三十ページ目
強く握り締められた腕だったそのことに気をとられて一瞬ダメ憎しみが然し振り上げた刀を回転させゆっくりと降ろしていくチリン!そんな音がするアイスクリーム?等とは思わない恐る恐る目を開けて見るとそこには白骨化した彼女が大事そうに抱えていた鞘に収められた″潮鳴″だった状況が分からないアタシにしゃがみ込みながら「よかった戻せたみたいで、あの八百万の神は巷で騒がれるような神様では無くて純粋にこの家を探していたみたい」……二日程前、「待ちなさい」あたしはわんわんさんと一緒に神力を感じてその場所に赴くとヒーローの格好をした者がいた正確にはヒーローの格好をした者はすでに生きていないことは体の動きや殴った反応で分かった背中に背負った長刀が本体?であろうこともでもその考えは否定された何故なら神約聖書が反応しなかったからだ目の前の刀おそらく八百万の神長い間愛用された物に魂が宿り八百万の神となった口でいうのは容易い一言で愛用されたと言ってもそのものに魂が宿るここまででも珍しいと言えば珍しいそれに加えて神になるというのはどれほどの想いが蓄積された結果だろうか其れこそよほどの思いなのだそんな目の前の八百万の神が誰か分からないものの体を乗っ取っているこんな事態に神約聖書が反応しないわけがない然し神約聖書を目の前の八百万の神に向けても縛ることはおろかうんともすんとも反応しないそうなると考えられることは一つしかなかった″この八百万の神とこのヒーローの人が神約を結んでいるということだった神約を結んであるならばそれはお互いに了解しているので一方的に相手を蹂躙してはいないこれでは神約聖書は反応しなくて当然だったその場を逃げられて探しているとこのヒーローから別の人物に移動したことを知ったと同時にそのヒーローの中身が気になりその者の確認をわんわんさんに頼んだそして分かったことそれはそのヒーローの中身は高齢のおじいさんだったということ彼は若い頃ある家で奉公をしていたが戦争にいくことになるも身寄りのいない彼は写真1枚も取らず戦地に赴こうとしていたそんなおりその屋敷のお嬢さまが庭で「私は貴方の家族ですよ」と二人で自動の写真を1枚撮ったのだった何も返せない彼は自分が唯一持っていた刀の鞘を彼女に預けた「必ず帰って来ますから其れまで私の半身を持っていてくださいと」おそらくこの頃にこの刀には魂が宿り戦場をかける中で神へとなり戦地に共に戦った満身創痍地獄のような場所から帰ってきた彼は戦後の復興で一代の富を築いたが戦場を共にかけたその刃はいつしか倉庫の奥に追いやられ忘れ去られていたと同時にその過程で彼女の事を忘れていたがその富を失い体が丈夫だったこともありヒーローショーに出ていたそんな時自分が病であることを識りある日僅かに残った倉庫を整理いると刀を発見するそれと同時に昔の記憶がよみがえり彼女との約束を思い出すがもう何十年も前のことと思ったがあきらめきれないそんな彼の前に八百万の神となった刀が現れ神約を行い探し始めるこれが半年前刀を持った変質者が現れ始めた頃だ然し中々にみつけだせず三カ月がたとうとしたころ彼はとうとう病に倒れるそして神約を結んだまま想いだけを残しこの世を去ってしまう残された八百万の神はなおも神約のため彼の体を動かしながら探し始めるが歪な神約は八百万の神の心をむしばみ始める言動と行動の不一致神約神約探す探す違う違う違う!!襲われるものの背中に×の刀傷をつける二度と間違わないように………「あたしが(髪飾りから取り出す)神約聖書を使えば今の八百万の神になら反応するいつでも捕らえる事は出来たしでも(一度は光を放った神約聖書を閉じる)捉えなくてよかった」刀が鞘に収まり本来あるべき場所に戻ったすると刀から光が放たれ消えていく「神世界へと帰ったんだ」すぐ近くにわんわんさんがいた女の子は驚いていたけどあたしの前にやってきて「ああの言師さんですよね」真剣な表情何か言いたそうだったが緊張しているのか話せそうになく口をモゴモゴしている「アタシは貴方のあとを追いかけてねぇ遊神」彼女がそう言いその遊神という神様?に同意を求めて視るが視線の先には遊神はおらず返事も無い先程彼女が神約をして神力を使ったときに分離してしまったようだ慌ててさがすその先に金髪のお姉さんが立っているこの場所で初めて見たとき腰を抜かしていた神力は感じなかったが何だろう変な感じがするわと弁天たちが気味悪がったそんな彼女が「単純と言えば単純な話でしたねでもあの八百万には感謝していますだってほら」そこには遊神が金髪のお姉さんの腕の中に捕まえられているあれが遊神どう見てもグダグダちゃんにしか見えないああいう子この頃多いようだてのはさておきおかしい?今も目の前の金髪お姉さんからは神力は感じないなのにそのグダグダちゃんを認識してなおかつ持っている「やっーーと見つけた勝手に出て行くから心配したんですよーでもお姉さんは遊の事を大事に思ってるからしばらく見届ける事にしました直ぐさまにでも連れ帰る事は出来ましたあの図書館なる者の中にいる人を壊して連れ帰ることだって出来たのでもあたしはお姉ちゃんだから(よしよしと顔を撫でながら)とっても我慢したんだよこんな茶番さっさと終わらせたかったけどぐぅーーーっと我慢したんだよ」その遊神を眺めるその眼差しは寒気がするほどひくものだった「遊-!」その者を見据える女の子のめいっぱいの声が部屋の中に腕の中でその声に自分を抱く者を畏れながらも視線だけは涙目でこちらに助けを求めてきた然しその視線はもう一つの声に掻き消される「遊、遊、遊、遊、遊あたしだけの遊でしょ」冷たい視線に全てを悟る遊神自分のその視線がどれだけのまわりの者を虐げてきた自分の求める声がどれだけのまわりの者を壊してきた自分の逃げた先がどれだけ蹂躙されてきた何も誰も悪くなかった″あたしに関わったから″それだけが戯ねー様には………やっぱり……「ゴメンね帰らなきゃ」何言ってんのと女の子が遊神を見つめるが「絶交もう遊べないよ」そんな言葉の後に「あらあら遊そんなこと言っちゃだめじゃないのでもやっぱりそれぞれの場所神は神として人は人としてねーお互いのためよねゴメンね遊ちゃんもあなたが嫌いで言ってるわけじゃないのよそれでは」遊神を抱えたまま神世界へと帰っていく項垂れたまま泣きじゃくる女の子あたしは何ができるのだろう………「遅いわね、図書館にはいないって?」魯魚家では、辺りも暗くなり心配になって母親が片っ端から電話をかけまくっていた「やっぱり警察に連絡した方が」おろおろする父親に「あたしが外を一回りしてくる」と言って飛び出す姉とそこには俯いたままの妹と同じ中学の制服を着た少女がいた、姉は彼女に見覚えがあったが俯いたままの妹が気になり直ぐさま駆け寄る「どうしたのよこんな時間までみんな心配……」俯いたままの妹は何か大事な者を失ったみたいに虚ろだった状況が分からないので横にいる彼女に理由を尋ねる「あのどうしてあなたが確か新しい部活の1年の部員だよね」その言葉に「はい、妹さんが道で迷っていたのでここまで近くまでで良かったんですが心配でお家まで其れではこれで」彼女は姉に一礼するとその場を離れようとした然しそんな彼女の袖を掴むようにしたまま妹は離そうとしない彼女は妹の前に座り込む妹は離さないままに「行くときは必ず伝えるから」そう言い残して妹の手を離し彼女は帰っていったそんな彼女を見送りながら妹を連れ家の中に入っていくドアが閉じて中からは両親の安堵の声が聞こえていた……「無理ですね」そんな声が部屋に響く、あたしはあの女の子のためにも何とかならないかと神世界の寿老人様の元へ来ているが開口一番断られてしまった「その人の子と遊神とはまだ神約を表面上は結んでいるはずですそれに神世界に帰っていったのは自分の意思です例えるなら狗牙が神世界に行っていたとしても貴方の支神であることは変わりません例えあなたの元に返らなくともそれは神約に違反しているとはいえないんですそれに彼女たちは夢神国の神です龍神国や獸神国並とは言いませんが神世界では縄張りのかなり強い国ですおいそれと七福神といえど手は出せないんです」軽くあしらわれるのかと思ったその時「ですが此方もそうわ言ってられない事情もあります」賺さずわんわんさんが「大黒か」静かにうなずく寿老人様「前に夢幻フォローの一件の時恵比寿と大黒には少し動いて貰っていました恵比寿についてはみなさんもご存じの通り物世界にそして大黒には夢幻の無の配下であった夢神が創った国そう夢神国へといってもらったのです然しその後音沙汰もなく今に至っている私としてもこの状況は見過ごせないだが表立っては私も福禄寿も動けないですのでルートはこちらで用意しますなので宜しくお願いします」こうしてあたしとわんわんさんは夢神国へ行くことになったんだけど「どうするんだ?」神世界からの帰り道あたしを背中に乗せたわんわんさんが尋ねる「あの人の子を連れていくのか?」そんなわんわんさんの質問に「分かりません誘いはしますただ無理強いはしません彼女が其れを求めないなら……」そんなあたしに「多分あいつは来ると思うぞ」あたしも頷きながら「必ず」そう答えて物世界へと帰っていった……次の日妹を心配しているお姉さん朝食を食べる妹のパンを取ってってそこには冷たくなったパンが皿にのっていた「行ってきます」小さく弱々しいその声はリビングの雰囲気を暗く沈めるそんな妹を追いかけるように妹の残した冷めたパンを囓りながら後を追うとぼとぼとランドセルの紐を握りしめ歩く彼女を大股で追い駆けるが彼女が立ち止まるその前方にはお姉さんと同じ中学の服を着た言師が立っていたカバンを前に持ち「先輩おはようございます」お姉さんに一礼したあと屈み込んで「あたしは遊神の国へ行くことになりました出発は土曜の朝です、戯神が言ったようにそれぞれ立場は違うそれで君が満足するならそれでいいでも……ここから先は強制はしない君が判断するといいよ」そう女の子に一通りいうと彼女の姉に一礼して学校に向かう学校では朝練をしている棒切れ部の先輩が打ちこんでいた「ふぅーんそれであたし達は今回はお留守番なのー」少しふて腐れるように汗を拭きながら話すその姿勢に「すみません今回は色んな神様が表立っては動けないそれは不動力士も変わらないので」その言葉に不動は「師匠のお役に立てず」そんな不動に「わしら最低限のみで動く先輩どのと儂らがおらん間宜しく頼むぞ!」と師匠であるシャーモンさんから言われれば不動が喜ばない筈もなく「必ずや師匠の気持ちに報います!」まぁ実際何を頼むか?は言ってないんだがこういうところはシャーモンさん曰く可愛らしくていいらしいとにかく頑張って来てねと拳どおしを当てて先輩には健闘を祈って貰い週末を迎えようとしていた……一方「この週末は外出禁止令だからねー」っと凄い嫌悪で妹の部屋をあとにするどこに何しに行くのかは姉には分からなかったが一つ分かったことは妹が危険な目に遭うかもしてれないいいや必ず危ないことをするってそんな覚悟がひしひしと後輩の彼女から伝わってくるだからこそ出しちゃだめなんだあたしは妹の部屋の前でずっと番をするいつもの相撲部の格好まわしを着けて尻を占めて上にジャンバーを羽織っている寝ずに番だと意気込んだそんな時扉の向こうから妹の声がする「お姉ちゃんあたしね行きたいんだ大事なホントにとても大事な友達なんだ、絶交だっていわれたのに、会いに行っても嫌われるだけかもしれないのにでもあわないといけない気がするんだあってあたしの気持ち伝えたいだからだからね」そんな言葉を綴っている途中女の子の目の前の扉が外から開くそしてあたしの顔を両手でつまみ上げる「あなたがいって何になるのこの前みたいにボロボロで帰ってきたら父さんも母さんも心配するし」そんなことを言ってるあたしの顔を見ても妹の顔は何一つ変わらずお姉ちゃんを見通している「あーあそんなめされると行くなっていえ無くなっちゃうでしょう………(扉の前の姉を通り越し出て行く妹に対して振り返りながら)大事ならもう手放すなよ」とどこかで聞いたセリフを吐くそう言いながら玄関のドアが開く音を聞きながら自分の部屋に戻って行くお姉ちゃんの口元は緩んでいた……「わんわんさんあの子来るかな?」そう言いながら黒竜の衣を着て髪飾りを着けてあの子が来るのを待っている土曜日の朝あたしの家の庭であの子が来るのを待っている勿論彼女はあたしの家を知らないけど、わんわんさんが神力を開放しているものすごく神力が伝わってくる彼女は遊神とまだ神約している状態だ。つまり神力を感じる事ができるのだ普通の人には分からずともこれだけ大きな神力を発しつづければ、「ほう早かったな」そう言うわんわんさんの目の前に汗だくで走ってここまで来た彼女がいたあたしはシャワーを貸してあげて身を清めて居間で「ここまで来たということは一緒に行くってことでいいよね」その言葉にうんと首から巻いたタオルの両端を持って頷き「宜しくお願いします」と礼儀正しく座っている机を挟みあたしは正面に座る「もう一度聞くねあなたは」そんなあたしに片手を広げ突き出す「覚悟はできてます。師匠ってあの私たちに戦い方や神々についての知識を教えてくれた神様?は神世界へはなるべく関わるなと関わるならせめて自分の身は自分達で守れるようになってとでもそうも言ってられないから」片手を引っ込めて下を向き膝の上で強く拳を握りしめ「痛くて怖くてでも(正面の言師の顔を見上げ)逢いたいんです!」これ以上の言葉は要らなかったあたしは目を閉じて息を整え目を開ける「さてでは今から向こうつまり神世界へと入ります」すっと机に一枚の札を出し説明を始める「まずはこの前の朝の続きから今回行くのは″夢神国″神世界の中では古くからある国です王は夢幻の無という神の直接的な配下だった夢神だったのですが夢幻の無の消失と共に神力の減弱に伴い行方が把握出来ていませんが今実質王の位置にいるのは夢神の二人の子供である姉の″戯神″です、先刻あったあの金髪の神様です」あたしの話を聞きながらも前に置いてある札が気になる様子の女の子「これって死人札ですか?」彼女の言葉にあたしは少し驚いていたその札を持ちながら「前に夢神国に言ったときに割烹着を着た″飼玉さん″っていう死人の方に助けて貰ってそのときに同じような札を着けたメイド服を着せられて……とにかくその札に似ていたので」笑顔の中にも何か悲しげな表上を見せる彼女に引っかかりながら「うん、確かにこれは死人札使い方はあたしの場合は、ほーちゃん達の神力と下から着るこの黒竜の衣、神約聖書の存在を隠すって意味もあるけど大概はあなたの説明であってるわ」コホンと一呼吸入れて「今回は私とあなた基本はこの数で動くことになると思う」わんわんさんを見て「そこの大きな犬さんは一緒には来られないんですか」その言葉に縁側のわんわんさんは「オレはいってもいいがこの大きさなのと四本足でなそれに獸神の手前一緒に行くのは夢神国の近くまでだ」そう言って一通りの説明を終えるとあたしと女の子はわんわんさんにまたがる正規の場所はあたしのなのでその後ろの補助席にそして神世界へと出発した……神世界に到着したあたし達は「あれが夢神国」外の平原に到着すぐにでも札を張って侵入と行きたいところだが「如何したんですか札は使わないんですか?」見上げる女の子に「ゴメンね寿老人様が神を付けるって」……「ヤレヤレオソイナ」聞き覚えのあるこの声と神力、振り返るとそこには空間が割れてその中から此方を覗く大きな眼忘れもしないこの姿にあたしが初めて感じた神力でもある「何であなたが?」そんな言葉を遮るわんわんさんの尻尾其れを空間を移動して交わしあたし達の目の前に現れる「オイオイテキイハナイサ、オマエタチガハンノウサセルタメニワザワザシャベッテリシナイヨ、コノマエトハジョウキョウガコトナルダロウ……オオキクナッタナモットモ」わんわんさんを見ながら目を細める目神様に「今回は味方そう捉えていいんですか?」細めていた目をこちらに向けて「アア、オレハドコニモゾクサナイイヤゾクシテイタゾクセナイ…クックックマァソンナトコロナンデナ」警戒しても始まらないだっておそらくこれが寿老人様の差し出した手だとすると「なるほど今し方まであなたの神力は感じなかったあの時もわざとあたしに分かるように神力を放った訳ですが」目玉を見上げる「アノトキハオマエサンガ、シンリキヲカンジナイトオモッテイタダケダ、オレハクウカンカラデナケレバアイテガシンリキヲカンジルコトハナイ」あの時は本気じゃなかったまぁ神約聖書、杖(髪飾り)、黒竜の衣この三つのどれかを無力化することが目的だったからか、目の前の大きな目玉が敵じゃない今の状況に胸を撫で下ろす「それで例の件は上手くいっているのか」そのわんわんさんの問いにもう一つ空間が裂けてツメの先が遠くを指さすその先には行列が何処かへ向かっているようだ「キサマモムカワナクテイイノカ、イザトイウトキノエンゴニナルノデハ」そんな上から厭らしく目線をわんわんさんに送る目神様「仕方ない今は信じてやるただし!おれのほうが寿老の傍にいること其れを忘れるなよ!」そう言い残して社の方へ向かった「どういうことなんですか?」その問いに「オマエタチガハイリヤスクシテイルダケダ」女の子が「でも遊も一緒に連れていったんじゃ?」先ほどまで出していた爪を引っ込めて(長く出すと神力を感じやすくなるので)「ユウシンハソトニハデテイナイマダナカニイル、アイツガウマクヤッタカラナアイカワラズノクチノウマサダ」″あいつ″寿老人様のことだろう今回の一件について上手く言いくるめて誘い出したといったところか大黒天様を助け出したいのは本当みたいだよし考えてもしょうがない実際に戯神が外へ出ていることは事実なんだからあたしは振り向きしゃがんで女の子と同じ目線に「では先ほど渡した死人札を」彼女はポケットから死人札を取り出すとあたしと一緒に体の前にすると死人札が光体の中へするとあたしと女の子の体は先程よりかなり薄くなるそれと同時にあたしの死人札には変化の印もついておりメイド服姿に女の子はここに来る前に持ってきたメイド服に着がえるそんな彼女の首をとおしおえながら腕を出しながら「どうやって中に入るんですか?前は飼玉さんが同じようなメイド服を着せてくれて入れましたけど」そんな彼女の問いに「心配無いわそうでしょ(後ろにいる目神様に向けて)確かに侵入は容易ではないけど、さっきあなたは戯神が遊神を″連れ出していないこと″を断言したそれは遠くの一行に居ないことを確認をするかもしくは夢神国の中の様子がわからないとだめです(振り返りながら)あなたの神力?を使えば簡単でしょ」そう言いきるあたしに「タシカニソノトオリダ、デハイコウカ」そう言うなり扉のように目の前に空間が裂けるその大きな口に今飛び込もうとしてる″ワナ″頭の中でそのワードがちらついているそんなあたしの背中を押すように女の子の手が強くあたしの手を握る力強くがっちりとしかしその手の平は見た目とても小さく弱々しく震えているそれでも先に進もうとするこの手をあたしはやさしく包み込み「一緒に行こう」と裂けた空間の中へ入っていく一歩一歩踏み込むあたしと女の子はその中の闇に消えていくそしてあたし達が入ったのを確認すると静かにその口を閉じるかのように空間が閉じ何事も無かったように風が吹いている。




