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異世界魔女、お礼の手紙を読む

「あ、先生ポストに郵便入ってましたから置いておきますね」


「ありがとう、アキナ」


 机の上に置かれた封筒を開けて読んだ。


 最初は文字を認識するのに大変だった。


 なんせ日本には漢字やひらがな、カタカナ、英語といくつもの言語があるのだから。


 幼い頃から王妃教育で厳しい指導を受けていたから頭の良さには自信あったけど最初は頭から湯気が出そうになるくらい大変だった。


 まぁ覚えてみれば後はすぐに読み書きは出来るようになった。


「依頼の手紙ですか?」


「違うわ、お礼の手紙よ。 こないだのDVに悩んでいた……」


「あぁっ! あの痣だらけのっ! あの人無事に逃げれたんですね」


「そりゃあターゲットを完膚なきまでに叩きのめしてやったからね」


 勿論物理では無く経済的精神的にだが。


 証拠は十分取れたし警察に突き出す事も可能だったが相手が逆ギレしてくる可能性もある。


 だから、ちょっと精神に介入して大人しくさせた。


 何をやったか、というと幻影魔法を使って依頼人にやって来た暴力や暴言をターゲットにそのままお返ししてやった。


 それをほぼ毎日してやったら呆気なく精神崩壊を起こして大人しくなった。


 おかげで慰謝料の交渉もやりやすくなった、と担当した弁護士が笑って言ってた。


「先生は容赦無いですよね」


「そりゃそうよ、悪人に情けは無用よ」

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