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彼女もとい毘沙門天様の手を引き上げる「本当にこれだから戦いは止められん」引き上げた彼女の体が光る「この娘さんにとってもよい経験になったんじゃろうなほれ神約聖書をつかわんか」先程から神約聖書が同じく光を放っている「でもあなたはその先輩の事を思い」紡ごうとする言葉を遮るように毘沙門天様が「それでもこの娘の意識を抑え形としては乗っ取った事は変わらんよ」神約聖書が光を増す「ワシは戦えて満足じゃ」と言うと彼女の中から布袋様や弁天様と同じ玉のようなものになりあたしの手の中に収まった。「あれあたし負けちゃったか」惜しかったですと言ったが負けは負けと潔いよい男前先輩また強くなったらさそってもいいって言う先輩に、ハイってしか言えなかったそんな日がいつかきっと来ると思い信じおっと学校が騒がしくなりその日の学校が始まった。………「さてほんとに五福神になっちゃいましたね」少し悲しげに外を眺める寿老の瞳には何が映っているのか仲間を失った失望感かそれとも………「外の世界」ポツリとそんな言葉を吐き出し項垂れる男の子、彼は自分の居場所であるこの場所から一度も出たことが無かった中庭の池の前たたずむ彼の姿が水面に映る悲しげなその表情を隠すかのように彼は池に石を投げ入れた水面の彼が一度は消えたもののすぐに現れる「面白いですか?」その言葉が聞こえた時水面にもう一つの姿が浮かび上がる「行ってみてはいかがでしょうお手伝いいたしますわ」男の子は静かに頷くのだったどうしてと見上げると扇子に隠れて見にくいその口から「そちらの方が楽しいではないですか」そんな言葉を口ずさむそして男の子は外の世界に………「どうした迷子か?」男の子は雨の降る中たたずんでいたそれを見かねた男性が声をかけたのだ「ここら辺は夜になると人通りも少ないどうやらひとりぼっちのようだしお父さんやお母さんは居ないのか」男の子は言葉はわかったがお父さんお母さんと言うのが判らず首を傾げる困った様子の男性は「よしうち来るか」と男の子の手を引き自宅まで連れていった到着したのは普通のアパートだった扉を開けようとするとひとりでに開いた自動ドアではなくそこには大きなお腹の女性がよっこらしょとドアを開けていた「無理しないで出迎えとかいいから」男性は慌てた様子だが彼女はそんな彼に脳天にポンとチョップをかまして「大丈夫よこのくらいあたしも看護師よこのぐらいの事でなんともありません」全くと少々ジト目になりながらもすぐに男の子の方に顔を向けしゃがみ込む男の子はその大きなお腹に驚いていた「布袋様のようだ」口から出るその言葉に一同爆笑気味だ「触ってみる?」彼女は男の子の手を取り自分のお腹に当てた、その大きなお腹はとても温かく!「うわぁー」男の子はいきなりその場に尻もちをついた「動いた?」はっははと笑いながら男性が「そりゃ動くさうちの子はとびきり元気だからね」ふふーんと鼻高々に息も荒く「うちの子とはこの腹の中にいるもののことか?」「なんだひとりっ子なのか?」「創られた経緯のことか?」「そうだ父ちゃんやお母ちゃんは何て?」「それが何なのかよく解らないがその理屈で言うなら仲間はたくさんいる」困ったなと男性が唸っていると「君はその仲間は好き?」「もちろんだ守るべき対象だから」「そっかじゃあ」そう言い男の子の手をお腹に当て「あたし達と同じだね」ニコリと笑った。その日の夜遅く雨の音が止むと共に男の子は三人が仲良く眠るその家を後にした………「りゅひゅほーう」口に歯ブラシ突っ込んだまま朝の支度をしている昨日夜遅く帰ってきたわんわんさんが神世界で仕入れてきた情報だ「龍王だ龍神の国の王だ」「その王様がこっちの世界にって事」「まだ分からないが少なくとも神世界には」「ちょっと待ってよそんな神様の王ならかなりの神力じゃあ」「龍神は異質でな時閒の龍が創った国なんだ、龍神は他の神とは異なり神世界の事にも一切鑑賞しないお前のあった黒竜など一部に例外もあるが基本国から出ることはないその国の王はその国で最も神力が弱いものが王となるそのことによって己が最も弱いからこそ痛みを知り得るのだと考えたんだだから神力は殆ど代々の王は感じられないほど小さい、現に今も神力は感じない龍神の神力は通常は強力ゆえ感じ安いのだが」わんわんさんはそう言うと学校に行くあたしを送った今の所目立って動く必要は無いとのことあたしは通常運転でそのまま学校へ………昼休み少し前公園には人も少なく男の子は空を見上げていたお腹を触り「人は暖かいもの」物思いにふけっているそんな男の子が座るベンチの横に「こんにちは」車椅子に乗ったおばあちゃんが話しかける「こんにちは?」やまびこのように意味も分からず答える男の子おばあちゃんは何か話す訳でもなくまるで抜け殻のようだった「ここで何を」先程の二人の反動だろうか彼等は良くしゃべっていたのであまり聞くことが無かったのでしかしこのおばあちゃんは「あんたここにいていいのかい」ドキッとしたなんで龍王だと分かったのかしかし弱いおいらでも神力はこのおばあちゃんからは感じない何者なのだと尋ねようとしたその時頭をポンと頭を手を置き「答えを見つけても見つけられなくても帰るべき場所に帰るんじゃよ」とにこやかに笑った「もうおばあちゃん居なくなるから探したんだよ」お手伝いなのかヘルパーさんなのかそのような人物が探しに来られ「あれ?誰かと話してたの?」ニコニコ笑う上機嫌なおばあちゃんの車椅子を押しながら帰っていくもうそこには男の子の姿は無かった………こちらは神世界の龍の国「まさか龍王が居なくなるとは」「次の龍王を立てれば問題ないのでは」「そんなことより龍王を誑かした輩が居るはずでは」「確たる証もなく事は運ばん」「ならば龍王を連れ戻すものを選抜しよう」会議で龍神を物世界に送ることが決定したこの国の端にある離れのような建物そこにもこの知らせ決定がもたらされていた「あたしの贈り物気に入ってくれるかしら、ねぇ時閒」と扇子を強く握りしめていた………夕方まだ日が落ちず山のふもとを真っ赤に染めていた男の子はとある場所にいたそこは玩具や絵本などがそこかしこに置いてありあのおばあちゃんと別れたあとここを見つけ楽しいこの空間につい時を忘れ入り浸ってしまったのだ今も絵本に夢中で後ろの二つの黒い影に気がつかない男の子はいつの間にかオモチャの手錠で繋がれていた「お前俺達の秘密兵器に何のようだ」そう決めぜりふ的に言い放つ傍らオモチャの手錠が面白いのか色んなものや部位に付け替えて遊んでいる「おまえな」怒る傍らを宥める女の子のお腹をめくり触れる「温かいが大きくないがこれは」そういいおわるまえに男の子の頬に一発もういっぱつとなるところを決めぜりふ少年が止めるキーンコーン「やべぇもうこんな時間じゃん帰るぞ」怒りが収まらない女の子を引きずり帰っていく「人はよく分からん」答えかよっぽど気に入ったのかその場所で一夜を過ごす月明かりに照らされ意外に夜は明るいあの庭?出会った人がいう答えとは何なのか同じ人なのに腹を触らせたり怒られたり「おもしろいな」ニコっと笑いこの世界を満足していたそんな時月明かりとは違う光を感じた懐中電灯に照らされた男の子に「何じゃえらい小さい非行少年じゃの」と言うと普通なら警察へかと思ったが男の子の横に座り「ワシが小さい頃は月はもっときれいじゃったがの今や明かりが多すぎての」笑いながら空を見上げる「おいらの国では大きいぞ」「ほほうおいらの国か?お主は王か」びっくりしたように男の子はその老人を見る「あなたも王なのですか」もちろんと頷くように「この大和の国の国王何ての、うちの家系に代々伝わるおとぎ話そうもう何千年か前の話じゃ、じゃがの不思議と人生の節目節目でこのおとぎ話のような話がわしを元気づけそしてもうダメだと思った時やもうひと踏ん張りを与えてくれたんだよ」老人は男の子の顔を真っ直ぐ見据え「お前さんの後に続くものの何かのそうじゃな何かになればええの」そう言うなり老人は腰を上げ元の警備員に戻る「一応手つかずだがこの土地はある会社のものじゃ長いせんようにの」そう伝え歩き去っていく元王かその言葉に不安を感じずにはいられない男の子であった…………同じ月が出ている頃二つの大きな神力が物世界に到着した「此方に来るのは久方振りかな、そう変わってはいないようだな」言師の衣によく似たものに爪のような肩飾りを付けているかなり年季が入っているらしくその格好は風格を感じさせる「古くさいですねその爪甲垢鎧今どき神戦時でもそんな時代遅れな格好しませんよ」そう言う放つ声は下の方から聞こえる背の高さは子供並だがその格好は先程のおっさんとは違い肩に爪のような中二病は見られず言師の衣のようなもの頭には三つの宝玉のようなものが髪の透き間から垣間見えたそして最大の特徴は頬のところから太い一本髭のようなものが生えている女の子に髭とは「さてじゃあ探しますか」ちょいまちとばかりにちびドラ子ちゃんが「探すってこの広い世界をどうやってですか?」「感!」おバカあたしゃあんたの頭が心配だよなどと思いながらも「微かですが龍神特有の神力を羅髭で感じますよね」「おっ確かに」全くアタシだけでもやれたのにかえって足手まといじゃん時閒様に直接使えたからどれほどのものかと思いましたがやはり年波には勝てないと言ったところですかねやはりこれからはあたし達新龍の世代交代か「何してるんですここからはアタシが指揮を取ります付いてきてください」「了解了解」ソウイウノリで探索を始めるもう周りが薄く明るくなり始めた頃合いだった………日が昇り始め明るくなり始めた頃男の子は小高い丘がある公園にいた色んな人に触れ想うことがあったのだろう男の子も一応龍王である羅髭も付いている「もう追いつかれそうだなまだ見つかっていないのに」ブンブン蜂が飛ぶ~んじゃなく朝も早く竹刀を振る女性の姿があった「君も朝練お互い頑張ろうね」うん頑張るっと言うわけもなく放っておくと「ナニナニ悩みなのかな不肖お姉さんにまっかせーなさーい」人と言うのはおせっか「ナニナニ恋かな勉強かな友だちかなウェルカムウェルカム解決出来ずとも話すことで気は紛れるよ」ある程度考えたのち…………朝も速く今日は一週間の疲れを取るリフレッシュ土曜日だよゆとりだなんだと無くなるかも知れない土曜日だよそんな気持ちで神力だと叩き起こされ今はモフモフベットでお眠むだよ「起きろよ」そう言いながらあたしの髪に髪飾りを付けるこれってあたしは直ぐさま二つの神力を感じる前にも感じたことがある底知れない全力では勿論無いだろうだがここまで感じるものなのか何だか底が知れない大好きなモフモフベットが冷めてしまうほど強烈だった。到着したのは小高い丘ってか公園のようだ。しかし不思議だった何故か皆公園には一歩も入らないそれどころか見えていないようだった「龍神の神力は本能的に関わりを避けたがるんだ」危険回避といったところみたいだ「とにかくこの先ある程度覚悟しないといけない」あたしは提案する「龍神様たちはおそらく龍王様を探しに来られただけなのですよね、なら彼らに帰ってもらうには龍王様に話すのが一番手っ取り早く確実ですわんわんさんの話からあたし達ではかなわないんですよね」「確かに今のままでは」「だったら龍王様を説得して戦わずに帰ってもらうこれしかありません、そこで刺激しないためにも分かれて頂上に向かった方がいいとおもうんです、ちょうどこの公園には頂上への道が二つ此方側と向かい側片方が着いて説得すればいいだけです」「分かっただがくれぐれも無理はしないこと」そう言い残すとわんわんさんは向こう側の入り口に向かった。さてじゃあ地獄の山登りといきますか階段を一歩一歩踏みしめながら頂上へと昇り始める霧が立ちこめいく手を遮る龍神まぁ今までも獸神やら小っさい神様やら七福神やら色々あったけど何とかなってきたしな今回もそんなことを考えていると半分近く着たのか広い踊り場に到着先に進もうとすると「回れ右して帰りなさいここより先は一歩も通さぬ例えどのような理由あろうとも」龍神突差に身構えるそして霧が晴れていき小さな女の子はじめの印象はそんなものだった背丈はあたしよりも若干低く頭には三つの宝玉を髪で編み込んだような感じだ「何、人が迷い込んだの」そういえばわんわんさんが龍神は鎖国状態なのだなら「すみません昨日山の上に忘れ物をしてしまい朝一でどうしても必要な物なんです」「だめよ誰であろうと通すわけには行かないわ」「なら取ってきてもらえませんか?」いきなりの申し出にきょとんとなる「私としてはその物がどうしても今すぐ必要なのであって別段山登りをしたいわけではないのです」なるほどと少し考え込む一瞬でいいから彼女の気を反らしたい真面に戦う気など此方にはない黒竜の衣があれば一瞬でこのような丘ぐらいなら登れるだけど数秒間とはいえ彼ら龍神の力はあたしに取っては未知の領域でありわんわんさんの言葉通りなら霧がまた濃くなってくるいいぞ紛れるには好都合だ「分かった少し待って一応連絡取らないと」今だ!あたしが一歩踏み出す踊り場を越えて次の階段まで彼女が後ろを向いてる一瞬によし越えたそう思い彼女の方を???姿はどこに「慌てる気持ちはわからないでもないわでもここは通せないは言師さん」バレてたのかそれにいつ動いたの判らなかった「驚かないんですね」「どうしてそんな猿芝居を?」「別にそんなたいそうなものではないですよ、あなたの戦い方を知りたかったそんなところですか」「随分余裕ですね」そういうなりあたしは一歩踏み出そうとするが踏み出そうとするその一歩の所を彼女に踏まれていた彼女は顔を伏せながら「押さえ込もうと思うならどうとでも出来ますしね、ぶっちゃけ暇でして上に居られる龍王様には強引にお帰り頂くより自ずと神世界へお帰り頂けるよう促したいのです」頭を挙げて和やかに笑う「それが龍王様の為になると」一瞬で先程の位置に戻ると「理解されているなら回れ右してお帰りになりますかそれともあたしとまだ遊びますか?」この龍神の女の子に手の上で踊らされているそれほどの実力に差があるのか、参ったなここまで来るまではわんわんさんがいなくても何とか逃げ切って頂上に到達して……ダメだせめて「せめて神約聖書でもですか?」手を後ろ手に組み唇を緩ませながら続ける「でもあたしは何か神約に反することしてますか、今回の事は何か誰かに直接的に傷つける訳じゃなく意識を奪う訳でもないそんなあたしには使えませんよね、現に神約聖書は光を発していないでしょう」グーの音も出ない言い分だ「そうですね、なら神約聖書使わせてあげますよ」何を言ってるのか分からなかった「そうですよねぇ言師ともあろう者が神約聖書を使えないんじゃ納得出来ませんよねうんうんなので」そう言うと彼女が取り出したのは小っさい神様の札?「あなた達も含め少しあたし達龍神を侮りはしないけど国の中に閉じ籠もっている世間知らずだと思ってるんでしょうけど、実際は神力を形を変えて何かを作ったりする事も出来るこんな風にね」そう言うといきなりJCが赤いランドセル背負って現れる「あれここどこ?」JCの体に先程の札を貼るすると動かなくなる「この札心を閉じこめることが出来るのちなみにここに連れてこれたのはこの公園の前の地面にこれとは別の札をこの場所とセットになるように貼っておいたので、ちょうど通り掛かったその子を使ったって訳さて本題では」するとJCの体に彼女が入ってしまった「どうお姉ちゃんあたし乗っ取られちゃったなーんてね」神約聖書が光を放つ明らかに神約に反している。直ぐさま光が彼女の自由を奪い雁字搦めにするどういうつもりか知らないけど龍神様にも神約聖書が通じ「ると思ったみたいだけどざーんねん」光が砕けきれいな光の砂粒となる「あなたも知っているえっと不鎖だったかな彼女が管理する神牢は何故あるのかそれは神約聖書でも封じ込むことが出来なかった神がいるということの証明になるのよね勿論あたし達龍神には通じないわけ」相手は小っさい神様と同じような札も使う多分あたしが持ってるモノと同じかそれ以上のものだしかも神約聖書も通じない「あとあなたに残された力はあなたに最も足らないものつまり直接的な力、今までも考えて感じたはず己の力不足、神約聖書が通じない相手に出会わなかったから傍にあの狗神がいたからだからこそ人でありながら言師としてやってこれたはずでも今はその頼るべきあのわんわんもいない、あぁもしかしてあのわんわんが頂上にたどり着くと本気で思ってるなら時間の無駄だと思うなだって……………何故龍王がこちらの世界に結界は早々破れないはずしかも龍王自身にそれほどの力があるとは思えないそんなことを考えながら公園の頂上を目指し反対側から登っていたが立ち止まる「いいのか?このままオレを通してしまっても」木の上に腰をかけ此方を眺める龍神に尋ねる「構いません」狗牙は溜息をつき「相変わらずだな、役目は果たせよこのままじゃ龍王の元へ辿り着いちまうぞ」「きっとどこかのお若い龍神様が気張られると思いますから」すると龍神は一瞬で狗牙の前へすかさず膝を折り頭を垂れる「少なからず私の王は時閒の龍のみ、今の王も先代の王たちも龍王の影でふんぞり返る輩に従うのも時閒様の」その後の言葉を遮る形で「ならその時閒様は今のお前をどう思う“成すべきことをなせ”そう言うと思うがね」龍神は少々悲しげに起き上がり「これより先は龍王様の御膳になる(口を噛みしめながら)早々に立ち去れ」狗牙は機嫌良く「押し通る」と戦いが始まった…………ドンと大きな音が鳴り響く「何やってるですかたかが獸神相手に」その口ぶりからわんわんさんはやられてううん違う、あたしはなにやってんだわんわんさんは必死に戦ってるなのにあたしはパチン頰に林檎のような鮮やかに染まり気合いが入る「諦めないか」しょうがないと言わんばかりに「鱗悶」そう発すると彼女の髪留めの宝玉の一つが光を発したそして大きな門のような龍が現れる「かのものを中に入れないでください」「心得た」彼女はその龍の門を通り奥へその後すぐ門は閉じられ「何者も許可無き者通さず」あたしの前に大きな門の龍がそびえ立った。すごいデカイ家に新聞の勧誘に行くみたいだ。壁へノック三カ月でいいので門はびくともしないならば横へいくらでかいといえどもこれだけの巨体動きは遅いはずだ。ぷっ門様はお横のガードががら空きですわ黒竜の衣を使い一歩真横へ跳ぶほら遅い遅い通り抜けたと思ったが「イタっ」文字通りそこには板もとい塀がそびえ立っていた……「時間の無駄です鱗悶は攻撃しませんがあたしの命令である中に入れるなを必ず守ります故にあたしの門を赤くしないでもらえますか」あれから何十回門を叩き破壊?を使用としたのかそんな力ないと分かっているのに本当人って理解に苦しむ呆れながら言師を眺める彼女だった。あたし何してんだろこんなことしたって黒竜の衣には腕力は上がらないつまり避けたり躱したりは出来るけど本当自分が気にしていた弱点を直さないといけないそんなの分かってたのについついわんわんさんに頼りっぱなしだったんだでもやりたい頂上いくって全力でやるんだ「だから無駄って」頭の髪飾りが微かに光、言師の拳が鱗悶に触れるパリッとヒビが入る?龍神は見落とさなかった「開門」門が開き中から此方側へ龍神がやってくる片腕を抑えるあたしを見上げ「今のは何?」何を言ってるのか分からない夢中で叩いてヒビ一つ「龍神が人の力程度でキズなどつかない、気が変わったわあなたは我々龍神にとっての障害となるかも知れないならばいっそここで″蒼牙″そう発すると先程とは違う頭の宝玉が輝きそこに全身が薙刀のような龍が現れる「へぇオレまで呼ばれるとはウロが打ち破られってねぇじゃん」龍神の女の子はヒビの入った部分を指さす「やるねぇ人の力で、でどうすんの」「貫け」「おいおいいくら何でも」そういう薙刀龍に幼龍ちゃんの圧が「わかったよ御意」こう言うところが幼龍ちゃんが上であることが伺える。直ぐさま薙刀モードに変形する蒼牙一直線にあたしの方へ間一髪躱すことにといっても黒竜の衣が反応したとはいえ黒竜の本体である黒い龍の部分が削り取られている「一撃目は何とかその龍神に助けられましたが次は躱せませんね」そう言う幼龍ちゃんの目は座っていて笑えない「悪く思うなよ」そう言うとまた一直線に此方へもう避けられない目を閉じ最後はモフモフベットがよかったなあれまだ生きてる?目の前に見たことのある三角定規がそこにあり白いマントに身を包んだ女の子がそこにはいた。三角定規に弾かれる形で薙刀モード解除された蒼牙は「オレの攻撃を弾くいやはやいい防御だ」マント女子は振り向き此方にぷかぷかと浮きながらやってくる近くで見ると分かる「弁天様?」なりや形は小さいが紛れもないその太々しい態度「どういうつもり?」「えぇっと戦っている最中ですああ助けてくれてそのありがとうでもどうして」次の瞬間弁天様があたしの額に手を当てそのまま手を体の中へどうなって「どういうつもりかって聞いてんのよ」同時に腕が引き上げられ中からベロが体くらいあるかって程の同じマントに身を包んだ「どういうつもりかって聞いてんのよ“ほー”」”ほー”ってエッーー気まずそうに視線を外しているそう彼は布袋様だった「あんた七福神なのよ寿老たちを本気で裏切る気?」「そんな弁天様の言葉を振り払うかのように「おいらが自分で決めたんだ弁ちゃんや他の七福神たちじゃない自分で助けたいって決めたんだ」うまく言葉に出来ない布袋様があたしに「おいらの力使ってくれお前さんの力になりたいんだ」「弁ちゃんごめん」ぼそっと発したその言葉に「勝手にすれば」と宝玉に戻って再び髪飾りの中に入っていった「一緒に戦ってくれる」あたしは気まずそうな布袋様の手を握る「もちろん」と布袋様が仲間になったと幼龍チームの攻撃はまだ終わっていなかった直ぐさま薙刀龍こと蒼牙がこちらに向かってくる「おいらを信じて」薙刀龍はストップし何と「受け止められた?」あたしの真剣ならぬ薙刀シラハドリだ。「そんな蒼牙が力負けしてる」シラハドリをそのままに布袋様が話しかける今は布袋様と一体になっている感じた(すごいよあたしがあたしじゃないみたいだ)(おいらの神力はその者においらの腕力を上乗せする事なんだ)(でもこれであたしの弱点だった腕力のカバーになる)すぐに押し返される(なんの)シラハドリを横に弾く(イターい)(ごめんおいらは感覚のカバーまでは出来ないんだ)しょんぼりする布袋様に)(あたし達仲間だよねこれからも長い付き合いになるんだからあたしもほーちゃんてよぶね)(別にいいけど)(じゃもう一踏ん張りいきますかほーちゃん)(うんいくんだな)「どうするまぁこのままやれないことは」「あたしが投げます」そう言うと幼龍ちゃんの羅髭が太く長くなる「少し力込めますね」「しかし」そういう蒼牙の声に「大丈夫この区域内からの人払いは出来ていますいきますよ」押し切られる形で「どうなっても知らんからな」薙刀モードになり幼龍ちゃんが其れを持つ先程とは比べものにならないスピードでこ此方にぶん投げるあんなのシラハドリ見えてないのに、恐る恐る目を開ける足元に薙刀龍が突き刺さっているすぐに後方に跳ぶ幼龍ちゃんが「なかなか手加減するのは難しいですね」そう言って薙刀龍を引っこ抜く(どうしよーほーちゃん)(おいらでもごめん躱せない)これが龍神「覚悟は出来たみたいですねじゃ」すさまじいスピードで薙刀龍が飛んでくる「まだ何かようですか」幼龍ちゃんの問いに三角定規で薙刀龍をはじき飛ばし「全く言師」あたし?「は、ハイ」目の前にきて「しょうがないから力貸してあげる」「ありがとう?でも何で急に?」「ううるさーい貸して欲しいのそれとも欲しくないの」直ぐさまほーちゃんが現れ「やっぱ弁ちゃんは頼りになるな」「まぁ当然だけどね」ほーちゃんはすぐにあたしに「やったね言師」「うん」という弁天様があたしに近づき「ほーの奴はあたしの何だからそこんとこ忘れないでね」ナールホド力を貸してくれたのはふーーん「いいですよつまりあたし達は対等な関係ということですよね」「なっ何よ」「これからはあたしのことも呼び捨てるんだからあたしもいいですよねーー弁天」「分かったわよ言師」オッケーじゃ~反撃開始ですね「あの三角は厄介だな」「ええでも次で仕留めますさっきので修正は完了したのでこれで終わりです」勢いよくあたしの方へ「何!突っ込んで来る?」あたしはギリギリまで引きつける(弁天はどのくらいで三角定規展開できる「三角定規?ああすぐよほぼゼロ距離でもいけるは勿論見切れればだけど」)今だスピードが乗り切る前なら「展開」同時に三角定規が現れ薙刀龍を捉えるほぼ真上から二つの別の三角定規が前の戦いで4つまで出せるのは分かっていたので二つの三角定規で止めて二つで大地に固定「こんな時間稼ぎ」勿論こんなことで押さえれないけどこれで懐に入ることが幼龍ちゃんの眼前に跳ぶ「ほーちゃん」拳を握り締め幼龍ちゃんに一発勝負「危ない危ない」!彼女は盾を出し其れを防ぐ「鱗悶の盾まで出させられるとは」無傷さすがにキズの一つぐらい………仕留めたとはいえないか「誇りに思っていいですよいいえよく人の身でありながらここまでやれましたその力にあたしも応えましょう」幼龍ちゃんの左右の羅髭が二つに割れ伸びる「本当古くさいのでなりたくないんですが」そう言うと肩から爪のようなものが生える「爪甲垢鎧これは龍神が本気で戦う姿なんです」腕を振り上げ「さよなら人の言師」その腕があたしに届く前に同じ格好とはいえボロボロの爪甲垢鎧に身を包んだ龍神が止めた「隊長どのもう彼等と戦ことはありませんってか龍王様は神世界に帰られたそれでもやるってんなら隊長をボコって還りますよいいですか?」幼龍ちゃんから戦意が消えて「あぁもうこれ発動させるとずっとこのままなのよね折れるまで」等とぼやきながら後ろを向いたまま「悪かった」ってぼそっと呟き神世界に帰っていきました。取りあえずは一段落かな。




