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神約聖書  作者: 裸形炉
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三十九ページ目

龍神国をこっそり後にした狗牙、廻りには七福神が浮かんでいるそんな彼の前に「もう行っちゃうんだ」と大きな龍神の上に肩車している龍神がいる第一世代である彼らは他の龍神と違い狗牙こと時閒が決めた決意に少し寂しさがあった本音を言えば昔のように自分達の前を進んでくれるものと思っていた「アタシも支神になろっかな~」やれやれという感覚で肩車の下で彼女を支える龍神はそんな彼女をほっておき「これからどうされるのですか、我等で力になれることがあるなら……」そんな下の龍神の角を両手でつかみ「そーだよ何と戦うかは知んないけどさあたし達がいればってその顔は、はいはい分かってますよーだ」悲しげな横顔を見せながら彼らの横を通ろうとする狗牙そこへ「全く時閒様がいないと思ったら貴方まで(彼女達をみた後に)フン言師のお世話係が何のようですか?我々龍神国に何か言いがかりでも全く内部の団結がまとまったばかりだというのに」そんな彼女に「今度新たな社に彼らのどちらかと想い言師から言伝をあずかって来たんだが、軽く断られましてね」幼龍が狗牙の方をみていてその解答を聞き膨れる肩車の上とやれやれと呆れる肩車の下振り返りどうしてと投げ掛ける幼龍に「今も昔も龍神国を守る事が第一だ必要以上にゴタゴタを背負うこともなかろう」下が答えると「でも大きな力で抑止力に」幼龍の言葉を切り肩車の上が続ける「抑止力も度が過ぎれば必ず夢幻フォローのような一件が起きるあれ以上の戦力を生み出す可能性もあるの死人の一角にはそんな動きもあるしだからこそ、私達龍神国は単独で動くの何にも属さず何をも縛らない存在(両方の角を掴みながら)それが龍神だかーら」最後は和やかに彼女に微笑む実際はついていきたい気満々なのだろう幼龍が俯くと睨むように狗牙を見据える狗牙の方を向く幼龍「何か出来る事があったなら伝えて……その言師に」分かったと頷きその場を後にした……「何で七福神と一緒ナの?」立ち去る彼らを見てふと疑問を抱く幼龍だった……一方此方はあたしの前で面と向かい立ち会う者片方はあたしと共にここ無形神の領域であるこの場の主だと思ってる鎖お姉さん、もう片方はこれで何度目かことある毎にあたしのいいや鎖お姉さんの前に現れた少女だ格好は鎖お姉さんと同じ格好だ、この前会ったときは小さい少女だとは思ったし移動スピードも早かったが、今度は完全に小さい版の鎖お姉さんというのがしっくりくるあたし達がここを訪れた時に「ごめん言師少し厄介な事になるかも」とこの空間に入るまでは、予期しない感じだったが中に入るなりあたし達を待っていたのはよりお姉さんに近づいた少女の姿だった「どーおトキも戻った事だしアタシたちもそろそろかなぁーなーんて」自分の姿をじっくりと見ながらクスリと微笑む「そうかもね(視線を下に一度落としながら目を瞑るがすぐに開き)でもまだ違うわ」柔やかな笑顔ながらも薄目を開け暫く見つめ合いは続く、この少女は何なんだろうこの神域で会ったのは二度目だけど、龍神の第一世代見たいな感じじゃない彼らのような慕う感じとは少し違う”母娘、姉妹”そんな関係じゃないすごく”似ている神力”前に会ったときは「うんそうだな(鎖を自由自在に操る)他の皆は”賛成だって”でも」鎖が鎖お姉さんの頬を横切る「当たった、これ楽しいなぁ」手元に鎖を戻す女の子「ちょっと遊んでよ!」指差したその腕をかいくぐるように鎖が鎖お姉さんの方へ「今度は当てちゃおっかなー」顔面に穴が空く寸前鎖お姉さんの髪から一本の鎖が抜け出し顔面に迫った鎖はその一本の鎖により地面に打ち付けられている「たかが一本封じたからって女の子の髪からも数本の鎖が「ママも出したら?」数十本の鎖はカケラとかし辺りに散乱する残っているのは鎖お姉さんから出ている一本の鎖だ、あれだけの数の鎖の攻撃を受けてなお傷つく事なく佇む「まだアタシになるのは少し先みたいね」大の字にゴロンとなり足をばたつかせる「チェっチェっそんなの、あたしは知らない!」まだ少し早いと頭を撫でる、その手のひらの中で「でもそう長くないから、ここまで来てるよママ”いつかな、愉しーみ”」その言葉の直後鎖お姉さんの手の平は空虚になり女の子の姿は消えている。しばらくその手のひらを眺めていたが、その手を強く確かめるように握り立ち上がる「さぁ無形神はとりまこれでいいわ、次如何すんの」振り向きアタシに問い掛ける鎖お姉さんにさっきの事もあり少し黙り込むと「心配為なくても(笑いながら)あたしは誰かさんみたいに居なくならないわよ」とデコピンされた、痛みで我に戻った、あたしは「そうですね、わんわんさんの方は上手く行ったでしょか?」それなら心配ないと鎖お姉さんは自信満々に答える………「現れたわねカミカミン!」無造作に積み上げられたのは神牢の神が閉じ込められた本其れが棚から出されている、その棚を掃除しているのは双子神だ、とはいえ姉である理母は飽きたのかお気に入りの同人雑誌の”魔法少女ガングリオン”を自分でアレンジした「この神力少女ガングリオン”リーボ”が相手よ!」自分で棚から取り出した本を積み上げた「ゴッイブール(積み上げた本を指差し)ゲーン・シによりかけられた邪悪な神力を(胸に手を当てぐっと溜める)あたしが解放してあげる」広い図書館のような空間に響きわたるそんな決まったと高揚感溢れる理母ねーちゃんを他所に黙々とこなす弟君、毎度の事なのだろう冷めた目をしつつ理母ねーちゃんが使っているゴッイブール以外の本を所定の位置に戻していく弟君「えっーと、あったあった!」積み上げられた本の中のちょうど真ん中あたりを引っこ抜き元の棚の位置に戻していく、当然のごとくゴッイブールは跡形もなく崩れさってしまう「あっーー!もう擱坐ったら、これからゴッイブールを倒し”ゲーン・シ”とのetc……」そんな姉であるガングリオンリーボに「遊ぶのは掃除プラス点検終わってからにしてよね」そんな真面目な弟に「固い、固いよ、そーんなここは神牢ダヨ点検などちょーっとしないていど何でもないよそれにせっかく鎖鬼が居ないんだよ鬼の居ぬまに心の回復をだねって、それに神牢に来る奴なんてあの言師のねーちゃん位じゃないそんなことより、遊ぼーよ遊ぼーよ」姉の言動を聞き流し真面目に掃除と点検を再開する弟君そんな弟の服を掴み引きずられながらも「何この気持ち(掴んで居ない方の手を胸に当てながら)貴方はまさか!生き別れになった双子の……」はいはいと神牢の仕事を続けその時警報が鳴り響くその場には整理の負えてない元ゴッイブールの残骸たる本がばらけている……ここが神の牢屋何だ外見より中身は思ったよりずっと広いんだ神牢へ到着した。先導するのは卯人さんだ死浪であるマナノ侍とカトハカメイドが最後についてくる、この布陣は卯人さんの提案であたしの身を最低限守るという形を取っているそこでいざとなったときあたしの護衛にマナノ侍が付くことで死浪メイドさんと卯人さんが単独で動けるようにするのが効果的だと今の状態なのだ「それでその何って言ったっけ」あたしが頭から捻りだそうとしていると「時閒の龍の片腕」後ろのメイドさんが答える「そうそうその片腕さんがこの”神牢”のどこにいるのか何だけど」歩きつつ中を探索する気のせいか先程から目的地があるような歩き方ではない「何だ、目星付けてないのか?」マナノ侍の投げ掛けに「居るとの情報だけです(キョロキョロと見回しながら)どこにと言われれば、普通に考えてこの神牢の奥つまり最下層かと」ヘェーーと人の身である者達から尊敬とはほど遠い眼差しを浴びる、それに耐えられなかったのか立ち止まると同時に振り返り「そんなに言うなら貴方達には他にいい案でも」半ジト目で言い終わった後への字に口を閉ざす「あの卯人さん……」プイと無視される困っているアタシにメイドさんが「全く思いつきません!」キッパリとした威風堂々と答える顔色一つ変えないその表情は潔さをいやいや「もう少し考えて下さいよ……」項垂れながらアタシが促す、着物の袖には手を通さず顎の髭を触りながら考えるマナノ侍が「そうさな、片腕を袖から出しヒビの入った愛刀を槍のように持ち替えると「識らないことは識ってる奴に聞けばええんじゃないか」と天井近くの場所に投げつける其れを躱して現れた顔がそっくりな双子左右の本棚の上に着地する。右側の本棚の双子は「だからもう少し離れた位置にしようって言ったじゃん」そんな言葉を投げ掛ける。そんな言葉を受けて左側の本棚の双子が「せっかくの侵入者達でしょ、しかも結構メンツが面白いしさで(あたし達に向かって)取りあえず決まりなんで言っとくけど、あんた達ここが神牢と知って入ってってさっきの挨拶から迷子じゃないみたいね(上から見下ろすように)で何しに来たのかな?」如何すんですかと卯人さんを見る「ここに時閒の龍の片腕が居ると聞いて」言葉少なめに卯人さんが返すと「ふーんあって如何すんの」本棚の上にしゃがみ込み両腕を顎に添えて伏し目がちに話しかける「そうですね(あたしの持つケースを横目で見つめて)条件次第ですが”一緒に来て貰います”かね」そのまま体勢を変えず「なるほどまぁ師匠も居ないしこっちも条件次第じゃ合わせてあげようとも思ったけどそうね(腰を上げながら)答えが”来て貰います”じゃアイツに会わす訳にはいかないかな」立ち上がりながら「交渉決裂、取り敢えず”今すぐ神牢より立ち去れ”ってね」双子神からはあたし達が立ち去るのを待っているようだ「如何すんの、なんかあの双子ここのセキュリティぽいし、やっぱここは一旦出直したほうが」そんなあたしの提案は後ろの侍が否定する「どうかな今はどうやらあの双子だけみたいだあんなガキぐらい」続けて死浪メイドさんが「仮にもここを任されるほどです油断しない方がいいかと(アタシに味方してくれるのかと思いきや)然し先程の会話からもここの主は今はいないようです。一度引いてしまうと如何しても”その主”と次顔を合わせることに成りかねません。ならば今回の事をチャンスと捉えあの双子を相手する方が得策だと思います」潜ってきた戦場の違いか現代っ子のアタシがヘタレなのか死浪の二人とアタシは最終決定権限の卯人ちゃんに指示を仰ぐ「数的な事だけなら”不鎖がいないひいては言師そしてあの犬っころが居ない”今のこの状況は戦力的にも有利です。この神牢は特性的にはあの地下と同じ用に、まぁここの場合は”捉えている神を逃がさないため”という観点の方が強いのですが、外には神力は漏れない悟られにくい感づかれて戻られる心配も無い……なのでここは戦いましょう」あたし達は戦闘することになったとはいえ、言うまでもなくアタシは普通の人間だ、上着のポケットに入っている銀色の羽根の形をしたアクセサリー貰った時のまま姿が変わらずあの社長は適合した的な事を言っては居たんだけど、あれからその銀の羽根を胸に当て中二病的な恥ずかしい考える限りの強い呪文を心の中で唱え、独りの時を見計らい叫んだりもした、叩いたり、髪に留めなり、首からさげたり、噛んだり吹いたりもしたが何の反応もない、つまりアタシは足手纏い双子がアタシ(カモ)を狙わない訳がなくアタシは少し後方でマナノ侍と待機双子の前に出たのは卯人ちゃんとメイドさんだ「戦闘は基本アタシがこなしますあなたに頼みたいのは”揺のガード”です」その態度に彼女の真横に立ち「お言葉ですが、彼らの実力がまだ未知数です。もし万が一そこの”ただの人であるお嬢様”に何か会ったのでは私達死浪としても、不本意です(口角を上げ人差し指を立てて)なのでここは(すっと卯人ちゃんより一歩前に)私”一人が戦う”というのは」和やかにそう話すお雇いメイドさんに「えぇ卯人ちゃんも一緒に戦った方が」そういうアタシを静止する「確かに貴女の判断は的確です。彼等の実力がハッキリしない以上リスクの回避は多い方がいいわ」そういうとあたしの方に来ると同時にあたしの傍にいたマナノ侍はメイドさんの隣に「だったらオレも戦って良いよな妖精の旦那が居りゃそこの嬢ちゃんの守りは十分だしなってな訳で」よろしくとメイドに挨拶しようとすると「万が一彼等の神力が予想以上ならお嬢様の守りにアホ侍が必要になるのでは妖精の旦那様も攻撃に転じやすくなります」確かにと「やっぱり侍さんは後方へ」覚えてろよと後方へ下がるマナノ侍正面を向いたまま舌を出すメイドさん「さてと其れでは始めましょうかお坊っちゃんお嬢ちゃん」反対の本棚から「やっぱり師匠に連絡をしようよ理母ねーちゃん、この前見たいに言師のお姉ちゃんも居ないしさ」然し遅かった。そこにはすでに笑み浮かべ”変なやる気スイッチ”の入った仁王立ちするいつもの悪い癖のお姉ちゃんに頭を抱える弟がいた「行くわよ擱坐ちゃん、神世界の脅威に立ち向かえるのはあたし達しか居ないわ、神力少女だけよ!」慌てる擱坐ちゃん「ちょっと理母ねーちゃんさっきから遊びじゃ無いんだって、それに僕は男……」鉄拳制裁された擱坐ちゃん「さぁ神力転身よ、擱坐ちゃん」もう止められないと悟ったのか「分かったよ理母ねーちゃん(睨みつけられて)分かったわ、理母ちゃん(かなり棒読み)」双子は手を握り合う次の瞬間目の前に左右反転したような衣装に身を包んだ双子が舞い降りる正に合わせて陰陽太極図だ「白き姿は陽気の証”神力少女ガングリオン・リーボ”」よほど考えたのだろうお姉ちゃんの決まった感が半端ない「……ちょっとタイム」ガングリオン・リーボがタイムを申請してきた「如何したの?もう勇気出して見たいな顔は止めてよ、何名乗りって聞いて無いんだけど、無理無理だからもういいじゃん戦うのに名乗り普通は必要ないじゃん真面目に………」タイムが終了されると「黒き姿は陰気の証(ぐっとこらえて自身の何かが崩れる音がする)”神力少女ガングリオン・クーザ」双子は手をつなぎ立ち位置を入れ替え「「さーんじょーっ」」穴があったら入りたい弟君の今の心境だろう。目の前に居るメイドさんに向かい「”コクロ・メイ婦”今日こそは、決着の時”不鎖おばさん”の敵を討つ!」何て好き勝手何だという顔をする擱坐ちゃん、そんなことなど気にもせず胸に手を置き「分かってる”大いなる神力には大いなる責!ちょっとまだ口上が終わってないでしょ!擱坐ちゃん!」擱坐ちゃんは聞こえないふりをしつつメイ婦人に攻撃を加える上からの降下による蹴りだがメイ婦人は後方へ回避していた「凄い!メイドさんあの双子君の攻撃を避ける何て」然しその隣の卯人は「やっぱりまだ手の内は開かさないか!」次の瞬間「痛いな、理母ねーちゃん(もう一発)理母ちゃんごめんちょっと力み過ぎちゃって」「いつ?移動した?見えなかった神力で動いたの?でも今以上の神力の発現は感じてはいないし」少し焦る卯人左手の太陽核の起動するか迷っているそんな妖精の旦那様に「こちらはまだ大丈夫です、気になさらずその左手をお静め下さい、神力は分からずともその左手でまだ種明かしには早いと思います」落ち着いたのか「分かった任せるわ」後ろ姿でも微笑む姿が読み取れる「何やら私は悪役のようですね(目の前の子供達の双子を見て)それではその体で話を進めましょう……神力少女よ貴女方の言い分は分かるが我らの主”チビハネンダー”様も退けないのです」チビハネンダー恐らくは自分の事を言ってるんだと内心ひくつきながらも黙っている卯人ちゃん「我々はその下僕”バッカーン侍”も”無の民”も拒否権はない戦う運命なのです」ほぼただの悪口でしか無く呆れる面々、最初の悪口はどうでも良かったのか最後の”戦う運命”のとこが痺れたらしく理母ちゃんとメイド婦の乱打戦に突入今時はこんな男くさい演出多いのかと呆れる両方ともなんか打ち合った満足感とヘタに服が裂けてる、息も切れてないのに過呼吸気味と突っ込み所多すぎダロ然し「皆のパワーをアタシに本棚がリーボを守る何度となくメイド婦の攻撃はリーボには届かない「ありがとう皆の思いがアタシに伝わってくるわ(ただの神牢のセキュリティシステムの一部です)やれやれと「このままでは打ち切りなので、テコ入れでもしますかね」靴を脱ぎ端の方に揃えておく、そしてメイド服の胸元に手を突っ込むそして「タラララッタラー”ネコミミ”カチューシャセットアップ(ヨッコイショとスッポリ頭着する「リンク開始!」の声と共に手と足にはは爪と肉球が、スカートの下からはクネクネ動く真っ黒な尻尾が現れる、顔には猫髭が垂れている「ここからが猫の時間帯ですにゃー」

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