表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神約聖書  作者: 裸形炉
102/115

百二話

「死人転生機関から要請ですか?」わんわんさんからの発言私が発足の種をつくった機関。あの時は死人への風当たりを減らせればってあんまり神様側に立って考えなかった。でもそうだよね「分かりました。神世界へ向かいます」神様側は神約聖書に直接署名してくれたんだ。リスクを背負っても………「なるほどご協力感謝します……所で後ろの獅子頭さんたちは?」言師の後ろには獅子頭がいる「私は鎖の神“この鎖がジャッジを下す“ヒューちょっ四つん這いでハイハイでしょわんわん?!」勿論赤い方の獅子頭の悪ふざけそんな赤に比べ翠は静かに「ノーコメント」言師がフォロー「えっとわんわんさんと不鎖さんが所用でして」「代理出産的な感じ大丈ブイ(^_^)v」獅子頭達を見た後に「八百万から出向しています。飾神“花咲“です」となりの椅子に座る「獣神“象踏“この匂い言師の嬢ちゃんか久しぶりじゃな」知り合いなの?と獅子頭が尋ねる「昔追いかけっこされましてわんわんさんは?」「狗牙か?あーぁ獣神王が腰をやってのその代理じゃな」なるほどと納得それって孤転ちゃんと一緒一緒一緒………『やっぱりココはかわいいな』『えーぐーちゃんが一緒だからだよ』『ココが一番だ「イャーーーーー!!!!!!周りが(゜o゜)/どうしたのかな?とびっくり(落ち着けアタシわんわんさんを信じなくてどうするあのモフモフに1番近いのはアタシなんだから)モフモフさんの代わりです」「ファイトよ言師!」と赤い獅子頭「それで言師を呼んだのは何故、そこの八百万はともかく、獣神は神力も高いだろ。おまけに探索もお手の物、それでも足らないのか?相手は疑神非力が使えるとはいえ死人だろ」過剰だろという獅子頭に「いいえ必要なんです。私達の力に匹敵するかもしれないから」一つの資料をテーブルに広げる「近々の死人達の位置と力を単純に示したモノです。多数が集まっている場所が死人街です。特に多いのが死人神が治める死都です。他の死人街と違い疑神非力を持つ死人が多数います。死都の死人は天然の神器質を加工して武器をつくるとか警戒度ではEX対象です。然し今回協力を要請する背景になったのは、こことここの死人街についてです。死都には戦力的に下のランクですが、転生時期が来ないオーバーステイの死人が多過ぎなんです。勿論“魂の強さの幅“で転生時期は異なります。死人の中には意図的に神世界に残ろうとする死人も多いのです」そういえば夢幻フォローの一件でも機械?を使って転生をしない?遅らせる?ようにしようとしてたっけ「二つの死人街の長、ケル・メヒート無頼とユング羽叢町長です。ケル・メヒート無頼は疑神非力が使える死人ですが、ユング羽叢町長は普通の死人のようです。両方とも万年を越えています。神世界長期滞在者です。死人転生機関のオーバーステイリストに載っています」死人のリストまで作ってんの?と赤い獅子頭「死人転生機関の発足理由は“神によるむやみやたらな転生を抑えることで死人の神への恐れを減らす事が目的です。然し転生を自然のままに行うと中には死人神等、神世界長期滞在者を生む事は少なくありません。転生はあくまで“魂の質“つまり力により決まりますリスト化は必須です」基準はあるんだろうと翠の獅子頭「万年を越える死人を想定してリスト化しています。リスト化された死人は監視対象となります」強制転生させないんですか?と尋ねる「“魂を意図的に定着させる“など違法だと判断しても極力、強制転生は選択肢に入れていません」と飾り神「しょせん死人、そこの獅子頭がいったように“神の憂鬱“程度なんじゃよ。物とは違う」自慢の鼻でペタペタと獅子頭に触れる「やだ、義父様まだ日がたかいですわ」と巫山戯る赤い獅子頭、触れていた鼻を引っ込める「そこの獅子頭は“ナニモノ“何だ」震えるお鼻に「成り立ちが異なるだけさ、少々ね」根本が違うと一歩下がるお鼻に「どうするの?そのオーバーステイ様に“お手紙でも送る“?乗り込む?街ごとってのはないのかにゃ?」赤い獅子頭の言に「まずは死都へ向かいます。正確には死都中心の慈鎮区域の死鬱家へ……道案内も頼んであります」説明は後でと一行は死都へ向かう…………神淵を進みながら「道案内って死人の方なんですか?」と尋ねる「言師は知ってると思うけど、死人神を中心に起こったいざこざ」花咲の後に象踏が「死人神を名乗った死人その跡目の死人が二人、死人神の親衛隊プラス王妃じゃったか……神落ちしたバカ獣神に喰われた」象踏は思うところあった言い方だった「それに最大の問題は“オタクサ“と呼ばれる死人が喰われた事です。今回のターゲットたる二人の死人が長く神世界にとどまっている理由は魂の強さと言いましたが、数万という永劫は聞いたことがなく魂の強さ以外にも理由がある。それがオタクサの力だったというのが結論だったんです。でも肝心の方法が分からないそれを知るために死都の中心慈鎮区域にあるオタクサの研究所だった死鬱家に向かうって事なんです」足が止まる。目の前に死人の女性が佇む。一礼した後「お待ちしていました。死人転生機関の神々、それにお久しぶりです言師様、改めまして惨支といいます。オタクサ様の後を継ぎ“死鬱家“の管理をしています」白衣を纏った姿の死人女性、死人神オオキミ、日雫髄祖、部姫不名、ムツサ様は神落ちに喰われてしまった。正確には神落ちを喰ったオオキミが後の三人を食べてしまったんだと、わんわんさんから聞かされた。死人サイドで知ってるのは死飼のトップ夏蓮亜さんだけだ「惨支さんだけですか?太市くん達は一緒に来さそうなのにリニャンちゃん達はこの前会ってげんきそうでしたけど」「まぁ太市髄祖は今や死人神なので夏蓮亜さん警護の元、慈鎮区の中心に缶詰ですね。云兎も一緒だから退屈はしないと思います」横やりを入れるように飾り神が「それでオタクサ様の資料は見られますか?」「えーっと、オタクサ様研究は熱心だったけど記録や研究材料の保管はズボラでしたからね。今、佐九さんと寿泊ちゃんと祈虎ちゃんも一緒だから片付いてると思うけど、オタクサ様神々や他の死人街とも情報ややり取りあったみたいです一部の資料には記載があったので」惨支が話す内容に「そうですか、とりあえず此方も資料にめをとおしましょう。私達だけが分かることもあるかもしれませんから」神淵を抜け死都の端に入る「前みたいに中心部分から慈鎮区域へ行くんですか?」と言師が惨支に聞いてみる「いえ、神々が集団で死都を通るのは目立つので」洞穴に入っていく「この奥に死都の中心にある緊急用の“玉移“があります。オタクサ様は緊急避難用として確保しておいたモノです」穴の奥を進むと広い空間が真ん中には見覚えがある白い?玉許可がないと突き抜ける?らしい直接通ったことはないけど、玉の中を抜けると部屋の中?に到着窓の外には銀色の竹の林が広がる「ここって?」言師の漏らす声に「直接繋がるようにしています。都中心の死人や死飼には接触しないよう通達して、寿泊ちゃん!」死鬱家の外へ出ていた白衣の少女に声をかける惨支に気づき駆け寄ってくる、あっコケた起き上がり数歩でまたコケた。周りが手を貸そうか心配になるレベルだった「あいたたた、顔擦れちゃった(鼻を押さえながら)惨支おばちゃん、言師さんは分かるけど、アレ?大きなわんわんさんじゃなかった狗牙様と鎖のお姉さん?」そんな寿泊の後ろから死鬱家の扉が開き「マイフェイバリット王子様はいずこ~」掛け声と一緒に飛び出してきたもう一人の少女お姉様を吹き飛ばし言師の周りをなめ回す「あれ?あれ?(目をパチパチさせる)王子様?王子様?!」なんでなんですか?と言師に詰め寄る「この前は居たって死都に来てたって!リニャンちゃんが自慢してたもーん。なんじぇなんじぇよー」涙で濡れる旦那様を待つ少…………あれはアタシのもふもふよ!と心に再度打ち込む「わんわんさんは所用で獅子頭さんたちが代わりに」睨まれる鋭い目で(この泥棒猫!)と言わんばかりだ。負けないアタシ負けない正モフモフ戦争がきって「いいね、カメラ目線!(≧ω≦)bともっとコーキュトスブレス的なドロドロわんわんハーレーダビッドソン純一郎三、二、お痛っ!」翠の獅子頭が「モフモフ戦争しにきた訳じゃあるまい、少し見たが驚きだな、死人がこれだけの知識を単体で得ていたのか(資料を見ながら)さっきの八百万の話も冗談半分で聞いていたんだがな、転生を遅らせるあながち的のど真ん中をいた意見なのかもな」翠の獅子頭の意見に赤い獅子頭は「(´_ゝ`)あんたが真面目ぶって話すの珍しいわね、それでも死人なんだけど」一行は部屋の中へ資料が散乱している「あのう、佐九さん?」部屋の中へ一声資料の中からきしゃな手が飛び出し、全くと二人の娘が引っ張り出す「ちょっと祈虎なんであんたまで急に飛び出すのよ!資料埋まるとこだったわよ。そちらが神々の方」始めてみる死人神関連のいざこざでは姿を見ていなかった「こちらが佐九さんです。部姫不名の奥様で、寿泊と祈虎それに現死人神である太市くんのお母さんです」紹介され「ウチの名前は佐九いいます。子供らとウチの人がお世話になったんやろ」いいにくそうに旦那様の事を尋ねるも「あの人はお兄大好きやったから、一緒に戦ったその結果がアンな結果やっただけきにせんといて」そうそうと姉妹も納得していた。全員で一通り資料を閲覧する「見つけ出した資料でつかえそうなのは“試作段階の走り書きと死人の転生までの統計データ“ってとこか」翠の獅子頭が分析「ケル・メヒートとユングの死人については統計データのエクストラ欄の一角に名前が埋もれる程度、特段意識しているように感じませんね」飾り神が続ける。ねぇモフモフとはその後如何なのと牽制ジャブをかまし合う言師と祈虎を余所に話が進む「ここ以外にオタクサ様が研究をされていた場所はありましたか?死都じゃなくてもいいんです」飾り神の言葉に「さぁ、死都が出来てからはここを拠点にされていたはずです。この前の獣神の一件でも卍燈籠をここではない死都の一角に置いておかれたみたいです。特殊な管理下なモノ以外手元に置かれていたみたいなので、ここにあるものが全てなんじゃ無いでしょうか」研究助手を長年勤めていた惨支の答えに手がかりが潰えてしまう「やはり直接二人の死人に会うしかないの花咲お前さんの懸念は理解できるが、翠の獅子頭が言った通り七福神を持った言師や人外ならぬ神外的な存在の獅子頭たち考えれば神世界広しといえどここまでの過剰戦力持っていくんじゃ対処に困らんよきっと」不安な飾り神の背中を鼻で押す象踏「そうですね、不安要素も多いですが、さすがに返り討ちってのは想定に入れていません。然し獣神の一部には死人達と協力して黒いボックスなどを創った経緯があります。言師さんの報告からも“それ以上の私達が識らない技術開発や神世界の理念を逸脱したものの開発も視野に入れて動くべきなのは確かですアタシも神力が強くはない方なので、彼等の気持ちがわかるってのは言い過ぎです。理解しやすいんです」これでも心配なのか?と言わんばかりの赤い獅子頭、神外は言い過ぎじゃないかもと笑う翠の獅子頭、わんわんさん争奪論戦もヒートアップして横で呆れ一歩蚊帳の外へ出たい寿泊ちゃん「死人街同士の交流はあるんですか?」という飾り神に「どうでしょう死人連合みたいな寄り合いはありますが基本一つの死人街はそこの長が仕切る縄張りのようなものです。大きな所では数十万、最大は私達死都だとは思いますが、転生の数もバラバラですから数万の規模な死人街は神淵を中心に数も多く分布してると思いますよ。縄張りの観点から交流は最低限な感じですね、街の形態は様々です。一人の強い疑神非力を持つ死人が支配する王国のようなものから、疑神非力を持たない一時的な羽やすめ所みたいな感覚の街、少数の疑神非力を持った死人が集まったギルドみたいな一カ所にとどまらない場合もありますから」惨支が応える「あなたたちは今から死人街に行くって事?」黙ってかたづけていた佐九が口を開く「まぁ貴方達はいいとは思わないかもしれないけど、死人転生機関としてはある一定の期間この神世界にとどまっている死人を放置は出来ないので」佐九の手が止まり「強制的に転生させるって事?」核心をつく質問に「結果しだいじゃないでしょうか、その死人がどうやって長くこの神世界にとどまっているのか、少なからずその理由がはっきり判るまでは保留を続けます」なるほどと納得した後「なら、一つ策があるのだけど乗ってみる?」………「何?死都から使節団だと?」移動式のテント?の中卓上の奥に座る死人、背が高く年齢は中年の男性軍服の上に古いクマの毛皮「死人神と名乗るオオキミが転生したとか?跡継ぎとされていた二人の死人も同時期に転生、噂では墜ちた神に喰われたとか、真偽はわかりませんが、次の死人神を名乗っているのは幼い男の子の死人とか噂にしても神の侵攻に我等死人はとても抗えません。転生を遅らせる装置を使おうとも神々の侵攻による直接的な転生は防ぎようがない。情報の共有の為にも会っておく方が得策かと」クマ皮の男が立ち上がると、その場にいる数十の死人が一斉に立ち上がる「では、これより新たな死人神とあう、我等の行く先に幸あらんことを」敬礼を行う「「「「「閣下と共に!!!」」」」」部屋の中に声が反復していた………一方で「さぁさ今日もジャンジャンバリバリ命の洗濯やで“何でもカンパニーの商いや」複数の牛の死獣がひく車両が並ぶ。その先頭に一際大きな車両と大きな狼の死獣そこへ「ユングはん!一大事でっせ!」どうしたのだ大きな兎に乗り駆けつけた配達員「西の閣下が動きよった。死人神と会うそうだ」「死人神あぁお孫さんでしたか、文をこちらも会うべきでしょう」………「閣下!至急の要件、複数の死人の群れ、死商の連中です。か囲まれています」慌てるなと一括する。閣下が建物の上に出る「久しいな商屋のとばり、吾輩に下り手足」「いえいえ、そんなつもりはモートウナッシング私達“商い“は右も左も上も下もない一期一会ですから」「喰えぬ、腹を下す程にな、それで要件は?」狼台車から降りるユングはん「同席、閣下が会われる新たなる死人神にゴマすりですかね、ご招待いただきたいのです死人神が閣下に会われる理由は“神世界をもっとも古く知る“この一点が際立っているからですよね」ニコニコスマイル0円をちらつかせるユングはんに「なるほど、確かに一理だなだが、それは“お前も同じ“はず多くに知れ渡った事実よ」「ですから故になんですよね、私にお呼びがかからず、閣下のみにお声かけがあった。ゆゆしきにしきですよ、私は商いが本分なら会ってみたい、興味がわいたの一言でしょうかね」にこやかなユングはんに「いいだろう吾輩も興が乗った。新しい死人神を拝みに参ろうか」二つの組織は宴席の場所へ向かう…………死鬱家で佐九の提案後「実戦ですか?」言師が佐九に聞き返す「えぇ、ウチの息子の護衛テストってとこ?」翠の獅子頭が「死人だろ?世間知らずじゃあるまいって言っても教育ママにはつうじんか、ならご指名はありかな?七福神を要する言師か、死人転生機関の八百万、獣神なんなら俺が相手かなどれ選んでも外れなしの強さだぜ」赤い獅子頭がウォーミングアップアピール「そうね、そこの飾神様かな、戦うのは私です」と一歩前へ出る佐九にしょんぼり赤い獅子頭然しすぐに立ち直り「さぁ、やって参りました世紀の一戦“教育の佐九ママ対お年頃な飾神ハナサキガニ“いや死人ママ舐めすぎの木製ですね義父様その写真は駄目です」よく分からなかった象踏説明する「八百万、神様の中では強くはないですかな、神様の中の話ですよ“勝負になりません“分かっていると思います。なので秘策が楽しみですね」「因みに佐九さんは疑神非力の使い手ですね、どうなっていくのか絶望的にカッコいいゼーットですね」飾神が仕掛ける髪を覆う複数の花飾を溶かし広げる。薄く伸ばし「鼈甲薄着ここに湯が丸に候」「ここで神様のお力発動だママはどうする!?懐に手を!」一同が唖然とする。ママの懐から複数の光の帯が飾神を捉える「これって!?」全員視線は一度“言師“に向かうが言師が持つであろう“それ“は光を放っておらず言師が所有している。似た力、疑神非力なのだと理解しようとしたが「いいえ、これは私の疑神非力ではありません」と否定する佐九。飾神が光の束を攻撃あっさり砕けてします「あぁやっぱり神々に対しては無力ですね。時間を稼ぐ事も難しい」佐九の懐から現れる“一冊の本“外見は神約聖書にそっくりだ。光の束を砕ききり立ち上がる飾神「この力なんです今死人達の間で流通している一冊の本自然にある低純度な神器質を使い作られている。その力は“光の束による拘束“という神約聖書の偽物、そっくりな力とはいえ(砕け砂状になった光の束を眺め)勿論この程度の力、私達“神には効きません“神力の弱い我々八百万ですら数秒間の拘束がやっとなんです」その後を続けるように佐九さんが「でも私達“死人達の拘束“なら十二分に可能なんです」本を閉じる「そして疑神非力を持つ死人にも有効なこと“擬神非力“を持つ死人と持たない死人の差を埋める新たな力“擬神物書“ってとこでしょうか」…………「また機能を向上させたか?」閣下は周囲を見ながら口を漏らす「少しだけですが、拘束時間の調整が可能なだけです。本の耐久性は上がっています。神約聖書には遠く及びませんよ」周りには光の束で出来た蜘蛛の巣が張り巡らされている。二つの死人組織が組んだ情報を手に入れた死人達だ。便乗かはたまた妨害か然し数百かき集めた死人達はユングはんが持つオタクサの忘れ形見で一網打尽に無料化されてしまった「三割程度ですか、模倣の模倣品では保ちませんね(複数の部下死人が持つ砕けた本を見ながら、自身の持つ本と見比べ眉をひそめる)「貴様達の商品も粗悪が多いな」「言師の持つモノホンに寄せる程度にはしたいんですがね、まぁまぁオタクサ印くらいにはかなり寄せたいっすね」本を天井に掲げ首を捻る「それで、死人王のボクはママ同伴は確定ですが、他の同伴出勤はダーレダ」「こちらで把握しているのは死飼の頭たる“夏蓮亜“」「いやだ、化けもの案件他は?」「斥候の情報では“獅子頭?象?の被り物新しい疑神非力を使う死飼?死浪?それに………白地に黒竜が描かれ頭には月と星の飾り………これって!?」「ビックチャーース到来さてさてまさかの言師様クックっなら斥候が見られた奇妙奇天烈集団は支神と呼ばれる神のお守りかな。連れてきた“力無“を手配してください」ユングはんを見ながら「策を弄するのは良い、欺き汚すのもよし、だが“お主がやった“その事実は受け入れろそれが如何なる泥や賛辞であろうともそれは己の血や肉なんじゃ、まぁ死んで薄まったがな」そうですか?とのぞき込みながらユングはんが「くじゃらんお言葉うけたまわり、この世界に血や肉などありませんよ。吹けば飛ぶただの紙くずですから、何を成そうが同じ事、夢幻にスらならぬ崩れ欠片ならば“やって成らぬ事はなし“今風に言えば赤信号クラクションの嵐の中目隠しで悠々と優雅にあるきたれですよ。全く全く」会場へと向かう………死都の入り口に集合している面々白と黒の反羽織、中には襦袢と日地帯の霊衣で正装している。白い布で顔を隠す。獅子頭さんたちは難しく大きな編み笠を被っている。言師は下に黒竜の衣を新約聖書はお腹に忍ばせる一団の中央には興しがあり大きな一つ目の死獣が大きな口で綱を加え引いている。簾のかかる輿の中心に太市髄新がいる。あどけなさと緊張から顔が幼くこわばって震えている。先頭は死飼のトップゲイラーこと夏蓮亜さんゲラゲラ、その両隣に獅子頭さんたち、赤い獅子頭が口を大きく開け「こういうときって阿吽よね?」とサービスサービス~♪している「はいはい」と黙る翠の獅子頭さん。夏蓮亜さんは強いけど万が一のため私達の中で最強の獅子頭さんたちについてもらった。太市くん横には言師と象踏さん後方に花咲さんと陣取る。ママンは太市くんと併歩だ………「ポイントCからポイントDへ移動、最短ルートを通って会場へと向かう様子」ニュー死人神一行を数百メートル離れた場所から観察する死人達、閣下の部下が数人、ユングはんの部下が数人の混合死人達だ。死獣を数匹解き放つ中型の狼タイプユングはんのペットだ四方から狙いを定める。夏蓮亜さんが先行死獣の首を捕まえる両手が塞がる。捕まえられた死獣はおとなしい。傷だらけな死獣、悪性ではなく神世界で恐怖を叩きこまれたみたい。動物は人ほど下り隠る事はない。変化は多いけど「手慣れてるの?大きさはまぁまぁかな。死獣は死人と違い無害じゃからな、手懐けるまたは躾けるかな。ほれ小手調べが通じぬようじゃ本陣もとい二陣が来るぞい。手伝うかね?」夏蓮亜さんが一歩前へ「問題ない」大きな体繰り出される拳や蹴り夏蓮亜は顔色一つ変えず鎮圧していく“死飼の頭“「どうします?ユング?」耳付きのイヤホンにハーフを思わせる高い鼻、年のころはアラサーくらい一行を遠目に見ている『白い衣に黒い龍の模様、月と星の髪飾りの少女いますか?』オペラグラスの形に変えた手で覗きこむ「どうかしら?衣装はオソロみたいよ、下に着ているんだろうけど?あーぁあれかしら髪飾りは月の中に星、黒いオシャレモノラル風眼鏡?お年寄りみたい例の本は確認ちょっと出来ないわね「例の本って?神約聖書のことかな?」真横から聞こえる声「散れ!」その場にいる数人の死人達が散開する。赤い獅子頭?先ほどまで隊列の中に居たのに「やっぱり舐めすぎかな?言師が死人の中にも同じ事できるってきいてたからやってみたけど、その死人は疑神非力使えたみたいだけど………遊ぶ気持ちは………ないかな?」周りは静まり返る………(何よあれ?聞いてないわよ?神様なのはユングのよみどおりだったけど)『アハハ、映像ブレブレっすね。でも対応は出来たのは、ドウニカ出来たのか、それとも、ドウニカする気が無かった?って事ですかね』そんなの聞くまでもなく後者よ、どうすんのよ?戦うのも、逃げ回るのも、勘弁なんだからね!耳にあった通信機器がない?!赤い獅子頭へ目がいくと「もしもーし、あれさっきまでこれ使えてたのに聞こえマースか、こちら赤いキュートな垂れ耳ガール彼氏募集開始のフリーな新鮮度最強………ツッコミ無いと寂しくて死んじゃうぞって神やないかい………セルフですか………そうですか………なら少し切り口を変えますかね、隠れているのはそうね(獅子頭のこめかみを抑えながら)周囲に“七人“かな『!!』さらに遠方を十二人かな『やれやれ、初めまして赤いキュートな垂れ耳獅子頭ガール彼氏募集開始さん』やっかみずっーキュンかにゃとわらわら「初めましてえーっとなんて呼べば?なんか夢幻フォローってみたいな感じかなぁ?」『そうですね夢幻フォローするほどでもない“いいね“程度ですよ。夢幻いいねとかいいかも、お互いすぐに会えるかもなんでメタバフレンド申請受理でいいですよね』確認していく「まぁいいわそれで何話す与太話がいいとこなんだけど、それから周りの死人はアタシを監視でも撤退でもいいわよ。ゆっくり焦らず忘れ物はダメだぞ」とお姉ちゃん風にウインク付きな赤い獅子頭『質問ターイームパフパフいいかな?』髪切ったといわんばかり「ええとも!!」とノリノリな赤い獅子頭『私は死人でーす。因みに疑神非力はつかえまちーぇーんアナタはかみちゃまでちゅーか?』答えずらな質問をかましてくる。ではではと「アタイは昔ある男に捕まったのしつこくてしつこくて、獅子頭をプレゼントされて気付いたら彼の虜になってたの、後で気付いたわ彼が“神様なんだって」ちょっと妄想全開チックに話をすすめる赤い獅子頭『なるほどなるほど(獅子頭は神様なのかそうじゃないか、少なからず神様に近いしかも神様ランクはトップクラスなら)アナタたちの仲間に星と月の髪飾り、黒い龍の模様が入った白の衣、手の平を超える大きな本を持った少女は居るのかな?(かなり具体的すぎたかな、遠回しはひっかか「居るわよ、でもそれはお互い様なのでは、大きな本を持った少女なら君達の中にも居るんじゃないかな?沢山さ」『…………(落ち着け落ち着け情報漏れ!かまかけ?どっちにしても)確かにウチにもいますね?ですがそちらのホンモノには遠く及びませんからね』なるほどと赤い獅子頭『どうですか?捕虜になりませんか?』「うん?!」(・.・;)な赤い獅子頭に対して『捕虜、三食昼寝付きって神様なので食事じゃあ靡きませんか?』赤い獅子頭を全方位から折り畳まれていた檻が組み立てられるあれよあれよ赤い獅子頭が捉えられる同時に檻を挟んで両方から布袋の力を込めた言師と象踏のお鼻の一撃が加わる檻にヒビ『いやーさすが神々の一撃次壊れますね』にげきめを当てようとする言師と象踏だが間の檻が赤い獅子頭ごと消える?!違う!小さく折り畳んだ?!オリを射貫く矢じりそのまま引っ張り!言師のシャーモン槍が矢じりのお尻につく薄い鋼の糸を引っかける………(嘘でしょなんて力引き上げ!)咄嗟に矢じりから引っ張る力が抜ける数キロ離れた場所に象踏が駆けつけていた「不意をついたつもりだが、少し死人を舐めすぎたかな、まぁいいわいおっと無闇矢鱈な転生はダメじゃったのか、?!」鼻が死人を捉える前に小さくなった黒い檻が死人の腹そのまま運びその場を離脱、追いかけようとするも「大丈夫、アレが戯れただけだ。行き先は分かっている」と翠の獅子頭隊列に戻る象踏と言師………「どういうことですか?!赤い獅子頭さんは?」「あれは遊びが好きなのだいざとなれば私が止める。死人転生機関の手前無闇矢鱈な転生は御法度ナンだろうならこのまま会談へ向かうそれがベストだ………死人達に囲まれる赤い獅子頭「戦利品はそれか?奇妙キテレツよな、ふーむ」嘗め回すように見る閣下、お下がりくださいという部下の言葉を制止する「時に何ゆえ、貴様はそこに居る?」赤い獅子頭に投げかける「イエッサー閣下おもしろそうだからであります!ビシッ!とな」閣下が笑う。然しと周囲の組織共は反発「我等には神々の力は理解不能」髭の閣下が口を大きく笑い飛ばす「理解理解愚問愚答、面白き神々は識らねばならん。そこな獅子頭も神か神で無いもの、はたまた神の外にある楔よ、故に観察し見極める。これだけが我等物に与えられた特権いつ如何なる時も変わらんもの余の愉悦さ、だから気を付けて扱う」動神園ってとこ………「うわぉ、キレイじゃないわねこの部屋」ユングの部屋を尋ねる赤い獅子頭、部屋の散らかり具合なら夢幻フォロー以上オタクサとどっこいどっこいといったところだ。「これはこれは、直接会うのは初めてですかね。画面越しでは見ていましたがなるほど圧迫感覚はすごいな赤い獅子頭くん」とユングはんが話す。手枷足枷を見せる赤い獅子頭くん「生のご感想<(_ _)>なり、二人の距離感大丈夫私やってないんです!信じてくださいハメハメハなんです」「武器も持たず、報告では熱の力を使うとあります」「アタシちゃんのファイヤーボールだぞ、熱の力ね単純に炎の力って言わないあたり研究熱心なのは認めるけど、力の安易な断定はダンス踊っちゃう結果になっちゃうぞ、ほかしつは?」沈黙が入る「なら君の名はっーかアンサーチェックタララーララ残ねーんBが正解でーす。まぁ死人なんでそんなこと気にしてもしゃーなしなんだけどねん」赤い獅子頭がドスンと座り話を進める「ふーん神様の余裕ですか?少し聞いていた印象とは違う」無意識本当に無意識だった。ユングはんの手は赤い獅子頭に伸びる「おさわりはダーメ!戻れなくなっちゃうぞ❤」手が止まる「未知なる探求は人の業ですかね(椅子をクルクル)回れマーワレメリ………世代じゃ失礼神様したね」結構食いつきいいんだドナとがっかり感じ「いいんすか、こちらについて傍観ダブクソ野郎程度のつもりで観客気取って見たさ満足度五百パーセントなのにー」「あーあいいんじゃない、アタシは言師のお付き合いなんだし、翠の獅子頭も居るからね前にも言ったけど何かを残しても紡いでも刻んでも“死人は転生を待つ“ここに変化はないのよ」頑張りなちゃいなと後押し……分かってる分かったつもりでいるんだ。きっと神世界に来た頃から山積みにされた資料から見える遠くへ視線を写しながら

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ