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STO(死人転生機関)が発足メンバーの選定にさいし神力が強いもの転生というのはそのくらい神力の消耗が激しいらしいがそれぞれの神々から選ぶことで公平を保つようだ龍神からは第一世代の龍神が「トキに会えるし」という理由だったが龍神特に第一世代の龍神では十分過ぎるてか他が要らなくなってしまうので却下されて幼龍が派遣される獸神からは孤転ちゃんが派遣されるあたし的には微妙だ八百万の神々からはカールに髪を巻き上げる三百六十度全方位だ首からは、欠けている勾玉がぶら下がっている足首すら見えないスカートを履くそのたたずまいとは裏腹に「よーねーちゃん神約聖書見せてーや」あたしから借りた神約聖書を見てふむふむと頷く彼女は勾神の配下で飾神の一角”髪飾”だ何でもくじ引きで負けてここに来たようだ(そんなんでいいんだ)そして福禄寿弁天やシャーモンさんいわく七福神の雑用担当もとい頼れる副官らしい困ったら福禄寿へ面倒くさくても福禄寿へが合言葉だ本来ならここに鎖ねーさんもしくはあの女の子みたいに無形神達も加わる筈だったのにな……とにかくこうしてSTOが発足したのです。あたしとわんわんさんは大奥様の死人街へ来ている大奥様が捨てた街あの後事の顛末を話した「そうですか奥様が」転生したとは言っていないがこの神世界にはもう大奥様はいない外国人風の死人はそう言い屋敷の方を「皆悲しみに暮れておりますアナラなどは気が抜けてしまい」見れば屋敷の周りにはあのときの豚々丸やあの眼鏡女子も元気がない「そういえばあの時いたアナラさんといた」外国人風の死人が「マナノですか彼なら他の街へ移りましたよ彼は死浪なので」死浪?「死浪とはこの神世界において用心棒いざというときの盾代わりですかね色々な死人街を渡り歩いているようです死浪達の街があるとか噂ですが」これからもこの街が大奥様の帰りを待ち続けるようだ転生するその時までその帰り宝石王の家に「まっさかお前が今回のゲンシじゃとは」笑う宝石王の隣には傾パパと宝玉ママそしてその腕には二人の子である秤輝くんの姿にあたしはまた一つ胸をなで下ろした山月様があの後約束を守り丁重にもてなしてくれていたそうだ「またなんか会ったらいい、あたしらのなかやろ」別れ際に宝玉ママが言った事を感じつつ、わんわんさんの背中に乗りながら「今回の一件これで良かったのかな山月様には結局システムの事を話してもらったけどなんかやみくもに成っちゃったし」あたしがわんわんさんの背中に顔を突っ伏して尋ねると「やみくもな部分も少なくなかったのは事実だが死人達にとっても神々にとってもお互いどことなく共存関係だったのが少しずつでも向き合えるようになったことはいいことだと思うぞ」あたしは突っ伏したままわんわんさんの毛を摑む「不鎖さん何でかな、何かあたしが」愚痴のようなその言葉を抑えこみ、わんわんさんが「あいつも色々な」多分わんわんさんは鎖ねーさんのあの様子の真相を理解しているけど、話せない「なんか悔しいな……」風を受けてあたしがぼそっと話すわんわんさんは聞き取れないのか何も言ってこない痛く感じるのは切り裂く風のせいではないと感じつつ久しぶりの我が家へと帰還するのだった。その一方静まり返るその空間は言師が無形神の参加を頼みに来た空間だその空間の中心にはあの時と違い雪の結晶のような形の水晶があるその前には死人転生機関に参加しなかった不鎖が水晶を眺めているその中にはあの女の子ではなく不鎖によく似た女性体格も同じだがただ不鎖よりも印象が大分幼く感じ目を閉じ眠るように水晶の中に留まっている、そんな彼女に手を伸ばすその顔を下の方から撫でるように「御免な、まだしばらくは返せそうにない(その手を握りしめながら)このままがいいのか分からないけど……………」いつものトーンとは違うその声は静かなその空間を低く長く響いていた。「えーい、やー」週開け早朝の学校あまり眠れなかったこともあり早めに起きて学校へ丁度連休も重なり学校を休まずにはよかったけど黒竜の衣を着ないと自分がただの学生なのだと気づく体育の時間とは比べものにならない運動量一昔前までは文科系はおろか病院の一室の天井を見て日がな一日過ごしていた事を考えれば当然だった「ひゃーくもうダメ」膝が内に崩れ竹刀を持ったまま前に突っ伏した先輩は「さんびゃーくごじゅうと」刀を振るうその姿は頼もしい部長と言った感じだが部員はあたしだけではないか「とおりゃー」包帯を巻いた腕が空をきり脚が鋭く突き出るしかしその攻撃をしなやかにかつ「隙が(その全てを弾いて槍の柄で躰をすり抜けつく)多すぎじゃ」飛ばされて1回転したその顔はムスッとしている「どーしてまたあたしに黙って」突き出した柄の部分を地面に向け「まぁ~ワシに一撃も入れられん弟子をつれていってものー」とアゴ髭を触りながら半笑いだ。あたしにも竹刀を振り下ろした所に先輩の顔が間近にある目を細めながら「プラス五十回ね!」その表情に「先輩も怒ってますか?」顔を離し後ろ向きに「別に怒ってないよ不動ちゃんに聞いたけどそのゲンシってのは大変らしいしさそんな中、部活にもこうして出てくれてるんだしでも……少しは頼って欲しかったかな部長ううん先輩としては」あたしは胸が暖かくなった今まではわんわんさんや鎖ねーさんはいたけど人として話せる相手はいなかったのでこうして言師の事について話すのはいささか変な気分がしたすみませんでしたと言おうとすると頭を下げ上げるとそこには1枚の紙をあたしの目の前に取り出した先輩がたたずみ「エントリーしたから」と見せられた紙には町内の武道会と大きく書かれた手作り感満載の広告紙のようだ。あのこれは?というと「大会、武道大会全国から腕に覚えのある者達がどしどし集まる武器を使ったサバイバル大会っとは言っても神社のお祭りなんだけどね参加資格は一切なーし誰でもOKな大会なのさ……お願い出てくれないかな」いきなり頭を下げる先輩解りましたからと頭を上げるよういい詳しい話を聞く「ウチの近所の神社でさおじいさんが細々とやってる神社なんだけど、おじいさんももう年で宮司もやれそうになくてお祭りもあたしが小さい頃はそれなりに盛り上がっていたんだけどねいまじゃそれでさこういう大会みたいなのを催せばお参りも増えてさあたし達でその不動ちゃんも力貸してくれるみたいだしあの時みたいにって神様をダシに使っちゃ駄目だけどさ(あたしの方をチラチラ見ながら)ダメかな?」たまらず不動ちゃんが顔を現す「師匠私からもお願いします神に関わること何とかしたいと思いたく」あたしが「あたしはいいですよみんな良ければだけど」みんな表に出てくる「オイラはいいんだなねぇ弁ちゃん」「まぁ~協力ぐらいならしてもいいわよ」「かわいい弟子の頼みだ聞かんわけにはいかんの」せっかくだからわんわんさんにも協力してもらおう。ありがとう先輩と不動力士がとても嬉しそうだった……「恵比寿と大黒からの連絡は?」その問いに福禄寿は「だめだ連絡は取れない」椅子を回転させながら「例の死人の一件でゴタゴタしていたこともあるけど大黒の方は神力を微かに感じられるこの神世界にいるのだろうだけど恵比寿の方は神力を感じない考えられるのは物世界か」……「ふぇーくしゅん」シャッター音と共に光が降り注ぐ水の中を優雅に進みながら「僕は何やってんだろう……」遡る事少し前そう神世界において夢幻フォローによる寿老が襲撃の前に寿老の頼みで物世界へと赴いたが寿老の心配は取り越し苦労のようで神世界に帰ろうとしたが久々に物世界で疲れたのでフラフラとなり人気のない場所で休憩をしてウトウトと眠ってしまい怒鳴り声で目が覚めた「金が返せないならこの土地で返して貰おうか」扉に向かい叩きつけられるような音がする「もう少し待って」今度は大きな影が浮き上がっていく「自殺じゃでないんだよね」さらに影が上に首が締まる音が響くやれやれ扉が開く「何だ」扉の先には年老いた宮司の他にそれを持ち上げ首を締め上げる大男と証文を手にした小柄な男がいる「何だ魚、う浮いとる?」腰を抜かす「御神体様」年老いた宮司がそう叫ぶ小柄な男が「こりゃーええわ世界の金持ち共が欲しがるやろ楊そんなじいさんどうでもええそれを捕まえ得ろや」楊と呼ばれる外人なのだろうか黙って小柄な男の指図に従い宮司を放すとその手はゆっくりとこちらに迫るその大きな両の手の中に握りこまれた僕は静かに考えるあまり派手に動き言師達に感づかれては今回の事が漏れるやも特に勘のいい狗牙あたりにそう思っている間に小柄な男の前に「よう捕まえたんーしかし魚なのかなら何故大気中でいきているんだまあええこれでワイは大金持ちやー」小柄な男の高笑いは止まらないが足元に「ウチの神様に手を」ひと蹴り入れられ踞る宮司「返せんやつがわるいねんやろ」それでも足に伸びた手は離れない「楊、楽にしたりー」大男の足が宮司の上へ少しだけ戻った神力を使い大男の両の手から水のようにすり抜ける大男の目の前に水の玉をおちょぼ口からガムの風船のように膨らますそれはどんどん大きくなり大男を包み込み浮き上がる大男は必死に叩いたり蹴ったりと試みるがびくともしない小柄な男は拳銃を取り出す「クタバレ」大事な商品ではないのか頭が足らないか身の危険を感じたのか小柄な男は連発で銃から弾が打ち出されるしかし僕こと魚は水を通り抜けるように弾が魚の体?の中に返すとばかり小柄な男のギリギリに同じおちょぼ口で打ち返す小柄な男は腰を抜かして立てなくなる僕は大男の方の水玉を割り大男を解放小柄な男の指示で大男に担ぎ上げられすたこら逃げていくさて神力も回復したようなので帰ろうとすると前に宮司が土下座をして「御神体様何卒お力をお貸し下さい」その熱心さに押されやむなくこの社の復興に手を貸す事になった。詳しく話を聞くとお賽銭も集まらず管理費は嵩む一方息子達からは継ぐ気は一切ないらしく、先ほどのような輩に金を借りる始末だとはいえ本来のここの神様はというととうの昔に神世界に避難もとい帰ってしまっている加護もかなり薄いと言わざるえない神としては放っておけないしどうするべきか、僕は黙って頷くもちろんこの人の言語が理解出来ない訳でもなく人の言葉も話せない訳ではない、ただ僕は寿老人の考えではないけど神と人との関わりは人があくまで願いそれに対して神がどう接するかだと思う必要以上に人の前に現れるべきではないと思ったからこそ頷くことにした「ありがとうございます」彼が深々と下げたその顔を上げた時彼の目の前には恵比寿の姿はいなかった正確には彼に見えないようにしたのだ彼に活力を自分が見守っているという実感を彼に持たせることこれこそがやるべき事だったとわかった然し次の日その事が裏目に出たあの小柄男はやられてはただでは起きない自分のページに事の成り行きをアップしたらしいがそんなものありふれており反応は薄かったがそれを見たユーザーが「神社に行ってみた」などとこの神社を訪れるそこには銃の跡があり「これ別の意味で神ってんじゃん」「神はいませんで……おいあれ」そこには箱のようなものを見ながら僕の方を指さす男達「まじ魚か」「バカ空を泳ぐ魚ユーマじゃん」しまった神力がまだ不安定だったらしく彼らに見つかるすぐに姿は消したものの時既に遅し今の時代情報は光の速度とは言い過ぎだが速く伝わると云うわけで今に至る神社は携帯を持った人々で溢れるどうやら先程の男達は己の目では視認出来ずあの手の中に収まる箱のような物で携帯とかスマホとか呼ばれるものでしか僕を捉えられないようだ。少なからずあれから十数回撮られたようだそれから一日もたたずその日の何十倍という人が集まってくる日に日に逃げ場を無くすのだった……「すごーい人だかり」次の週末の土曜日大会のある神社には割れんばかりの人々が集まるその人混みをかき分けながら神社の神殿の敷地に「すみませんここから先は私有地なのでって何だ雲ちゃんか」神殿の敷地を掃除する老人この人が先輩のいっていた人か雲ちゃんとは先輩の名である雲南を略したものそのぐらいの付き合いなのか「お久しぶりです然し今年は凄いですね確かに毎年コアなファン武道被れた外人とか年老いたシルバー戦士とか中二武道オタクとかコスプレイヤーみたいに格好だけとかそこそこいたけど今年は特に多いですね」フッフッフと腕を組み「実はね神様が姿を見せられるんだよ」あたしも先輩も傍にいるのでさほど驚かない「えー雲ちゃんはもう少し驚くと思ったんだけどな」そりゃ驚きすぎて声が出ないって言うかたまらずあたしが「神様に会ったんですか、その神約して(シンヤクと聞き首をかしげる宮司)いえその言葉を交わすとか今も一緒にとか」其れを聞いた宮司はあたしに「いいかい神様というのは確かに私達の傍にはいないし言葉を聞いたりは出来ない現にこの宮司の私ですら神様にお会いしたのは数えるほどだが(自分の胸を触り)ここでつながっているんだでもそれは私が宮司だからというわけではない私達は皆、神様を心のどこかで感じながらいつも暮らしているんだ」和やかに微笑みあたしに説明してくれるあたしは脇を見るほーちゃん、弁天、シャーモンさん心配したのか皆出て来ていた「こういう考え方オイラは好きなんだな」横の弁天が「まぁ~あたし達は本来そんな感じなのよね」先輩の隣に不動ちゃんも出て来る「でもここからはこの社の神力は感じませんが?」その問いに師匠が「この社全体から感じる加護とは、この社に今いる神力は明らかに違う(ほーちゃんも弁天も同じように)それにこの神力何故彼奴がここにおるんじゃろのう」そんな神の声が聞こえない宮司は「だが、今年が最後かもしれないんだ」先輩が寂しそうに「やっぱり変わらないんですね」そっか先輩が言ってた事ってそのことを何とかでも「じゃあ今年も盛り上げてね」そう言うと祭りの祭司の格好に着替えるべく社の中へその後ろ姿は寂しく見えたシャーモンさんが「さてここなら人も入ってこぬあの宮司もおらぬ出て来てはどうだ恵比寿」其れを聞いて空気が水面のように揺れる。スルッと空気の隙間から尻尾が背びれがそしてフワッと生暖かい空気が揺れそこから大きな鯛が飛び出す「久しぶりですね毘沙門天それに弁天に布袋も」目の前に現れたその姿はまさしく今ネットで騒がれているそのものズバリ空飛ぶ魚だ「何でその姿なの」弁天が尋ねる元々魚じゃないんだ「少しあってねで君たちはどうしてここに言師の役目という訳でも無さそうだけと」まるで空を泳ぐようにあたし達の廻りをスイスイと動きながら「大会に参加するためです」あたしが答える大会?と聞き返すあたり大会のことは聞いていなかったのかあたしが続ける「あの宮司さんとは神約は結ばないのですか」スイスイとあたしの前に「僕は少しここで休んでるだけだよ」あたしはデコを当て「そんなあの宮司さんはここの元々いる神様だって思ってるんですよ」鬼気迫るあたし顔にデコが当たったまま目をそらす「少なからずここにいる間は見守ってあげますよ」そう言い残すと水玉が弾くように空気が弾け姿を消してしまう何だか釈然としないが太鼓の音が響き渡り神社の祭りが始まるこの町にはほかにも神社はある他の神社に比べればお祭りの規模は大きくない昨今の人口減少によりお祭りにより神社に訪れる人の数も減少の一途を辿っている社が開き神殿の中から先輩が姿を現す宮司さんに頼まれて何年か前から神様への舞いの巫女役をやっているそうだ最初はぎこちなさそうだったようだが今見てる分ではとても綺麗だカメラ小僧も多く大きいお友達にも好評だ舞いも終わりタオルを首からかけた先輩が戻ってきた「お疲れさまです綺麗でしたよ」というあたしに鼻を指で摩りながら照れている一部の観客以外は相変わらずそそくさと携帯やスマホやタブレットやデジカメを片手にのぞき込みながらあちこち恵比寿様探しに夢中だ、とうの恵比寿様はというとそのデジタル機器の竿の画面の間を隙間を鮮やかに交わしながらこの神社という空域を優雅に泳いでいるきっと最初はとられまいように軒の下や屋根の裏ファインダーの範囲になるべく入らないようにしていたけど釣り人も情報の交換普段自分たちの目には見えないがデジタル機器のカメラなどには補足できるといった感じだそれが情報としてインターネットにのり其れを見た新たな釣り人がだったら恵比寿様の気持ちになって考えれば屋根の裏などに自撮り棒を改良したもので凄く長いもので撮るがあまり長すぎて折れましたなどの失敗談がネットに載るすると次は脚立でチャレンジとかドローンでやってみたとかまるでダンジョンでも攻略するかのような勢いだ。だからって訳じゃないけど恵比寿様はまってんじゃないだろうかこの人との戯れに祭壇では宮司による祭事が厳かに執り行われる先輩も近所の手伝いの方も頭を下げ慎ましやかに進んでいく廻りでは「くそほんとにいんのか」「別のダンジョンに移ったとか」「最新の更新はよ」とかがネットに溢れてる祭壇に宮司が現れ神事が無事に終わったことを報告するのだった「いよいよね」首からかけたタオルで顔を一拭きしてパチンと両手で気合いを入れる廻りを見回すと恵比寿様を探し回るにわかに交じり数人が先輩と同じように準備運動を始める中には先程まで祭事の手伝いをしてきた法被を脱ぎ仲間の人達に預ける頑張れ、今年こそとかそんな声も聞こえる一方でスーツ姿の上からでも分かる明らかに普通の人とは違うオーラが出まくりな方、不釣り合いなキャリーバッグを持った外国な電波な女の子と見た目からケンカなれしたブロンドの女の子の二人組、そのブロンド髪にがん垂れて言葉は分からずとも喧嘩になりそうな柔道着をだらっと着ている丸刈り少年と其れを止めようとする一見ひ弱そうだが年齢に似合わないコートを着てその下が対格の割に大きく膨らんだ眼鏡の少年と一人どこ吹く風か演歌調の歌を口ずさみ使い古された竹刀を握り肩にかけ我関せず「ちょっとは止めてよ」うーんと彼等の方を向く竹刀の少年「ダメだってやられたらあたし一人ぼっち~」色んな人達が参加するようだ「当たっても全力勝負だからね!」先輩やる気満々だとても協力していいみたいだからこっちも一緒に協力してとは言えない先輩の目がこの祭りにかける想いが伝わる暑苦しい程にそんな中宮司による説明が始まろうとしていた。




