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神約聖書  作者: 裸形炉
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四十六ページ目

新しい朝あれから自分の家に帰って来たが、地獄絵図は変わらずママは寝室から出て来ない、パパと二人遠出をして居もしない直の情報を探し回りあたしが家に帰った時にはいつもの通りパパだけの出迎えだった寝室からは子供のように泣きじゃくる声が耳につく、パパのゲッソリとした笑顔が相まってこの家に帰って来たことを感じさせる、ゴミだらけの家宗教グッズが並び、直の部屋は以前と変わらず、土曜日からの事が夢なのかと思えるほどに、次の朝テーブルの上に昼飯代だという野口英世を握り締め行きがけに買おうと家を飛び出す学校へ一歩玄関を出ると飛び出した足が止まる「何?あたしの(右腕を抑え)回収でも、それとも監視するため」目の前の同じ学校の制服を着ている昨日自分の弟の命を呆気なく奪い“自分達の存在意義“を示した社長の娘がそこにいた「回収はないですね、神器質はあなたと一体化しているのあたしは元よりパパですら、どうこうすることは無理ですね。それに監視というのは否定はしません。ここから少なくとも“学校という場所“の管轄はあたしになってるの、ある程度の方針には従ってもらうけど、必要性のない場合は基本鑑賞しない、とりまメアド交換しましょ、何かあると困るし、ここまでで質問は?」物の説明書のような端的、機械の一部のような彼女の態度には腹が立つけど「ないわ“アタシにはアタシの叶えたい事がある“のそのために必要と思うことはあなたに言われなくても協力するわ」そう言うと自分のスマホをいじり「そう(アタシの後ろの家を見ながらふと視線をアタシに戻す)じゃあ行きましょうか揺ちゃんそれとも揺どっちがいいかしら?」彼女と一緒に学校へ向かいながら「どっちでも」それじゃーと「ちゃん付けは好きじゃないし、呼び捨てにすんわ、あたしも呼び捨てでいいわよろしく揺」そんな社長の娘に「苗だったっけ、よろしく」何か契約をしたような感じがした……「ゴメンね、わんわんさん送って貰って」学校の屋上にわんわんさんの背に乗り時間ギリギリに到着する「そいつは構わないが体調は大丈夫なのか休めとまでは言わないが」背から降りるアタシに心配そうに話しかける「大丈夫、大丈夫ちょーっと後片付けが伸びて寝不足なだけだから」不鎖お姉さんからあの龍神の過去の話しを聞いた後、居なくなった双子の代わりに神牢の掃除と整理を行いそのまま物世界に帰って来たが週末を殆ど使い帰って来たのは夜中だった取り敢えず仮眠は取ったものの通常の半分近くしかなくふらつきながらの登校となってしまって「取り敢えず七福神達がいるので心配しないが、気をつけてなオレはプロキシアスをもう少し調べてみよう」そう言ってわんわんさんと別れる………「ホントにあの子だ、なんか変な感じ」神世界で一度会ったとはいえその子が人でしかもアタシと同じ制服を着ている。言師達のいた屋上とは向かい合った倉庫の一室窓から言師と狗牙を覗き見る二つの影先程仲良く登校してきた揺と苗の姿がそこにはあった「やっぱり七福神は付けるか、まぁ当然ねあの様子だと不鎖はこっちには来ていないか神牢を任せられる者も居ないことだし、そうね接触するなら、なるべく戦いにはしたくないから早いほうがいいかも」ブツブツと述べる彼女に「接触どうして?それで直の……目的が達成出来なくなったら?」心配するアタシに「いずれバレますっーかほぼバレてます。ただそのバレてるってのはあくまで“何か不穏な動きがある“っていうおおざっぱなものです実際パパは表面上は“神約を犯し物世界で反省中“ってのが大概の見方です。その反省中のパパの素行の調査は結構重ねてきているはずでも“尻尾を掴めない“決定打がない状態うーん歯がゆいでしょうねー」そんな苗に「だったら余計なことしない方がよくないんじゃ」窓の下にお互い座りフラフラな言師が屋上から教室に向かうのを確認して、自分達も倉庫を出て教室へあたし達は三年生だが同じクラスじゃない「それじゃ取り敢えず次の休み時間何かあればメールします」そう言って苗は一足先に階段を降りて「なーえんおはよう」同じクラスの女子と合流して教室へ、遠目で見ても先程まであんな会話や、まして弟を……考えてもしょうがないとアタシも自分の教室へ中に入ると「一昨日はゴメン!家の親はその無理だけど一緒に家出でも」いきなり頭を下げてきたのは黒髪のツインテールが前に垂れながら頭を下げ続ける「もういいよ、当ては見つかったから」その言葉を聞いて左側から手鏡に向かい髪を弄りながら「そうなんだ、いきなり消えたから皆残念がってたよ~」ニヤニヤと笑みを作り席でネールを塗っている「ちょっと里依あんたっーか何?水商売でもしてんの?」どキツイ香水に「モテない奴は此だから、部活ばっかやってるとあれよあれよと寂しい老後が待ってるわよ(フーッと息でネイルを乾かす)それか、くじでも多くないと“貧乏“しか引けなくなるわよ、残り物には福があるなんて、自分を納得させる。ただの口実何のよねだから、少ないと比べられないからそれが幸福だって勝手に思っちゃうし」うぬぬっと後ろからヘッドロックする「あんたって奴わ~」数分後取っ組み合いのケンカに発展する、そのまま二人とも授業を受ける髪はくしゃくしゃ、ネイルはボロボロただ二人とも自分の意見は曲げない、あたしが彼女達と一緒にいるのは悪意にしろ善意にしろ“自分の信念“を通す姿がとても気に入ってしまったからだ。そんな折ポケットのバイブが揺れるそのまま教室を出てトイレの個室に何々“部活やってますか?“イヤな予感がするんだけど“取り敢えず今日はあたしが様子見しとくから“のメールを最後にアタシはママも心配なので、放課後は先に帰ることにした。…………フラフラする黒板が二重に堪らず保健室のベットで寝ることになった午前中の授業は休んだが午後からは体調も戻り授業も受けた放課後この頃顔が出せずにいた部活に顔を出せた。ドアを開ける前に話し声がする扉を開くとそこには先輩とは別にもう一人いた「やったよ!見学したいって(鼻息荒いのを隠しつつ)まぁ入部ってのは早いかもしれないけど、大会も夢じゃないかもしれない」とウキウキな先輩そんな二人の会話に「初めましてだよね、あたしの方がこの学校では先輩になるのかな、おっとまだ自己紹介がまだでしたね、あたしは三年の徳導 菜草っていいます因みに仲間内では“なーえん“って呼ばれてるのでって、呼びにくいなら“なーえん先輩“でもいいよ部活ではあたしが教えてもらうけど、それ以外のお悩み相談も受付中で~す。お気軽にお話ししてね」ニッコリスマイルが眩しい(神力は感じない)バックの中の髪飾りを触りながらも目の前の菜草先輩の顔を眺める。言っちゃ悪いがウチの部活にあたしが入ってから入りたいなんて思う生徒はいなかった。それがこのタイミング疑いたくはないが「如何したんですか?えっーと」知ってて、わざとか?等と思うも今は分からない「先輩はどうしてこの部に?有名処ならまだしもウチは大会に出れる訳でも、それにこの時期にいきなり部活なんて大きな大会はこの前終わってしまいましたし」それはーと目を背けながら「実は……あたしこの前まで、そのお付き合いしてる人がいてね、それでその人とはその選手とマネージャーって関係でそれが秘密の付き合いだったので………ハッハッ彼大事な時期なんですこの前の大会も勝ち続けられたし、邪魔したくなくて……なので辞めちゃいました」明るく笑いながらもその表情はどこか寂しそうだった(悪い感じは今のところしないんだな、というほーちゃんに“今のところでしょ隠すやり方は沢山あるわ“弁天は自分の感が目の前の女の危険性を示す“だが此方からわざわざ手を出してやる必要はないでしょう“他の七福神も同意する)「ようこそ」とその場だけの心を許さない態度で社交辞令は進む、その後彼女が先に帰る片付け中も上機嫌な先輩……聞きにくい先輩とは後ろ向きにさり気なく「先輩は彼女…徳導先輩のことどう思いますか?」後ろを振り向くのが怖い……アレ返事は?……声が小さかったかな?……帰っちゃたとか、非道いな帰るなら一言「どういうことかな」冷や汗が垂れるアレ会話が成り立ってない「いやほらこの時期にってのは分かりますし先輩が喜んでいるのは知ってますけど、いえいいんで“さよ“先輩がよろすかったら」うわー動揺して最後らへんが「どういうことかな」何?何?そんなにオカシイ、通じない一応日本語としては解読出来る国語の時間じゃないんですけど「やっぱり嬉しいですよね、いやーあたしも先輩だけど後輩が出来てうんうんちょーっと複雑な心情ですけど、これからは大会目指して一緒に」空気を変えたいこの際今言ったことを上書きしたいっーか忘れ」期待も虚しくやまびこのように「どういうことかな」観念して振り向くと今にも泣きそうな不動ちゃんとそんな彼女を頭に乗せあたしの真後ろでホウキによたれかかり膨れるジト目の先輩の姿予想してたより目が目が………「師匠またあたしを除け者にうわーん」泣かせてしまったねと思ってるとシャーモンさんが外へ出る「これはやはり話しておくべきじゃな」シャーモンさんの胸で泣く不動ちゃんを慰めながらあたしに伝える「そうみたいですね」そこからはダムが決壊するかの如く次々と言葉が溢れるどうやら自分でも思った以上に“抱え込んでいた“ようだ「なーるほどね」練習用の刀を持つ「実際聞くと、あたしも引っかかるちゃ引っかかる点がないわけではなかった」刀をだらんと垂らす「先輩は彼女その徳導先輩のこと識っていたんですか?」先輩は三年間勧誘を続けてきたその事はこの学校の生徒の名前を一通り識っているつまり“徳導 菜草“なる人物のこと彼女は三年だ、本来ならウチの部長と同学年“誘っていれば必ず部長の記憶にあるはずだが「誘ったわよ、それに彼女のあの話はウソじゃない彼女の彼氏は1年生の頃からの多分付き合いだった。それはあたし以外ってか今の三年なら大概識ってるわよ」思っている応えとは違った、てっきりこの頃転校してきたのかと思ったが、まさか三年間いたなんて驚きよりも、自分の考えすぎを反省する、相手からは神力は感じていない札か何かを使っているにしてもって、この所立て続けに色々起こってたからか、ウチの部活に素直に来てくれたってことでいいんだ自分を納得させるように「先輩変なこと聞いてあたしの考え」あたしの頭にぽすんと当たる「何するんですか?」そんなあたしに「気のせい?ウチの部活に入って彼氏の為に身を引いて?なーんか都合がいいのかしら」頭に当たったものをどかしながら「都合がいいもなにも彼女からは神力は感じない、それにさっきの話に嘘は無かったって先輩が自分で言ったんじゃ?」そうねーと「そうね彼氏の部活レギュラーを勝ち取った彼の足枷にてのは理解できなくはない、ついさっきまで何の疑いも持たなかったの“不動ちゃんと神約を交わし“本来ならあり得ないいえ気付かないことに気付いたこの頃そんなあたしだからこそ“今まで不自然に思わなかった事“がとても不自然に感じ始めたの初めの不自然さは彼女自身について“失敗しないの“」あたしは首をひねり「いやいや失敗しないってそれは多くないとか先輩が知らないだけ」と言うとこれ見てとデータを見せてくれるそこには彼女のデータが「これって体力テスト三年間の分ですか?」いつか入ってくれるかもと、記録していたものらしい恐るべし勧誘魂「話の腰を折らない、問題は成績よ(もう一つデータを)こっちはウチの学校の平均よ」アレ?目を疑う「同じ?そんな見事なまでに、しかも三年間狂い無くって、こんなこと」データを閉じ「そう偶然にしてはちょっとね、成績も調べたら面白いものが出てくるかも、それに彼女とその彼の出会いが少しね、彼がこの学校に転校してきてすぐ彼女に告白二人はあえて付き合い始める」別に珍しくはない運命だって言ってしまえばそれまでだし「中慎ましい二人の中は周囲も認知するようになるって、でもいきなり転校してそのまま彼女の教室へいき“菜草さん好きです“ってね」事前に調べていたとか「彼女も彼の下の名前で呼んでる」昔からの知り合いそっか幼なじみだったとかその答えに「ないわ、だって彼が転校して来たのは遠い地方だった彼女はこの土地で育ったこの県からは出たことはないって言ってたし彼もここへ来るのは初めて」ネットで知り合ったとか「本名ならいざ知らずてかまず教えないし合うはずでしょ、そこで疑問だったのが“どうやって彼等はお互いの名前を知り得たのか“告白した方も受けて返した方も間髪入れず名前だったって」それってやっぱりとあたしは先輩の言葉に集中するも「とにかく今分かってるのは“彼女から神力は感じ得ない“かといって此方から仕掛けても仮に“彼女がそのプロキシアスってのと関わりがあったとしても、仮にここまでやるような人物だったとしたら?」あたしに投げかけてくる問いに「尻尾は出さないでしょうね、じゃあ断った方が」先輩がうーんうーんと悩んでいる危険な香りがするとはいえ“大会に出れる“ってのが頭に引っかかるようだ「やっぱ……様子見でって……ダメ?駄目?だめ?」そこへジュロさんが姿を現し「私もその意見には賛成です。時期的な事と先程の話をかみ合わせれば偶然ではないでしょうし相手方も此方が動けないのは、十分理解しての行動だと思います、だからこそ相手の動きを把握できるあちらさんもここが狙いでしょう、勘ぐられたくなければ部活自体を休みにすればいいと思います」シャーモンさん達も同意見のようだ「分かったわ、そうね何か掴めるかも」そう言う先輩に「あくまで」その意見に「分かってるってそれに(あたしの手を取り)今回は付き合わせてもらうからね」文句ないでしょと言う先輩がとても頼もしく見えた………数時間前新しい部活に入れたことというか、アレが言師と不動の神約者パパからの情報じゃ言師はあの七福神全員の神力を使えるとかあの羽根の生えた鳥神の情報で分かった、一方“不動力士“毘沙門天の弟子で純粋にそのパワーは神世界では龍神の羅髭に匹敵するとか極力これ以上の踏み込みは警戒しながらやらないと歩きながらスマホを弄るその指捌きは性格で速い送信し終えるとアパートの一室に入る中はそれほど広くはない生活環境は一通り揃っている「冷蔵庫にはさすがパパね(中には野菜や魚、肉など一通りの食材は揃っている)自炊か」材料をパッパッと選び簡単な物を作る。生まれてこのかた料理など家庭科の実習でしょうが無くやった程度「ちぇ家に帰ればママの御飯が、まぁ緊急時って事だよね(さてとキャベツに包丁を入れながら)動きやすくはあるか、さて明日に備え早めに寝ますか」アパートの一室の電気が消える……「さてこれで監視プラス牽制になるわね」片手にスマホを持ち反対側に数珠を持っている目の前の棺には昨日まで機能していた愛しい息子が横たわる寝ているかのようなその子からは暖かさを感じることは無く線香の匂いだけが充満する広い部屋先程まで大勢の人がいたのか並んでいる椅子は少し歪にズレている今部屋の中には二人、日付は変わろうとしている「そうか、だが少し休んだ方がいい(パイプ椅子から立ち上がり棺桶に歩みを進める)実際他の者も動いてはいる(棺桶の顔が見える窓から自分の息子の頬を撫でながら彼女の方を向き)その真っ赤に腫れた目を休ませたらどうだ」そんな言葉にも「一度動き出してしまった歯車を止めることはできないでしょ、言師にしろ、社の主にしろ、時閒にしろ、いずれぶつかることにはなるわ(社長の隣に座りながら)そのためにも打てうる限りの手は打っておくべきよ(座ったまま、赤く腫れた瞼で社長を見る)それに(視線を男の子に向け社長の触れる反対側の頬を撫でながら、その手に雨のようにポツポツと大粒が滴る)一緒に居たいんだって……」それ以上の言葉を聞かず「あぁ今日は一緒にいよう」静かな部屋から漏れんばかりの大声がロビーに鳴り響くそんな声を聞きながらロビーには薄い蛍光灯の元数人がそこにはいた「これで跡継ぎは苗っちゅーだけになっちったね」ソファーに寝そべながら眠そうに話すのは、髪をソフトクリームのようになり天辺でパイナップルのように括っている。そんな彼女発言に「それって非凪おばさんにチャンスは来ないんじゃなーいククックだって(耳元で)某テロリスト集団への軍事商品の貸し付けの回収の焦げ付き(ニンマリと笑い)速く何とかした方がいいんじゃないかにゃー」笑う彼女を睨みつける非凪おばさんそのまま反対を向きふて寝してしまう「鯵刺お姉ちゃんが泣ーかした泣ーかした」端の方にあるマッサージチェアーにブルブルと震えながらケラケラとあざ笑う見た目小学生の男の子夜中にこんなとこにいていいのか?明日の学校へ遅れてしまいそうだ「負痔“あんたんとこのネットゲームごっこ“スゲー儲かってるみたいじゃん」マッサージチェアーの真正面に立ちくだらない遊びだと見下す。震える右手の人差し指から薬指を上げて「おかげさまでゲームごっこも300万ダウンロードってとこですかね、まぁヘビーユーザー様々のおかげでして日々ユーザー様々の苦情もとい助言には感謝していますよ、そういえばどこかの誰かさんもゲームごっこ始められたみたいですね、最も開始三日でサービス終了したとか」誰かさんの頰が上がる。タバコの煙が部屋を包み込む「ちょっとここ禁煙よ、専務」子ども達が噎せ返る姿等何のそのゆったりともう一服して「まぁ何だ、俺らの一部つまりこれがホントの“身を引きちぎられる思い“ってのを感じてる訳だ(一服入れゆっくりと鼻から吐き出す)俺らが任されてんのはよ“こっちの世界のこと“だから“あっちの世界のこと“は考える必要はねぇさ、非凪回収が無理そうな時は早めに引けよ、あと取締役会への報告もまとめて出せ、心配すんな全体の問題にならなきゃ何とかすっさそこら辺の為の俺だかんな(タバコを加え笑いながら)じゃなきゃ俺すっことあんまり無くてな、下の者をからかうだけのつまんねーじいさんにはなりたくなくてよ」と外で吸ってくると出て行くその姿にプロキシアスの縁の下を担う男の後ろ姿がロビーにいた全員にとっては頼もしくもあった。外の喫煙スペース専務が到着すると「悪いな“こっちの世界“のこと任せっきりになっちまってまだ暫くドタバタありそうで“動員するかも、最悪傷がもっと広がるかもな“」喫煙スペースだが全くタバコを吸わず真面目に話すその会話から「そいつが“御前の強いては俺らの悲願何だろ“じゃどんどん進めよ“切り傷、熱傷、電撃班、放射線、酸やアルカリ、汚染物質、感染症やられたら俺らが総出でお出迎えしてやんよ」前を向いたまま肘を社長に乗せ「其奴が俺らの意義だからな」と変わらず前だけ見据えるその顔に社長は「分かったよ」と決意を新たにするのだった。

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