た牙の形が微妙に違ったのですどうして違ったのか。獸傷病は本来感染する病気ではありません獸神それぞれに獣傷病の型があるそれが牙の形の違いです。本来感染しない物を移神の神力により移し替えたはいいが長くは続かないだから定期的に新しい獸傷病に感染させたんだ」得意気に先程ワンワンさんが話した見解をやんわりと自分の意見を混ぜたような話をした。すっと白装束に和紙で折った兜を被った子供が姿を現す「貴様が移神ですね」「新しい言師が人とは聞いていたけど、本当だったんだ」「えぇ貴方を裁いて初仕事完了です」薄黄色の髪の方が息子さんに触れようとするところをワンワンさんが尻尾をかざし遮る移神と薄黄色の神約者は神力を使い廊下の方に立っていた「空間も移動出来るの」「いやそんな神力では無いはずだが」どんどんと離れていく「とにかく追おう」あたしとワンワンさんは追いかけるしかし中々追い付けない「やっぱり」移神達は愚痴話エースの部屋に入っていくそこを開けると「そんな!」窓が開いており中には黄色髪と月明かりに照らされ青黒い影そして牙の刺さっている愚痴話エースさんが倒れていた。次の日、病院は混乱していた三人も立て続けに意識なく眠りについている。警察と言いたいが、ただ寝ているだけだけなので、あたし達は屋上にいた、さすがに警備が付いて近づけなくなった「あれって結局愚痴話エースさんじゃ無かったてこと」「間違いない彼とあの神約者は別の人物だ」また振り出しに戻ってしまった。もう残っているのは肝っ玉母ちゃんだけだけど、自分の旦那さんはともかくとして自分の子供をあんな目に遭わせるかな?ワンワンさんは別の何かが気になっている。それにどうやってあの部屋を抜け出したんだろうあの後窓の外にはいなかった透明になるとかうーんガリガリ靴の底を見る「なんか踏んでるしー」ワンワンさんも手足の裏をじっと見ていた。その日の夜面会謝絶の扉が開く「これでいいのよこれで息子はもとに」薄暗い部屋の中息子さんのベットの方へ向かう肝っ玉母ちゃん「あたしに病の移動を」「ストップ待ってください」あたしは扉を開き止める「この病は直らないけど私に移せば治せる」次の瞬間ワンワンさん尻尾で肝っ玉母ちゃんを気絶させる「さぁ二人とも出てきてください」カーテンが揺れその隙からお姉さんが現れるそして今肝っ玉母ちゃんが助けようとしていた息子さんいやちがう息子さんのふりをしていた者がベットに腰掛けた「君には驚かされてばかりだよ」薄黄色のカツラを取りそこに腰掛けていたのは数日前あたしを検査してくれた先生がいた「あの時は移神と一緒にいなかったからバレなかったが、移神から聞いていたから内心は不安でいっぱいだった計画通り進めるべきかそれとも」お姉さんが続ける「計画を進めようといったのはあたしよ」「どうしてこんなこと?」「この病院の運営どうして上手くいってると思う、理事長の誰でも平等に助けるそんな理念は立派だけど言葉だけでは成り立たなくなる事務長の切り盛りにも限度がある。外科部長の腕も立派だがそれだけでは足らない、理事長の息子さんも色々やられてたようだけどでも成り立ってたんだどうしてこの病院では実験が行われていたんだ。それに気付いたのは研修三年目あたりだった本来検出されないウイルスや細菌がもう治らない患者を使いデータの取得を行ったり明らかに体を蝕むレベルの放射線を使ったり、ここは実験マウス以上の実験が平気で行われていたんだ。一方で多くの人が助かる現実もあって、そんな時だった移神と出会ったのは」白装束の兜も現れ話しはじめる「おいらは神世界では上手くやれずこちらの世界に逃げるようにやってきた神世界ではおいらの神力は弱く制限も多いだからといって物世界でも別に出来ることもなくふらふらっとこの病院の屋上で自殺を図ったこいつを助けちまったおいら自身の神力は直接生き物を傷つけないのであまり制限を受けなかった」「なるほど助けた方法ってのが入れ替えだったわけだあの時俺の攻撃を避けたのではなく、こいつを使ったんだろう」豆?あっあの足底についていたのは豆だったんだ。

「そこの嬢ちゃんが置いたんだろ」「えぇ直前に置かないと風が吹いて移動しても困るので」その豆つたって自身と豆を交換したわけか、「助けられた僕は、移神と一緒に隠れてすり替えを行ったんだウイルスや細菌を別の無害な物に、データ資料の偽造、数字の改ざんあらゆるすり替えを行ったけどそんなこと長く続けられなくなってきて今回の計画を建てたんだ獸傷病を使って」「獸傷病はどうやって」「おいらが昔獸傷病のサンプルをとって置いたんだ一つだけ」一つだけ?あれでも獸傷病は感染しないはず、ワンワンさんも棒に当たったてこと「獸傷病とても面白い神病だ、だからこそ調べて解析したんだ、神病を解析した結果的に特性状態は変えられないけど、そこで分かったのは神と生き物は根本的には同じ物ではないということ、同時に構成や一部の発現に共通部分が見つかったんだ。其れを利用して獸傷病の別の型を作った」型が違う物を複数持っていたのではなく一つの型を複数殖やしたんだ。「なるほどそれで合点がいく」ワンワンさん解っちゃった感じ「移神の力で移し替えたんじゃないということ、人の技術を使い獸傷病を移したそう考えると、色んなことがつながってくるまずは一人目の医院長先生の獸傷病の持続時間が切れる前に別の獸傷病への感染も人の技術を使ったのなら、神力が発生しなかったので我々も気づかなかった。それにお嬢ちゃんにも犯行は可能だ」「残念だけどあたし達は事件が発生したとき二人とも、防犯カメラに映っていたわ。だから犯行は」「今言っただろお嬢ちゃんにもって、これがそこの倒れてる肝っ玉母ちゃんと関係してくるんだ、最初の医院長は俺達がいない状態なのでどちらかは判らないでも二人目に息子さんを狙うのがミソだ何故彼だったのかそれは彼に獸傷病を使ったのが三人目の被害者愚痴話エースだったからだ、息子さんに獸傷病を使うのはお姉さんが言師を見つけて怒鳴っている頃、ここを動くなと言って俺達より早く出たあんたは、俺達が部屋の外に出たのを確認して部屋に戻り新しい型の獸傷病を医院長に使ったんだ。そして三人目の愚痴話エースの時は俺達にわざと神力を感じさせるためにそこの兄ちゃんがさっきの息子さんと同じように愚痴話エースを思わせる格好をして、移神と共に俺達の前に現れる。そしてさも今から神力を使って二人目の息子さんに新しい獸傷病を移し替えるように見せて俺に邪魔をさせる。普通に考えれば戦闘力がないあんた達が俺達と戦うとは思えないので、さっき言った豆を使って移神の神力で豆と自分たちを移し替えた。豆は直前に嬢ちゃんが置いてな、愚痴話エースに獸傷病を使ったのはそこに倒れてる肝っ玉母ちゃんだろう意識をなくす薬か何か使ってなそしてここに息子を助けるためにやってきた移神の神力を使い息子の獸傷病を自分に移し替えようとした勿論息子さんに成り済ました兄ちゃんが今も持っている獸傷病の入っている物を」前の方に向かって注射器のようなものが放り出される「まだ諦めるのは」お姉さんが勝ち気に訴えるが「

そこのでっかい犬くんの言うとおり移神の神力では逃げ回るのが精一杯しかもその逃げ回るカラクリまでバレてるしね」お手上げとばかりにベットに横たわる。「もう十分だ」小さく吐き捨てた言葉が気になっていた。退院の日、一週間経っても検査結果は良好だったので退院の運びとなった勿論検査したのは別の先生だったお兄ちゃん先生は次の日に病院を去った獸傷病から回復といってもただ寝ていただけなんだけどあの人たちは今もこの病院にいるまた同じ風に実験は出来ないようだお兄ちゃん先生が移し替えてたデータ資料が何故かわからないが警察のデータベースに紛れていたらしい世の中おかしなことがあるものです。移神は神約聖書により神世界からの五年間の不動を受けてしまい、お兄ちゃんと別れてしまいましたワンワンさんは「距離を置くにはいい時間だな」大人ワンワンの一面を垣間見た気がしました。時は少し戻り最後の日の夜屋上にて、「犬くんいるかな」「なんだ最後の悪あがきは済んだのか」「あぁ嫌な予感はしていたんでね」「で何か聞きたいことがあったんだろ」「あの子の容態は大丈夫なのか?」「俺は医者じゃ無いから分からな「真面目に答えてくれ」俺がやられるかもしくは……まぁ大丈夫なようにはしてある治る訳じゃないが進みゃしないよ」「ありがとうこれで心残りがなくなった」元に戻り現在あたしは小高い町から少し離れた小さな家にいるあたしが退院したことを知った両親だったが二人とも仕事が忙しく当分帰って来れないので、一人暮らしを好きな家を選んでいいといってくれたので、ワンワンさんや鎖のお姉さんが来やすいように街から離れた一軒家にしたのだ。

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