驚愕の事実
ま、まさかたった2日で100PVを越すとは…
読んでくれる人が居るのは、やっぱり嬉しいものですね。
これからも、どうぞ宜しくお願いします。
どうやら、敵地のかなり中の方に召還されてしまったようだ。
……かなりヤバくないか?あいつ、かなり強そうだぞ。見た目的に赤いリザードマン、って所か?亜人というより、獣人だな。火のブレスとか吐きそう。
「おい、どうしてくれんだよ!なんかそっちは味方っぽいぞ。なんとかしてくれよ!」
「仕方ないじゃないか!あの術式はランダム性が高いんだよ!僕だって信仰心をかなり消費したんだ。労ってくれてもいいじゃないか!」
ん?なんか今引っかかる様なことをいわなかったか?
「おい!なにゴチャゴチャしてやがる!さっさとその嬢ちゃんを…」
「おい、こっちだって取り込み中なんだよ!」
ていうか待っててくれてたのかよ、随分とお優しい奴だなおい!
「ま、まさかそいつ、天使なのか!?」
「ん?あぁ、なんか一番偉い天使らしいぞ」
「ちょっと直継、なに普通にバラしてくれてるのさ!?」
にしてもあのリザードマン、毎回リアクションでかすぎだろ。
「クソッ、本気で俺等を潰しに来たのか、人間共は!こうなりゃ、刺し違えてもあの天使を殺さねぇと、ヤバいことになるぞ!」
「お、おい待てよ、少し位話を聞いてくれよ」
「そもそも一体俺等が何をしたってんだ。いきなり押しかけて来たのはそっちじゃねぇか。我がもの顔で蹂躙してきて、何が聖戦だよ!」
……おいおい、こいつの話を聞くと、人間側にしか罪ないじゃん。となるとやはり、この天使が言っていたことはそういうことだったのか。
「…あれ程の犠牲を出しておいてまだ学習もしないのか。まったく、本当に人間には愚かで救いようもないね。あいつらがあいつらなら、人間も人間だね」
「天使が何をほざ、いて…」
「ねぇ、そこの君。僕達は君達と敵対するつもりは無いよ。寧ろ君達の味方だ」
確かにこっち側に味方したいが、そんな言葉だけで靡くものか?
ん?なんかリザードマンの挙動がおかしくないか?
……おや!?リザードマンの ようすが……!
…ふざけてる場合じゃないな。
「て、天使さんよ、ちょっとその翼、よく見せてはくれねぇか?」
「え?うん、こうかな?」
なんなんだ一体、意味が解らん。あのリザードマン、実は翼フェチで、血には逆らえ無かったのか?
「やっぱりだ、この黒色の染まり方、伝説の再来だ!!」
「……え?僕の翼は純白の筈なんだけど…」
え、翼が黒く染まるといえば、もう一つしか考えられないんだけど…
「なる程、これで2人が此処に居る理由も分かった。俺は歓迎するぜ、堕天使様!!」
「え?ええ!?えええぇぇぇぇぇ!!?」
おめでとう!天使は 堕天使に しんかした!
……何それ笑えない。俺は堕天使に付いて来たのかよ!一歩間違えれば俺殺されてたの!?
あの時はオーラ的なのに脅えてたけど、今度は殺意に脅えないといけないの!?
「これで漸く、あの忌々しい人間共に反旗を翻すことが出来るぜ!」
「あ、あは、ははは…僕は堕天しちゃったのかぁ。まあいいや、これであいつらに痛い目を見せることが出来るよ。学習しない奴らに裁きを与えるよ。あは、あはは…」
うわっ!?怖すぎるわ!!この堕天使、目からハイライト消してやがる……
まじで俺の命はもう風前の灯火かもしれない。よかった、ここが教会で。やることはただ一つ、祈ることだけだな。
__そこには混沌とした空間が出来上がっていた。片や、1人で冷めぬ興奮をする者、片や、目からハイライトを消し、ひたすら呪詛を口にする者、片や、祈りながら人形よりも微動だにしない者。
心臓の弱い者がこの場を目撃した場合、卒倒していたかもしれない。
____ツグ、直継ってば!」
不意に名前を呼ばれた、気がした。
……ああ、そうか。俺はお祈りをしていたっけか。で、どうしたのだろうか。俺の名前を呼ぶということは、遂に俺の処分が決定したのだろうか?
「俺はまだ生きたいぞ、殺すくらいならせめて人間領まで送り出してくれないか?何もしないから」
折角異世界にまで来たんだ。魔法の1つや2つ、使ってみたいのが日本人の性だろう。
「はあぁぁ……何を馬鹿なこと言ってるのさ、心配したんだよ?一体何回呼んだと思ってるのさ…」
「ん?5回くらいか?」
2人の盛大なため息と共に、2方向からのジト目が俺を襲う。
「おいおい小僧、自覚が無いのか?この堕天者の嬢ちゃんは軽く50回くらいは声を掛けてたぞ」
「え?マジっすか…」
やばいな、これじゃあ昔と一緒じゃないか!昔、お祈りに行った時、気付いたらベットの上に寝かされてたんだ。その時の記憶が、朝お祈りに行った所までしか記憶が無いんだ。親戚の話によると、夜までぶっ続けでお祈りしていたらしい。あれ?俺狂ってね?
「ともかく、その小僧も起きたんだ。行き先には俺のアテがある、ついてきな」
「あれ、俺の処分は?」
「まだ馬鹿なこと言っているのかい?直継、いい加減目を覚ましたらどうだい?」
そんなこんなで、流れに身を任せて居ると、大きな街が見えてきた。
「よし、着いたな」
「……ここは?」
「よく聞いてくれたな小僧。此処は俺の街、レイナスだ!!」




