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神約聖書  作者: 裸形炉
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二十ページ目

「そりゃ~どういうことじゃー」息も切れ切れ宝石王が「人質とは!!」ぐりんぐりんと揺さぶられながらもグーのねも出ない自分がそこにいる「待って下さい」と解放されたばかりの僕神パパは「鋼ちゃんらしいですよ大丈夫きっと上手くいきます」その言葉にあたしは「必ず」とこんな言葉しか思いつかなかった。写神様の前に手をついた宝石王「ワシも一緒に、ワシに何が出来るか分からん勾様にはええように使われるって言われる」あたしも胸が痛い隠れ蓑にしてごめんなさい「それでも娘のために」どうしても着いていく気の宝石王、勝手にしろと写様も根負けしたようだそれなら僕もと発言しようとする僕神くんをなだめる宝石王「お前は今すぐ獸神国へ」わんわんさんが続けて「山月のやつはそこまで話のわからんやつじゃない乗れ俺が送ろう不鎖しばらく」そういうわんわんさんに分かった分かったと送り出し鎖ねーさんが「さて残るは二カ所ねどっちからいく」見送りながら「やはり今回の件もありますしやっぱり先に死人以外の了承を取っておきたいですね」あたしの方を見下ろして「つまり無形神って事」そう何だけど「あの無形神って?」…………「あのホントにこっちなんですか?」「……」今あたし達は鎖ねーさんの案内で無形神のいるとされる区域に向かってって「ここ物世界じゃないですか?」そうあたし達は今は神世界ではなくあたしのいつもの世界、物世界に「違うは性格には物世界と神世界の狭間と言ったところね、あんた確か自分だけではこっちに来たことないわよね?」いつも神世界に来るときは大事なお方の背中って決めてるのという風に「はい、わんわんさんと一緒なので、そういえば一番最初にわんわんさんと神世界に来たときは真っ暗な空間を通りましたけど」鎖ねーさんが説明を始める「そうねまずは無形神についてね無形神というのは形を持たないって意味じゃなくてそうね今まで会ってきた神達を総称して形のある神としているの」って事は「それ以外の神様を形無き神様つまり無形神と呼んでいるわけ前にあ、夢幻の無の影響を受けた者達が無形神っていわれてるでも」でも「まあ直接会ったほうがいいわね」そう言うと鎖ねーさんは両の手を合わせ光のカギを手の中に作り出すそしてそれと呼応するかのようにカギの先端から光の弾が飛び出し目の前で二つに分かれ上下左右に対象になるよう光の線となり陣を描くその姿は大きな扉へと描かれていく「夢幻の名において″開錠″」その言葉と連動するかのように一瞬眩しさが次に目の前に広がった光景は物世界とも神世界とも違う変な世界そうだ黒竜の結晶の中だあの中の世界に似ているそんな感じだ「あの~鎖ねーさんそのこの世界は?」あたしの質問に「さっきの話の続き憶えてる?」そう言う鎖ねーさんに「確か今まで会ってきた以外の神様だって」「そうつまり無形神は神世界に置いて居場所無き神なのだから夢幻の神力を受け継いでいたあたしがこの場所を創ったってわけ」鎖ねーさんはとぼとぼと歩き出す霧が多く少し離れただけでも見失いそうだ離れないよう後を追うあたしを招くように話は続き「元々神世界に居づらかった無形神達は最初は物世界に居場所を求めて向かっていったけど、減師の時にそれが物世界の秩序を乱すとして″神約又は其れに準ずる者でなくばその身を物世に於けず″としたんだ」つまりあたしの何代か前のゲンシの仕業って事、確かに神約聖書にはその一文が記載されている「其れにより無形神達は居場所を無くしてしまうそこで頼られたのがあたしだったわけその頃には……夢幻の無は行方が分からずその加護を受けていた者達にとってはあたしがその代わりに頼るべき対象になっちゃってね、まあそんなわけでこの世界はあんまり神世界に直接影響云々はないんで其れでも無形神にも会への出席を打診するの?」「この空間も一つの神世界何ですよね?」その問いに唸りながら「そうね大きく分けるとここも神世界に入るんじゃないかしら」「だったら無形神にも会に参加する資格があるそう思ったから寿老人様はかかれたんだと思います」その言葉にそうかもねと納得する鎖ねーさん、突然霧が晴れ違う霧が集まりあたし達の廻りを包み込みその煙は見覚えのある空間へと変わっていく「どうやら話を聞いてくれそうよ」鎖ねーさんがそう言いながら上を見上げる明かりがちらほらありそのひとつ一つに姿は確認できないが影らしき者がちらほらいるあたしは鎖ねーさんと一緒に舞台のような上に立つ、初めてあの大きな社の中で七福神を初め神々の前に立った事を思い出した「こんなステージ用意したってことは少しは話し合いに応じたってことかしら?」鎖ねーさんの問いに目の前に煙が集まり一つ形を創るその形は鎖ねーさんを小さくした感じだ「ママーー」その掛け声と共に鎖ねーさんに飛びつく「もう酷いよちーーっとも会いに来てくれないんだもん」ママ?「おみやげは?」そっくりな容姿「悪いこの頃立て込んでてな」まぁ宝玉ちゃんにも子供が居たんだし「えー」小さい鎖ねーさんを鎖ねーさんが持ち上げ肩車する「それより皆を起こしてくれ」その言葉に肩の上でぶーたれながら「大丈夫みんな起きてるよ」とチビ鎖は手を上にかざす、するとステージから見える観客席の部分に光が灯る「欠席は~とカーゲとカナシミはあっちにいってる」いってる?「そうか神約か」神約って事は物世界に?「うん」チビ鎖は指を加えながら「ごぎょうはまだつかまってるの?」悲しそうに尋ねる「あれだけの事やったからねーまー当分」はぐらかしているそのぐらいはあたしでも分かった頭を後ろに倒し逆さにあたしをのぞき込むチビ鎖「んでこのおばちゃんダレ?」そりゃ~小さい子からみたらあたしぐらいの年でもおばちゃんかも知れないけどあたしも負けず「貴女こそ年下のくせになってないんじゃないんですかこういうときは自分から名乗る者ですよおこちゃま」そんなあたしに「ふん生意気ね」どっちが生意気だ「まあいいわ」鎖ねーさんの肩から地面にくるりとムーンサルト着地「あたしはママよ!!」???何を言ってるのか分からない「だからあたしがママなの」それ以上説明しようとするチビ鎖の口をふさぎ「そんなことより言師あんたやるべき事があってここに来たんでしょ(バタバタするチビ鎖の口を両の手で抑えながら)ここに居るのが無形神よ、さっきの会話から皆は揃って居ないけど、其れでも十分意見は聞けるわ」あたしは早速「皆さんにこの神世界で問題になったことについて話を」ステージから発せられるあたしの言葉にも光が揺れるだけで呼びかけには応えない「あの何とか答えて」その言葉にチビママがクスッと笑う「おばちゃんは喋ってないの?」何を言ってるんだろあたしはさっきから「皆の答えは決まってるのに」決まってる?「だってママの意思だから」ママ?それって鎖ねーさんの事言ってるの?「其れにさっきから皆言ってるのにおばちゃんは聞こえないんだね!」聞こえない音も声も何もしないのにテレパシーとかあたしが混乱するのを尻目に鎖ねーさんが「取りあえず伝えたわ言師次に行きましょう」「待って下さいあたしはまだ」そう言うあたしにチビママが「おばちゃんが知っている事出来る事はほんの一部理解を越えたり出来なかったりする事は多いんじゃないかな……だからこそまたねおばちゃん」そう言うなり目を覚ます辺りを見渡してもそこには鎖ねーさん以外に何もなかった「ほらぼけっとしないまだあんたには会うべき者がいるでしょ肝心な今回のネックになった者が行くわよおばちゃん」その言葉あの子は何だったんだろうだめだだめだ今は整理だ。これで死人以外の全てに了承を得た同じテーブルに着かせたことになるでもここからが本番だ!って思ってたのに「参加しない?死人は今回の件について参加しないって事」社に戻り寿老人から受けた返答だった。今回の死人以外の了承が得られたので報告がてら社に戻ったあたし達を待っていたのは死人連合からの正式な会への不参加通知だった「言っときますが我ら社側からではなく、先方つまり死人連合からの通知です」と脇の福禄寿様から念を押された………このままでは納得いかないとあたしと鎖ねーさんはまだ帰ってこないわんわんさんを待たず死人連合のもとへ福禄寿様の話によるとつい先程死人連合からの使者が届けたとのことって見つけたあたし達は「ちょっとまって下さい」と死人連合の使者の一団を止めた死人連合は牛車のような物に乗っている簾の奥で顔は伺えないが彼等で間違いないその牛車を守るようにVRゴーグルのような物を被った二人の十二単衣タキシードを着た死人が牛車を守っている牛車を引いているのは牛ではなく丸い球体のものだ「何者ですか」十二単衣風のタキシードを来ている格好はタキシードなので男性かと思ったが執事風の甲高い声であり男装の麗死人といったところか、もう片方は一歩引き麗死人の後方に位置する全体を見渡せるよう位置している格好はそちらの麗死人とは違い現代のリクルートスーツの節目節目に動きやすいように柔軟な素材を使いゴーグルは首から下げている姿だその姿に麗死人は唇を噛みながら「なるほどその成り立ち貴方が今回のゲンシというわけですか」次の瞬間肩に手がものすごく冷たい「へーーホントに冷たくねー神様ってのには触れたことねーけどあんたはやっぱ生きてんだな」あたしはすぐに離れる「早ー動きを追うのが精いっぱいか」頭をボリボリとかきながらゆっくり牛車の方へ戻っていくそれと同時に麗死人が「一応ご用件をお伺いいたしましょう」まぁここまで急に追いかけてきたんだ、大概理由は解りそうだ「今回の一件はご存知ですよね」こちらを向き「今回のと申されますと」「夢幻フォローの一件です、そしてそれに関して死人も関わっていますよね」何とか同じ土俵に上げようと必死だ「確かに連合員でも在られた凄分様が関わられていました」だったらというあたしの言葉よりも大きくはっきりと「ゆえに彼女達の街は封鎖しました」封鎖した?「死人って案外冷たいんだ~体も冷たいだけに」鎖ねーさんがそんな冗談を吐くと「死人だけに~冷たい~」リクルートが腹を抱えて笑う「今の死人は品がない」と麗死人が見下しながら「其れにより街の死人達は死人連合により他の死人街への振り分けが成されます」街の解体?「あの秘書さんは」「貴方には関係ないとは言えませんか彼女は我々に対しても重大な過失を侵していました。もし今回の一件の会への参加していたら神々は我等への仕打ちはもっとひどいことになったでしょうなので私達はこちらから」あたしの手が彼女の肩にかかる「それってそれって彼女は今どこですか」そんな状況でも彼女は冷静だ「其れを知って如何しますか」肩の手に力が入る「分からないけどこのまま秘書さんが全部背負って皆知ってるのに知らんぷりってのは駄目だよ」ボソッと「小童何ですね」あたしは顔を上げて彼女を見据える「本当困ったガキでしょ」と笑いながら言う鎖ねーさん「でもあんた達死人達の意見を言いたいだけってのもね取りあえずこっちの意見もあんたんとこの大人にも聞いて欲しいわね」その意見に「確かにそのアクセサリーねーちゃんの言うのも正論ぽいけどなご隠居?」このやり取りに拍手が簾があき福與かな顔にカボチャのようなお腹そして中世ヨーロッパのようなドレス姿の死人が現れる「大奥様自らお出にならずとも」片膝をつく麗死人「如何してくれる大事な靴が外気に触れ汚れたではないか!」すると麗死人が自分の頭を靴の元へ頭を小刻みに揺らす「それでそこの娘何が御所望だ」鎖ねーさんは少し切れ気味に鎖を放つ「当たる防げ」その言葉に呼応するかのように麗死人が体で鎖を防ぐ勿論ぎりぎりで鎖ねーさんが止めたのだがそんなことはお構いなく麗死人の頰を「誰が休めと言った!」赤く血がにじむ頭をまた下げ小刻みに動かす「死人も色々よ街によってはこうまで変わるものまぁ死人にも歴史があるみたい(声のボリュームが上がる)あたしが言うよりあんたが言った方がいいわ」あたしの背中をポンと押して「ぶつけてやんな」よし「貴方が帰った後報告するんですよね」「それで」「あたしをその場に立ち会わせて下さい」麗死人が頭を振ることをやめ「無礼な大奥様が何故そんなことをやる」その頭を踏みつけ「黙れ」頭の上に両足を乗せ「其れをやって私に何の得があるのだ(踏みつけた足を強く踏みつけ)これの言うことももっとも其れをおしてやる意味は」その冷たいきっとこの死人は生きている頃から今まで人の命処が「どうした答えは」あたしの口元が動く「………」彼女は目を瞑る踏みつけている足すら忘れて麗死人があたしを酷評しているその声がかすれるほどに「いいわ、それは確かに貴方がいやあなたにやって欲しいこと契約成立ね」……ここは神世界の死人の街の一つといっても誰かの物というわけではない商工会議所のような建物だその一室にイスに静かに腰掛けているのは七福神の一角を我が物にせんとし夢幻フォローなどという怪しい者を信じて力を貸し神約聖書によって罰を受けたそんな馬鹿な死人の長それが彼女のたった一つ信じて疑わなかった存在だ。だが彼女はそんな死人に向けられた死人達の悪意を一身に受けここに居る彼女を差し出しこの一件の幕引きにする事は既に死人連合の総意となっていたんだ無論はじめから秘書さんは喋らないそれが神々の拷問だとしても、それと引き替えに街に残っていた死人を各々の街が迎え入れ再出発の機会を与えること、それが秘書さんと死人連合とで交わした約束なのだ。だがあたしが交わした約束は大奥様との約束の履行の為に今この商工会議所のある街に来ている。元々大奥様は死人連合の総意を伝えに社までやって来た、ここ商工会議所の街にやって来たのはその報告のためだ、いやだったというのが正しい何故なら「大奥様到着しました」大奥様の足があたしを踏みつける「やはりアナラも連れてくるべきじゃのーコゥト」踏みつけられながらも「そうでございますね大奥様!」睨みつけるその眼に「ゾクゾクするのーその眼よいよい」すこぶるゴキゲンだ………「それでわたくしは何をすればよい」従者二人を指先「まず彼等はしばらくの間身柄を拘束します」その後麗死人はうるさかったが大奥様の一言で決定リクルートマンと麗死人は一時的に神牢に捕縛された。そしてその代わりを務めたのがあたしと鎖ねーさんで大奥様を護衛がてら今の従者の出来上がりというわけ………「如何したのだゆくぞ!」前に孤転ちゃんの時に使った″死人札″を使いあたしと鎖ねーさんにつける孤転ちゃんにも効いたので鎖ねーさんにも効くよーだ鎖ねーさんは女用心棒の役だ大奥様の気性と先程の下りから絶対使用人はイヤなんだそうだ。「ほれ日が暮れてしまうぞ」あたしは大奥様をおんぶしている重い腰が悲鳴をあげている死人は飲み食いは勿論しないなので、亡くなった時のままだ大和ジィもそうだけど、大奥様も長生きされたんだ長くこの神世界に居るってことは長寿な方が転生も遅いってことかしら?そんなことを考えでもしないと牛車から建物の入り口までが遠く感じるやっとの重いで到着「ほれゆくぞ♪」何だか意外に機嫌良いじゃん、いつもと違うのが楽しいらしく愉快な大奥様その後を着いておく足取りは重い「見ない顔だなぁこれは新しい死人を手に入れましたな」ターバンを頭に巻き上半身裸のガリガリで透けている骨は太い顔の骨格は四角をしている手を会わせたくなる死人だった「如何ですかなこの前の″死人自由移動権利″賛成してはもらえんか」「断るあたしの街の者は転生するまであたしの物なのさあたしの街に落ちた不幸と転生しない己を恨みな、それにこれは死人連合で決まったこと変えたくば今から吠えれば」どうやらこのあとに死人連合の会があるようだ「くっ」それ以上は無駄とその場を後にするターバン死人お付きの二人は眼のところのみ空いていて怖い目つきで此方を睨んでいた「彼等はお友達ですか?」「そうねー残りもの同士よ」昔からあのターバン死人も転生してないのか「そんなことより約束守りなさいよ」強く念を押された「解ってますでも何であんなこと」あなたは守ればそれでいい大奥様はそれ以上その事について話されなかったここに来る前に麗死人に今の死人連合について予備知識は聞かされていた死人連合は死人同士が一致団結したものではない死人は街単位で一つの団体であり他の街のことには一切口を挟まないというのが第一であるでは死人は好きに移動出来るのかだがそうではない先程のターバン死人が言っていた死人自由移動権利なるものを欲したように現在死人は街からの勝手な移動は出来ないそれを解明した者はいないのでなんとも言えないが物世界で亡くなると魂が分離しこの神世界で再構築されるけれどもその理論も分からず再構築の場所もバラバラである弁天大好きなアラサー死人さんも気づいたときには空中を落ちていたっていうし、どうなんだろそして死人は転生するまでこの神世界にいることになる。転生がいつか?そんなものは分からない現に大和ジィ、ターバン、それに大奥様は凄まじい時をこの神世界で過ごしていることになる死人の中には自分で街を作るものの創ろうと決意し次の瞬間に転生するもの半ばで転生するものリーダーが居なくなり途方に暮れる者を助ける者や奴隷のようにこき使う者何もせず彷徨うもの様々だだが大なり小なり百年位である程度転生してしまうまあ先程の例外もちらほらいるが、そんな中々転生しない死人が街の長を作って居るのが残ってるのが現状だ弁天大好きなあの死人のようにたった数年で街を大きくするものもいるつまり死人連合というのはそんな残りものの腐れ縁死人の寄合だ今回だって面倒ことをしてくれたとどうせいつか転生済んだからと秘書さんもそう思ってるのかな?取りあえず秘書さんに話を聞こうと大奥様にたずねると自分が他の死人を別の部屋に集めてくれている間にとのことであたしと鎖ねーさんは秘書さんにあって気持ちを聞いた「わざわざ済みませんこんなところまででもいいんです」でもと言うあたしに対して「あたしは死んでどれくらい経つと想いますか」アラサー死人長と同じくらいかと言うと「実は凄分様よりも倍も年が上なんですよ」先程の話でも分かっていたけど面と向いて言われると中々頭に入ってこない「あたしが死んだのは風邪を拗らせてねまだ戦が多かった時代で栄養バランスも悪くてあれよあれよという間に、気付くと荒野の真ん中に藁衣でぽつんといたの初めは理解できなかったけど、自由に動けるし腹は減らないし戦も無い天国なのかなってでもそんなとこじゃ無かったあたしは歩き回ったそして色んなものを見て聞いて凄くわくわくしたけど、そんな時、絶望に苛まれたいきなり目の前で死人の体が光はじめたの初めは何か解らなかったけど、まわりは慌てもしなかったそれを見て拝む者、悲しむ者、触れようとする者様々だが、慣れた光景なのか光に包まれ消えていった其れが転生だと知ったのは少し後のことだったそしていつおこるのかも分からないことも」坦々と話すその表情からはここに居るそんな感じはしない「何もしなくなったする気が起きなくなった何をしたところで何かを残したところで何になる其れから彼女が凄分様が現れるその時まで「あたしと一緒に行かない」差し伸べられたその手に「あれ?言葉が解んないのかな?」眩しかった彼女の言葉はとても、でも同時に絶望でもあった腹が立ったのかも知れない「どっかいって」どうでも良かったどうせこの子も何時まで居るか解んないし次の瞬間彼女の顔が目の前に「やっぱそうだ」あたしは後ろに倒れ込んだの彼女は和式トイレのすわりかたでニヤニヤ笑っている「同い年ぐらいですよね?えーっと三十ちょい前」その答えを頭を使いひっばりだす「そうねそんなものかな」知らないうちに声が出ていたその答えに「いや~同い年ぐらいの子って中々見つかんなくてこれって運命だよね」そんなもの偶「名前はあたしは凛途、凄分 凛途よ、あなたは」ってあたしは彼女がその名を口にしようとしたとき体が光る「そうか、こんな気分何だ、言師様色々迷惑をかけますですが、来てしまいました」あたしも鎖ねーさんも何も出来ることなんて無かった「ありがとう」彼女は彼女が大好きだった人と同じ言葉を残し転生してしまいましたあたし達に問題を残したままに。

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