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神約聖書  作者: 裸形炉
47/115

四十七ページ目

このままじゃヤバイ部屋の一角長い椅子に転がりながら他の取締役達には見えないように、ふてくされて横になりスマホを弄る何か何か最初は上手く行ってたんだテロリスト集団が世界に開けた穴を使って、そしてキリのいいところでって……クソ政府にあれだけの支援がしかも素早く、気付いた時には後の祭自分の痕跡を消すのがやっと回収しようにもこれ以上は専務の言ったとおり“プロキシアスという足が着いてしまう“今のこの状況を挽回する方法は一つだ。スマホに表示される画像“これが言師“そこにはおそらく遠くから撮ったであろう制服姿の言師たちが映っている。苗が監視を行い始めたので手に入れるのには苦労した遠距離故に本来なら“単独の写真“がよかったのだが、まぁいい(冷や汗と共に笑みがこぼれる)“どちらか“それだけの問題ではない、これで“社長の邪魔者を始末すれば今日の朝方スマホのメールが届く言師と思われる者のの家は把握できたと、其れから数十時間経つ、待ち受け画面にしていたその二人の女子中生が映る結果待ちだ、そこに着信が起き上がり部屋を後にする外に出ると人気が無いことを確認すると「夜分遅く申し訳ありません非凪様」その声に「いつも言っているでしょ、挨拶は結構要件は端的に、それで首尾は、確保は?まさか殺したりしてないわよね、あれほど」激昂しようとする非凪だが、電話越しに聞こえてきた答えは違うものだった「……失敗しました…確保はおろか……刺客として雇ったテロリスト集団の腕利き……申し訳ありません。苦労して連れてきた大事な“コマ“を……」死んだということか、心を落ち着かせて、なら後処理をと言おうとしたが「生きています、正確には命としてというだけで“戦士としてはもう“」その一言で大概は悟ったあたしは「海外への手配を、戦えもしないのに、戦地へ戻すのは、新たな一歩を暮らせる場所へそれとあなたも一度戻りなさい、これからのことを」沈黙の後「これ以上の増援は必要ありません、明日中にはカタを、非凪様今まで……ありがとう」電話が不通になる、折り返してもつながることはないスマホのコール音が静な夜に鳴り響いていた……さかのぼること月曜の朝、神世界で週末色々なこともあり言師と物世界に帰ってきたのは日付が変わりかけていた頃、疲れたと、数十分後眠りについた言師を見守りつつ周囲の異様な気配と抜けきらない血の匂い長年“そういう所“にいた事、そんな者達がオレが振り向くなり数人いた。慣れた手つきかオレの方を見上げ「ありゃ何だ?犬?にしてはでかい」ここに到着する少し前からこいつらは居たようだ。息を潜めて、集団物盗りなんてレベルでは無いなと思いここに降り立つ前に、普通の人にも見えるようにしておいた。見えたとしても大型犬にしろ、狼にしろ、牽制になりそのまま立ち去ってくれるかとも期待したんだが、どうやらこいつらはよほどの覚悟でここに来ているらしい。目の前に肉の塊が放り投げてくる“餌付け“か、ここを素通りということは家の方に視線を移し狙いは言師か「しかしこんな国まで来て依頼が暗殺でもなく、ただの人さらいかよ」口にターバンを巻いた人物男なのだろう、そんな彼に「速やかに攫って連れてこいだ、その後のことは、あたし達の感知することじゃない」ターバン越しだが女性だと分かる声「全員無駄口が多いぞ、我らの行動いかんで国に残した同士達の立ち位置も決まる、ここで融資を打ち切られては、我らの神の為に」神の為か「しかしこの馬鹿でかい犬?腹が減ってないのか?ちっとも餌に飛び付かないが?」不思議そうにほーれほーれと肉の匂いを嗅がせたいのかしゃがみ込んで仰いでくる。こいつらも信じる神がいるのかと何とも言えない気分になる。目の前の誰からも神約はおろか加護の気配すらない。つまり彼等がただ信じているだけそんなことが分かってるってのは何ともやりきれない。信じる心は自由だがそれが報われているかどうかは別問題なんだど「まさか、ケチったとか?」横に立った女性がターバン越しに口が動く「ケチるわけねーだろ、さっきそこらの店で一番高いの買ったんだからよ、犬小屋があったがまさかこんなでかいとは思わなくてよ」オレは目の前の肉を加えた「ほーらなやっぱ腹減って!」次の瞬間男のターバン越しの顔に肉の塊が衝突する「なっ!せっかくの肉を!」其れを横目にさっと降りてきた三人目の巨漢に「どうしますか?殺しますか?」巨漢は溜池をつき「なるべく傷つけるな、眠らせる程度当初の予定と代わらん、この奥にいる娘を確保して、夜が開ける前に徹底する」掛け声と共にオレに向かってくるターバンの男女両方とも動きは素早い「まず足をとめっぞ」男が後ろに回り込む前からは女が二人のナイフがオレに「アレ?ナイフは?」二人のナイフを持ってた腕は確実に大きな犬の体に命中、そこには肝心のナイフはない。当のナイフはという巨漢の男の後方にストンと空から落ちてきて地面に刺さる。そのままの体勢の男女は身に隠し持つ持てる限りのナイフを抜こうとするも、二人は戸惑う入れておいたはずのナイフはそこには無く見れば周りの建物や天井やら電柱、しかも全て″彼らの届く範囲の外″に突き刺ささっている「どうしっ!」油断をした男女が外を向いた瞬間項に重い一撃倒れ込む男女これで終わりかと思ったが「凄いな、見えないように視角をかなりついたのだが」男女を眠らせたついでに、尻尾で少し離れた巨漢の男も眠らせるつもりだったがナイフで尻尾を止められる「まさか犬がしゃべるとは、変わった国だ」必死に止めようとするもオレの方は全力は出していないこともありすぐに押し切るも後ろに飛ばれてしまう「貴様は何者だ?人とのキメラか遺伝子組み換えかはたまた新たな種か?」彼らにとっては神という選択はないようだな「そんなことはどうでもいい(尻尾で横の男女を巨漢の方に放り投げる)このまま引け″何処の誰に頼まれたかは知らない″がお前さんらでは″ここを通ることも、あいつを連れて行くことも不可能だよ″悪いことはいわん、もう一度いう″このまま引け″」巨漢の男はナイフを変え青龍刀程のナイフに変える「化け犬悪いがこちらも引けないのでね、止めたかったら殺すしかないぞ!」突進する、その体格に合わず素早い勝負は一瞬明らかだった青龍刀は尻尾により半分に切断され持っていた残りの青龍刀ナイフも手からすっぽり抜け落ちる巨漢の腕がダラリと下がる「もう引け″御前の手はもう力は入らんよ一生、片腕だけだ……」まだやろうと立ち上がる巨漢を見てしょうが無いと思った時巨漢のスマホがなるどうやら上の者からのようで動く方の腕で男女を担ぎ上げる「言葉に甘え引かせて貰おう化け犬よ」そういい残すとその場を後にする担いでしばらく歩くとスマホの相手がそこにすれ違い様に「申し訳なく弁明の余地もない」一言詫びる「もう一方からの報告まで待機していてください」すれ違い様に通り過ぎた巨漢にそう告げるのは巨漢の何分の一しかない黒い上下、肩まで伸びた髪は左右に分けている彼女はスマホで電話をかける「そちらは今どうなっていますか?」間髪を入れず低い女の声で「どうかしたのか、なるべく人目は避けろ何でな、家で襲うよりも、どうやら朝練をやるようだ、しかも昨日の夕方も同じ場所、小高い丘の頂上が公園になっている夕方では人も多かったようだが、朝方は少ないこのタイミングで決行予定だが、ヒッノ達はいいな、独り暮らしだったか、もう回収したのか?こちらも急いだ方がいいか?」変にプレッシャーをかけるのはよくないそうだ。先程のターゲットが言師とは限らない、戦ったのは多分″神″だろうが協力者も″神約″を結んでいたはずだ。言葉を発そうとするも「悪い此方も早く行うでは、確保したあとでな」電話が切られた信じるしかないようだスマホを強く握りしめる………タバコを一服耳元の無線に「姐さんどうかしたんすか?」煙を吐きながら「なーにヒッノ達やらかしたっぽいね」トーンを低めに言うと「油断出来ないってこと!」別の声が乱入する「冗談こんな平和ぼけした国で失敗した?あのへっぽこ男女コンビならともかくヒッノさんが付いててですか?」しばらくして「そういうこと、何時如何なる戦場でも″アイツだから″なーんて思い込みは辞めないと死ぬことになるいつも言ってるでしょ」少し強めの口調で話すその時「ターゲット家を出たよ制服姿じゃないそっちに向かった後を追う」長い筒の入れ物を肩にかけジャージ姿で家を飛び出すランニングがてら丘を目指すようだその後方、視認が出来るくらいに地味なジャージで音楽を聞く振りをしながらの連絡無線、金髪は目立つので茶髪にピアスにグラサンに日焼けサロンにいったにしては焦げている黒い肌左頰には不完全再生の後を隠す為のなんちゃってハートタトゥー走る姿はグラマラスとは言えない体つきだが微妙に長い筒を持つジャージターゲットっと距離を保ちつつ後をつける。そんな彼女の耳に聞こえているのはポップなビートではなく「了解、此方も準備を始める、最後に二人とも、その場その場で判断する事いいわね、今回のターゲットはただの子どもじゃない、そういう認識で事に当たるわよ、じゃ予定どおりに」姐さんの言葉に「「了解」」と小声でささやく二人でシンクロする……少し戻り昨日の部活動終了後の帰り後輩の言師達と別れた後「うーん、大会か」あたしは迷っていた、彼女の力になりたいというのは本心だ、この前はおいていかれたし不動ちゃんは不機嫌だし、だがしかしまだまだあの入部希望者がそのプロキシアスっていう敵対勢力の刺客だと決まった訳じゃない。そうだよ、もしかしたら単純にウチの部活をやりたくてって、背中の長い筒をおぶり直しながら、なわけないかところで不動ちゃんはどうして外に出てんの、あたしは心の中で歩きながらあたしの横に出ている不動ちゃんを眺める「どうやらつけられていますね」つけられてる?「そのまま真っ直ぐ前だけ向いて、あたしが外に出ても監視の目は変わらないので、おそらくですが、着けている者達は神約、加護の類は行っていないと思います。着けられる理由は分かりませんが、先程師匠たちが言っていたプロキシアスっていう奴らの仲間か、それ以外か、でも着けてくるばかりで仕掛けてくる様子は皆無なようです、現にあたしが外に出てしゃべってもノーアクション見えているなら何かしらのアクションはしてもいいはずなので」さすが不動ちゃんあたしの相棒だよ、あたしは心の中で喋る、もし相手が神力を持たなくても、あたしが喋る会話は独り言として聞かれてしまうことにので、それで人数とかは分かるの?視線を変えず尋ねる「三人だと思う、ここ数日着けられているし」アレ?でも其れって入部希望者が来る前から?「どうやら入部希望者と着けられている者達とは違う者でも両方ともにこの時期なら」プロキシアスに関わりがあるって考えるべきだよね、不動ちゃんは頷く「それでどうする?仕掛けないからこの先大丈夫なんて保障は出来ないよ」そうね、その実力的には分かんないよね、話ながら家に到着する。今は両親共に仕事が遅く家にはいない「神力を持たないなら本来は人と神、相手が複数だとしても達人とかでも所詮は人だから神約をしていないとすれば“負けない“」ハッキリと断言すると共に一言付け加える「ただし、あたし達以外への神約をしてはいない者例えばあなたの両親や周りの者を護りきれるかとなると“限度がある“ってとこかな」つまり問題は“何時何処で“って事かじゃあここ以外でって都合よく襲う場所を決めるなんてと言うと「出来なくはないと思う」あたしは不動ちゃんの提案で家に帰ってきてすぐ日課の自主練をやるために家を飛び出し丘の上の公園に「大丈夫全員着いてきてる(クルクルと回りながら)三人だけみたい他はいない」筒から獲物を取り出して日課の素振りをしながら不動ちゃんの声に耳を傾ける。今やるの?あたしがそう聞くと「んー相手は今はその気は無いみたい」ほらと廻りを指さす不動ちゃんの指の先に数は少ないが少女の二人組がブランコに乗って遊んでいる距離的には結構離れてはいるが「この場所は一見すると他の場所から隔離されている道路も小高い丘の下にあるでも見渡せば分かるけど、ここって凄く視界は開けてる遮蔽物も少なく一度襲いかかると決めれば遠くからでも視認はされやすくなる、人の目が気にする必要が無かったならここに来るまでに、いくらでも奇襲のチャンスもあり、捕獲も容易かったはずだ」一旦素振りを終え息を整えながら、じゃあ“わざと、ここに来た“ってこと?「三人組は慎重ではあるが、気配の隠しかたは上手い」って事はプロの誘拐or殺し屋みたいな、オシッコいきたくなるじゃない。身震いがする「なのでわざわざ奇襲しやすい環境を整えさせてやる」再び素振りを始めこんなあからさま乗ってくれるかな?「乗ってくるわ、だって少なからず戦うことが目的じゃ無い、それなら今この場の近くにいるあのブランコの女の子達はあたし達が到着する前に片付けてるはず、例えば脅したり、買収したりして帰らせるとかねやり方は色々あるしでも今其れをしないってことは、なるべく他との接触を避けたいようね、なので多分」あたしを攫うってことそう言いながら素振りする横目で不動ちゃんを見るとコクリと頷く、何で?ウチ普通だよ、まだローン返済完了してないよお父さんは給料据え置き、夏冬のボーナスは三割削減プラスお小遣い承認制つらいわーって嘆くほどでお母さんはそれでフルパートに出てるんですけど、もう何にもならない部活辞めたらってあたしの夢打ち砕かれるくらい何だよノーマネーノーホーム何だよウチは、ドードーとあたしの肩を叩く「攫うって事は何も金が目当てとは限らない、だって(辺りを見渡し)これほどの気配を殺せる輩なんて小銭で雇えるとは思えない、そんな雇い主がお金目的とも思えない」だったらカ・ラ・ダそんなあたしをスルーして「プロキシアスって大企業だっけそれってお金持ってるんでしょなら今回の一件の後ろに言師の敵がいてもおかしくない、何で言師じゃなくあたし達を狙うのかは分かんないけど」でもおかしくないそれなら何で神力を感じないのかな?かな?「それはそのプロキシアスって会社の社長は神約に違反していて神力が奪われていて」あたし知ってるよ言師と戦った相手は神溜鋼ってその社長が持ち出したモノを使い加工して創った神器質を使ってたってって「とにかく決戦はおそらく明日の朝だなぁ」嘘だー!ってツッコミなしですか「そんだけ元気なら大丈夫だな」そう言いながら家路につく、そして次の朝少し早めに家を出る不動ちゃんの言葉を信じなかった訳じゃ無かったが、家族を襲われることをひどく気になり寝不足だ。家を出た辺りから視認できるか出来ないかそんな後方から茶髪にピアス、グラサンにジャージ姿、ここら辺では珍しい「おそらくアレが三人組の一人ね、姿を見せたのは始めてね、以外に華奢ね」前を向いたままで決戦の小高い丘に向かうあたしに着けてくるストーカーさんの特徴を教えて貰う、そんな事をしていると決戦の地に到着する、朝も早いので辺りに普通なら人などいない、だからこそこの場所を使っているんだけど、でも今日は先客がいるスレンダーな体つきで公園のほぼ中央に位置する、年は大学生か高校生よりも大人びているチャイナ服にも似た迷彩模様のその服は通気性も兼ね備え足元はハイヒールではなく暑いブーツだ顔は頭に被ったターバン越しに目元のみ見える口元が動く「あなたは言師ですか?」言師というキーワードが目の前の女性から聞かれたことに驚く、不動ちゃんが外に出て来るが彼女は驚かない「やはり感じることは出来ないみたいね、それにしても、感じれない、つまり神約はおろか加護すら受けていない者つまり“ただの人“なわけでよ(周りのブランコが揺れる、滑り台の上に人影が動く)そんな“ただの人“であるはずの彼女の口から言師なーんて、人の名字にしては出来すぎなわけ、となるとやっぱり」不動ちゃんの言葉を続けるようにあたしが話す「言師が何か分かっていますか?」あたしは逆に質問する「否定はしないんだ、さぁあたし達が受けた依頼は“写真の人物を連れて来い“だったのでね」その時滑り台から「姐さんいいんですか?依頼内容話してしまって、写真に写っていた“女性は二人“ヒッノさんのほうかも」女性あたし以外におそらくそっちが言師か、あたしは不動ちゃんに目線を送る「心配ないよ、ほら言師の神力の近くには狗牙や師匠、七福神の神力を感じるでしょう」確かに不動ちゃんの言うとおり言師の神力を感じる、みんなといるなら無事なんだと分かりほっと胸を撫で下ろす「ペラペラ喋りすぎ」ブランコに揺られながら、ターバンをゆらゆらと揺らし全力で遊んでいる高校生位の女性年に似合わずブランコに大満足の様子「うぅーあたしは姐さんが心配で」間髪を入れず「シスコン」睨みながら「あなただって!」ハイハイストップと手を叩き「確かにヒッノ達は失敗した、アリャあんま驚かないね、参ったなこりゃ今のは、かまかけただけなんだが、その様子だと“もう一方の女性“も無事かしかもあんたはどうやら“言師じゃない外れのほう“みたいだな」がっかり胸ポケットに入っているタバコを一服する、そんな彼女に「あたし達のやれることは目の前のコイツを連れ帰る。それは間違ってない“写真の人物を連れて来ること“って事はどちらかが本物か偽物を問わず連れ帰る。姐さんあたしがやります」タバコの煙にのせて「まぁいいか、やってみな」近くのベンチにドスンと座る承認を得て嬉しそうなシスコンさん「てわけ、大人しく着いてくる気は無いわよね」相手はただの人しかもあたしを連れて来る生きたまま?だったらこれは生き生きとするあたしに「手伝うな、ということ?」ニヤリと頷く、戦ってみたいこんな時に不謹慎なんてのはよく分かってるでもと背負ってきた筒の入れ物から練習用の獲物を取り出す「やっぱりそうこなくちゃ」どうやらシスコン彼女は武器を持たないようだ「長い槍?にしては曲がってる?」ブランコの彼女は振り幅を大きくし戦いにも興味を示す先に動いた?のはシスコンのほうだった、当然といえば当然だが彼女は武器を持たないなので滑るような動きで上半身がぶれることなく急激にターバンが視界を遮る!と同時に左方向に風?速いその直後すぐに右方向に吹き飛ばされるが左足を直角に曲げ膝を折り長い獲物を間に入れなきゃやばかった。そんな事を思いながら左足を軸に右足をコンパスのようにして衝撃を流す、だが未熟地面にポタポタと血が滴る、追撃しようとするシスコンの反対側の肘が滑るがあたしはガードに使った獲物を手前に引き下げ同時にシスコンの真下から襲う獲物は彼女の鼻を翳む「両者とも粗さや根性在るとこまで(拳と長い獲物が激突する体重をかけ一向に退こうとしない、付き合う顔は鼻血が滴りながらも何処か嬉しそうだ)出会う場所、時間、環境が違えば(少し悲しそうに)良い友になったかもねぇー」指に挟むタバコがほのかに顔を照らしている。数度殴り合ったか、先に倒れたこんだのはシスコンさんの方だった其れをタバコをふかしながら支える「姐さんあたしはまだ」次はあたしとブランコ彼女が準備運動するもシスコンさんをブランコ彼女に預け「時間も無いわ、下も騒がしくなってくるから」チェーと肩を貸すブランコ彼女「というわけ、あたしには本気出してくれるでしょ」見透かされているあたしが不動ちゃんの方へ目線を送ると「ほらまた、あなたは何かに頼ってる?目線を必ず斜め上に、そこに何かいるのかしら?」そんな彼女に不動ちゃんは「いや、そんなはずはないあり得ない彼女からは今も神力は感じていない………つまり“ただのカン“としか言えない」信じがたい光景に唖然とするも「私たちはある国で“我等の神“の為に戦っています。そのために幾千の命を奪ってきたわ、それが我等の神の為で有り、それが神の為になると信じているから、なのであたしは引けない、あたしの心は“神と共に“」そんな姿に何とも言えなくなる“神と共に“というが神力を感じ得ない彼女達を見て不動ちゃんがぼつりと話し始めるあたしだけに聞こえる声で「彼女達の信じている神は実在したが、今はもういない、神世界にも物世界にも、だから彼女達がいかに信じていても、その神の神約はおろか加護すら受けられないんだ、それでも彼女達はどうしてそんなに」その言葉の後に彼女達にも聞こえる声であたしが「大好きだからに決まってるよ、だからいくよ“不動“」頷きあたしと同化する不動ちゃん袴に晒しのような衣装になったあたしを見るとタバコを地面に落とす、そしてそのままあたしに突撃する二歩目は踵をはじくようにして足底の中心を浮かせ足趾の全てが足背に一瞬ピタッとくっつくその次の瞬間、土煙と共に足指のみの足跡が土をえぐりその場にハッキリ残っている。あたしには彼女の姿は見えない、いくら神約していても目が良くなるわけじゃない不動ちゃんの神力は“単純な腕力の上昇“これが基本であり体を取り巻く晒しはあくまで不動ちゃんの持つ神器質のようなモノあたし自体は単純に“腕力の上昇“この事以外は変化が無い、彼女達の目的である“言師“は七福神の神力は様々で掛け合わせることで自身の能力を上げるそれプラス黒竜の衣なんてものも持つ、でもあたしには、不動ちゃんの力のみだ、あたしは右手に晒しを槍の形に巻き上げる、足元に“足趾の足跡“が慌てて晒しの防御を、然し横っ腹に鈍い衝撃で頭が揺れる“晒しが捩れる“ダメージが軽減出来ない、違う軽減してコレなの?背中にほぼ同時に肩甲間部に肘を傾けたまま一服するお姉さん「じゃあ次で最後一発勝負あなたも出来る限りの一撃を撃ってきなさい」何でというあたしの言葉を煙をふかしながら聞き「あなたは“ターゲット“じゃない、でもあたしもあの子達の手前このままじゃあ引けないでも、必死にやる必要性もあなたの言葉で見出せなくなった。なら少しでも対等に戦いたい、さっきまではそう思ってたの(タバコを加えつつ)でも……そうね“愉しいから“じゃ駄目かしら」ちゃんとした答えを聞く前に足跡を残し消える少し離れた場所へ「じゃあ行くわよ!」あたしは息を整え「不動ちゃん決めるよ」彼女が其れを聞き最初の踵からの動作に入るそして足の指を足背につける十分に溜めて弾くあたしまで数十メートル足跡五つ分があれよあれよと近付いてくる直接攻撃を受けず後方へ晒しの色が青く染まる「晒凌“紬換重吸“普段の槍とは真逆のアイスのコーンのように青い晒しが巻き付いていく其奴を彼女目掛けて打ち出す避けようとする彼女が!コーンを創っていた青い晒しは一気に展開して彼女を覆い尽くすように周りに、まるで新体操のリボンだ。横に移動しようとするも青い晒しが巻き付く、後ろに退こうとするが青いリボンの線上からは逃げられず、まるで檻にでも入れられているみたいだ。あれよあれよという間に手足の動きは封じられ速さが売りの彼女がストップしてしまいリボンに絡まれた哀れな姿に「あたしの勝ちでいいですか」と彼女に話すと「あんたの信じる神様の方が、あたしの信仰心もまだまだかもね」とあたしの勝ちを認めて帰ってくれた。遠くからそんな様子を見ていた双眼鏡「はぁー分かったのは(写真の片方に赤丸印をつけ)此方が本物の言師というわけですか」静にため息をつく、その夜報告を入れるあの後もターゲットである方の言師に絞り隙を探っていたが、如何せんあの狗神の目が強く手が出せない、家で襲ったのが裏目に出てしまったらしい、電話越しに言い訳も思い付かず、お嬢様に申し訳立たなかったが実際は今回失敗した彼らの身の振り方を心配されてしまった彼らの事は再起できるように取りはからうつもりではいたのでお嬢様の気遣いには毎度頭が下がるそんな彼女だからこそ力になってあげたかったのに、そんな事を胸に秘めて一大決心をするそうだ“あたしがやるしかない“と明日に向けそのまま電源を落とすターゲットがほぼ無防備になる瞬間相対的に戦力つまりあの狗神が離れなければならないときってのを狙うしかないそんなシチュエーションを考えると答えは一つしかない“学校で襲う“手に持てる武器のたぐいを握り締め明日に備える、邪魔は入るだろうがしょうが無いシャワーを浴びながら自分の手を見る、自分の意味あたしは“失敗作だった“能力も中途半端プロキシアスの社長である宿主が望む存在では無かった。他からは神力を感じられないだけど自分は神力を感じられるそんなものはごく当たり前ほんの基礎なのだあって当たり前そのあとに“何の能力“を有しているか、そこが問題だったのに……あたしは神力を感じられ無い、ようは“廃棄処分“されるはずだった存在それがあたしだった。

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