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神約聖書  作者: 裸形炉
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十二ページ目

階段を上る途中「理母ねーちゃんこれ」ボロボロになった同人誌魔法少女ガングリオンを差し出すショタ君、ヒョイとそれを取り上げる鎖お姉さん「まったくこんなになるまで持ってたわね」「返してよそれは」ポン頭に薄い本が当たる「これって」振り返って歩き出す鎖お姉さん「物世界って何でそんなもの売る所があんなに人がいるのよ、異様なのよね殺気熱気みたいなあたしには理解できないわね」「どうして」「約束忘れたのかしら」ふと理母ねーちゃんは思い出していたゲンシにより物世界から神世界に閉じこめられてた後も悪さばかりしていたあたし達だけど師匠に捕らえられたその時牢獄でこれでも読んでなって渡されたのが魔法少女ガングリオンだった初めはこんなものって思ってたけどいつの間にかボロボロになるまで読んでて弟子になったとき「いつか新しいの買ってやる」って「まぁ師匠にしてはいい趣味ですよねさぁさぁ掃除しますか」ニコニコしながら階段を登る素直じゃないな「ところで魔法少女ガングリオンって面白いの」さっさとショタ君と鎖お姉さんが横に逸れる?「面白いかですか?魔法少女ガングリオンこれ以上の宝が物世界いいや全ての世界にある訳がなーーーーい、いいですかロボットという概念設計いいやゼロと一という完全な世界に一滴の魔法をかけることにより無限という未知な………」「あーあ長くなるわね」「理母ねーちゃん嬉しそう」こうしてあたしの土日はほぼ潰れてしまいました。「なるほど災難だったな」月曜の朝学校へ行く仕度をしている時に庭で微笑ましく笑うわんわんさんの姿があったあの後あたしより先に帰ってきてたのですあのまま獸神達の元へ帰ってしまうのかと思ったけど、帰ってきてくれてよかった「早くいかないと遅刻するぞ」「いってきまーーす」あたしは学校へ向かった、一方こちらは神世界「七福神といいつつもう五福神になっちゃいましたね」脇にいる福禄寿に対して意見を求める「五福神も怪しいかもな」そう言って置き手紙を寿老に差し出す(戦いに行きます)「武神らしいね」そこには毘沙門天の姿が神世界に見当たらなかった。「98、99、ひゃーーく」日課の素振りを終え誰もいないシャワー室から湯気が上がる朝ご飯にと家から持ってきたアルミホイルに入ったおにぎりと魔法瓶の暖かいお茶この組み合わせこそ至高だよ。おにぎりをほおばる彼女はこの学校の薙刀部期待のエースなどではない県大会3位入賞、全国大会進出、インターハイ出場、漫画甲子園etc.など色んな部活動が成績を納める中何の成果も上げられず薙刀?剣道と何が違うの?などと言われてるが立派なスポーツですあたしも立派な未来怪物なんだよと胸をはって言いたいものの部員数足らずに同好会止まりメンバーだって一人は「なんかやってたほうが将来役に立つ的な」という顔も出さない帰宅部な子だし、もう一人はこの前「彼氏出来たんで」と言ったっきり音信不通のこの前退学してった子だ。おかげで同好会すら危うくなった。顧問の先生も「出られないんじゃしょうが無いよね」って真面にサポートする気すらない。せめて教えてくれる人を下さいどうか神様お願いしますって神様がそんな都合よく見つからないかなどとおにぎりを大きく貪りながら考えているとほら案の定のどにつかえる「くっっおぉ茶」目の前が暗黒……ペットボトルが目の前にグビグビ「ぷはーー死ぬかと思った」えっ神様ですかと思い目をこすると同じ制服の女子が座っていた「大丈夫ですか」誰だろう?あたしには見覚えが無かったこれでもあたしは三年生なぜ見覚えが無かったって言い切れるかって、ふっ勧誘活動をはじめたのが1年生の四月だからさこの学校のありとあらゆる女子生徒勿論学年クラスを問わず勧誘し断られ続け早三年やっとこさ3人体制を勝ち取ったこの四月保険勧誘顔負けの人の顔と名前は記憶にあるはずなんだけどな「大丈夫ならよかったです」この女子神様は記憶にございません「あなたうちの生徒なの?」やばあたしとしたことがそんな朝早くにうちの生徒の格好した女不審者な訳が無いじゃ無いのと思いつつそそっと後ずさり「あたし病院に入院してて余り学校へは来てなかったんです」あぁそう言えば勧誘の時に空いてる席の時にそんな話を聞いたような、はっ ここはチャンスとばかりに「あのコホン薙刀やってみない」「なぎなたですか?」はい来たよこの反応大概の子がこんな反応なんだよね。なぎなた?何かの板ですかとかあぁ剣道っぽいアレですよねとかそんな言葉に最初どれだけあたしの心がハートブレイクしたことか相手の子はあたしを助けてくれるような心優しいひとは~押しに弱い人ってね先手地面に彼女を押し倒しキャー地面にドーーン顔の横ぐらいがポイントふっこの手法で二人目の彼女あの彼氏が出来た子をキュンとさせたけど、まぁ結果辞めたけどさ上手くいくはず人間ってのは過去の成功談にしがみつきたいのさ「あぁの」よしつかみはオケーイ「ごめんでもキミの助けが、お願いします僕を助けてくれないかい?」こんな時は僕を使い乙女心を刺激するのが一番だ「でもわんわんさんが、いつでも準備しとけってそのだからごめんなさい」そう言うなり彼女はそそくさと自分の教室の方へ向かった。えっ汪々さんって中国の人まさかの外国人彼氏なの、準備ってまさかゴールインいやいやそんな今時の一年はたった三年でとんだカルチャーショックだわなどと思いつつあたしも自分の教室へ「あっ名前聞いて無かった」………帰り道あたしの足取りは重い「なぁ部活動にこだわるのは悪い事だとは思わないが、その将来について考えたほうがいいんじゃないか」このままいくと廃部?の二文字が脳裏をよぎったのでそそくさと職員室を後にした「将来か」考えて無かった訳じゃ無いよでもこのまま何の成果も上げずにもう少し強くなれたら何処かにいい師匠的なそう見回していると、どさっそんな音と共に振り向くと小さな女の子が踏切で躓いているカンカンと踏切は落ち必死に助けにいこうとするお母さんを周りの人が危ないと止めるもう間に合わない列車は目の前だあたしも足がすくんで動かない周りの大人も目を背け助からないであろう空気が充満していただがその次の瞬間もうぶつかる数秒前女の子がすっと立ち上がるそして間一髪列車をかわし?あたしの目の前に着地した驚いたのはその身のこなしもだけど、女の子の目つきが戦いの目つきと言えばいいのかそんな目をしていたあたしはおそるおそる女の子の肩に触れ「だいじょうぶ?」と声をかけた瞬間その身から鎧を着たまさしく武将のような何かが抜けるのを確認した「うぇーーーん」必死とその女の子がしがみついてくるまるで今までのことを覚えて無いかのようだ。その後女の子をお母さんの元へ警察も到着し話を聞かされたがさっきのことはどうせ信じてもらえなかったので話さなかった。そういえば警察に話を聞かれた時あの汪々さん彼女を見かけた気がしたけど、学生服じゃなく白い服のコスプレイヤーみたいな格好してたし気のせいだろう家に帰った後も気になっていた「あれは何だったのか」と………「ブカツドウ」「うん駄目かな」あたしは今日あったことをわんわんさんの背中に乗りながら家路につこうとしている時に話した夕方の帰り道いきなりあたしの前に現れたわんわんさんが神力を感じるとあたしを乗せてその場所に向かうその道中黒竜の衣に着替えその場所に向かったのだが、その時には神力は感じる事無く警察が沢山いたので何かあったのだと思った。今はその帰り道なのである。「俺は言師としての役目を果たしてくれるなら別に構わないが、今回のようなことや神世界に行かねばならんこともあるぞ」「そうだよね部活動に参加しといて自分の都合でいったりいかなかったりってのは、駄目だよね。うん断ってよかったよ」「やりたい事じゃ」わんわんさんがそう言おうとしたがそっかというように言葉をやめた「さぁ帰ってご飯だよもぅーぺっこぺこ」モフモフが気持ちよくて眠りそうだった。………まいったのやはりこちらの物世界でも弁天と布袋の神力は感じ無いいったい如何したのだまさかそれほどの相手なのかあの人の子いや新しき言師は、ならば戦ってみたいそれが武神としての嵯峨というものだ、然しこの物世界にいる人に加護や神約により色々力を貸してきたが先程のように小さき人の子があれほど危険な場所に、物世界もしばらく来ぬうちに変わったものださて其れでは行くかの言師の元へ………「おい起きろ」ふぁーーモフモフ最高このまま「おい」「あと5分」髪飾りを通してすさまじい神力を感じるこの感じはそう七福神だあたしはモフモフさんから飛び起き前に佇む鎧を纏、長い槍を携える髭のような仮面をつける神を目の当たりにしていた「何の御用でしょう」すかさず手にしていた槍の底を地面に叩きつけ地面が割れる「知れたことまずは聴きたいことがある」その弁天様や布袋様とは違うその気迫に押されつつ答える「何をですか」落ち着け何も恥じることはしていない髭仮面と争う必要は無いはずだ「布袋と弁天は如何したのだお主が倒したのか」間髪入れず否定する「倒したわけではありません」今までの経緯を話すと明日になりそうなのでそこははしょりあたしは布袋様と弁天様の成れの果て?である二つの玉を見せた「そうか」それ以上布袋様と弁天様については追求してはこなかった「なるほど布袋と弁天については分かった」よかった争いにならずにすみそうだ「あのこの玉なんですけど、そちらが望まれるのならそちらに」槍を地面に突き刺したまま手を離し手をこちらへ向ける「それはお主を認めたがゆえそこにある、だからお主が持つべき物だ」そうですかあらやだもうこんな時間じゃそろそろお暇しないんですか?「では始めるかの」あたしのためにと口を挟まなかったわんわんさんが口を挟んだ「戦いに来たのか?」「愚問だよわしは武神じゃ戦ってお主の言師としての力見せて貰おうかの」しょうがないとわんわんさんも戦闘態勢だ「ストーーップ」あたしが手を前に出しその場を止める「あなたは何か勘違いをしていませんかあたしが布袋様や弁天様を倒したとしてもそれはあくまで神約聖書が判断したことにほかなりませんつまり今は神約もしていないあなたと戦う理由は全くないんです」あたしは堂々とそしてハッキリと宣言した。どうだぐうの音も出まいここでダメ押し「それでは話も終わったのでお帰りを」少し考え込み納得したのか返っていった「まさか言葉だけで追い返すとは」エヘヘッと笑いながら「あたしの字は言師よ」納得とばかりに家に入っていく。………昨日見たこと鎧の何かがあの女の子から出てきたことよりもその何かが女の子に入っていた?と過程しておにぎりをほおばりお茶をひと飲み朝の日課も終わり昨日の反省も兼ねおにぎりを小さくほおばりながら考えていた。あの身のこなし「決めた」残ったおにぎりを口の中いっぱいに詰め込みお茶を一気飲み少し涙目になりながらも、まずは何処を探すか取り敢えず当たってみるか………朝教室に来てみると少し騒ぎになっていたあたしはさっさっと隠れ様子を覗うなぜかってあたしの机の上にあぐらをかいたなぎなた先輩が鎮座されているからです。「何あれ」「おまえしらねーの」「あれがかの有名なこの学校の七不思議「薙刀保険」だよ」「俺も聴いたことあるここ二年の四月の恒例行事薙刀同好会へのしつこいお誘いからまるで断っても断っても勧誘を進める保険の勧誘みたいな事から付いたみたいなんだ」「あたしも誘われた」「断るの大変なのよね」などとザワザワと話している「あっやっときたわね」しまったついつい世間話に聞き入ってしまい見つかってしまった。「昼休み一緒にどう?」と昼休み、なぎなた先輩とお食事会をすることになりました。場所は薙刀同好会ですまた勧誘なのかな取り敢えず断ることは決まっているので後はいかにして薙刀をおることなくやんわりと断るか何だけど「手作り?」そう言われてなぎなた先輩の弁当ってチ・ョ・コ・レ・イ・トアイス解けないように保冷剤ですか「ほひひそうへすふぇ」あぁ美味しそうですねって事いえいえあなたのほっぺにチョコレートアイスをつけほおばる姿は変食一直線である意味羨ましいですよ。ああはなるまいという見本があたしの前で今にも食べ終えそうだった「ぷはーーやっぱアイスはビックサイズよね」満足げな彼女にお食事会に誘われた経緯を聞いた「あのやっぱり部活動にはその参加出来ません」こういうのは中途半端はだめだ断るならハッキリと断らなきゃ相手のためにもならない「なーんだ残念でも今回は別のことであなたに聞きたいことがあったの」聞きたいこと?コホンと咳をして正座されたのでこちらも改まり正座してしまった「君昨日踏切で事故が起こった現場にいたよね、ほら女の子が巻き込まれた事故の」あの現場にこの人は居たんだ最もあたしとわんわんさんが現場に付いた頃にはもう神力は感じ無かったって事は「あたしもあの現場にいたんだそしてあなたもあの場にいた制服じゃなくてなんていえばいいのかコスプレ?みたいな格好をしていたわ」コスプレ?黒竜の衣ってそんな風に見えるのか「あなたならあの鎧の精霊を知ってるんじゃないかと思って」鎧やっぱりあの場所で感じた神力はわんわんさんの読み通り七福神の毘沙門天あの日の我が家の珍客だ「あたし的にはあの身のこなし武術の精霊だと思うの」まぁ近からず遠からずといったところですよ先輩「それであなたにお願いがあるのあなたは精霊様の知り合いなの」なんて答えたらいいだろうあたしはお弁当を食べながら目を閉じ考え込み七福神はっていうかあたしは別に神様紹介所ではないので必要以上に教えなくてもいい気はするんですよねモグモグと食べながら先輩を見ると小学生ッかていうぐらい目をキラキラさせて待ってらっしゃる。あたしは箸を置き尋ねる「どうしてその先輩はそこまでその精霊様にこだわるんですか」今までキラキラさせていた目が一気に淀んだ「あたしの噂知ってるよね」「部員を必死に集められてるんだって」「三年間クラブ活動を続けて君が言うように集めたけど寄せ集め、自分で我流でやったけど薙刀知ってる先生あまり居なくてね、だからこそあの時あの女の子から感じた身のこなしは本物だとおもうんだ」ここは知らないですと言うのが一番だけど「確かに心当たりはありますが知り合いと言うわけで訳ではないんです」これでいいんだ変に関わってもどちらのためにもならない「そっか」とガッカリする先輩その時一陣の風と共に毘沙門天様が姿を現すこんな時の為に今日は昨日のこともあるとわんわんさんに髪飾りを持っていくように言われていた。あたしは両手が飽くようで髪飾りを髪に付ける「何今の風、それ可愛い髪飾り何処で買ったの」先輩は呑気だまぁ姿を認識する事は先輩には出来ないあれはあの女の子に触れていたから見えていただけだ毘沙門天が口を開く「やはり納得いかん今一度考えて貰おう」毘沙門天様は頑なだ「あぁあたしの精霊様何処に居るのよ」頭を抱える先輩一方で「考えてくれるまでお主のそばを離れぬ」と言う毘沙門天様「如何すればいいんですか」いきなりしゃべったと思ったのは先輩だ「何精霊様の事で何かしてくれるの?」懇願するように聞いてくる「いや無理ですよ」今度は毘沙門天様が反応する「無理は承知だだがワシは布袋や弁天の認めたお主と戦ってみたいのだ」毘沙門天様は座り込み此方を見据えている「だから戦えないですよ」今度は先輩が「確かに手合わせはしてみたいけどあたしなんかじゃでも出来るならしてみたいわ」あなたじゃなくて「出来ないんですって」なお目力強く「そこを曲げて」ってか会話が成り立ってるそれを見ていた毘沙門天様がならばこのようなのはどうだと言って先輩に入っていく。そして先輩の雰囲気が一変する「これでどうだこの者の力を借りる」あたしが神約聖書を取り出そうとすると「まあ待てワシ自らこの状態では戦わん、あくまでワシの力を貸すだけだこの者には判らずな今はこやつには寝ていて貰っている起きてもワシと神約している感覚はないそこでお主には此奴と戦って貰うどうだ?狗牙もええかの」するとわんわんさんが現れるこちらの手の内はお見通しか「判りましたその条件で受けます」「ホッホッホ話の分かる言師でたすかるわいでは始めるかの」すると毘沙門天様の意識が中に入り「あれあたしすごく眠っていた気が、って手合わせは無理にしても居場所くらいは」先輩には自分の中に恋いこがれる精霊様が居ることに気づいてないのかううーむ「いいですよ精霊様の居場所教えてあげても、ただしそうですね薙刀で先輩があたしに勝てたらですけど」先輩が大きな声で笑った「いいのあたし大会では成績こそ残してないけど一応経験者何だよ」「心配しないでくださいこちらも一応(神約に関しては)経験あるので」場所は放課後といいたかったがどうやら大会が近い剣道部が使うようなので明日にした絶対だからねと分かれる彼女から毘沙門天様が離れるどうしてと訪ねるとあたしが知らないところで何かするのはフェアじゃないそうだそんなんであたしの家に毘沙門天様はお泊まりです。その夜眠れずトイレに起きて見ると何やら話し声が「お主は何故あの人の子に肩入れする」今日は月夜だ月の光に照らされ毘沙門天様の鎧が美しく光る「何だ寿老当たりに何か言われたのか」横に寝そべったままわんわんさんは話している。なんか盗み聞きするみたいで嫌だな「お前こそ何故言師にこだわる」逆に質問されるとは思っていなかったのか髭に手を当て「そうさの我等はある意味一心同体じゃからかの、おやきにいらんか」そう言うなりわんわんさんの方を向くもういいとばかりに尻尾を振る「つれないのーというわけじゃお主も早う寝た方がよいの」ありゃ神様にはお見通しですかあたしはそそくさと自分の部屋に戻った、次の日の朝少し早めに家を出て学校へそこには薙刀を持ち道着身を包んだ先輩が凜々しくたって「こっちこっちってわぁーー」裾を履みすっころんだ。あたしも道着着るって言われたがあたしの正装である黒竜の衣を着る「準備はよいかの」どうやら毘沙門天様が先輩に入ったようだ「では始めるかの」すっと先輩の意識に戻るおかしいなと頭を左右に振り「ルールは如何するのあたしはいいけどあなたに一方的にふりにならない」「そうですねじゃ先に二回当てた方の勝ちってのはどうですかルールに詳しくないあたしに不利ではないと思います」なぎなたって持つの初めてだな「イヤー」次の一瞬で顔の近くまで先端が当たりそうだ本来なら目を瞑ってしまいそうに距離ですが、彼女の太刀をかわすていうか躱せる少し距離を置く最初の一撃でおそらく仕留める気だったのだろう彼女の顔から唇をすこし噛み悔しさが窺えたやっぱり黒竜の衣、神様の力はすごい「やるじゃないでも実力の差はこれから」彼女のスピードが少し早まったがそれが紙一重で躱せるうわー泣きそうな顔だなぁと相手の表情さえ伺える程の余裕があった「くそー」そう言うなりなぎなたを放るそのまま地団駄でも履むのかと思いきやぷんすかと自分の荷物のところに戻りお茶を一気飲みゴクゴクオシッコちかくなっちゃうよ飲み終えると一息つき一度なぎなたに手に取る先程までの焦りや憤りはなくこういうタイプはやりにくいこちらも五郎丸ポーすでになぎなたの先端がくっ鋭い先程よりも躱しにくく頬にこすれたあと躱しきれない「まだ力は貸しとらんぞ」彼女の口を借り毘沙門天様が余裕ぶちかましてくる、くそー声に出そうであぁこちらが焦っているのが自分でも分かる心のどこかで舐めていたんだと認識する落ち着こう相手の攻撃はすごく鋭いだけど、あたしは彼女の攻撃を躱し自分の持つなぎなたを当てるそんなに深く考えなくていい触れるそう考えれば彼女の道着に触れる彼女の顔に冷や汗が出るあたしのなぎなたの先端が彼女の道着に「先ずはあたしの一ポイントですね」まぁ初心者サービスよといった感じに彼女は鼻で笑う二回目彼女の動きは先程とさほど変わらなかった順調に避けていくと「このまま行くとつまらんな」彼女の口からボソッと漏れた次の瞬間なぎなたってあたしの上に乗っていたエェーーいつ動いたのか見えずとうの彼女自身も驚いているがそこは隠して冷静を保ち「これで五分五分ね」というなぎなたをふり必死に先程のふりを思い出す当たり毘沙門天様はその横で彼女をほほえましく見守っているさすが武の神様ただのヒゲのおじさまではないようだ最後は意味でのように行かないならば初めの合図と共に彼女の間合いに入る………さてお次は何を見せてくれる言師が体を立てにぎりぎりまで体位で獲物を見せぬか間合いがそのまま詰められる次の一瞬肩を前のほうに獲物を見誤らないようにかわす勝ったと思った瞬間コトン頭になぎなたが何!では先程躱した右手そこには何も握られていない右手が空をきっていた「くっっはっっはははうん見事だ」そう言い彼女の口を借りてしゃべるヒゲのおじさまが楽しそうに微笑んでいた。

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