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教皇庁に禁書指定されたジャンヌ・ダルク伝  作者: しんの(C.Clarté)
上巻・第二章 声

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2.4 聖ミカエルの約束

 大天使・聖ミカエル(ミシェル)は約束を忘れなかった。

 聖カタリナ(カトリーヌ)と聖マルガリータ(マルグリット)は、彼が言ったとおりに現れた。

 最初の訪問で、若い農民のジャンヌは「神が望む限り処女を守る」と彼女たちに誓った。[278]


 このような約束に何か意味があるとすれば、ジャンヌは当時何歳だったとしても、もう子供ではなかったのかもしれない。

 天使と聖女たちが最初に現れたのは、ジャンヌが女性としての入り口に立つ直前、つまり「子ども」から「大人の女性」になるかどうかという時期だったと思われる。[279]


 聖女たちはすぐにジャンヌと親しい関係になった。[280]

 毎日、時には一日に何度も村にやって来た。


 天から降り注ぐ光の中に現れた彼女たちは、女王のように輝き、頭に黄金の冠をかぶり、豪華で貴重な宝石を身に着けているのを見ると、ジャンヌは敬虔に身を乗り出し、頭を低く垂れて十字を切り、深々とお辞儀をした。[281]


 聖女たちは尊い血筋の淑女だったので、ジャンヌの挨拶に応えた。


 それぞれに独自の挨拶のやり方があり、ジャンヌはこのやり方で一人一人を区別した。なぜなら、彼女たちの顔はまばゆい光で輝いているため、まぶしくて見ることができなかったからだ。


 聖女たちは、地上に生まれた友人が彼女たちの足に触れ、衣服の裾にキスをし、彼女たちが放つ甘い香りを夢中で吸い込んで陶酔することを、快く許してくれた。[282]

 聖女たちはジャンヌに丁重に話しかけた[283]。ジャンヌにはそう思えた。

 また、聖女たちはこの卑しい身分の乙女を「神の娘」と呼び、ジャンヌに「善良な生活を送り、教会に行くように」と教えた。


 聖女たちは毎回何か新しいことを言うわけではなかったが、頻繁にやって来て、ジャンヌが喜ぶようなことを話した。聖女たちが姿を消すと、ジャンヌは彼女たちが踏みしめた地面に熱烈に唇を押し当てた[284]。


 ジャンヌはしばしば、教会の敷地に近い小さな庭で天界の女性たちを迎えた。

 泉の近くでも彼女たちに会い、しばしば彼女たちは、天の仲間に囲まれて小さな友人ジャンヌの前に現れることさえあった。


 イザベルの娘ジャンヌは、よくこう言っていた。


「天使がキリスト教徒のところに降りてくるとき、いつも姿を見せないのに、私には見えるのよ」[285]


 森の中、葉っぱが軽やかにざわめく中で、特に朝晩の祈りの鐘が鳴ったとき、ジャンヌはその甘い言葉を最もはっきりと聞いた。

 ジャンヌは、彼女たちの声が混ざり合う鐘の音が大好きだった。


 そのため、教区の司祭(墓守)ペラン・ル・ドラピエが、夜9時に鐘を鳴らすのを忘れたとき、ジャンヌは彼の怠慢を責め、義務を果たしていないと叱りつけた。

 ジャンヌは、これからも鐘を鳴らすことを忘れなければお菓子をあげると彼に約束した。[286]


 ジャンヌはこれらのことを司祭に何も話さなかった。

 ある優れた神学者によると、これはジャンヌを非難する理由になる。だが、他の同様に優れた神学者によると、ジャンヌを称賛する理由になるという。


 なぜなら、私たち(一般信徒)は信仰の問題について教会の高位聖職者に相談することになっているが、その一方で、聖霊の恩寵が注がれているところには完全な自由が支配しているからである。[287]


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