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神約聖書  作者: 裸形炉
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2ページ目

モフモフそんな病室のベットとは異なる感覚に浸りながらワンワンの背中に揺られながら真っ暗な空間?を進む「あのワンワンさん、ここは?」「神世界への通路といったとこか通る者により様々ある俺は神の中では下の方なので時間も多少かかる中には一瞬でいける者もいるとかまぁ我慢してくれ」相手は私みたいな 人の娘なのにあまり太々しく話さず結構気さくなんだなそんなことを思いながらふと「ワンワンさんが迎えに来たのはどうして?」病院生活が長いせいかぶっきらぼうな質問をした「不鎖は厳師の助集だからおまえさんにゲンシを譲るのをよく思っていないどうせ厳師が続けるものだと今でも思っている」「私嫌われてますね」「人が神の…いやなんでもない」なんとなくいわんとすることは分かった神と人直接関わることのなかったいや関わってはならないんだでのはなんとなく分かる「そろそろ出るぞ」そんな言葉でふと現実に戻ると周りが明るくなった神世界最も神々しい世界かと思っていたがナンだろう一言で言うならごちゃ混ぜした世界だ現代のような建物があれば遠くには馬鹿でかいこれでもかという社らしきものもある「今からどうやって」と言おうとしたしゅんかん気づくと城下町的な所に落ちていた周りにワンワンさんの姿は見えずどうやら手を滑らせたみたいだ「はいはい、こちらはかの有名最古の神の右腕の片割れである時魔の龍の使ったであろう杖ですよ」オォーと喝采が上がるよく見ると八百万の神のような神様から明らかに亡くなった人間のような人までここはいったいとぼとぼと歩こうとすると「ハーイ、次行きますよ」もみくちゃにされてしまったふと見上げると、バスガイド的な新人さんがうな垂れていた。失敗したのだろうかふと目が合う何を思ったかこの方に「大きな社への道分かり」「ます」大きな声だった今までのうな垂れが嘘のように目をキラキラとよほど嬉しかったのだろう「分かります七福の社近づけないにしても見たみたいですよね」あら、お客様ではないのですがと言いたい反面勝手知らない神世界「よろしくお願いします」なぜあの社かってまぁワンワンさんが向かっていた方がそっちだったし一番大きいからてとこだろうか「何か聴きたいことはありますか」新人ガイドさんうんちく言いたくてたまらなそうだ「七福の社って」おいおい知らねーのかよって突っ込まれそうな勢いですがそこは丁寧に答えてくれる「今現在神世界の真ん中にいる七福神がおられるところです」「先ほどの中に亡くなった人も居たようですか」「万物は命落とすと神世界に来ることができますとは言えその後はそのままな者神へ転生するもの多種多様なのですあなたも転生神なのでは?」「まぁそんなとこです」「では時魔の龍とは」「先ほどの杖のことはデマです、なのに先輩は…」どうやら落ち込んでいた原因はここにあるようですなと言っているうちに社の近くまで来た「ところで、お客様はこんなところへ」そう言うと振り返る新人ガイドさんだがそこには誰もおらずキョロキョロと周りを見渡すそこへ「先輩分かりましたすぐ戻ります」独り言のように呟くと一目散に元来た道を戻っていく「あれどうなってるんですか?」尻尾に吊されたままで質問していた。あの時急に首に尻尾のさきを引っ掛けられ新人ガイドさんの視界からフェイドアウトしてワンワンさんの隣にいた「そう言う神力をどちらが持っていたのだろう」恐らく先輩の方だ

いきなり置いてくなんてひどいやと言いたかったが「見つけられてよかった」と言う言葉にドキドキした。目の前にあるのはどこまであんのって感じの社だ「ここに七福神がいるんですよね」先ほどのガイドさんではないがどうですと言わんばかりに言うとしれっと補足された「我々も入れるぞ」七福神は絶対的な支配者ではないようだ。中に入ってしばらく歩く「大きな鳥さんもここに」「厳師も不鎖も奥にいる、本当にいいのか」何度目だよ「よくないならここまて来ませーん」「そっか」そんな確認をしていると「生きた人がまさかここまで来るなんて」目の前に白い衣に身を包んだ頭に三角定規が二つ左右対称に付いた女性がいた「弁天か」「様をつけなさいよ狗牙」ってワンワンさんの名前発表でもなれてるのでワンワンさんで。「ほんとに人なんか選んだんだ」ニヤニヤしながら「じゃあせいぜい頑張ってねゲンシ様」そう言うと去っていく。「ああいう奴だ気にするな」思ったより大きくない背的には同じくらいかもモフモフとワンワンさんと接触事故だ「着いたぞ」扉が開く目の前にオペラハウスの舞台にでもいるように上の方から見下ろされているいくつかの部屋に分かれている先ほどの頑張ってゲンシ様もおられた「連れて参りました」ワンワンさんの報告もそこそこに「次のゲンシへの引き継ぎを致したい」大きい鳥さんまぁ元気そうだ「厳師もまだご健在故早く決めずとも」割って入る鳥さん「儂もそろそろ自由な時がほしくての」ああでもないこうでもない言い合いは続くそこへ「ならば力を示してもらおう、いきなり人に負かせるのは忍びないかといって天裸形様の言い分も分かる故にそこの人の娘が必要な3つの物を集め今ひとたびこの場所にて儀式を行えば宜しかろうが如何かな」「異議なし」全員の合意が得られた「よろしいならば人の娘よ今から言う3つの物を集めなさい。1つ目ゲンシに必要な杖だ2つ目は自分の衣そして3つ目は神約聖書だ」「ちょっとまった二つ目マでは解らなくないが三つ目は今までは前のゲンシからの引き継ぎだったはずだ」「しかし新しく人の子がなるのだ今までの神語では読めまいこれは総意なのです変更はありませんよ」ワンワンさん言いたげだったがぐっと押さえている「三つ集めれば認めてくれるんですよね」「もちろんです、この寿老はもとよりここにいる全員が納得するでしょう」にこやかな寿老神の言うことを信じるしかないここまで来たんだ、やれるだけやってやる。

こうして私のゲンシになるための試練が始まったのです。

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