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神約聖書  作者: 裸形炉
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3ページ目

集めればならない物は、杖と、衣と、そして関心要の神約聖書か「ふぅ」あんだけ啖呵切ったはいいもののどこをどう探せばいいやらノープランです「神世界の端の方に住んでいる者は人の言葉が書ける本の作り手がいるらしいこのくらいしかできずすまんな」と申し訳なさそうな鳥さん「何とかやってみます」私は笑顔で答えた。一方「どういうつもり寿老」三角定規が一層尖っていた「では鳥神並びに獣神達と一戦ヤリマスカまだあちらにつくものもいるかもですね、それどころか鳥裸形殿を中心に持って来ようとする動きもあるかも」チラリと三角定規を見る困った顔である、三角定規が分度器になる前に「だからこそ無理難題を与えたでしょう期限を区切らなかったのはその間は厳師殿がやってくれるつまり揃えられるならそれもよし揃えられなくともね」ニッカリ笑うと「キモイ」やれやれと言わんばかりに苦笑いする寿老「まぁ本当に揃えられるとね………」

神世界の外へ探すのにサンゼンリもといどのくらいの距離なのか

中心から離れるたびになんか寂しくなるな神世界も過疎化か地図とかないのかな「お困りですか」振り返ると額に宝玉の入った同じ年頃の女の子がいたあまり事情を話すわけにはいかないのでこの前のガイドさん的な転生神と言うことにした「ナルホド神様にならはる試練ですかたいへんやわ」何故方言でも理由はあながち間違っていないけど「でもこの先は進むのはやめておいた方がええかも」「どうしてですが」「………言いにくいんやけどこの先の道に獣神が出るらしいや」ワンワンさんまさか「二本足で武器は持ってないらしいけどものごっつ強いらしいの」疑ってゴメン「ちょうどええうちのとこで休んでって」と言うことになり宝玉ちゃんの自宅へなかなかでかい家だあのでかい社見てからなので説得力ないけど宝玉ちゃんの一族は先祖代々の八百万の神でここら辺の地主的な感じだ本当はもう一つ家柄があったらしいけど今は宝玉ちゃんの家だけらしいでその獣神が何と宝玉ちゃんをよこせと言っているらしいので宝玉パパは激おこぷんぷん丸だよ。「ウチは獣神とこ入ってもええ思ってる。それで円く収まるなら」健気だ宝玉パパを紹介されたいっちゃいかんが越後屋さんみたいだ。今ままでも数多くの腕に覚えのある神様が挑んだが駄目だったらしいそんなこんな話を聞いてあれナンだろう眠く…………

目覚めると真っ暗また狭間なのかと思ったが入れ物の中何とかこじ開けて外に出ると……二本足……獣……(;゜ロ゜)とはめられた宝玉ちゃんかそのつもりでいえなき子的なあたしを拾ったのかあの「入ってもええよ」的なのは騙してる用には今はそんなことよりどうしよう神約聖書もワンワンさんもいないてかカヨワイ女の子てか私は人だよどう転んでも生け贄じゃん。

大きな腕が手が近づいてくる覚悟脳裏によぎるこの言葉神様の世界が安全出ないのは神父さまの一件で分かっていたはずなのにそれでも選んでここに来たのに大きな手が前で揺れる「大丈夫ですか」え、そちらこそ大丈夫ですかこの展開は、貪らないの?コホンと咳を一回して落ち着いた「あなたは獣神ですか」「いえ私は、あっそうか獣神です」なんだこの間は「あなたが色々な神様々を倒したんですか」「あれは鋼ちゃんときょうりょじゃなくて僕があ、儂がやった」何この設定「私をどうする気ですか?」「どうするってそんな僕は別に」岩の影に向けて「鋼お嬢様」ビクッとした感じで「なんや、ばれてしもうたわ」影から宝玉ちゃんが現れたのだ。詳しく説明をと宝玉ちゃんに詰め寄ろうとすると僕がと僕神くんが説明をしてくれた。「僕の家は鋼ちゃん家と同じくらいここら辺では有名な家だったんだけど、家が潰れちゃってね家族は新しい所へ移住しちゃったんだけどその…」あぁもうといった感じに宝玉ちゃんが割って入る「うちらのこと家族公認やってんけど傾ん家が潰れた途端この件は無しや言われてオトンは強い神が好きやねんそれで」なるほどそれで僕獣神を作り上げたわけか宝玉パパからの刺客も宝玉ちゃんが力を貸して倒したもとい追っ払ったと言うわけか。「それでどうですつもりですか、いっそ二人手を取り新天地てのはどうです」「あかんウチオトンを置いてくなんて」「じゃあしょうがないですね」一方「お嬢様が見つかりません」用探せと越後屋さんまぁ人を身代わりにしようとしたんだもう少しあたふたしてもらいたかったがここら辺で、ドサッ簀巻きにされたあたしを放らせ片脚を乗せる小声で「痛くないですか」こういう所は強いのもいいけど大事だと想うんだけどな「始めてください」コホンと「よくも儂を騙したな二回目はないと思え」鋭い恫喝が響き渡る「悪かった娘のためだったんだこちらで手違いがあった誠に申し訳ない」何が手違いだよ宝玉ちゃんと同じようなかっこまでさせて額の宝玉は無理だったようだが服装から飾りまで瓜二つの物だった「娘はまだ見つからないんだ(獣神の手にさえ渡らなければ何とか!)は鋼!」ドサッと私のすぐ横に宝玉ちゃんが簀巻きにされて登場です。

数時間前「じゃあしょうがないですね獣神の姿はパパさんにはばれてませんね」「うんうちの神力は相手の形状の変化やし傾ぎの神力は力の集約や」なるほどちょっとした二人羽織みたいな物か「オトンが雇った神様達の形状も変化させて何とか二人してたおしてん」ならばそれを逆手にとってみれば今のこの状態ならば「ウチは相手が見えれば変質は可能や」まずは宝玉パパに目の前で力を見せること恐らくまた用心棒の雇い神が差し向けられるでしょうですが変質の力と集約の力であっさり倒れあれ?どうして?「あかんアイツ変質でけへん」すぐさま僕神くんが吹っ飛ぶ「どういうことこっちの力が通じてないの「オォーいいぞ獣神を倒せば好きな褒美をやろう」どうやら宝玉パパが何かしたわけではないようだじゃあどうして「ならばおまえさんを消して娘をもらおうか」すると雇い神はパパさんを持ち上げとどめを駄目だ宝玉ちゃんの力では変性出来ないし「オトンは戦闘無能神やねん」戦闘無能神パパさよならなのか同類項である私が指を加えたその時「傾ぎ……」無能神パパ見上げるそこには先ほどの宝玉ちゃんにより変質された獣神の姿ではなく昔の無能神パパもよく知る杖作りの家の彼がそこにはいたのです。おそらく雇い神の神力は無力化だったのでしょうだからこそ宝玉ちゃんの変質の力が効かず、彼が飛ばされたとき彼にかかっていた変質の力が消えて本来の姿に戻ったのだと思います「なんだ貴様は」「鋼ちゃんは僕の大事な人だ!」次の瞬間雇い神が一瞬で吹き飛ぶ皆一応に驚く彼の過去にこんな力はなかっただからこそ無能神パパは反対したのだ無論最も驚いているのが彼自身である(あれ?自分がやったの)そんな顔であるこれは推測だが変質の力で肉体を変えておきその状態で無能神からの刺客を相手にし続けた結果、彼の体を根本から変えてしまったのかも知らない雇い神は一撃で伸びている。

そんなこんなで無能神も彼を見直し二人の仲も認められた「ありがとうアンタのお陰でウチら一緒になれたんやで」「私は何もしてませんお二人の力の賜物です」お世辞ではない彼に力を与えたのはまごう事なき宝玉ちゃんの内助の功なのだから「これからどうするん」探し物を探しにと言うと、それなら自分たちにも出来ることがあるといい、宝玉ちゃんからは「これウチが受け継いだ宝玉や大事なもんやったけどそれ以上に大事なもんあるからやるわ」ごちそうさまですそしてアフター僕神くんからは「私の家に代々伝わる杖です」おいおい二人とも若気の至り的な感じで歴史的な物貰い受けちゃいますよ有難く。そしてアフター僕神くんがこの二つを使って杖を作り上げてくれました。そして私を娘の代わりに捧げようとした無能神からは、無能神の出て行った奥様の昔使っていた衣を貰い受けました。「ウチが物心つく前にオカン出て行ったらしいけど、名のある武神やった見たいやで」まあ貰っておこう許したわけじゃないけど許したわけじゃないけど許したわけじゃないけど、コホンこうして立派な杖とまぁ取り敢えず衣は揃ったわけです。

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