変革の始まり
「シャウさんたちは第二兵舎にいます。こっちです」
ミズキが先頭をとって案内していき、夜のアルパ街の道を歩いて行った。
さすがに街中では魔物に襲われることはないので順調に進んでいき、坂道を越えるとすぐに第二兵舎へと辿り着く。
何気なく隣の建物へ視線をやると、そこには崩れた状態の建物があった。
どうもタナトスが捕まっていた場所が第一兵舎だったらしく、第二兵舎と連結しているようだ。
木で造られた玄関扉へと足を運び、ミズキが扉を軽くノックする。
すると扉についている覗き口が開き、そこから兵士らしき人物の目が覗いてきた。
深夜のせいか、兵士はぶっきらぼうに低い声で尋ねてくる。
「民間人がこんな夜更けに何の用だ?」
「平和の勇者シャウさんの仲間の者です。実は大事な報告があってやって来ました。直接お伝えしたいので、どうか中へ入れさせてくれないでしょうか」
ミズキがそう答えると、訝しげに兵士は眺めてスイセンの顔を見ては次にタナトスの顔を観察した。
それから引き続き、冴えない声で言ってくる。
「平和の勇者様の仲間と言ったな。その男は?」
「国王暗殺で指名手配されているタナトス・ブライトです。この方が重大な情報を握っているため、正義の勇者アリスト様も交えて話し合いをしたいのです。厳重な警備をつけてもよろしいので、お通しお願いします」
「………ちょっと待て」
意外にも動揺した反応を表に出さず、兵士は一言残して覗き口を閉めていった。
それから扉が開かれるわけでもなくただ待たされてしまい、ミズキが不安そうに言葉を漏らした。
「だ、駄目だったんでしょうか。なんだか迂闊なことを口にしてしまった気がします」
「大丈夫だよぉ、お姉ちゃん。他にうまく言える人がこの場にいないわけだし、問題ないってぇ。くひひひっ」
スイセンは明るく笑って軽く流し、特に気にかけている様子はなかった。
実際、ミズキも指名手配犯されている上にスイセンは元暗殺者だ。
それにタナトスは顔も知られている国王暗殺の指名手配犯で兵舎も破壊しているから、平和の勇者の仲間と口先だけで言っても相手からしたらとんだ犯罪者集団の押し掛けに過ぎない。
だから今頃捕らえる準備でもされているのだろうと、タナトスだけは内心思っていた。
それから夜の冷たい風に吹かれながら待ってると、特に声もかけられず、いきなり玄関扉が開かれた。
すると兵舎の中の灯りに顔を照らされると共に、一人の兵士が姿を現して声をかけてきた。
「確認をとった。入れ」
案内するように兵士が背中を向けて歩き出して、そのあとにミズキ達はついていった。
足を踏み入れてすぐに気づくことだが、兵舎の中では多くの兵士が武器を手に待ち構えていた。
更に中へと足を踏み入れて最後尾だったタナトスも建物に入って玄関扉が閉められると、先導していた兵士が手のひらで先へ歩くよう促す動きをみせてきた。
その兵士が示した先には、平和の勇者シャウと半獣人ポメラ、正義の勇者アリストが立っていた。
シャウは相変わらずの様子だが、ポメラとアリストの表情は固く真剣なものだ。
それからシャウがミズキ達と視線が合うなり、いつもの天真爛漫な声をあげて、全身で元気な態度を表して迎い入れる。
「おっつかれー、我が親愛なる友のミズキちゃんとスイセンちゃん!捜索ごくろうさまだよ!もうタナトスったら、みんなに迷惑かけたら駄目だよ!めっ、なんだから!」
めっ、と言った時だけ少し怒った顔を見せているあたり、どうやら叱っているつもりのようだ。
相変わらずの性格にタナトスは苦笑する。
「あぁ、悪かった。正義の勇者アリストにお世話になっている他にも色々あってな。反抗組織について決定的な情報を掴んだから、わざわざここまで話に来たんだ」
「おおっ!?私達がのんびりと優雅にアルパ街を満喫している間に、反抗組織の情報を手に入れるとはそれは凄いね!尊敬しちゃう!じゃあ早速、応接間でそれについて話してもらおうかな。アリストちゃんも、私が言ったとおりになったから問題ないでしょ?」
シャウがそう言って、身長差により上目遣いでアリストの反応を探った。
どうもすでにタナトスについてある程度話していたらしく、アリストは困惑した表情を浮かべて煮え切らない口調で呟いた。
「…困ったもんだよ。まさか本当に指名手配犯が自らここに来るなんてね。反抗組織について話すと言っているし、少しだけ耳を傾けていいのかもしれないねぇ。ただし、あたいの仲間が今調査に出ているから、代わりに多くの兵士を見張りにつけさせて貰うよ。いいね?」
「いいよいいよ、問題なし!身の安全が保証されているならタナトスも暴れる意味がないからね!立ち話もなんだし、そろそろ行こうか。ついてきて!」
深夜だというのにシャウは元気よく一人で話しては、大げさに身振り手振りして応接間までの案内を始めた。
シャウとポメラとアリストの三人が前を歩き、その後ろにミズキとスイセンとタナトスの三人がついて歩いて行く。
更に後ろに多くの兵士が警戒して見守っている状態で、シャウとポメラを除いては大きな緊張感に包まれている雰囲気だった。
そんな中、階段を上がって二階の廊下を歩いて応接間へと移動した。
応接間は広い空間で、会議にでも使えそうなほどだった。
多くの椅子と机が向かい合うように並べてあり、内装は質素なものだが充分な人数が立ち入ることができる室内だ。
それでシャウ達三人が適当に椅子に座り込んでは、後ろについてきたタナトスとミズキとスイセンの三人が向かい側に座り込む。
扉には四人もの兵士が武器を手に立っており、音からして通路でも兵士が立ち並んでいる状態だろう。
それほどの厳重な警備のなか、タナトス達による話し合いは始まろうとしていた。
まず話を進めるために、ポメラが率先的に発言して簡単に流れを決めた。
「先にタナトスから反抗組織についての話を聞こう。説明が不十分だと思った時は、私だけが質問する。すまないが、話しが進まなくなるために他者の質問は一切無しじゃ。アリスト殿とシャウには悪いが、そうさせてもらうぞ。いいな?」
「はっ、シャウの保護者とはいえ、この場を仕切るとはずいぶんと偉そうな態度だねぇ。まぁいいよ。どう話そうと、正義か悪か判断するのはあたいだ。質問はしないが、その代わりポメラとあんたは発言に気をつけることだね」
アリストはそう言うと、向かい側のタナトス達三人を敵意ある瞳で睨みつけながら、威圧するように足を組んだ。
今のアリストの発言のあんたとは、タナトスを指しての言葉だ。
失言、または敵に与する発言があれば即刻に排除対象として見るという釘を刺した意味だ。
高圧的な態度にミズキだけが恐怖を覚えて、タナトスとスイセンは全く気にしている反応はない。
その態度からアリストはタナトスの真意を読み取ろうとしていて、一つ一つの小さな動作から口調まで観察して心の内を探り出そうとする。
そんな集中的な視線をタナトスは感じながらも、いつものような表情と態度であっさりとポメラに発言した。
「じゃあ、ポメラ。話していいか」
「いいぞ。できるだけ具体的に頼む」
ポメラから許可を貰ったタナトスは一息吐いて、一瞬だけ目を瞑って話す内容を頭の中でまとめた。
別にまどろっこしい言い方をするつもりはない。
ただありのままに、監獄に捕まっていたときの尋問と同様にタナトスは言葉を飾らずに包み隠さず話すだけだ。
「反抗組織について知ったことは、順を追って話していく。まずは俺が正義の勇者アリストと戦闘した後のことだ。俺は逃走を続けて、近くの農村の物置に夜まで身を隠していた。あれだけの騒ぎを起こした後ならシャウ達も動いて、俺を捜索するときに合流できると思っての行動だ。それでどうやってシャウ達と合流しようかと考えているとき、夜に偶然反抗組織の輸送を目にしたんだ」
タナトスが偶然という言葉を使ったとき、アリストの眉がかすかに動く。
そのことにポメラが細心の注意を払っていて気づき、とっさに質問をぶつけた。
「偶然とはなんじゃ?本当にたまたま目につけたのか?」
「ん、あぁ…。そうだな。音だ。馬車の引く音と荷台に乗せられていた魔物の声で気がついた。アスクレピオス街のことがあった後だから、すぐに魔物を乗せていることで反抗組織の者だと気がついたんだ。それで反抗組織を追うために旅をしていたから、合流を後回しにして追跡に動き出した。そうすると馬車はアルパ街へと入っていった」
「そのとき、お主の脱獄もあったため夜はアルパ街では厳重に警備が敷かれていた。輸送していた馬車は兵士に出くわさなかったのか?」
「兵士の姿に扮した反抗組織の一員と話しているようだった。それについては、あとで内部調査をしてみてくれ。きっと他にも反抗組織の者が入り込んでいるはずだ」
ポメラの二度目の質問に答えたところで、タナトスは話を続けた。
「それで俺は追跡を続けていくと、やがて二階建ての建物にたどり着いた。その時に追跡がバレて、俺は全員叩きのめしている。おそらくまだ倒れ込んでいるだろうから、すぐに見つけられるはずだ。詳しい場所は分からないが、見張り塔の近くだったのは記憶している」
そう言われては、さすがに今の内に手を打たなければいけない。
アリストは一人の兵士に声をかけて、厳しい口調で命令を飛ばした。
「誰か、巡回の者と連絡をとって確認しな。通路に突っ立っている奴を三人ほど連れて捕縛に行くんだ。早く!」
「は、はい!」
話し声しか聞こえなかった室内が少しだけ騒然として、慌ただしく数人の兵士が動きだした。
荒々しく鳴る足音が建物内に響くなか、アリストはタナトスに視線を向けて冷静に言葉を吐く。
「いいよ。今の話の証拠はこっちでとる。話を続けな」
「あぁ。それでだ。俺は建物を探索していると地下通路を見つけて、侵入した。進んでいくと魔物を入れている檻を見つけて、そこにいた反抗組織を問い詰めた。そいつから聞いた話しによると、アルパ街にも魔物を放とうとしていた事と、魔物を使って実験していることが分かった」
実験という言葉には全員が反応を示した。
まさに目新しい情報に、この場にいる皆が興味をもつ。
当然、ポメラも実験について詳しく説明を求める言葉をかけた。
「実験じゃと?どんな実験をしていたんじゃ?」
「実験とは言っても大したことじゃない。どうも特殊な魔物の血を注入するという実験をしていたみたいだ。血を注入された魔物の多くは強い興奮状態に陥り、中には変異して筋肉の肥大化することもあるそうだ。これがその血だ。何の血かは反抗組織の下っ端も分かっていなかったようで、多くの魔物を知っている俺も分からなかった」
タナトスは説明をしながら服の内ポケットから、赤い血の入った小瓶と注射器を取り出して机の上に置いた。
注射器の針は少し太く、堅い皮膚や鱗を持つ魔物にも挿せるようになっていた。
その話を聞きながら、シャウは心当たりがあることを思い出す。
アスクレピオス街で魔物の騒動があったとき、巨猿の魔物がいた。
はっきり言って魔界大陸にいても遜色ない強さの魔物で、とても反抗組織では捕獲できるものではない。
けれど実験で造りだしたと考えたら、反抗組織が放った魔物だと一応納得はできる。
そう考えているシャウの隣で、ポメラは血の入った小瓶を手に取って眺めた。
それから揺らしては、瓶の蓋を開けて臭いを嗅ぐ。
ポメラの鋭い嗅覚があれば、大抵は血だけでも記憶さえしていれば何の血か分かる。
しかし彼女は首を傾げてしまうのだった。
「特殊な魔物の血じゃと?どちかと言うと、この血の臭いは人間の血に近いような気がするがのう。いや、人間に近いから特殊な魔物の血なのか…。それとも魔物に近い特殊な人間の血なのか……。ふむ…」
どうも分からず、ポメラは少し考え込んでしまう。
そのことにアリストが苛立ちを覚えて、ポメラに強く発言した。
「なんだい、はっきりしないねぇ!意見を言うならしっかりと発言しな!」
「む、すまない。今は私にも分からない。とりあえず臭いは覚えたから、あとで私は私で調べておこう。この瓶と注射器はアリスト殿の方で保管しておいてくれ」
ポメラは小瓶と注射器をアリストに手渡し、受け取った彼女は内ポケットの方へとしまいこんだ。
それを見届けたあと、タナトスは説明を続ける。
「そろそろ話を続けよう。それで更に地下通路を調査をしていくと、やがて上がり階段を見つけて俺は別の建物内部へと出た。そこで、反抗組織の統括者と名乗る人物に出会った」
「どんな人物じゃった?」
「老年の兵役の経験がありそうな黒髪の男性で、目の下に傷があった。名前はリボルト・ウェルミス。ミズキ達が知っている人物に名前と特徴が一致していて、偽名ではなく本名なのは間違いない。そこで俺は捕らえようと動き出したんだが、一人の護衛に邪魔されて逃してしまった。あとは負傷した所をミズキ達に介抱されて、真っ直ぐここまで来たんだ。これで話は全てだ」
これでタナトスの経緯の説明は全て終えた。
今のタナトスの言葉を聞いていたポメラは横目でミズキとスイセンに視線を移しては前に向きなおし、今まではとは違って少しズレた質問をなげかけた。
「一人の護衛に、か。タナトス、お主の実力はアリスト殿もよく知っている。お主ほどの人物が一人の護衛に阻まられるとは考えづらいぞ」
「……護衛の強さは俺でも手を焼くほどだ。はっきり言って、ここにいる誰よりも格段に強いと言ってもいい。仮面を被っていて顔は分からなかったが、剣術に長けた男性なのは間違いない」
格段に強く剣術に長けた男性と聞いて、ポメラだけではなくシャウとアリストもそれぞれ反応を示した。
本当に一瞬で僅かな反応だったが、まるで心当たりがあるようなものに思える。
でも三人とも確信が無いようで口にはせず、ポメラが話し合いに区切りをいれた。
「そうか、分かった。これで以上だそうじゃ。リボルト・ウェルミスについては、私も噂だけなら耳にしたことがある。今は廃墟となっておるが、元はその街の兵士長を務めておったとな。失踪したと聞いておったから戦死したと思っていたが、まさか反抗を企てておったとは」
ポメラはどうも統括者リボルトという人物のことを記憶していたらしく口にするが、シャウとアリストがいまいちな表情をしている所を見ると二人は誰のことか分からないそうだ。
一応名の知られている人物ということで、ミズキ達がリボルトという人物を知っている理由の言及はここでは避けられて、ポメラだけが一人で話していく。
「とりあえず反抗組織の統括者が分かったことは大きい。アリスト殿よ、お主はあとはどうするつもりじゃ?」
「あたいかい?あたいはリール城へ一度戻るよ。反抗組織の実態が見えてきた今、勇者として報告しないといけないからね」
アリストがそう答えたが、ポメラが訊きたいのはそのことではない。
だから彼女は続けて質問をなげかける。
「タナトスはどうする。これだけのことを話してくれたが、まだ敵として扱うのか?」
「……はぁ、当たり前だろ。言っておくがね、どれだけ身の潔白を証明しようと、今は凶悪な指名手配犯には変わりないんだ。これは揺るぎない事実であり、私個人が無罪とか有罪とか判断することじゃないんだよ。だからそいつもリール城まで連れて行く。身の潔白うんぬんの話しはそこでだよ。いいかい。私は正義の神様に代わって裁きはするが、神様に代わって罪を赦すなんてだいそれたことはしないし、それだけは絶対にできない」
正義の勇者アリストが口にしたことは全くもっての正論だった。
アリストが勇者として罪人を裁くことに、すでに全員が承認していることだから誰も意義は唱えないだろう。
しかし勇者として罪人の罪を赦すことは、個人が認めたことに過ぎず全員が承認したことではない。
だからこの場でタナトスの国王暗殺という罪が本当に冤罪だろうと、アリストがどれだけ無罪と認めても消えることではない。
正式な場で確固たる証拠と証明、そして上に立っている者の多くの考慮が必要なのだ。
その証拠と証明のため、タナトス達は旅を続けてきた。
そして今はまだ、証拠と証明の手がかりを掴んだに過ぎない。
つまり今すぐにタナトスをリール城へ連れて行かれるのは、まだ早すぎる。
そのためポメラは内心無駄だと思いつつ、説得を試みた。
「頼む、できれば今だけは見逃してくれないだろうか。反抗組織を追い詰めるには、タナトスの力が必要なんじゃ」
「あのねぇ、あいつの実力は確かに認めるよ。けれど、これ以上は不要だ。あとは私達勇者だけで充分に反抗組織の解体に行動できる。仮に平和の勇者の力が無くても、奇跡の勇者アカネと正義の勇者であるあたいの力があれば……!」
少しずつ言葉が厳しくなって、アリストとの話し合いが過熱し始めたときだ。
突如、全員の鼓膜をつんざくような衝撃音と炸裂音が響き渡った。
室内にいるにも関わらず空気の震えを感じ、続けて二度目の爆音と衝撃が発生して全員の身が|竦んだ。
このことには、さすがにアリストも口を閉ざして目を丸くした。
立て続けによる二度の爆発。
それから建物の通路から、兵士の叫び声が聞こえてくる。
「おい、外で火災が……!」
しかし、突然の出来事はこれだけではなかった。
次に大きな地響きが鳴り、全員が直立できないほどの激しい揺れが街全体を襲う。
揺れは強烈で多くの建物を倒壊させていき、更に第二兵舎にまで大きな影響を与える。
揺れにより椅子と机は倒れて、まるで建物全体が坂道から転がっているみたいだ。
あまりの酷い災害にミズキは叫んだ。
「スイセン、タナトスさん!」
「ミズキ!」
この声を聞いてタナトスは姿勢のバランスを崩していても力づくで体を動かし、ミズキの腕を左手で掴んだ。
そのときだ。
第二兵舎が倒壊し始めていき、同時に足元の異常な浮遊感でタナトスは兵舎が落下していることに気づく。
建物が落下なんてありえない。
いや、地割れだ。
考えられないような巨大な地割れに、兵舎が呑み込まれようとしているんだ。
「くそっ、なんて滅茶苦茶だ!」
もはやできることは悲鳴をあげるか、無意味な叫び声をあげることだけだ。
とっさに対処しなければいけないが、あまりのできごとに全員が動けない。
このままでは全員が建物ごと地割れに呑み込まれて、確実に死んでしまう。
タナトスはこんな危機的状況に何とかしなければと思うが、右腕が動かないためにできることは左手でミズキの腕を掴むことだけだった。
やがて第二兵舎にいた全員の視界は暗闇で閉ざされる。
そして、巨大な爆発による火災と地震と地割れで食の街アルパは崩壊した。
突然すぎる悲劇だった。




