十六ページ目
「ちぇ使えないなーやっぱりご褒美が目の前にちらつかせての「待て!」ってのはちょっと無理だったかなまぁ分からなくないけどやっぱ「待て!」は大事なんだよねー」そんな言葉を吐き捨てて「せめて僕の計画通り犬の足は止めて欲しいけど」………(何だ、さっきから)「止まれ!」一緒に居た獸神達も止まる「申し訳ありませんが急いでいるので」「何故遠回りをする?獸神国からの正式な使いならば我等の緊急用の獣道を使えるはずだ」爪を立て尻尾を構える「それは上の方々は(獸神の耳元に体毛に隠れイヤホンのような物が着いている所から)負傷を負われ情報が錯綜しています」一室の暗い部屋機械類?の中でゴーグルのようなものをかけ考えながらイスを回転させ何やら手ぶりをしながら獸神が言おうとする言葉と同じ言葉を発している「此方として我々だけが何とか脱出し命からがら狗牙様に報告したしだいです」そうゴーグルの者がしゃべる数秒後獸神が同じ言葉をつぶやく「分かった取りあえず急ごう」黒い部屋のゴーグルは一息「ふぅ危ねー危ねーお願いしますよ」其れを片割れの獸神が眉をひそめ聞いている「あなた方の役目は狗牙様を引き離すこと分かってますよね」無言で答える獸神「すべては夢幻様の導きし本来の」獸神はボソッと「世界のため」ゴーグルはマイクをオフにして呟く「彼等はこの前の獸神長の回復の一件の際立ち上げる機を逸したそんなもの達がいるのは世の常その1件は狗牙様の説得と獸神長の娘の働きにより収まったのはいいがいや収まってしまったからこそその機会を失ってしまったこといやおかげさまで彼等を上手く駒として扱うことが出来た、彼等を丸め込むのは簡単だった彼等の自尊心つけ込み少しだけ背中を押してあげれば良かったのだから、さてと」休憩もそこそこに狗牙様の行動を把握しに戻る。迎えに来た獸神達の後を追いながら(獸神長は何故襲われたんだ相手の情報があの死人の言うとおりだとしたら獸神の中にも夢幻の崇拝するものの協力者がいたのか、それとも別の神族の協力者が、孤転は無事なのか長の容態は年寄りが無理しねーといいけど)大きく跳ね上がり前の獸神達を追い抜き立ちはだかる「まあいい、お前らの目的は何だ、遠回りもここらが限界だろうおそらく言師からオレを引き離したかったということかな、この匂いからはお前らが別の神って訳じゃ無さそうだこれ以上付き合う理由も無い話す気が無いなら少しおねんねしてもらおう、おれが獸神国に行ってる間言師に近づかれては困るしね」片方の獸神が前に赴く「こうなったらやるしか何て言ってんだあいつは?」もう片方の獸神に問い掛ける(誰かと話してるこいつらの言動は先程の言い訳を考えつくようには思えないその誰か)「やれやれもうバレたんですかとはいえまぁこれ以上連れ回すのは無理そうですしね」「分かってるなら何か無いのか?」「何かとは?」「勿論この場を逃げ切る」「ないですね」ハッキリと此方にもスピーカーの声が聞こえるその上で「コホンこんにちは狗牙様あたしが今回の騒動の首謀者で~す。名前はそーですね夢幻ねーを支え隊の会、会員ナンバー001夢幻フォローで~す」そのふざけた声はどことなく幼い印象にも捉えられる「あのー狗牙様は時閒の龍を倒されたということになっていますが、本当なんですか?その場には他の神様はいなかったとか噂が噂で塗り重ねられたハリボテさんなんじゃないのーかな~」その場の空気が一変する答えなかった狗牙にも問題はあったが、それを聞いた獸神達は自分たちの若さもあってか目の前にいる狗牙を「そうだ、誰もその場に居合わせなかったんだ自分の好きなようにどうとでも」そう言うと片方の獸神も「時閒の龍ってのもきっと言われるほどのそうだかなり神力を失っていたそんな奴だったんだ」(こいつたった一言のいいや多分この言葉はその一つだいくつかこいつらに信用を得る言葉をかけて今の状況を作り上げていた。なるほどこいつは厄介だ)「自分は高みの見物かそんなんじゃ夢幻様ががっかりするんじゃないの?」その問いに「いえいえ私は夢幻様のお考えを察し動いているにすぎません」狗牙は牙を剥きながら「仮にお前の言うとおりおれがハリボテだったとしてそんなハリボテに倒された時閒様はそれだけ弱体化してるということだ。あれぇ、ちょっと待てよだったらその時閒と並び称される夢幻様というのも実力的には怪しいんじゃないのかな?」獸神の片割れが酷く動揺する「なあ、俺たち間違ってないよな新しい獸神の世界のために俺達立ち上がったんだよな、おい死人お前の言ったことは正しいんだよな?夢幻様は俺らを」(信じる者がしっかりしていないとこんなものか多くの情報は時として己を迷わす害となるこんな時に選べるそんな世代になってもらいたいもんだ)静まり返っていたマイクから一声漏れ出す「私は別に構いませんよ夢幻様を信じきれないことを責めたりはしませんし今までだって強要はしていません。貴方々が信じきれないのなら今からでも遅くないそこに居られる狗牙様に頭を下げるなり許しをこえばいい、きっとお優しい狗牙様なら許してくれるでしょう……しかし他の獸神達はどう思われるでしょう?いえこれはただの推測なんですがね確かに狗牙様の口添えで獸神長の一声があれば表だっては解決となりえるかも知れないただただねー私だったらですよやっぱり許せませんねーいつかその誰かが獸神長にんーもうそう考えただけで」獸神達がまるでやらかしてしまった中学生のようだ死人はここぞとばかりに「私は信じています例えハリボテのような力に成り下がったとして私達が支えて共に狗牙様のように倒すのとは違い私は夢幻様を信じていますおっとすいません勝ち目のない戦いにあなたたちを巻き込めない狗牙様何卒私の言葉など耳を傾けられないでしょうが」「もういい、そうだな俺達はもうあとには」「そうだ引けねーよな」(まったく口のうまさには舌を巻くな今俺が何を言ってもおそらく変わるまいあいつらには死人が理解者のように映っているが、なるほど確かに言葉ってのは使い用だ、まあ身近にいるんでわからんではないな)獸神達はまぶしいその鋭き目はあいつを思い出すってさてそのためにも負けられない気になることもある大丈夫だろうが万が一を考えてしまう夢幻……「なんにしても若い者の頑張りってのはいいもんだ。ただ、時閒や夢幻なんていつまでそんな昔に縛られるようじゃそんな奴にまだ託せそうーにねーなてな訳で、此方からいくぞ」こんなところで時間を使ってもしかたない一気にいく地面を蹴り上げ獸神達目掛け叩きつけるその勢いで吹っ飛ぶ獸神達「速いやっぱ獸神長の婿だクソ」すぐ後ろからレーザー爪とまではいかないが鋭い一撃が降り注ぐが後ろに一歩引いて「えっ?」懐に入るレーザー爪を上に叩き上げ後ろ足で腹を押し上げる体重が前方に傾き勢いそのまま前へ倒れ逆さに狗牙を見上げる形に獸神達といってもやはり若い力の差は歴然だった。サイレント~ボイスだったマイクから声が発する「言師って人なんですよね、しかも生きた人だ、神様ともあろうものが人程度に」そんな言葉が発せられるが、構わず獸神達へ攻撃を行いマイクのついた獸神は地面に這いつくばる状態だ、もう片方も先程の攻撃が聞いたのか立ち上がれないマイクの真横の大地をえぐるほどの一撃が入りすさまじい音がする「確かにあいつは人だ、けど黒竜の衣や杖そして神約聖書自体はだれが与えたものじゃないあいつ自身が得たものなんだよ」そういうとマイクを獸神から外し地面にほおりなげられる「いいんですか私にこんなことして夢幻様の信徒たる神はまだいるのでは、マイク破壊は得策だとは思えませんけど、どうです私と取り引きしませんか?」「取り引き?」命を取り留めたマイクから「実は先ほどの合われた死人私の手のものでしてね今あなたの大事な言師が私の一言で死人になっちゃう危険性があるんですよね」今のこの状況ではこの死人がいう事がウソであると断定出来ない確かに先ほどの死人の長がこいつの仲間だった場合、俺が引き離されたのも納得がいくとなると今の状況はこの死人に有利だここでマイクを破壊しても此方にはこいつの居場所を探る手立てがなくなるだけになる、だが恐らく相手もそれは分かっているなので要求も、考えていると案の定「取りあえず獸神さん達は今から言う場所に狗牙様をお連れして貰えますか」片方の獸神が「何故トドメを刺さない!」少し苛立ったように確認する。「最初からあくまで時間を稼ぐ事、言師を捉える事が目的だったので」つまり言師が捕まった?くそ不鎖はなにやってんだか、まぁ今そんなことをいってもしかたないか今は大人しくしておこう「では狗牙様ご同行願いましょうか」…………一方此方は獸神国「へーわじゃのう」フカフカの毛におおわれ一段と高い場所で大きな犬小屋?見たいな作りをしている台座から普通の犬が体の半分近くを出している状態であくびをしているだいぶ老いている感じから威厳はあまり感じられないが、その大きさは狗牙や若い獸神達の数倍にもあたる。「父上、社の方では寿老人が襲われたとか父上も少しは警戒なさってください」数倍もある獸神国の王の近くで今まりと進言しているのは彼の娘である。「やれやれそんなんでは、狗牙が愛想尽かすのも無理ないのー」「狗牙は関係ないじゃんパパと違って狗牙はもっとすごいんだからホントは獸神国の王になっても良かったのにそしたらあたしがその隣で支えていけるし」言っちゃたー見たいな顔を両手で押さえているそれに対しあくびを続けながら「そーゆーの重いんじゃないかの~、新しいゲンシ?は人の娘らしいのこの前来たときは連れてきてはおらなんだが、今度は新しい」そんな親子のほのぼの会話をしている傍ら廻りに自分しかいないことに今更ながら気づいた「他に誰か警護の者は」その呼びかけに応える者はいない「獸神国の王だな?」その言葉を放った者は今までにない神力を感じた「あなたは何者?ここにいた者達はどうしたの?」黒い羽織を纏い顔は眼以外隠れているが肩は爪のようなもので覆っている「少し黙っていただきました」見ると後ろの方に先程まで守っていた者達がうずくまっている。それに声がするのはその黒い羽織の持っている手乗りサイズの箱のようなものからだ。「これはこれは獸神国王陛下ご機嫌麗しゅうございます」落ち着いた様子で「言葉は丁寧じゃが、行動は無作法じゃのー」そんな上からの言葉に「そうですか?無作法にならぬよう正面から堂々と来たのですが誇り高き獸神国の猛者達がいやはや皆様私共の気を遣っていただきあっ!このようにすんなりとこの場まで来てしまいました」微笑ましいしゃべり方だがえぐるように言葉を突きつける「今すぐ立ちされ、このようなことをしてただで澄むと思っていまい我等獸神の中にはあの時閒を」その言葉の続きを取り上げるように「その時閒様を倒された狗牙様の身柄についてのお話しをしにここまで来たしだいなのですよ」その瞬間娘の方の顔色が変わる「狗牙は無事なの!狗牙は」取り乱す娘を遮るように「亡き者にしているならノコノコここまでこんじゃろうで?何しに来た?ワシの命と引き替えに狗牙を解放するとかかの、お主の狙いは社の方ではないよーじゃの」その言葉に「この前この国であなたの後任の王の話し合いの最中に色々あったみたいですね」獸神の王は「少しワシが体調を崩したのでの廻りの猛者達が少々いきり立っただけじゃ、すぐに回復し萎えたんじゃがの、まあここで譲っても良かったんじゃがなにぶん断られての、今もワシがここでふんぞりかえっとるわけじゃ」それを聞きならばと「でしたら貴方方にとっても良いお話しです、なんとこの度狗牙様が我等の交渉により獸神国の王について頂けることになりました」その答えに「それは狗牙の意志なのか」「勿論狗牙様がお決めになられたことですよ、無論色々と交渉材料には使いましたが」「ここまでの神力がありながら何故このようなまどろっこしい方法をとるお前を持つそこの龍神にでも頼めばすぐに我が国など滅ぼす事など容易かろうに」その言葉に黒い羽織の者の神力が大きくなる「このお方との条件の中に今の体制の維持というのが盛り込まれていましてね」四角の箱に力が入る「これ以上無駄口叩くとにぎりつぶさらてしまいそうなのでどうですか受け入れてくれますかと事を急ぎたいのは山々ですが此方としてもこのお方との条件もありますなのでまた後でお伺いに参りますその時でも」そういうなり黒い羽織の者は背を向けて立ち去る「お主は夢幻の意志なのか?」その答えに箱は動かなかった。………「これからどうしましょう」大きくなった死人の街だがその長たるアラサー代表はお名残惜しく転生なさってしまいました。しかしその事をこの街にいる死人達はいまだ分からずにいる「別に問題ないんじゃないの死人は早かれ遅かれ転生してしまうもの」一息ついたあと「でもあの機械みたいなシステムどうなっているのかはあの死人がなくなった今自称夢幻様の意志とやらに……まぁとにかくその自称夢幻様捜すしかないわね」でもどこにいるんだろうと言うあたしに心配はいらないと情報は筒抜け状態見たいだアラサー代表の失敗と神約聖書による例のシステムの無力化少なからずあの機械のシステムを開発したのがだれにせよこれにより転生のコントロールと同時に死人達の統率そして最大の要因である「死人達の転生」という神世界のプログラム自体を阻止することは出来るでもそれってあたしが狙われる確率倍の倍さらにドーンといい的になったってことかハァーっとため息を落とすあたしに追い打ちをかけるが如く「兎に角さっさとこの死人の街は出たほうがいいわね」そうなのだまだ敵の懐の中にいるのです。今居る部屋はアラサー代表の秘密の部屋らしく他の死人達には教えていなかったらしいいまだに応援なり敵討ちなりが来ないところを見るとアラサー代表は独りで結構物事を行うタイプらしいこの部屋には彼女の遺品?らしきものも残っているあの死人残留システムの開発したであろう資料が散乱しているかなりの歳月かけたのだろうに、本棚小っちゃい神様もそうだったがここにも本がびっしりとある内容は小っちゃい神様とは違い物世界のというより神世界に関しての書物が大い「こっちは神世界の分布図まったく死人はあたし達の把握していない神の特に龍神なんかの情報が詳しくかいてある、社に関しての記述まで寿老も襲われるのも頷けるわ」弁天達も呆れ顔で見ているそういう弁天の情報は別枠で記載されているストーカーも真っ青だ鎖ねーさんが一冊の本を広げている「何かみっかったんですか?」あたし達は鎖ねーさんの元へ「日記みたいねおそらくここに死人としてやってきて今まで付けてたみたいね例えば「やっと研究が起動に乗ってきたがあの目玉と耳?はあたしの知ってる情報以上の情報を有している信用していいのだろうか、いやあいつの言うとおり弁天様に近くためにはあいつの知識がひつようだそれに同じ悩みを抱くあいつなら」あいつってのが恐らくあの死人あの時繋がれていた際に話していた夢幻様の転生者確か夢幻フォローでその夢幻フォローが文脈から取ると目玉と耳?ってことになるんだけどとにかく続きを読み始める「頼まれていたものこの神世界にも材料集めはかなり苦労したが何とか完成した前から言葉は交わしていたがこうやって目玉と耳ではなく体として会うのはそう平等そんな感じだ」どうやらこの夢幻フォローって死人は目玉と耳しかなかったみたいね夢幻ねーってのも何だか怪しいもんだわでこれが最後の日記みたいね「どうやら寿老人の排除には失敗したみたいだかフォローいわくこれでいいとのことそれにしても弁天様がいないってどういうこと何でも新しい言師しかも生きた人だなんて許せないあたしのあたしの弁天様が何でフォローいわくあたしの処へくるよう仕向けたらしい死人の証拠を遺せば必ずあたしを頼ってくるそう踏んだみたいくっくっく夢にまでみた弁天様があたしの手の中にもうすぐもうすぐ………」日記はここで終わってるまあ、あとはあたし達が体験した通りよ」片手で持っていた日記をポンと閉じる其れを頭に打ちつけ少し考えている様子だ(ほんとに夢幻ねーの転生者なの、こんなことこの神世界を手にしたいなんてこんなこと思ってなんかって……あたし捨てられたのにいつまで夢幻ねーのこと)そんな考えを打ち消したのは日記を取り上げた言師だった「ここに長居してもこれ以上は何も見つからないみたいですね」あたし達は意を決して部屋の外へ、そこには多数の死人達がゾンビのように何てことは無く薄暗い廊下が続くその廊下を小刻みに歩くすたすた「廊下は走らない」なんて張り紙があるわけではないのだが俯きながら自分たちの部屋まで到着みんな部屋に入り終えると「まだバレてはいないのかそれとも泳がされてるだけかでも夢幻フォローは夢幻ねーではないわ転生者ってのはあたし達への嘘情報だったって考えるほうがいいわね」どうしてと言うあたしに鎖ねーさんは「もし夢幻ねーなら同士なんて必要ないんだからあたしの場合は気まぐれだっただけあたしって鎖の神だけど、どっちかって言うと八百万の神だったんだよね。ほら長く使うと魂的な、それで神世界に来ちゃったらまあ右も左も分からず死人のようにいつか転生してって淡い期待もなくただ何となくこの神世界にいるそんな感じだったのそんな時夢幻ねーに会ってただの気まぐれなのかも知れない周りからの視線夢幻ねーの前には数え切れないほどの神が加護や神力を求めてやって来たけど夢幻ねーは自分からしか絶対に加護を与えなかっただから神世界には夢幻の加護を受け其処から己の神力を新たな神力に変えて今に至っているけどあんた達も聞いたかも知れないけど実際に直接神力を得たのはあたししかいなかったエッヘンっていいたいとこだけどやっかみは多かった。何度も無き者にされそうになったその度自分の神力を使いそばで其れを見て微笑ましく笑う夢幻ねーがいてそんである日」トントン乗ってきたそんな時ドアを叩くそんな音で一段落つけられる「はい」あたしは変わらぬように返事をするみんな戦闘態勢を取りつつ「申し訳ありません」声からあの時アラサー代表の傍にいた秘書さんらしい「あの凄分様は此方には参られていますか?」何だろう扉を開けさせる口実か「いえ来ていませんが」「そうですか」少しの間をおいて「それでしたら申し訳ありませんがこちらに来られましたら至急ご連絡をくださいま………いいえ皆様方に折り入ってお話しがあります」ここで断ってもいやどの道監視下にいるなら戦闘は避けては通れないならみんなと目で合図をする「どうぞお入りください」いざ決戦かと身構えて扉が開くしかしそこには秘書さんのみで嫌正確には廊下や階段を見慣れない戦闘服を来ている死人達が走り回っているかくいうその秘書さんも前にあった時とは違い凛々しい女副官のような格好をしている眼鏡も戦闘様のようだ「こんな時にいや今そんなことをいっても、格好を見ていただければ今この街で起きてあることがただならないことだとおわかりなはずです」そう切羽詰まった様子を見せる彼女に対し「何かと戦う、夢幻様が攻めてきたのですか?」彼女は立ち上がり「ご自身でお確かめください」とあたし達をこの街を一望出来うる展望台へと向かったそこで見た光景は白い羽織を着た集団がおそらく今の七福神体制に反発するもの己の国の方針に不満を持つもの白い羽織で区別はしにくいが神力を持たない者も数多くいる死人の中にもいるそんな者達に四方を囲まれている死人はもとよりここにいるだれも取り逃がす気は無いようだそんな中一際黒い羽織を着た集団が一カ所にいるほんの一部だがそこから感じる神力は烏合の衆とは比べものにならない神力だそんな集団から一際大きな拡声機がオデマシー「えー聞けー我は夢幻の無なり長きに渡りあるものに力を封じられ今はかのように語りかけるかのような存在に成りはてたが、しかーし私は嘆いている、全てを信じあの片割れたる時閒の龍に今を託さしたというにこのような世界を創ってしまったしかしこれは時閒に全て託してしまった私の罪だ。この罪は償わなければならないこの不浄なる世界に新たな神世界を築くことで私にどうか罪を償わせて欲しいのだ。どうか私共に新たな神世界を」そんなどこの国のトップだよと言わんばかりのスピーチで全体の指揮を上げる。続け様に「ここの街の死人の長は我の友であった私と同じ思いを抱きそのために奔走もしてくれた(ここでため)だが七福神の手先と成りはてた言師の手に罹り我等の願いであった新たなる世界を見ること無くだが皆がいる新たな世界を築こうとする皆が、今からも幾つもの同士が散るかも知れないされど我は歩みを止めることはない何故なら道半ばで倒れた者が其れを願ってやまないからだ。だが私は戦いを望まない今まで見続けてきたのは其れを信じたからだ。言師よ其方の支神たるかの我が片割れ時閒を倒した狗牙も新たなる獸神の長となり我を支えてくれることになった。だから其方も我と共にこの世界を返事をまっている」一旦部屋に戻る秘書さんと向き合い話しを再会する「ご覧の通りの状況ですですから何卒私共にご協力を」そんな問い掛けに「ならばはっきりいいましょう私は夢幻の案に乗ってもいいと思っています」その言葉に彼女は立ち上がる「ダメです何で分からないんですか?あいつの言葉は嘘はありませんですが弁天様を想う気持ちは偽りではあっ!」「やっぱり先程の会話以前から凄分さんがいなくなった理由知っていたんですね。だから今怒った」続けて鎖ねーさんが「あんた達が自称夢幻様と連んでいてあたし達を仕留め損なうとは思えないしわざわざ夢幻様がこの街を取り囲む必要はないはず取り囲んだと言うことは貴方達が弁天を捉えることをあらかじめ夢幻様が知らなかった事になる」あたしは頭を下げ「試すようなまねをしてすみませんでもこれですっきりしましたノドに引っかかった骨が取れたといったとこでしょうか改めてもよろしく協力させていただきます」そうやって手を出すあたしに「どうぞ」と差し出す彼女の手には昔ながらの手紙が添えられていた。




