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スキル

歓迎会の料理、めっちゃうまかったです。俺たちの世界よりもレベルの低い世界だと勝手に思っていたのですが、料理がうまい。正確には素材だな。この世界はグルメ界(グルメな食材のある世界というだけで、決して他意はない)とかあるに違いない。

さて、歓迎会では一番強いやつがちやほらされ、美女な王女が出てきて専属メイドのように世話している。

もちろん、俺のそばには誰もいない。食べ放題に来たようにセルフサービスとなっております。

悔しくないです。

俺には知的好奇心があります。

大丈夫、悔しくなんかない。

さて、好奇心が待っている俺にはぴったりの仕事が待っています。

そう、お留守番!!

他のクラスメイトは攻撃手段を持っているのだが、俺にはない。

ゆえにお留守番という名の戦力外通告ですね。

わかります。

とりあえず、図書館でお勉強の時間。

この国を知るチャンス。

ついでに、この世界で何ができるかの研究タイム。


ということで、研究としょうして、色々試し、調べてみたよ。

そして、見つかる大発見。

俺はこの世界の神になる!!

はい、大げさでした。

ごめんなさい。

でも、面白い発見はありました。

スキルというのは、神から与えられた肉体に宿る才能と神から新しく与えられる称号によって得られるものということだ。

このとき、思ったね。俺は神から見放されたかと。

でも、さらに調べてわかったことがあるのだが、これは信じるものは救われる、の精神に近いというか、スキルは多くの生き物の考えに付随するものっぽいんだよ。

これは俺の勘だけどね。

いや、もしかしたらそんなのは関係なしで、この世界の人たちが思考停止で、ただ神を信じているだけなのかもしれない。

だって、俺ってば、新しいスキルを覚えてしまったんだもの。


それが[ステータスオープン]。

わかるよね。

あの鑑定水晶みたいなのを自分で自分に使えるんだよ。

やり方は簡単。

自分のスキルを見たいと念じるだけ。

この世界の人は、才能や称号を見ようとしても、スキルは見てないんだよ。

だって、才能や称号によって得られるのがスキルだと思っているからね。

だけど違ったんだよ。

スキルは才能や称号によって発生するけど、それ以外でも得ることができたんだよ。


かくして、自分のスキルを見ることができるようになった。

これは大きい。

なぜなら、スキルを取得できるようになったからである。

しかも、スキル取得は簡単で、スキルに関係する行動を取れば、スキルを取得できるようになる。

とっても便利だろう?

実験のおかげで俺はだいぶスキル豊富になったよ。


ということで、俺が他の勇者たちが戦闘訓練を行っている間に研究した成果をみてもらおうか。


ステータス

名前 クズマ

才能 錬金術

称号 異世界人・開拓者

スキル [錬金術Lv6(up)][調薬Lv1][鍛冶師Lv1][言語翻訳][身体能力強化Lv1][アイテムボックス] [ステータスオープン(new)][体術Lv1(new)][鑑定Lv3(new)][窃盗Lv2(new)][聞き耳Lv5(new)][忍び足Lv3(new)][隠密Lv6(new)][夜目Lv6(new)][逃げ足Lv2(new)][跳躍Lv1(new)][気配察知Lv6(new)][空間認識Lv2(new)]


どうよ。

このたくさんのスキルは、すごいだろう?

うん、こんな犯罪者みたいなスキルになったのは仕方がないんだよ。

部屋でできることは少ないんだよ。

頑張って柔道の真似事をしたり、ジャンプをしたり、泥棒みたいに動いたり、頑張った結果がこれですよ。

使えるスキルだけどね。

気配察知に関しては、便利だよ。

部屋で1人ハッスルしているときも、これがあれば大丈夫だからね。

でも、人が来るという緊張感を気配察知で感じながらするのもドキドキしてごにょごにょ……

まあ、これも好奇心のせいだよ。

好奇心の。

俺は悪くない。

いくつかスキルにレベルがないやつは、使っていても育たないやつらしいね。

あと、最後の空間認識はマップ作成みたいなスキルだね。

これと気配察知があれば、どこに誰がいるかがわかるという便利仕様ですよ。

気配察知した人が廊下を歩いている姿を想像していたら、スキル取得できちゃったのさ。

窃盗スキルはあるけど、盗みはしていないと言っておこう。

勝手に図書館から本を借りてきただけです。

俺は悪くない。


さて、スキルが増えてきたことだし、そろそろ冒険に出るのも良いよね。

城の中にいるのも、もう飽きてきたし。

それに、隠密スキルがパッシブスキルではないはずなのに、最近城の人たちからスルーされるようになってきたんだよね。

もうさ、ここにいるの辛いんだよ。

いや、慣れているけどね。

うん。きっと全部隠密スキルさんのせいです。

そういうことにしておきます。


とりあえず、スキル取得までのお話。

召還されてから10日以上経っています。

でも、細かいことは書かなくても良いよね。

書きたいことだけ書くぞーって感じでこうなっています。

もっとスキルを覚えてもいい気もするけど。

とりあえず、こんな感じで、

次からは、ステルスヒーロー

空気のような主人公の冒険が始まります。たぶん

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